JPH0547295B2 - - Google Patents

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JPH0547295B2
JPH0547295B2 JP3998484A JP3998484A JPH0547295B2 JP H0547295 B2 JPH0547295 B2 JP H0547295B2 JP 3998484 A JP3998484 A JP 3998484A JP 3998484 A JP3998484 A JP 3998484A JP H0547295 B2 JPH0547295 B2 JP H0547295B2
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
forming
square steel
steel pipe
embossing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3998484A
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English (en)
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JPS60184419A (ja
Inventor
Eiji Ono
Hideo Suzuki
Tadayuki Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP3998484A priority Critical patent/JPS60184419A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エンボス模様を有する角形鋼管の成
形方法に関する。
角形鋼管の両側面に、等ピツチのエンボス加工
を施すことによつて、エンボス面と同方向の垂直
荷重に対して、単位面積当りの圧壊荷重強度が、
通常の同一サイズの角形鋼管に比べ、高い荷重強
度を示すことが実験的に確認されている。
本発明においてエンボス加工とは、角形鋼管の
溶接面に隣接する両側面に相当する帯鋼の部分
に、凹溝を間隔をおいて刻設することを指す。
第1図はエンボス模様30を等ピツチに刻設し
た角形鋼管31を示す。角形鋼管31は上辺3
2、側辺33、下辺34を有し、側辺33はエン
ボス面で、幅Aのエンボスが設けられている。
本出願人はさきに特願昭58−218686号(特開昭
60−111718号公報)により、角形鋼管の造管ライ
ンにエンボスロールを組み込み、連続してロール
成形にるエンボス模様を有する角形鋼管の成形方
法を提起した。
第2図は、連続造管ラインの一例である。図に
おいて、アンコイラー10、帯鋼11、エンボス
ロール14、ピンチロール13、粗成形ロール1
5、フインパスロール16、高周波溶接装置1
7、スクイズロール18、冷却ゾーン19、サイ
ジングロール20、タークスヘツドロール21、
せん断装置22を示す。
使用する帯鋼はストリツプ、スリツトコイル或
いは板材等のいずれでもよく、製造すべき角形鋼
管のサイズに合せて、所定の幅のストリツプ等の
コイル状のものは、アンコイラーを通しエンボス
ロールへ導入される。エンボス模様は角形鋼管の
両側面に相当する帯鋼の部分に等間隔に形成され
る。
第3図は、本発明の角形鋼管のロールフオーミ
ングのフラワー図である。図には、ロール中心よ
り右半分のロールフラワー図を示してある。粗成
形工程15とフインパス成形工程16から構成さ
れる。30はエンボス模様を示し、エンボス端部
から長さh1及びh2の点P1及びP2から折り曲げられ
る。
第4図は、第1図に示したエンボス模様を有す
る角形鋼管の試作段階における粗成形No.1ロール
15の部分模式図である。下ロール15−1と上
ロール15−2とから粗成形ロール15が構成さ
れ、上ロール15−2はカリバー(孔型)Rが設
けられる。
11は帯鋼でエンボス模様30を設けている。
即ち第1図に示したエンボス模様を有する角形鋼
管の試作段階では上下ロールのプロフイルは、エ
ンボス30の端部から長さhの点Pを帯鋼の折り
曲げ点としていた。従つて長さhはロール設計の
段階で必ずしも特定されなかつたので、エンボス
効果は充分に期待できないうらみがあつた。
本発明の目的は、圧壊荷重強度に優れたエンボ
ス模様を有する角形鋼管の連続成形方法を提案す
るものである。
即ち本発明の要旨は、帯鋼にロールによりエン
ボス加工を施し、引続きロールフオーミングし
て、一面に溶接継目を有する角形鋼管を得る方法
において、ロールフオーミング時にエンボス端部
直近に折り曲げ点を得るように上下ロールで挟み
込み、粗成形することにある。
本発明の粗成形15とは、第3図のフラワー図
で〜の折り曲げ成形をいう。
ここで、エンボス端部直近とは、第1,3,5
−1,5−2,6図の各図中におけるP1,P2
を表わす。
以下本発明を図面について詳述する。
第5図−1は本発明の粗成形ロールの部分的模
式図であり、第3図のに対応する。図におい
て、粗成形ロール15は下ロール15−1と上ロ
ール15−2から構成される。本発明のロールの
プロフイルは、上ロール15−2にカリバー(孔
型)Rを設けるが、ロールセンターCからエンボ
ス端部直近P2までの間はロールフオーミングを
受けない。即ち幅W1相当する帯鋼11の部分が、
下ロール15−1と上ロール15−2によつて挟
み込まれて、点P2に、粗成形における折り曲げ
点が成形される。なお、第3図〜に至る粗成
形では側辺部33のエンボス模様を潰さないよう
に側辺部に当接する上ロールはない。第5図−2
は第1図に示した側辺部33の曲げを行なう粗成
形ロールの部分的模式図であり、第3図に対応
する。図において、粗成形ロール15は下ロール
15−1と上ロール15−2から構成される。
本ロールでは幅W3に相当する帯鋼11の部分
が、下ロール15−1と上ロール15−2によつ
