JPS61157727A - 内燃機関用スロツトルボデイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の吸気流量を調節するためのスロット
ルボディに関し、特に燃料噴射装置または気化器に於け
る吸気道内に吸気流量を制御するスロットルバルブを備
えてなるスロットルボディに関する。

〈従来の技術〉 上記のようなスロットルボディでは、吸気・遇にバイパ
スされたアイドル用の空気通路を設け、従ってスロット
ルバルブをアイドル時において全開状態とする構造にす
る場合がある。この場合、スロットルバルブ周縁部とそ
の周縁部に対向する吸気道内壁面との間隙から吸気漏れ
を可及的に抑制するのが望ましいことが知られている。

これはエンジンのアイドル運転状態がこのよう吸気漏れ
の大小による影響を強く受け、エンジンのアイドル運転
状態を安定化させるためにはこのような吸気漏れを極力
抑ｖ１するのが望ましいためである。

吸気漏れを抑制するためには、スロットルバルブの外周
部と吸気道の内周面との間の嵌め白いの精度を高めると
良いが、実際には製作上の公差或いは摩耗によりスロッ
トルバルブと吸気道の内周面とが十分槽＠せずに吸気漏
れを発生したり或いはスロットルバルブの外周部と吸気
道の内周面とが膠着してスロットルバルブの作動が円滑
に行なわれないなどの不都合が生じ易い。そこでスロッ
トルバルブの外一部が当接する吸気道の内周面にｍＷＪ
剤を塗布することが、例えば特開昭５９−１３６５２８
号公報などにより公知となっているが、このような！Ｉ
Ｗ４塗料の基材がエポキシ系、ポリエステル系、ビニー
ル系などの樹脂をバインダとして用いるものであるため
、潤滑塗料が温暖時は比較的軟質であり、寒冷時に硬化
する傾向があるため、エンジンの停止後スロットルバル
ブが潤滑塗料と膠着し、極寒時にエンジンを再始動しよ
うとする場合にスロットルバルブの開動作が円滑に行な
われない場合がある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の欠点に鑑み、本発明の主な目的は
、スロットルバルブの外周部と吸気道の内周面との当接
が比較的摩擦を伴うことなく円滑に行なわれ、しかも温
度変化があった場合でもスロットルバルブがＩｌ＠する
ことのない改良された内燃機関用スロットルボディを提
供することにある。

く問題点を解決するための手段〉 このよう、な目的は、本発明によれば、スロットルバル
ブの外周部が当接する吸気道の内周面に潤滑面が形成さ
れており、該潤滑面が、固体潤滑剤とシリコン系樹脂バ
インダとを含む混合物を塗布してなるものであることを
特徴とするスロットルボディを提供することにより達成
される。

く作用〉 このように潤滑面を二硫化モリブデンその他の固体潤滑
剤とシリコン系樹脂バインダとを含む混合物を塗布して
なるものとすることにより、良好な潤滑性能が得られる
と共に温度変化があった場合でもスロットルバルブの膠
着を引起す虞れを解消することができる。

〈実施例〉 第１図及び第２図は燃料噴射装置に用いられる１バレル
サイドドラフト型スロツトルボデイを示している。スロ
ットルボディ本体１の中央部には水平方向を向く吸気′
１１２が郭定されており、該吸気道を開閉するべくバタ
フライ弁からなるスロットルバルブ４がスロットル軸３
により回動可能に設けられている。また本体１にはアイ
ドル運転の制御などを目的とするバイパス通路５及び吸
気負圧センサを接続するための圧力検出通路６が設けら
れている。

スロットルボディ本体１の外側に突出するスロットル軸
３部分にはプーリ８が固着され、図示されないコントロ
ールケーブルによりスロットルバルブ４を開閉し得るよ
うにし、プーリ８と本体１とに係着された端部を有する
捩りコイルばね７がスロットル軸３に巻装され、スロッ
トルバルブ４を常時閉方向に付勢している。またプーリ
８にはアーム８ａが一体的に設けられており、本体１側
に螺合された調節ねじ９の端部に当接し、スロットルバ
ルブ４の全開位置を規定している。

