JPS61159232A - エキスパンドグレ−チングの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は橋梁等の床張、歩廊や階段の踏板、１１１１溝
用溝蓋、窓格子まだはフェンスその他に使用されるエキ
スパンドグレーチングを金属板素材の一連の加工によっ
て製造する方法に関するものである。

（従来技術） 従来、上記用途に使用される格子状のグレーチングは、
平鋼材、棒鋼材等からなる縦桟を並列（平行）に組み、
該各縦桟同士を同じく棒鋼材等の連結材で溶接結合する
ことによって製造している。

しかしこの従来製法によるとつぎのような欠点があった
。

（イ）溶接個所、それも細部の溶接個所が多いため、溶
接コストが高くつき、これが製造コストを押し」二げる
。

（ロ）機械による連続生産および生産の自動化が困難で
、量産性に劣る。このため、製造コストが益々高くなる
。

（ハ）　溶接が必須となり、したがって溶接が可能な材
料ということで、材料に制限を受けるため、出来上がり
グレーチングの用途が限定される。

に）材料による溶接性の良否、それに同一材料でも溶接
の良否によって品質にばらつきが生じやすい。

（ホ）　出来上がりグレーチングの強度面でも、とくに
斜め荷重に対して弱く、たとえばその上でトラック等の
重量車が急ブレーキをかけた場合に、縦桟が将棋倒しに
転倒するといった破損を起こしやすい。

（発明の目的） そこで本発明は、グレーチングを、金属板素材の曲げ、
圧縮等の一連の加工により、溶接を用いないで連続生産
でき、これにより生産の自動化、量産性の向−ヒそして
コストの大幅な低廉化、さらに品質の均一化を実現でき
、しかも強度的にすぐれたグレーチングを得ることがで
きるエキスパンドグレーチングの製造方法を提供せんと
するものである。

（発明の構成） 本発明の特徴とするところは、複数の平行な縦桟が隣り
合うもの同」＝連結されてなる格子状のグレーチングを
製造する方法であって、金属平板全波形に曲げ加工して
波板状の一次加工品を得る曲げ工程と、この一次加工品
を波形の方向（Ｃ圧縮して、隣り合う曲げ面同士が密着
せる角柱状ないしは厚板状の二次加工品を得る圧縮工程
と、この二次加工品の表裏両側にあらわれた折り目部分
を所定位置において所定長さ範囲に亘り当該折り目に清
って切除することにより、上記互いに密着した曲げ面が
当該切除部分のみで分離された半成品を得る切削工程と
、この半成品を、」−記切削工程による切除部分が六角
形の網目状に展開され、非切除部分が２重曲げ構造のま
ま残されるように上記圧縮工程における圧縮方向と反対
方向に展伸させる展伸工程とによって、上記２重曲げ構
造のプレート部と上記六角形の網目部分とを連続して有
する複数の平行な縦桟が、隣り合うもの同士圧いの網目
部分で連結されてなる格子状グレーチングを得るエキス
パンドグレーチングの製造方法、に存する。

（実施例） 図において、Ａは原素材としての金属平板、Ａ１は該平
板Ａを波形に曲げ加工してなる一次加工品、Ａ２はこの
一次加工品Ａ１に圧縮加工を施してなる二次加工品、Ａ
５は該二次加工品Ａ２にさらに切削加工を施してなる半
成品、Ａ４はこの半成品Ａ３を展伸させた完成品として
のエキスパンドグレーチングである０ 上記一次加工品Ａ１は、金属平板Ａを、第１図（イ）に
示すロール式波形曲げ加工機（波板製造機）１により幅
方向に波形に曲げ加工して得られる（曲げ工程）。

二次加工品Ａ２は、この波板状の一次加工品Ａ１ヲ、第
１図（ロ）に示す圧縮ロール２によって、隣り合う曲げ
面ａｌ　　ａ同士が密着し全体として角柱状ないしは厚
板状となるように波形の方向に圧縮することによって形
成する（圧縮工程）。

そして、この二次加工品へ矛用途等に応じた所定の長さ
に裁断したうえで、表裏両側にあらわれた折り目り＋ｃ
部分を、所定位置において使用目的（機能、デザイン、
強度）に応じた所定長さ範囲に亘り、第１図（ハ）の切
削装置乙によって切除することによシ、半成品Ａ６を得
る（切削工程）。

上記切削加工は、表裏の折り目ｂ＋　　ｃ部分に対し互
いに逆に近い関係をもって、かつ一部表裏重合する関係
をもって施す。すなわち、第２図において、ｄｌは表側
切除部分、ｄ２は同非切除部分、ｅｌは裏側切除部分、
ｅ２は同非切除部分で、裏側切除部分ｅ１は、表側非切
除部分ｄ２に対応する部分プラス、表側切除部分ｄ１の
一部に対応する部分に亘って設ける。ｆは表裏共通の切
除部分、ｇは表１則単独での切除部分、ｈは裏側単独で
の切除部分である。このような切削加工を施すことによ
り、互いに密着した曲げ面ａ・・が上記表裏の切除部分
ｄ１゜＝　６− ｅｌのみで分離される。

１〜か１〜て、この半成品Ａ口を、第１図に）に示すス
パイラルロール４によって上記圧縮工程における圧縮方
向と逆方向に展伸させることにより、第６図に示すグレ
ーチングＡ４が構成される。スパイラルロール４は、周
方向に清って厚みが漸増し、該ロール４を半成品Ａ３の
隣り合う曲げ面ａ、ａ間で回転させることによ−３て、
該曲げ而ａ＋　　ａが展伸力により上記切除部分ｄ１＋
ｅ１で切離され展開される。この結果、隣り合う曲げ面
ａ、　　ａが密着した２重曲げ構造の′−！まのプレー
ト部Ｐと、六角形の網目部分Ｎとを連続して有する縦桟
Ｑが一定間隔置きに複数列平行に配置され、かつ該各縦
桟Ｑが隣り合うもの同士圧いの網目部分Ｎで一体に連続
してなる格子状のグレーチングＡ４が構成される。

