JPS6115690A - 酵素固定樹脂組成物並びにその製造方法及び再生法 - Google Patents

酵素固定樹脂組成物並びにその製造方法及び再生法

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JPS6115690A
JPS6115690A JP13453484A JP13453484A JPS6115690A JP S6115690 A JPS6115690 A JP S6115690A JP 13453484 A JP13453484 A JP 13453484A JP 13453484 A JP13453484 A JP 13453484A JP S6115690 A JPS6115690 A JP S6115690A
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JP13453484A
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Minoru Nagashima
長島 實
Masayuki Azuma
眞幸 東
Sadao Noguchi
野口 貞夫
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KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酵素固定樹脂組成物並びにその製造法及び再生
法に関する。本発明の酵素固定樹脂組成物は巨大網目構
造を有し、窒素を有するイオン交換基が活性水素を有し
ないスチレン−ジビニルベンゼン系塩基性イオン交換樹
脂のマクロポア内に多価アルデヒドでお互いに架橋され
た酵素を包含してなることを特徴とする。
従来吸着法による固定化酵素の製造に際してはマクロ多
孔型又は巨大網目構造の陰又は陽イオン交換樹脂が用い
られているが次のごとき問題点がある。
例えばポリフェノール系の弱塩基性陰イオン交換樹脂で
あるデュオライトΔ7を用いる方法(特開昭49−80
160)では吸着が強いので溶出し難く再生が困難であ
る。このためさらに親水性基を導入して疎水性に基づく
吸着を弱める工夫がなされているが(特開昭53−85
890>十分でない。
一方、スチレン−ジビニルベンゼン系の弱塩基性陰イオ
ン交換樹脂であるアンバーライトIRへ−904などを
用いる方法(特開昭50−53584>では一般に酵素
の吸着がゆるく使用中に徐々に離脱し、又多糖類の優先
吸着が生ずる(特開昭54−147992)。
又固定化酵素を用いる連続反応では反応槽での雑菌汚染
が問題となることが多く、この対策として高基質濃度、
中高温度の条件設定が行われる。
しかしこの措置は同時に樹脂の劣化(例えば不可逆的に
吸着した多糖類等による基質と酵素との接触の妨害等)
をもたらすことが多い。
上記事情にかんがみ本発明者らは樹脂の劣化が少なく、
可逆的吸着の容易なスチレン−ジビニルベンゼン系の塩
基性陰イオン交換樹脂を選び、吸着の弱い欠点を多価ア
ルデヒドによる架橋でカバーすることにより高基質濃度
、中高温度での連続使用に耐え、かつ再生使用の可能な
酵素固定樹脂組成物を得ることができることを見い出し
本発明を完成した。多価アルデヒドは酵素中の官能基、
特にアミノ基と化学結合することにより酵素を架橋する
。この観点から、樹脂中の窒素を有する官能基は活性水
素を有しないことが必要である。
次に本発明をさらに詳しく説明する。
巨大網目構造を有し、窒素を有するイオン交換基が活性
水素を有しないスチレン−ジビニルベンゼン系塩基性陰
イオン交換樹脂としては100〜2000人、特に20
0〜1000人の平均マクロポア半径及び0.1ml/
g以上、特に0.2〜1.0ml/gのマクロポア容量
を有するもの、例えばアイマックA20S、Δ20R〔
デュオライトインターナショナル社(フランス)の商品
名〕、レバチッ)MP500ACバイエル社(西ドイツ
)の商品名〕、デュオライトA378.A369. 八
36g Cダイヤモンド″ジャムロック社(アメリカ)
の商品名〕)IPA75.HPA25 C三菱化成工業
■の商品名〕等が好ましく使用される。
多価アルデヒドとしては特に限定はないが、炭素数2〜