スロットルバルブ本体１に固定されたブラケット１０に
ダッシュボット１１が取付けられており、その作動端を
なすリンク１０はスロットル軸３に固着されたアーム１
３に枢着されており、スロットルバルブ４が急激に閉弁
しようとする運動を緩衝するようにしている。前記捩り
コイルばね７よりも細径の捩りコイルばね１４はダッシ
ュボット１１の戻しばねである。

スロットル軸３の前記とは反対側の端部は、アーム３ａ
を介してスロットル開度センサ１５の入力軸に係合して
いる。スロットル回度センサ１５は、例えば可変抵抗器
式のものからなり、コネクタ１６を介して例えば図示さ
れない燃料噴射装置の制御ユニットに所要のバルブ関度
信号を供給する。

スロットルボディ本体１の下側には、エンジンのシリン
ダヘッドからの冷却水を冷却水人口１７から導入し、冷
却水出口１８から排出することによりスロットルボディ
本体１を加熱し、そのア、イシングなどを防止する構造
が設けられている。

このようなスロットルボディに於ては、スロットルバル
ブ３と、その外周部が当接する吸気道２の内周面との密
着性を確保し、同時にスロットルバルブ４が膠着するこ
とのないようにスロットルバルブ４の外周部と当接する
こととなる吸気道２の部分には！ＩＷＩ剤１９が塗布さ
れている。この潤滑剤は二硫化モリブデン（ＭｏＢ２）
などの固体潤滑剤とシリコン系樹脂バインダとを混合し
てなるものであって、そのｆＯ滑佳作用より吸気道２と
スロットルバルブ４との摺動を円滑にし、しかもバルブ
の気密性を向Ｆさせる働きがある。特に、シリコン系樹
脂バインダは温度変化があった場合でもその硬度が比較
的一定であるため、スロットルバルブ４がそれに圧接さ
れた場合でもスロットルバルブ４を膠着させることがな
い。

一般に固体潤滑剤とシリコン系樹脂バインダとの親和性
が問題となるが、適宜カップリング剤を添加して、固体
潤滑剤をバインダ中に均一に分布させることが可能であ
る。またシリコン系樹脂バインダのうちには、例えば二
硫化モリブデンと強い親和性を有する性状のものがあり
、このようなシリコン系樹脂バインダを用いた場合には
特にカップリング剤を用いる必要がない。

以上本発明の好適実施例を説明したが、本発明は上記に
限定されることなく、２ボア型スロツトルボデイにも等
しく応用可能であり、燃料噴射装置のスロットルボディ
ばかりでなく、例えば気化器などにも応用することがで
きる。また吸気道の方向も水平方向である必要はなく、
ダウンドラフト式のものであっても良い。

く効果〉 このように本発明によれば、好適に選択され１＝ｎ滑剤
を用いるのみで、スロットルバルブに於ける吸気漏れを
効果的に防止することができ、しかもスロットルバルブ
の膠着を引起すことがないため、極めて容易にしかも廉
価にスロットルボディの性能を改善する効果を奏するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づくスロットルボディを吸気流から
見て下流側から見た背面図である。 第２図は第１図のｎ−ｕ線について見た断面図である。 １・・・本体　　　　　　２・・・吸気道３・・・スロ
ットル軸　　３ａ・・・アーム４・・・スロットルバル
ブ５・・・バイパス通路６・・・圧力検出通路　　７・
・・捩りコイルばね８・・・プーリ　　　　　８ａ・・
・アーム９・・・調節ねじ　　　　１０・・・ブラケッ
ト１１・・・ダッシュボット１２・・・リンク１３・・
・アーム　　　　１４・・・捩りコイルばね１５・・・
スロットル開度センサ １６・・・コネクタ　　　１７・・・冷却水入口１８・
・・冷却水出口　　１９・・・１ｌｌＩｌ滑剤特　許　
出　願　人　　本田技研工業株式会社代　　　　　理　
　　　　人　　　弁理士　　大　　島　　陽　　−「−
１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内燃機関の吸気流量を調節するためのスロットルボディ
   に於て、 スロットルバルブの外周部が当接する吸気道の内周面に
   潤滑面が形成されており、該潤滑面が、固体潤滑剤とシ
   リコン系樹脂バインダとを含む混合物を塗布してなるも
   のであることを特徴とするスロットルボディ。