て挟み込まれて、点P1に、粗成形におけるもう
一方の折り曲げ点が成形される。従つて、点P1
及びP2は、帯鋼11に形成されたエンボス模様
30の端部直近に一致する。実験によると、エン
ボス模様の端部と上辺、下辺コーナ間の寸法h1
h2が、それぞれ10mmを超えたサンプルにて、圧壊
荷重試験を行なうと、座屈が発生して、エンボス
が有効に働かない。
このことは、第7図に示した角形鋼管のエンボ
ス面を含んだ断面図において、エンボス長さl1
小さくなり、即ち、h1,h2寸法が大きくなること
によつて、荷重方向に対する断面剛性が減少し、
座屈が発生することを意味している。即ち、圧壊
強度を増すには、h1,h2寸法を小さく押え、エン
ボス長さl1を大きくとれるような、折り曲げ点P
を見い出し、適切なロール孔型を提供することが
必要となる。
第6図は、本発明におけるフインパスロールの
部分的模式図である。図において、フインパスロ
ール16は下ロール16−1、上ロール16−2
から形成される。本発明においては、帯孔11の
幅W1及びW3のそれぞれに、曲率R1,R2を与え
るロールプロフイルを設ける。即ち角形鋼管成形
において、上辺はエンボス加工時の縁波防止のた
めに、エツジ部に曲げ加工をすでにしており、下
辺にも曲率R1を与えることによつて、断面バラ
ンスのとれた成形が可能で、ロール調整が容易と
なり、溶接後の定形仕上げに好都合である。
本発明は上述の通り、粗成形において、エンボ
ス端部直近を上下ロールで挟み込み、折り曲げ点
を形成するが、帯鋼11の長手方向に、等ピツチ
でエンボス加工された帯鋼を成形するため、帯鋼
11のW2相当の上ロールを、部分的に切欠いて
構成してもよい。
また仕上げ成形時の素管の上辺及び下辺に、所
望の曲率R1,R2を付与するフインパスロールの
適用は、帯鋼の板厚、板幅、材質等を考慮して適
切な値を採用するとよい。
本発明によると、エンボス模様の端部直近に折
り曲げ点P1及びP2を形成するので、圧壊荷重強
度が増大するが、次に試験結果を示す。
本発明により、帯鋼の板厚1.6mm、材質SS41を
用いてエンボス深さ(第7図のd)3.0mm、エン
ボスピツチ40mm、エンボス長さl150mm(50/60=
83%)、h1,h2寸法5.0mm、エンボス幅A20mmを加
工して、第7図に示す断面寸法A×B=60×60mm
に成形した長さ240mmの角形鋼管の供試体の荷重
試験を行ない、圧壊荷重は10.75tであつた。Wは
溶接位置を示す。
実験によると、l1/Aは83%が限界であり、
h1,h2が過小になるとエンボス加工時の縁波が大
となる。
比較例として、エンボス長さ40mm(40/60=67
%)、h1,h2寸法10.0mmとして、他の諸元を同一
にした供試体の圧壊荷重は、7.70tであつた。
以上の説明により明らかなように、エンボス端
部から折り曲げ点P2,P1との距離h2(P2対応)、
h1(P1に対応)によつて、圧壊荷重強度が上記例
で40%増強できており、本発明は、エンボス効果
を充分に利用した角形鋼管の成形方法で、工業的
効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンボス模様を有する角形鋼管の斜視
図、第2図は角形鋼管の成形工程図、第3図はロ
ール成形のフラワー図、第4図は試作段階におけ
る粗成形ロールNo.1のロール配置の模式図、第5
図−1は本発明のロール配置の模式図、第5図−
2は本発明の他のロール配置の模式図、第6図は
本発明のフインパス成形のロール配置の模式図、
第7図は角形鋼管の断面の模式図である。 14:エンボスロール、15:粗成形ロール、
16:フインパスロール、20:定形成形ロー
ル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 帯鋼11にロールによりエンボス加工を施
    し、引続きロールフオーミングして、一面に溶接
    継目を有する角形鋼管を得る方法において、ロー
    ルフオーミング時にエンボス端部直近に折り曲げ
    点を得るように上下ロール15−2,15−1で
    挟み込み、粗成形することを特徴とするエンボス
    模様を有する角形鋼管の成形方法。
JP3998484A 1984-03-02 1984-03-02 エンボス模様を有する角形鋼管の成形方法 Granted JPS60184419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3998484A JPS60184419A (ja) 1984-03-02 1984-03-02 エンボス模様を有する角形鋼管の成形方法

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JPS60184419A JPS60184419A (ja) 1985-09-19
JPH0547295B2 true JPH0547295B2 (ja) 1993-07-16

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JPH084743A (ja) * 1994-06-20 1996-01-09 Hashimoto Shinwa Setsubi:Kk 緩み止め付き固着具
KR20030067344A (ko) * 2002-02-08 2003-08-14 (주)성주엠.아이 강성구조의 프레임을 곡선 형태로 성형하는 방법 및 그에의한프레임
US7430839B2 (en) * 2004-10-04 2008-10-07 Tipper Tie, Inc. Embossed netting chutes for manual and/or automated clipping packaging apparatus

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