JPS61161939A - 電機子コイル用鉄心の製造方法 - Google Patents

電機子コイル用鉄心の製造方法

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JPS61161939A
JPS61161939A JP188685A JP188685A JPS61161939A JP S61161939 A JPS61161939 A JP S61161939A JP 188685 A JP188685 A JP 188685A JP 188685 A JP188685 A JP 188685A JP S61161939 A JPS61161939 A JP S61161939A
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armature
coil
iron core
core
permanent magnet
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Kiyonori Fujisaki
藤崎 清則
Toshio Kobayashi
寿夫 小林
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/54Disc armature motors or generators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、電機子コイル用鉄心の製造方法に係り、特に
磁性材料からなる薄板が渦巻状に積層され、電機子コイ
ルの中心角と等しい中心角を有する扇形の形状を持った
電機子コイル用鉄心の製造方法に関する。
従来技術 最近、小型モータは玩具、電子機器、精密機器等に広く
使用されているが、例えば携帯用ステレオカセットテー
プレコーダ等について益々小型化及び高性能化が要求さ
れるに至っていることから、超薄形かつ高出力の小型モ
ータが必要とされるようになって来た。
そこで従来、小型モータの構造として、コイルの巻線が
複雑であるため電機子の小型化の困難なスロット形モー
タを避けて、電機子の小型化、軽量化が比較的容易なム
ービングコイル形モータを採用することが多くなってい
る。ところが、ムービングコイル形モータの電機子コイ
ルは中空であるため保磁力が小さく、発生する磁束密度
も低いので、フェライト系永久磁石を用いたのでは所定
の回転力を得ることができず、サマリウムコバルト系永
久磁石等磁束密度の大きい非常に高価な材料を用いなけ
ればならないという欠点があった。
このため、本願発明者が、偏平形3コイル式2極モータ
の61以下程度の超薄形化を図ろうと試作実験を重ねた
ところ、フェライト系磁石と中空の電機子コイルという
組合せでは、実用となるような回転力が得られなかった
。そこで本願発明者は、電機子コイルの中空部分に注目
し、該中空部分に磁束を集中させるための鉄心を挿入し
、しかも該鉄心は、より保磁力を高めるため薄板を積層
して形成する方がよいという着想を得た。
目  的 本発明は、上記した従来技術の欠点を除くと共に、上記
着想を実用化するためになされたものであって、その目
的とするところは、偏平形モータの電機子コイル用の鉄
心を、磁性材料からなる薄板を渦巻状に形成し、次いで
型によってプレスして電機子コイルの中心角と等しい中
心角を有する扇形となす方法により製造することによっ
て、電機子コイルの磁束の集中に必要な、薄板を透磁方
向と平行に積層した保磁力の高い鉄心を容易に製造する
ことができるようにすることである。また他の目的は、
フェライト系の安価な永久磁石を使用しても回転力の強
い小型偏平形モータが製造でき、またサマリウムコバル
ト系等の高価な永久磁石を使用した場合にはより超薄形
化又は高出力化が可能となるようにすることである。
構成 要するに本発明方法は、電機子の構造を偏平の平板状と
し、該電機子の軸方向側面にエアギャップを介して界磁
用永久磁石が該電機子に対向して配設されるようにした
偏平形モータの前記電機子コイルに用いる鉄心を製造す
る方法において、磁性材料からなる薄板を心金に渦巻状
に巻き付けて断面円形の鉄心コイルを形成し、該鉄心コ
イルから前記心金を抜き取り、次いで該鉄心コイルを前
記電機子コイルの極数に応じた中心角と同一の角度のV
字形溝を有する第1プレス型と円弧状凹面を有する第2
プレス型とで挟圧し、前記電機子コイルの中心角に等し
い中心角を有する扇形の鉄心となすことを特徴とするも
のである。
本発明に係る偏平形モータ1は、第1図及び第2図に示
すように、電機子2の構造を偏平の円板状とし、該電機
子の軸方向側面にエアギャップ3を介して界磁用永久磁
石4が該電機子2に対向して配設されるようにしたもの
であって、界磁用永久磁石4と、ブラシ取付装置5と、
