JPS61156400A - 交通流制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、交差点や踏み切りなどの交通信号灯が設置さ
れた箇所へ進入する車両に対する交通制御を行なうため
の交通流制御装置に関する。

（発明の概要） 本発明は、交通信号灯設置箇所での車両の流れをスムー
ズにかつ安全に行なえるようにするために、交通信号灯
設置箇所に到達したときに表示される信号を、交通信号
灯が設置された箇所に至るまでの車両進行方向に沿う道
路上に間隔を隔てて設置した表示器により、車両の運転
者に前もって知らせるものである。

（従来技術とその問題点） 従来のこの種の装置としては、交差点や踏み切りなどの
交通を制御しようとする箇所においてのみ、赤、青、黄
といった信号を表示する交通信号灯を設置したものがあ
る。

しかしながら、このような構成を有する従来例の場合で
は、交通信号灯が見える位置まで進行したときに、車両
の運転者は、交通信号灯設置箇所からの距離を見当づけ
て判断することにより、その交通信号灯の表示に応じて
スピードを上げたり、あるいは、逆にスピードを落とし
たりすることが多く、次のような欠点があった。

交通信号灯の信号表示が赤、青、黄の３種に変換される
ものを例にとれば、交通信号灯の設置箇所に比較的近い
箇所まで走貨したときに、交通信号灯の表示が青色であ
ったような場合に、赤に変わるまでに渡りきろうとして
、その時点からスピードを上げがちである。そのため、
先行車両を無理に追い越そうとして接触事故を起こす虞
があった。また、スピードを上げたものの、結果的に間
に合わなくて交通信号灯の設置箇所直前で赤に変わって
しまったようなときに、急ブレーキをかけて急停止せざ
るをえず、その急停止に起因して、ついてきた後続車両
に追突される虞があった。

（発明の目的） 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、交通信号灯設置箇所に到達した際に表示される信号
を走行車両に前もって知らせ、交通信号灯設置箇所での
交通制御をスムーズにかつ安全に行なえるようにするこ
とを目的とする。

（発明の構成と効果） 本発明は、このような目的を達成するために、交通信号
灯が設置された箇所に至るまでの車両進行方向に沿う道
路上に間隔を隔てて設置され、かつ、それぞれにおいて
信号表示を変換する変換手段が備えられた複数の補助信
号用の表示器と、前記交通信号灯設置箇所に向かって進
行する車両の走行速度と前記交通信号灯設置箇所から該
車両の現走行位置までの距離との相関により、該車両が
前記交通信号灯設置箇所に到達したときに表示されてい
ると予測される前記交通信号灯の表示信号に対応した信
号を前記表示器のそれぞれに表示させるように前記変換
手段を自動的に作動制御する制御手段とを備えて構成す
る。

この構成により、例えば、前述のような、赤、青、黄と
順に変化していく交通信号灯を設置した場合で、今、赤
が表示されているとすれば、交通信号灯設置箇所に近い
位置に設置された表示器では、交通信号灯と同じ色の信
号、即ち赤色の信号が表示され、それより遠い位置に設
置された表示器では、交通信号灯において、次に変換さ
れて表示される信号、即ち青色の信号が表示される。そ
して、更に遠い位置に設置された表示器では、更に次の
信号、即ち黄色の信号が表示される。これにより、交通
信号灯の設置箇所に向かって走行する車両の運転者は、
その走行位置、あるいは、それに近い位置に設置されて
いる表示器に表示された信号を見て、所定の速度で走行
していった場合に、交通信号灯設置箇所に到達したとき
に交通信号灯に表示されている信号がどのような状態で
あるかを前もって知ることができる。

したがって、車両の運転者は、その近くの表示器に表示
された信号により、スピードを上げることによって交通
信号灯設置箇所を通過できるかどうかといったことを正
確に把握することができる。