10の飽和脂肪族ジアルデヒドが好適に用いられる。例
えばグリオキサーノペマロンアルデヒド、スクシンアル
デヒド、グルクルアルデヒド、アジポアルデヒド等であ
る。
本発明で使用する酵素としては特に限定はなく、酸化還
元酵素、転移酵素、加水分解酵素、リアーゼ、イソメラ
ーゼ、リガーゼなどがあげられる。
特にグルコースイソメラーセ、グルコアミラーゼ、フマ
ラーゼ、アスパルターゼ、リパーゼ、インベルターゼ、
プロテアーゼ、ウレアーゼ、アミノ酸オキシダー七等が
好適である。
次に本発明の酵素固定樹脂組成物の製造に?いて述べる
。本酵素固定樹脂組成物は巨大網目構成を有し、窒素を
有するイオン交換基が活性水素を有しないスチレン−ジ
ビニルベンゼン系塩基性陰イオン交換樹脂を酵素含有液
に接触させて該樹脂に酵素を吸着させ、ついで該樹脂を
該酵素の基質溶液に接触させ、さらに該樹脂を多価アル
デヒド溶液に接触させることにより得ることができる。
酵素含有液としては菌体破砕液もしくはその濾液、濾液
の硫安沈澱、溶媒沈澱により得た粗酵素の水又は緩衝液
溶液、該溶液をさらに透析したもの、精製酵素溶液など
が用いられる。
酵素溶液の濃度は蛋白として0.01〜200mg/l
の範囲が適当である。
樹脂の使用量は吸着させる酵素量として規定でき、通常
0.1〜100mg−蛋白/ml−樹脂の範囲が適当で
ある。
酵素の吸着は通常ハツチ式で攪拌下0〜40℃で30分
〜72時間行う。カラムに樹脂を充填して酵素溶液を通
塔して吸着させてもよい。
pHは酵素の安定pH域で行うが、pH調整は緩衝液に
よるのが好ましい。
ついで固液分離するか又はすることなく樹脂を該酵素の
基質溶液と接触させる。これは基質と活性中心とを一時
的に結合させて後の多価アルデヒド処理において活性中
心が影響を受けることを予防するためである。接触の方
式は酵素の吸着と同様バッチ式でもカラム式でもよい。
基質としては各酵素の基質を用いればよく、例えばフマ
ラーゼではフマル酸、リンゴ酸、これらのナトリウム、
アンモニウム、カリウム塩等、グルコースイソメラーゼ
ではグルコース、フラクトース等、グルコアミラーゼで
は可溶性澱粉、マルトース、グルコース、マルトトリオ
ース等カ用いられる。基質溶液としては基質の水溶液、
緩衝溶液等を使用する。
接触時の基質濃度は0.1mM〜1.OMとし、基質が
電解質である場合はそれによる酵素の脱着を防ぐため0
,2M以下とするのが好ましい。
基質の使用量は多価アルデヒドと競争して活性中心を保
護する目的に照らして多価アルデヒドを基準にその10
〜1000倍モル程度とするのが適当である。
処理温度、pHは酵素の吸着の場合と同様でよく、時間
は基質および多価アルデヒドの量により10分〜10時
間程度変わりうるが通常30〜60分である。
次に固液分離することなく混合物を多価アルデヒド溶液
と接触させる。接触方式は基質処理の場合と同様でよい
。多価アルデヒド溶液としては通常多価アルデヒドの水
溶液、水に難溶性の場合はメタノーノペエタノール溶液
等を用い、接触時の濃度は1〜100mMとするのが適
当である。
多価アルデヒドの使用量は酵素に対して蛋白1mg当り
0.00.1mM〜1mMの範囲で用いる。
多価アルデヒド処理は通常O〜40℃で1分〜48時間
行う。又pHは緩衝液等を用いて酵素の安定領域で一定
にコントロールするのが好ましい。
多価アルデヒド処理後、緩衝液又は水、メタノール、エ
タノール等にて洗浄して未反応の多価アルデヒド、未反
応の蛋白等を除き酵素固定樹脂組成物を得る。
本酵素固定樹脂組成物は活性発現が良好で副反応を実際
上伴わない。また耐熱性の向上が認められ、例えば40
〜70℃での長期連続使用でも活性を維持し得る。
又一定期間使用し劣化した酵素固定樹脂組成物を0.2
〜5Mの塩を含有する鉱酸水溶液に接触させることによ
り、多価アルデヒドによる架橋を切り離し酵素を脱着し
て樹脂を再生することができる。
塩としては強酸の強アルカリ塩もしくは弱アルカリ塩、
特に強アルカリ塩が好ましい。例えば硫酸、塩酸、リン
酸等のアルカリ金属塩(塩化ナトリウム、硫酸ナトリウ
ム等)、アルカリ土金属塩(塩化カルシウム等)、アン
モニウム塩(塩化アンモニウム等)が用いられる。