モータケース6.7と、電機子コイル用鉄心9と、平形
コンミュテータ10と、回転軸11と、スラストワッシ
ャ12と、磁性材料からなる取付機13を主要部として
構成されている。
まず第1図から第6図により偏平形モータ1用の界磁用
永久磁石4について説明すると、該永久磁石4は複数、
例えば2つに分割されており、分割された各永久磁石片
14の半径方向の端部14aをなす分割Hit +が電
機子2の回転中心0からの法線I12に対して非平行状
態に、即ち非放射状に形成されている。そしてこのよう
に2つの永久磁石片14の分割線N、は、例えば互いに
平行をなし、各永久磁石片14間に同一幅の平行溝15
が形成されるように構成されている。
また永久磁石片14の数は2つに限定されるものではな
く、例えば第5図に示すように、永久磁石4の永久磁石
片14は、4つに分割することも勿論可能であり、この
場合においても各永久磁石片14の端部14aをなず分
割線11は電機子2の回転中心Oからの法線12に対し
て非平行状態に形成されており、即ち該分割線β、は電
機子2の回転中心Oから非放射状に形成されている。そ
して第3図に示す永久6n石4と同様に平行溝15が縦
横に形成される。従って、永久磁石4はいくつに分割さ
れたとしても各永久磁石片14の分割線x + は電機
子2の回転中心Oに対して常に非放射状に形成されるこ
とになる。
このように、永久磁石4の各永久磁石片14の分割線を
非放射状に形成したのは、電機子2が電気位置を通過し
て永久磁石片14の磁場に入り込む際における磁束分布
の急激な変化を防止するためであって、これによって回
転トルク変動の減少を図ったものである。
次に、第1図から第6図を参照して偏平形モータ1のブ
ラシ取付装置5について説明すると、該ブラシ取付装置
においては、分割された各永久磁石片4の間に形成され
た平行溝15内に、一端18aに取り付けられたカーボ
ンブラシ19がコンミュテータ10に接触するようにし
たブラシ18が収容されており、永久磁石4の板厚内に
該ブラシが収まるように構成されている。ブラシ18の
ブラシ用ばね20は、ビス21及びナツト22により磁
性材料からなる取付板13を貫通して絶縁体24及び絶
縁材からなるワッシャ25を介してモータケース7に固
定されており、ナツト22は端子26をモータケース7
に固定している。
そして該端子26にはリード線27が接続されるように
なっている。
取付は板13は、鉄板で円板状に形成されており、その
中心部には回転軸11用の軸受28が固着されていて、
該軸受けにより回転軸11の一端11aが支承されるよ
うになっている。このように、本発明に係るブラシ取付
装置5においては、ブラシ18が永久磁石4の平行溝1
5内に完全に収まってしまうので、該ブラシ取付用のス
ペースを別途設ける必要がなく、この結果偏平形モータ
1の厚さをその分だけ減少させることができるようにし
たものである。
平形コンミュテータ10は、絶縁体30を介して回転軸
11に固着されており、該コンミュテータは例えば図面
に示すように電機子2が3極の場合には、絶縁体30に
より円周方向に3分割されている。そして該絶縁体の間
には例えば導電性の良好な銅板又は銀合金板からなる導
電板31が取り付けられている。そして該導電板に対し
てブラシ18のカーボンブラシ19が押圧されて接触し
、その表面を摺動するようになっている。
次に、偏平形モータlの電機子2について第1図、第2
図、第7図及び第8図により説明する。
電機子2は、鉄心9に導電線又は導電箔33を所定回数
巻き付けてなる複数の電機子コイル34の永久磁石4例
の表面34aに、該電機子コイル34ごとに磁性材料か
らなる分割板35が貼着されており、電機子コイル34
の裏面34bには、磁気回路を形成するための磁性材料
からなる円板36が各電機子コイル34にまたがって貼
着されている。そして該円板36はコンミュテータ10
の′4fA縁体30と一体的に固着されて回転軸11に
圧入固着されている。なお分割板35及び円板36の磁
性材料としては、例えば鉄板が用いられる。このように
電機子コイル34の表面34a及び裏面34bに分割板
35及び円板36を貼着したのは、永久磁石4及び取付
+7i13と電機子2間において磁気回路が形成される
ようにするためである。従って、円)反36とモータケ
ース6の内面6aとの間の空間38は磁気回路とは全く
無関係となっており、またモータケース6.7も磁気回
路とは全く無関係となっている。
鉄心9は、磁性材料からなる薄板39を巻き付けて形成
したものであって、中実の鉄心に比べて保磁力を増大さ
せるようにしたものである。
なお電機子コイル34を構成する導電線又は導電箔33
について比較すると、例えば導電線が671ターン巻け
たとすると、導電箔の厚さを例えば20μとした場合に