それゆえに、交通信号灯に表示された信号を遠くから見
て信号の変化の具合を運転者が勝手に判断するというこ
とを避けることができ、徒にスピードを上げ、交通信号
灯設置箇所の直前で信号が変わって急停止するようなこ
とが無くなり、不慮の追突事故や接触事故を良好に回避
できるようになった。また、走行位置では「赤」のよう
に停止すべき表示がなされていても、その近くにおいて
、「青」のように通過可能の表示がなされている場合に
は、スピードを上げ下げして「青」の表示位置まで走行
しておくことにより、交通信号灯設置箇所で停止せずに
通過することができ、交通信号灯設置箇所での交通制御
をスムーズにかつ安全に行なえるようになった。

（実施例の説明） 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。第１図は、本発明の実施例に係る概略平面図であ
る。ｔ　Ｉ＋　ｔ　、・・・は交差点から手前側に車両
進行方向に間隔を隔てて設置された表示器、２は交差点
の４箇所それぞれに設置された交通信号灯、３は路上機
であり、前記表示器１．．１、・・・と前記路上機３と
から交通流制御装置が構成されている。４′は路上機３
に付設された送信アンテナである。

前記表示器１＋、１１・・・は中央分離帯に近い箇所に
埋設されている＝・こめ表示器１　、、　ｌ　、・・・
それぞれは、第２図の縦断面図および第３図の要部の斜
視図に示すように、赤、青、黄の３種の反射表示部５　
ａ、　５　ｂ、　５　ｃを備えた三角筒状の信号用反射
部材５と、この信号用反射部材５を駆動回転する交換手
一段としてのパルスモータ６とから構成され、信号用反
射部材５とパルスモニタ６とは道路Ｒに埋設された平面
視四角形のケーシング７内に収納されている。ケーシン
グ７の上部側は路面よりも上方に突出され、ぞの突出部
分の進行車両と対向する箇所に透光部８が設けられ、こ
の透光部８に臨む箇所に前記信号用反射部材５が設けら
れている。　信号用反射部材５に取り付けられた支軸９
の細心方向一端側には前記パルスモータ６が連動連結さ
れ、その支軸９の軸心方向他端側には、ロータリエンコ
ーダ１０が付設され、このロータリエンコーダ１０によ
り、パルスモータ６の回転量から信号用反射部材５の変
位状態を検出して位置信号を出力するように構成゛され
ている。

′１１は、各種電子部品を取り付けたプリント基板、１
２は受信アンテナである。１３は太陽型″池であり、ケ
ーシング７内の天井面に組み込まれた強化ガラス１４の
下方に対応位置して取り付けられている。１５は蓄電池
である。　　パ第・′４図は、前記表示器ＩＩ・・・そ
れぞれの信号用反射部材５を駆動回転するために、路上
機、３からの制御信号に応答してパルスモータ６を作動
するためのブロック図であ゛る。１６は受信アンテナ・
１２で受信した制御信号を増幅する増幅回路、１７は、
増幅された制御信号を復調する復調回路、１Ｂは、復調
された制御信号を並列に変換する直並列−□換回路であ
る。１９は並列に変換された制御信号を入力するデコー
ダ回路であり、こめデコーダ回路１９において、第５図
に示すような、路上機３から送信されてくるデータ内容
りに対して、宛先アドレスＤ、の・検定が行なわれ、デ
ータ部り。

からデータが取り出される。ＳＴはスタートビット、Ｐ
はパリティビット、ＳＰはストップビットである。

２０はパルス発生回路、２１は一致回路であり、デコー
ダ回路１９から取り出されたデータは、パルス発生回路
２０に入力され、このパルス発生回路セ０から、前記デ
ータに対応した、パルスモータ６の駆動用およびその回
転量制御用としてのパルス信号が発生され、これにより
、パルスモータ６が駆動される。パルスモータ６が駆動
されると、ロータリエンコーダ１０からはパルスモータ
６の回転位置を示す位置信号が一致回路２１に入力され
る。この一致回路２１には、前記位置信号の他にデコー
ダ回路１９からのデータも入力され、この一致回路２１
においてデータと前記位置信号とが比較され、位置信号
がデータに一致したときに、一致回路２１からパルス発
生回路２０にストップ信号が出力され、これによりパル
スモータ６が自動的に停止される。