なお、第２図と第６図の対応関係を詳述すると、第２図
における裏側単独切除部分１］（表側非切除部分ｄ２）
が第３図のプレート部Ｐとなり、表１１１１１単独切除
部分ｇ（裏側非切除部分ｅ２）が第５図の網目部分ＮＫ
おける連結面部Ｎ１、表裏共通切除部分子が同網目部分
Ｎの斜面部Ｎ２となる。

こうして製作されたグレーチングＡ４は、用途に応じ所
定の形状に整えられ枠付けされて製品となる。なお、上
記説明では第１図（ハ）の圧縮工程の後で、得んとする
グレーチングサイズに応じて裁断するようにしだが、上
記枠付けの段階、まだは一次加工品Ａ１もしくは原材料
たる金属平板Ａの段階でこの裁断を行なうことも可能で
ある。また、枠付は前、あるいは半成品Ａ５の状態で現
地に輸送し、枠付け、あるいは第２図から第６図への展
沖さえをも現地で行なうことも可能である。

ところで、このグレーチング形状、すなわち各縦桟Ｑ・
・におけるプレート部Ｐと網目部分Ｎの長さ配分、およ
び網目部分Ｎの形状は、用途等に応じて種々多様に変更
可能である。具体的には、第２図の半成品Ａ口とする段
階で、裏側単独切除部分りの長さの大小選択によってプ
レート部Ｐの長さを大小変化させることができる。また
、網目部分Ｎの形状は、表裏共通切除部分子の長さ、ま
たは表側単独切除部分ｇの長さの選択によって種々選択
することができる。そのバリエーションの一部として、
第６図および第７図に、とくに扉、フェンス用として好
適する形状例を示している。

一方、」二記曲げ、圧縮、切削、展伸の各加工を行なう
具体的手段（各加工機械）は、上記実施例で例示したも
の以外に種々変更可能である。

（発明の効果） 本発明によるときは、上記のように金属板の連続的な加
工によってグレーチングを製造することができるため、 （］）溶接が一切不要となる。

（２）機械による連続生産、自動生産が可能で量産性が
向上する。

したがって、グレーチングの製造コストヲ低廉化するこ
とができる。

また、 （３）溶接が不要となることによシ、溶接が可能な材料
という余計な制約を受けないため、需要に応じて材料を
自由に選択することができる。

（４）　　溶接の不要化によって、従来のような材料に
よる溶接性の良否、および同一材料での溶接の良否によ
る品質のばらつきが生じない。

（５）　　出来上がりグレーチングとして、各縦桟が網
目部分で一体に連続し、しかも縦桟プレート部が二つの
曲げ面からなる２重構造となっているだめ、強度的にす
ぐれたものとなり、とくに従来のグレーチングと比較し
て斜め荷重に対して格段に強いものとなるため、従来の
グレーチングに起こっていだ縦桟の将棋倒しの転倒等の
破損を防止することができる。

（６）　　デザイン的にも、とくに網目部分を有し、か
つ縦桟同士がこの網目部分で連結された、従来のグレー
チングにはない全く新規かつ特異なものとなり、しかも
網目部分の形状、大きさ等を含めて全体形状として種々
のバリエーションを選択できるため、用途等に応じた多
種多様のデザインを得ることができる。このため、上記
（３）の材料制限がなくなることと相まって、用途を大
幅に拡大することができる。

【図面の簡単な説明】

一１〇　− 第１図（イ）〜に）は本発明の実施例にかかる各工程を
示す斜視図、第２図は同実施例にかかる半成品の拡大斜
視図、第３図は同完成品の拡大平面図、第４図は第６図
ＩＶ−ＩＶ線、第５図は同■−■線に清う拡大断面図、
第６図および第７図はグレーチング形状のバリエーショ
ン２例を示す概略的正面図である。 Ａ・・・金属平板、Ａ１　一次加工品、Ａ２　　二次加
工品、Ａ６　　半成品、Ａ４　　グレーチング、３０曲
げ面、ｂ＋ｃ　　折り目、Ｎ・網目部分、Ｑ　縦桟。 特許出願人　　　株式会社神戸製鋼所 代　理　人　　　弁理士　小谷悦司 同　　　　　　弁理士　長１）正 同　　　　　　弁理士　板谷康夫 第　　６　　図 第　　７　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、複数の平行な縦桟が、隣り合うもの同士連結されて
   なる格子状のグレーチングを製造する方法であって、金
   属平板を波形に曲げ加工して波板状の一次加工品を得る
   曲げ工程と、この一次加工品を波形の方向に圧縮して、
   隣り合う曲げ面同士が密着せる角柱状ないしは厚板状の
   二次加工品を得る圧縮工程と、この二次加工品の表裏両
   側にあらわれた折り目部分を所定位置において所定長さ
   範囲に亘り当該折り目に沿って切除することにより、上
   記互いに密着した曲げ面が当該切除部分のみで分離され
   た半成品を得る切削工程と、この半成品を、上記切削工
   程による切除部分が六角形の網目状に展開され、非切除
   部分が２重曲げ構造のまま残されるように上記圧縮工程
   における圧縮方向と反対方向に展伸させる展伸工程とに
   よって、上記２重曲げ構造のプレート部と上記六角形の
   網目部分とを連続して有する複数の平行な縦桟が、隣り
   合うもの同士互いの網目部分で連結されてなる格子状グ
   レーチングを得ることを特徴とするエキスパンドグレー
   チングの製造方法。