は同一の容積で855ターン巻くことができ、導電線に
比べて容積の占有率が向上し、この結果効率を導電線の
場合に比べて30%増大させることができる。従って超
小型の偏平形モータlにおいては、導電箔を用いた方が
より強力な出力を得ることができる。
次に第7図により電機子コイル34の結線について説明
すると、デルタ結線の場合には各電機子コイル34の導
電線又は導電箔33の巻き始めSを図中反時計方向側の
、コンミュテータ10の導電板31の端子31aに接続
し、その巻き柊りEを時計方向側の、導電板31の端子
31aに接続する。以下同様に結線することによってコ
ンミュテータ10と各電機子コイル34とが電気的に接
続される。
次に電機子コイル34用の鉄心9について説明する。第
9図から第12図において、該鉄心9の製造方法につい
てまず説明すると、第9図に示すように磁性材料、例え
ば鉄板からなる薄板39を芯金40に対して矢印Aで示
す如く巻き付ける。
この場合薄板39の一端39aは芯金40に形成された
溝40aに係止され、これによって芯金40を回転させ
て薄板39を巻き付けるようになっている。この芯金4
0は例えば直径が1.5龍程度の鉄棒を用いる。このよ
うに芯金40に薄板39を渦巻き状に巻き付けて第1O
図に示すような断面円形の鉄心コイル41を形成し、該
鉄心コイルから芯金40を抜き取り、ついで該鉄心コイ
ルを電機子コイル34の極数に応じた中心角θと同一の
角度の溝51aを有する第1プレス型51と、円弧状凹
面52aを有する第2プレス型52とで挟圧し、電機子
コイル34の中心角θに等しい中心角を有jる扇形の鉄
心9とするものである。
実際には第1プレス型51をプレスの下型とし、第2プ
レス型52をプレスの上型として、第10図に示すよう
に第2プレス型52を第1プレス型51上に載置された
鉄心コイル41に対して矢印Bの如く下降させて第11
図に示す如く両プレス型51.52によって鉄心コイル
41を挟圧し、第12図に示すような鉄心9を製造する
ことができる。なおこの鉄心9の製造方法は、仕上り状
態における鉄心9の幅と同一幅の狭い薄板39を用いて
製造することもできるが、より能率的にこれを製造する
には、仕上り状態の鉄心9の幅よりも相当広い幅を有す
る薄板39を芯金40に巻き付けて第11図のように挟
圧して成形し、しかる後にこれを仕上り状態において要
求される幅に切断するようにしてもよい。
このようにして完成した鉄心9は電機子コイル34を製
造する場合には、該鉄心9のまわりに導電線又は導電箔
33を巻き付けてもよく、また空芯状態で巻かれた電機
子コイル34の中に該鉄心9を挿入するようにしてもよ
い。いずれにしても中実の鉄心を用いるよりも、このよ
うに薄板39が積層された状態の鉄心9を用いた方が保
磁力がはるかに強く、電機子2から非常に大きな回転力
を引き出すことができる。
次に、第2図及び第14図から第18図によりモータケ
ース6及び7についた説明する。本発明に係る偏平形モ
ータ1においては、上記したように、磁気回路が永久磁
石4及び取付板13と電機子2のみで形成されているた
め、モータケース6.7は磁気回路から除外されており
、該モータケース6.7には非鉄材料、例えば合成樹脂
を使用可能となっている。ただしモータケース6.7に
合成樹脂を用いると、偏平形モータ1から発生するノイ
ズを吸収するのが困難で、微弱な電流を使用する電子機
器においてはノイズが発生するおそれがあるので、該モ
ータケース6.7にはノイズ防止用の磁性材料粉、例え
ば鉄粉を混入した合成樹脂を用いることが望ましい。
次に、モータケース6.7の構造について説明すると、
第14図から第18図に示すように、モータケース7は
、円形に形成され、その壁面7aには座ぐり部7bが形
成されており、また大径部7Cに連続する小径部7dに
は、円周方向及び軸方向に屈曲したL字形の溝7eが一
対形成されている。そして小径部7dの内面には取付板
13の外周が嵌入されるようになっている。
モータケース6は、モータケース7と同様な形状に形成
されており、その内周はモータケース7の小径部7dに
嵌入するようになっており、一対設けられた突起6eが
モータケース7のa7eに係合して互いに円周方向にね
じることによって固定されるようになっている。そして
モータケース6の中央部には穴6bが形成されており、
液穴には回転軸11の軸受け53が固着されている。
作用 本発明は、上記のように構成されており、以下その作用
について説明する。まず本発明に係る偏平形モータlの
組立について説明すると、コンミュテータ10の外径は
永久磁石4の各永久磁石片14により形成される平行溝
15の幅よりも小さく設定されており、該コンミュテー
タIOの円筒部 10aは円板36の円筒状の突部36
aに嵌入されて互いに固着される。一方電機子コイル3
4と鉄心9とが組み合わされて、これに分割板35が貼