第６図は制御手段を禾すプロ、ツク図であり、２２は、
前記交通信号灯２で表示されている信号の色を検出する
検出回路、２３は遅延回路、２４ａ。

２４ｂ、２４ｃは、赤、青、黄それぞれに対するシフト
レジスタ、２５ａ、２５ｂ、２５ｃは、前記シフトレジ
スタ２４ａ、２４ｂ、２４ｃそれぞれに対応する魔調回
路、２′６は、前記シフトしジスタ２４ａ。

２４ｂ、２４ｃを設定周期でシフトするためのクロック
パルスを入力するクロックパルス発生回路である。

次に、この実施例の作用について説明する。

交通信号灯２において、その表示されている色が変わる
と、その色が検出回路２２で検出される。

これにより、検出回路２２から信号の色に対応した制御
信号が遅延回路２３に出力される。この遅延回路２３に
おいては、前記制御信号が予め設定された設定時間Ｔだ
け遅延されてから、シフトレジスタ２４ａ、’２４ｂ、
２４ｃのうちの、前記信号の色に対応したものに制御信
号が入力される。この遅延回路２３における遅延時間Ｔ
は、第７図のタイムチャートに示すように、交通信号灯
２から最も遠い位置に設置された表示器１．を基準とし
て、その表示器ｌ、設置箇所と交通信号灯２設置箇所と
の距離と、その道路Ｒを走行する車両の走行速度（例え
ば、通常時における平均走行速度や法定速度など）、と
、その信号が変わった時点から次に同じ信号に変わるま
での時間との相関から予め設定される。

設定時間遅延された制御信号がシフトレジスタ２４ａ、
２４ｂ、２４Ｃに入力されると、その制御信号が変調回
路２５ａ、２５ｂ、２５ｃに出力され、この変調回路２
５ａ、２５ｂ、２５ｃにおいて信号波に変換され、その
信号波が送信アンテナ４から受信アンテナ１２に送信さ
れる。こうして送信された信号波により、表示器１．に
おいては、前述したようにパルスモータ６が自動的に駆
動されて、反射表示部５　ａ、　５　ｂ、　５　ｃのう
ちの所定のものが透光部８に臨むように変更される。

しかる後、設定時間経過後に前記クロックパルス発生回
路２６からのクロックパルスがシフトレジスタ２４ａ、
２４ｂ、２４ｃに入力され、このシフトにより、交通信
号灯２設置箇所から２番目に遠い表示器ｌ！に対して制
御信号が出力され、前述同様にして、その２番目に遠い
表示器ｌ、の表示が変更される。

このクロックパルス発生回路２６におけるクロックパル
スの発生周期ｔは、表示器１．．１ｍ・・・の隣合うも
のどうしの間隔と前述の車両の走行速度との相関から予
め設定される。

これらの動作を繰り返すことにより、前述タイムチャー
トや第８図の特定方向から見た外観図に示すように、交
通信号灯２の設置箇所に近い表示器１．では交通信号灯
２と同じ色の信号（例えば赤色）が表示され、そこから
遠ざかるに連れて、表示器１　＠、　１　、、１　、、
１　＊それぞれでは、次に表示される信号の色（例えば
青色）が表示され、更に遠ざかった位置の表示器１．で
は、更に次に表示される信号の色（例えば黄色）が表示
される。第７図の縦の一点一鎖線りは、上述表示が行な
われる時点を示す。

第９図は、縦軸を表示器１．．１．！・・・の交通信号
灯設置箇所からの距離Ｓに、横軸を時間ｔｌにそれぞれ
とり、ある走行速度で走行している車両を例にし、交通
信号灯２の信号の色が赤色の場合における車両の走行位
置に対応させて表示器１１．・・・。

１６それぞれで表示される信号の色を示したグラフであ
る。例えば、表示器１４に相当する位置を走行している
車両では、そのまま走行していけば、交通信号灯２の設
置箇所に到達したときに交通信号灯２の信号が赤である
ことを示し、表示器ｌ。