鉱酸としては硫酸、塩酸、リン酸等が用いられる。
接触の態様としてはバッチ式で攪拌する、カラムに充填
した樹脂組成物に再生液を通塔する等が適用される。
接触時の操作条件は鉱酸、濃度0.5〜6規定、40〜
95℃が適当である。
再生樹脂に再び前記と同様の酵素固定化操作を施すこと
により酵素固定樹脂組成物を得ることができ、このもの
の活性、特性は新樹脂使用の場合とほぼ同様の水準を維
持している。さらに2回、3回の再生、再使用について
も同様の条件の特性を維持できる。
担体の再生、再使用については電解質塩水溶液処理及び
酸処理による方法があるが(特開昭5l−70871)
、架橋を切って再生するには塩含有鉱酸水溶液によるこ
とを要し、本発明の再生方法は上記特開昭の方法とは根
本的に相違する。
以下実施例をもって本発明を説明する。
実施例1゜ グルコース10%、リン酸−カリウム0.5%、尿素0
.6%、硫酸マグネシウム(7水塩)0.05%、ヘフ
トン2%、肉エキス0.0・5%、ビオチン50 r/
Ilを含む培地30 Qmlを200 Qml容三角フ
ラスコに入れフマラーゼ産生菌コリネバクテリウム・グ
ルクミカムAT、CC21513を接種して培養温度3
0℃で48時間振盪培養を行う。
培養液から菌体を集菌、洗浄し、凍結乾燥後9gの菌体
を1尋る。、菌体を50g/βの濃度に0.1 Mリン
酸緩衝液(p H6,0)に分散し、超音波処理を行う
担体としては、本発明にがかる担体としてアイマックA
2O3(デュオライト・インターナンヨナル社、フラン
ス)、対照としてデュオライト八6(ダイヤモンドシャ
ムロツタ社、アメリカ)を用いる。いずれの担体につい
てもレジン水にて充分洗浄後、0.1Mリン酸緩衝液(
p)16.0)で緩衝化する。次に上記で調製した粗酵
素懸濁液を活性値として200U/ml樹脂の割合で室
温にて16時間接触させる。蛋白の吸着量はいずれも9
0%以上である。その後、酵素の安定化剤として0.1
Mフマール酸ナナトリウム水溶液樹脂と同量加える。上
清液を抜き取った後樹脂と同量の0.2%グルタルアル
デヒド水溶液を樹脂に加え室温30分間反応させる。樹
脂を充分洗浄後固定化酵素担体A(アイマックA203
)、B(デュオライト八6)を得る。この固定化酵素を
10m1容量のジャケット付カラムに充填し50℃流速
S■−0,3(供給容量/担体容量hr)でIMフマー
ル酸す) IJウム水溶液を通塔する。担体Aで約80
%、担体Bで約78%のリンゴ酸への転換率が20日間
にわたって得られ、連続生産が可能である。
実施例2゜ 実施例1の担体を更に1力月運転を続けると転換率は担
体Δで約78%、同Bで約75%に低下するが、雑菌の
汚染は全くない。更に、樹脂をカラムより抜き取り0,
5Mの塩化ナトリウムを含む0.5N硫酸を加え70℃
に加熱し、2時間保持する。樹脂をレジン水で洗浄後、
再び実施例1と同じ方法で酵素固定化を試みる。粗酵素
懸濁液を実施例1と同様に調製し、200U/ml樹脂
の割合で酵素液と吸着させる。蛋白の吸着量はA担体で
90%、B担体で40%である。同様にフマール酸ナト
リウム溶液を加え実施例1と同様にグルタルアルデヒド
を用いて架橋固定化する。充分洗浄した固定化酵素担体
A及びBをそれぞれl 9mlカラムに充填し、5V=
0.3でIMフマール酸ナナトリウム水溶液通塔する。
流出液のリンゴ酸への転換率は担体Δで20日間80%
が維持でき、担体Bでは1日目25%、100日目15
.200回目11%と急速に低下する。
更に、固定か酵素担体Aの再生・再使用をくり返す場合
、2回目、3回目の再使用においても流出液のリンゴ酸
への転化率は20日間80%を維持できる。
実施例3゜ ストレプトマイセス・フェオクロモゲネス(Strep
tomyces phaeochromogenes)
 I F O3105含水菌体25gをpH8,0,0
2Mリン酸緩衝液中で自己消化させたのち、濾過してグ
ルコースイソメラーゼ酵素液を得る。
pH8に緩衝化したデュオライトA378 (ダイヤモ
ンド・ンヤムロック社、アメリカ)を酵素液に懸濁させ
pH8,2に調整したのち、約16時間室温でゆるやか
に攪拌する。ついで上清を除きグルコース1%水溶液を
50m1加え10分ゆるく攪拌後上浦を抜き去り、0.