着され、このような状態で電機子コイル34の裏面34
bに円板36が貼着される。これによって、電機子コイ
ル34と分割板35と鉄心9と円板36とコンミュテー
タ10と回転軸11とが一体化されて各結線がなされ、
電機子2が完成する。
そして回転軸11が円板36及びコンミュテータ10に
圧入されて電機子2に対して該回転軸が固着される。
6方モータケース7には取付板13が組み付けられて、
ビス21がモータケース7を貫通して外部に突出し、該
モータケース7の外部からナツト22によって端子26
が取り付けられ、これと同時にブラシ18がビス21に
よって絶縁体24及び25を介して取付板13に固定さ
れる。なおケース7が導電材料で製作される場合には、
端子26及びビス21とケース7との間に絶縁体(図示
せず)を配設する必要がある。そしてカーボンブラシ1
9はコンミュテータ10に対向することとなり、工亥カ
ーボンフ゛ラシ19はフ″ラシ用ばね20によって弾発
力を与えられている。
このようにしてブラシ20及び取付板13がモータケー
ス7に取り付けられると、次いで永久磁石4の各永久磁
石片14が取付板13に固着され、次いで回転軸11と
一体となった電機子2が第2図において左方から挿入さ
れると、回転軸11の一端11aは取付板13の軸受2
8に挿通されて支持される。なお、各永久磁石片14は
、先に取付板13に固着しておいてもよい。
この場合において、コンミュテータ10は平形であるた
め図中右方で待ち受けているカーボンブラシ19に対し
て側方から軽く押圧されるだけで該ブラシに対する組付
けが完了し、円筒形のコンミュテータ(図示せず)に比
べて組付けが非常に容易である。
このようにしてモータケース7に電機子2が組み付けら
れると、モータケース6が回転軸llにその軸受け53
によって案内されて挿入され、モータケース7に組み付
けられる。この場合において、モータケース6の突起6
eはモータケース7の溝7eに嵌入し、モータケース7
に対してモータケース6を第2図中時計方向に回転させ
ることによって該突起6eと溝7eとが係合関係となり
、モータケース6.7は互いに固着され、偏平形モータ
1の組立が完了する。
以上のように、本発明に係る偏平形モータ1の組立は非
常に簡単であり、かつ永久磁石4の板厚内にブラシ18
が収容されてしまうため、該ブラシを収容するためのス
ペースを別途設ける必要がないので、偏平形モータ1は
非常に薄くすることができ、例えばモータケース6.7
の組立て状態において該偏平形モータlの厚さを5.2
龍まで薄くすることが可能であり、超薄形の偏平形モー
タ1を実現することができる。
次に、このようにして組み立てられた偏平形モータ1の
特性について説明すると、まず永久磁石4については、
各永久磁石片14の分割線11が非放射状となっている
のに対して、電機子2の各電機子コイル34の端部34
cを構成する分割線13が電機子2の回転中心Oに対し
て放射状に形成されており、法線β2と平行であるため
、第3図に示すように、矢印Cの如く該電機子コイル3
4が回転すると、該電機子コイル34の端部34cはま
ず永久磁石片14の外周端部14bから該永久磁石片1
4の磁場に入り始め、該端部34Cと分割線!、との交
点Pが次第に内部に移動しながら電機子コイル34が永
久磁石片14の磁場に吸引されて行く形となる。このた
め電機子コイル34が電気位置を通過する際において磁
束密度の変化が急速とならず、この結果電機子2に対す
る変動トルクが小さくなり、該電機子の回転むらが減少
する。このことは第5図に示すように永久磁石片14を
4個設けた場合においても全く同様である。
また上記したように、本発明に係るブラシ取付装W5に
おいては、ブラシ18が磁石4の板厚内に収められてい
るため、偏平形モータ1の厚さtを極めて薄<、例えば
t=5.2ms程度にすることができるが、このように
薄形化した分だけ例えば永久磁石4の厚さを増すか又は
電機子2の厚さを増すことにより従来と同一の厚さの偏
平形モータであれば、従来のものよりはるかに強力な回
転力を得ることができることは言うまでもない。そして
該ブラシ取付装置5によって偏平形モータ1を非常に薄
形化することができるため、カセットテ・−プの幅だけ
の厚さのステレオカセットテープレコーダを十分に実現
することができ、またそれに必要とされる高出力を発生
させる偏平形モータ1を提供することができるものであ
る。
次に、本発明に係る電機子2においては、電機子コイル
34の表面34aに磁性材料からなる分割板35が夫々
貼着され、またその裏面34bには磁性材料からなる円
板36が貼り付けられているため、永久磁石4及び取付
板13と電機子2との間において閉じた磁気回路が形成
され、永久磁石4及び電機子2から発する磁束はすべて
この磁気回路内を循環することとなり、永久磁石4と分