に相当する位置を走行している車両では、そのまま走行
していけば、交通信号灯２の設置箇所に到達したときに
交通信号灯２の信号が青であることを示している。なお
、この例による車両の走行速度は、前述のタイムチャー
トで示した場合よりもかなり低速である。

したがって、上記構成から、例えば、走行位置あるいは
その近くの表示器１．・・・が赤を表示していても、や
や先の位置の表示器１．・・・が青を表示しているよう
な場合、スピードを上げることにより、青を表示してい
る表示器３．、ｔ＊に対応する位置まで走行し、それに
より、交通信号灯２を青で通過することが可能になる。

第１０図は、他、の実施例を示すブロック図である。２
７は、道路Ｒの所定箇所に、そこを走行する車両の走行
速度を検出するために設けられる速度計、２８は、速度
計２７による検出速度から、前記クロックパルス発生回
路２６のパルス周期と前記遅延回路２３の遅延時間それ
ぞれを算出する演算器である。車両の走行速度に基づい
て算出されたパルス周期はパルス周期変更回路２？に入
力され、このパルス周期変更回路２９からの出力信号に
より、前記クロックパルス発生回路２６から発生される
クロックパルスの周期が変更される。

車両の走行速度に基づいて算出された遅延時間は遅延時
間変更回路３０に入力され、この遅延時間変更回路３０
からの出力信号により、前記検出回路２２からシフトレ
ジスタ２４ａ、２４ｂ、２４ｃに制御信号を出力する際
の遅延時間が変更される。

これにより、速度計２７による検出速度に対応して、前
記表示器ＩＩ・・・それぞれのパルスモータ６による表
示信号変換のためのタイミングが変更調整される。前記
演算器２８、クロックパルス発生回路２６および遅延時
間変更回路３０から構成されるものをしてタイミング調
整手段と称する。

この他の実施例によれば、実際の車両の走行速度に応じ
て表示器１１・・の表示が変換され、道路の混み具合な
どにも対応できる利点がある。

表示器１．・・・とじて、上記実施例のような埋設形で
、しかも太陽光やヘッドライトの光などの外部からの光
を利用して反射表示するタイプの表示器を用いれば、電
力消費量中なく、また、地上の設備が少なく美観を向上
できる利点があるが、本発明としては、例えば、中央分
離帯や路肩に支柱を立設してその支柱に前記信号用反射
部材５を設けるとか、更には、白熱灯を用いて信号表示
を行なうものを用いるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の概略平面図、第２図は表示
器の縦断面図、第３図は信号用反射部材の斜視図、第４
図はパルスモータの駆動回路を示すブロック図、第５図
はデータ内容の説明図、第６図は制御手段を示すブロッ
ク図、第７図はタイムチャート、第８図は特定方向から
見た外観図、第９図はグラフ、第１０図は他の実施例を
示す要部のブロック図である。 ！、〜１．・・・表示器、２・・・交通信号灯、６・・
・変換手段、２７・・・速度計、２８，２９．３０・・
・タイミング調整手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）交通信号灯が設置された箇所に至るまでの車両進
   行方向に沿う道路上に間隔を隔てて設置され、かつ、そ
   れぞれにおいて信号表示を変換する変換手段が備えられ
   た複数の補助信号用の表示器と、前記交通信号灯設置箇
   所に向かって進行する車両の走行速度と前記交通信号灯
   設置箇所から該車両の現走行位置までの距離との相関に
   より、該車両が前記交通信号灯設置箇所に到達したとき
   に表示されていると予測される前記交通信号灯の表示信
   号に対応した信号を前記表示器のそれぞれに表示させる
   ように前記変換手段を自動的に作動制御する制御手段と
   、を備えた交通流制御装置。
2. （２）前記特許請求の範囲第１項に記載の交通流制御装
   置において、 前記制御手段は、 車両の走行速度を検出する速度計と、 前記速度計による検出速度に対応して前記変換手段によ
   る表示信号の変換タイミングを変更調整するタイミング
   調整手段と、 を有する交通流制御装置。