2%グルクルアルデヒド水溶液50m1を加え室温にて
30分間ゆるく攪拌し、架橋を行う。
樹脂をカラムに移してよく水洗した後、この不溶性酵素
カラムにMgSO40,05M、CoCl1゜5X10
−’M含んだぶどう糖0.5M液を60℃で1時間に5
00m1 (SV−10)(’)速度で通液する。流出
液の果糖(システィンカルバゾール法)は30mg/m
lである。
5V=4にて通塔した場合果糖は46mg/m+、ぶど
う糖(グルコースオキシダーゼ法)は44mg/mlと
51%の異性化率が得られる。更に糖液を5V−4にて
20日間連続通塔する。異性化率は20日後で49%で
ある。ここで樹脂をカラムより抜き出し、よく水洗した
後0.5M塩化ナトリウムを含む0.5 N硫酸を加え
70℃に加熱し、2時間保持する。樹脂を洗浄後、最初
の固定化上同様に再固定化を試みた。同様に固定化した
担体に5v−10で通塔した流出液の果糖は31+ng
/mlであり新しい樹脂と同等の活性発現が認められる
実施例4゜ グルコアミラーゼ(長潮産業■製)をp H4,5の0
.1M酢酸緩衝液に溶解して、1mlあたり酵素を蛋白
として1!mg含有する溶液を調製する。練液10m1
をHPA75樹脂(三菱化成工業@)5mlに加えて3
7℃の恒温槽で16時間振盪すると樹脂1ml当り22
mgの蛋白が吸着される。
更に、樹脂を洗浄後、上清を除き可溶性デンプン1%水
溶液5mlを加えゆるく攪拌後上清を抜き取す、ついで
0.2%グルタルアルデヒド水溶液5mlを加え室温に
て30分間ゆるく攪拌し架橋を行う。
樹脂カラムに移してよく水洗した後、この不溶性酵素カ
ラムに可溶性デンプン10%水溶液をS V−L、 0
150℃にて通塔する。通塔液のグルコース濃度は3日
目85g/LIO日目83g/βである。更に50日通
塔するとグルコース濃度は80g#と若干低下するが雑
菌汚染は顕著には認必られない。更にこの樹脂を抜き取
り、水洗した後0.5 M塩化す) IJウムを含む0
.5N硫酸を加え70℃に加熱し、2時間保持する。樹
脂を洗浄後、新樹脂と同様に扱い再固定化を行う。得ら
れる樹脂をカラムに移してこの不溶性酵素カラムに可溶
性デンプン10%水溶液をS V = 1.0.50℃
にて通塔する。通塔液のグルコース濃度は3日目85g
/42.100日目83/、f4である。
対照としてデュオライ)A7樹脂を用いて前述の固定化
を試みる。得られる酵素固定樹脂をカラムにつめ可溶性
デンプン10%水溶液をS V−1,0,50℃にて通
塔する。通塔液のグルコース濃度は3日目80g/R1
10日目78g/βである。
更に20日後には40g/βまてに低下する。ついで前
述の実施例と同様に再生、再固定化を行う。
再固定化担体を用いた通塔液のグルコース濃度は3日目
30g/β、100日目25/j!と再生イ吏用には充
分な結果が得られない。また新たにデュオライ)A7酵
素固定化樹脂を上と同様に調製し、可溶性デンプン10
%水溶液を5V−1,0,40℃にて通塔する。この場
合には雑菌汚染が徐々に進行し、グルコース濃度は3日
目にて75g/β、100日目は60g/βと低下する
。これはアイフックA20SU樹脂でも全く同様である
更にデュオライトΔ7樹脂を用いるグルタルアルデヒド
を用いない固定化法と比較する。デュオライ)A7樹脂
10m1をグルコアミラーゼ溶液(前述の蛋白として1
4mg/ml濃度に0.1 M pH45酢酸緩衝液を
用いて調製したもの)20mlと混合し、37℃に16
時間振盪固定化する。蛋白は23mgが吸着される。樹
脂を各5mlずつ2本のカラムにつめ洗浄後、この不溶
性酵素カラムに可溶性デンプン10%水溶液を5V−1
,0にて通塔する。1本のカラムでは温度を50℃(実
験A)に、他方は40℃(実験B)に保持する。実験Δ
では流出液のグルコース濃度は3日目78g/β、10
0日目65#!と活性低下が大きい。実験Bでの流出液
のグルコース濃度は3日目73g/A’、100日目5