割板35とのエアギャップ3の精度を向上させることに
より、該エアギャップを非常に狭くすることができ、こ
れによって強力な回転力を得ることができる。また電機
子2とケース7との間の空間38は磁気回路に関しては
全く無関係となるため、この空間の寸法管理を厳重に行
う必要は全くなくなり、従来のこの空間をエアギャップ
として用いたフェライトマグネットモータに比べてはる
かに強力な回転力を得ることができる。
従って本発明に係る偏平形モータ1においては、従来の
この種のモータにおいて用いられていたサマリウムコバ
ルト系磁石又はこれに匹敵する強力な永久磁石を用いる
ことなく、安価なフェライト系の永久磁石4を用いても
、これらの極めて高価な永久磁石を用いた場合と同様な
高出力を得ることができるのである。
またモータケース6.7が磁気回路に用いられないこと
となったため、該モータケースは鉄を用いても勿論よい
が、鉄以外の任意の材料、例えば各種の合成樹脂で作る
ことができ、その色彩やデザインを自由に変更すること
もできる。また該合成樹脂にノイズ防止用の磁性材料粉
、例えば鉄粉を混入することによって偏平形モータ1か
らノイズが発生して電波障害を生じさせるというような
欠点を完全に防止することができる。
効果 本発明は、上記のように構成され、作用するものである
から、偏平形モータの電機子コイル用の鉄心を、磁性材
料からなる薄板を渦巻状に形成し、次いで型によってプ
レスして電機子コイルの中心角と等しい中心角を有する
扇形となす方法により製造することによって、電機子コ
イルの磁束の集中に必要な、薄板を透磁力向と平行に積
層した保磁力の高い鉄心を容易に製造することができる
効果が得られる。また本発明方法により製造された鉄心
を用いることでフェライト系の安価な永久磁石を使用し
ても回転力の強い小型偏平形モータが製造できる効果が
あり、またサマリウムコバルト系等の高価な永久磁石を
使用した場合にはより超薄形化又は高出力化が可能とな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図は偏平形モータの
完成状態における部分縦断面図、第2図は偏平形モータ
の分解斜視図、第3図は2分割された界磁用永久磁石と
回転状態における電機子との相互関係を示す正面図、第
4図は第3図に示すものの平面図、第5図は4分割され
た永久磁石と回転状態における電機子の相互関係を示す
正面図、第6図は第5図に示すものの平面図、第7図は
第1図の■−■矢視電機子の円板を省略した状態におけ
る正面図、第8図は第7図の■−■矢′g4.′#i断
面図、第9図から第11図は電機子コイル用鉄心の製造
方法に係り、第9図は薄板を芯金に巻き付ける状態を示
す斜視図、第10図は断面円形に完成した鉄心コイルの
プレス工程の前段を示す正面図、第11図は同じくプレ
ス工程の後段を示す正面図、第12図は完成した電機子
コイル用鉄心の斜視図、第13図はモータケース7の内
側から見た正面図、第14図は第13図に示すものの平
面図、第15図は第13図に示すものの縦断面図、第1
6図はモータケース6を内側から見た正面図、第17図
は第16図に示すものの平面図、第18図は第16図に
示すものの縦断面図である。 1は偏平形モータ、2は電機子、3はエアギヤノブ、4
は界磁用永久磁石、9は鉄心、34は電機子コイル、3
9は薄板、40は心金、41は鉄心コイル、51は第1
プレス型、51aはV字形溝、52は第2プレス型、5
2aは円弧状凹面、θは中心角である。 特許出願人   藤 崎 清 則 小林寿夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電機子の構造を偏平の平板状とし、該電機 子の軸方向側面にエアギャップを介して界磁用永久磁石
    が該電機子に対向して配設されるようにした偏平形モー
    タの前記電機子コイルに用いる鉄心を製造する方法にお
    いて、磁性材料からなる薄板を心金に渦巻状に巻き付け
    て断面円形の鉄心コイルを形成し、該鉄心コイルから前
    記心金を抜き取り、次いで該鉄心コイルを前記電機子コ
    イルの極数に応じた中心角と同一の角度のV字形溝を有
    する第1プレス型と円弧状凹面を有する第2プレス型と
    で挟圧し、前記電機子コイルの中心角に等しい中心角を
    有する扇形の鉄心となすことを特徴とする電機子コイル
    用鉄心の製造方法。
JP188685A 1985-01-09 1985-01-09 電機子コイル用鉄心の製造方法 Pending JPS61161939A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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