8/βと低下し雑菌汚染が認められる。
いずれの担体(実験A及びB)についても再生再固定化
を試みる。再生条件は0.5M塩化す) IJウムを含
む0.5N硫酸中で70℃に加熱する方法(実験A−1
,B−1)、4N苛性ソーダを用い60℃に加熱する方
法(実験A−2,B−2)を比較する。再生した樹脂を
用い最初の固定化と同様に行う。蛋白の吸着量はA−1
1Qmg、 B−110mg、 A−215mg、 B
−213n+gと初回に比べて吸着能は低下し、樹脂を
カラムに充填し、10%可溶性デンプン水溶液を40℃
、S V−1,0にて通路すると流出液のグルコース濃
度は3日目にてA−120mg/ml、B−118mg
/ml、A−225mg/ml、B−220mg/m1
にすぎない。
実施例5゜ アイマックA2O3の代わりにレノ\チットMP500
Aを用いて実施例1と同様の操作をくり返す場合、同様
の結果が得られる。
特許出願人(102)協和醗酵工業株式会社X〜−一

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)巨大網目構造を有し、窒素を有するイオン交換基
    が活性水素を有しないスチレン−ジビニルベンゼン系塩
    基性陰イオン交換樹脂のマクロポア内に多価アルデヒド
    でお互いに架橋された酵素を包含してなる酵素固定樹脂
    組成物。
  2. (2)該樹脂が100−2000Åの平均マクロポア半
    径及び0.1ml/g以上のマクロポア容量を有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酵素固定樹
    脂組成物。
  3. (3)該樹脂が200−1000Åの平均マクロポア半
    径及び0.2−1.0ml/gのマクロポア容量を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の酵素固
    定樹脂組成物。
  4. (4)該樹脂がアイマックA20S、A20R、デュオ
    ライトA378、A369、A368、レバチットMP
    500A、ダイアイオンHPA75、HPA25より選
    ばれる特許請求の範囲第1項記載の酵素固定樹脂組成物
  5. (5)多価アルデヒドが炭素数2−10の飽和脂肪族ジ
    アルデヒドである特許請求の範囲第1項記載の酵素固定
    樹脂組成物。
  6. (6)該酵素が酸化還元酵素、転移酵素、加水分解酵素
    、リアーゼ、イソメラーゼ及びリガーゼより選ばれる特
    許請求の範囲第1項記載の酵素固定樹脂組成物。
  7. (7)該酵素がグルコースイソメラーゼ、グルコアミラ
    ーゼ、フマラーゼ、アスパルターゼ、リパーゼ、インベ
    ルターゼ、プロテアーゼ、ウレアーゼ及びアミノ酸オキ
    シダーゼより選ばれる特許請求の範囲第6項記載の酵素
    固定樹脂組成物。
  8. (8)巨大網目構造を有し、窒素を有するイオン交換基
    が活性水素を有しないスチレン−ジビニルベンゼン系塩
    基性陰イオン交換樹脂を酵素含有液に接触させて該樹脂
    に酵素を吸着させ、ついで該樹脂を該酵素の基質溶液に
    接触させ、さらに該樹脂を多価アルデヒド溶液に接触さ
    せることを特徴とする酵素固定樹脂組成物の製造法。
  9. (9)巨大網目構造を有し、窒素を有するイオン交換基
    が活性水素を有しないスチレン−ジビニルベンゼン系塩
    基性陰イオン交換樹脂のマクロポア内に多価アルデヒド
    でお互いに架橋された酵素を包含してなる酵素固定樹脂
    組成物を一定期間使用後0.2−5Mの塩を含有する鉱
    酸水溶液に接触させることを特徴とする酵素固定樹脂組
    生物の再生法。
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