JPH06299520A - 移動物体報知装置 - Google Patents

移動物体報知装置

Info

Publication number
JPH06299520A
JPH06299520A JP5107506A JP10750693A JPH06299520A JP H06299520 A JPH06299520 A JP H06299520A JP 5107506 A JP5107506 A JP 5107506A JP 10750693 A JP10750693 A JP 10750693A JP H06299520 A JPH06299520 A JP H06299520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving object
road
intersection
moving
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5107506A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Kurahashi
昇三 倉橋
Mitsunaga Kitamura
光長 北村
Koichi Katayama
幸一 片山
Kenta Kurahashi
健太 倉橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5107506A priority Critical patent/JPH06299520A/ja
Publication of JPH06299520A publication Critical patent/JPH06299520A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車等が交差点へ飛び出す恐れがあること
を、道路を走行中の自動車等に知らせることにより、交
差点事故を少なくする。 【構成】 一の道路12から交差点16に向かう自転車
18等の有無を検知する検知手段20と、この自転車1
8等の有無を表示して、他の道路14を走行中の自動車
22等に知らせる表示手段24とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の交差点における
交通事故を防止するために交差点に設置される移動物体
報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路の交差点における事故を
防止するために、道路標識や交通信号等が交差点に設置
されている。例えば、交差点に設置される道路標識とし
て、「飛び出し注意」と書かれたものがある。この道路
標識は、道路を走行中の自動車やオートバイ等のドライ
バーに対して、路地等からその交差点へ自転車や歩行者
等が飛び出す恐れがあることを警告することにより、交
差点における接触事故を防止しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この交通標識
によれば、交差点へ進入しようとする自動車等に対し
て、歩行者等が飛び出す恐れがあることを警告できるの
みであり、実際に歩行者等が交差点へ近づいて来ている
のか否かを知らせることはできなかった。このため、自
動車等のドライバーは標識を見たとしても軽視するた
め、徐行等しないで交差点を高速で通過してしまうこと
もあり、交差点事故を防止できないこともあった。
【0004】そこで、本発明者は歩行者等が交差点へ飛
び出す恐れがあることを自動車等のドライバーに知らせ
て、交差点事故をより少なくできるような移動物体報知
装置を提供するべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明に
至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動物体報
知装置の要旨とするところは、一の道路と他の道路が交
差する交差点に設置され、該一の道路を該交差点へ向か
って移動しつつある移動物体の有無を検知する検知手段
と、該移動物体の有無を表示して該他の道路を該交差点
へ向かって走行しつつある自動車等のドライバーに対し
て知らせる表示手段とを備えたことにある。
【0006】また、本発明の移動物体報知装置におい
て、前記検知手段が前記移動物体の速度の程度を検知し
得るとともに、前記表示手段が該移動物体の速度を表示
し得ることにある。
【0007】また、本発明の移動物体報知装置におい
て、前記検知手段が前記移動物体の種類を検知し得ると
ともに、前記表示手段が該移動物体の種類を表示し得る
ことにある。
【0008】また、本発明の移動物体報知装置におい
て、前記検知手段が前記移動物体の数量を記録すること
にある。
【0009】また、本発明に係る移動物体報知装置の要
旨とするところは、一の道路を一定方向へ移動する移動
物体の有無を検知するとともに、該移動物体の数量を記
録する検知手段を備えたことにある。
【0010】
【作用】本発明に係る移動物体報知装置は、支線道路の
ように被優先道路である一の道路と、幹線道路等のよう
に優先道路である他の道路との交差点等に設置される。
歩行者や自転車等の移動物体がこの交差点に向かって一
の道路を移動しつつある場合、検知手段がこの移動物体
を検知する。検知手段がこの移動物体を検知すると、表
示手段がこの移動物体の有無を表示し、他の道路をこの
交差点に向かって走行しつつある自動車やオートバイ等
のドライバーに対して知らせる。移動物体が交差点に向
かって移動しつつあることを表示手段によって知った自
動車等のドライバーは、移動物体が交差点へ飛び出す恐
れがあることを認識し、移動物体との接触事故を防ぐた
めに徐行又は停止を行う。
【0011】また、検知手段が移動物体の速度を検知し
得るとともに、表示手段が移動物体の速度の程度を表示
し得る本発明の移動物体報知装置は、歩行者等の移動物
体がこの交差点に向かって一の道路を移動しつつある場
合、検知手段がこの移動物体の速度を検知する。検知手
段がこの移動物体の速度を検知すると、表示手段がこの
移動物体の速度を表示し、他の道路を交差点に向かって
走行しつつある自動車等のドライバーに対して知らせ
る。移動物体の速度を表示手段によって知った自動車等
のドライバーは、その速度の程度により移動物体が交差
点へ飛び出す危険性を判断し、その危険性に応じて徐行
又は停止を行う。
【0012】また、検知手段が移動物体の種類を検知し
得るとともに、表示手段が移動物体の種類を表示し得る
本発明の移動物体報知装置は、歩行者等の移動物体がこ
の交差点に向かって一の道路を移動しつつある場合、検
知手段がこの移動物体の種類を検知する。すなわち、検
知手段は、移動物体が歩行者又は車両の何れの種類であ
るかを検知する。検知手段がこの移動物体の種類を検知
すると、表示手段がこの移動物体の種類を表示し、他の
道路を交差点に向かって走行しつつある自動車等のドラ
イバーに対して知らせる。移動物体の種類を表示手段に
よって知った自動車等のドライバーは、その種類により
飛び出し事故の危険性を判断し、その危険性に応じて徐
行又は停止を行う。
【0013】次に、検知手段が移動物体の数量を記録す
る本発明の移動物体報知装置は、検知手段が移動物体の
有無を検知するとともに、移動物体の数量を数えて順次
記録していく。記録された移動物体の数量は、プリンタ
ー等によって出力され、交通量調査等に利用される。
【0014】また、一の道路を一定方向へ移動する移動
物体の有無を検知するとともに、移動物体の数量を記録
する検知手段を備えた本発明の移動物体報知装置は、検
知手段が一の道路を一定方向へ移動する移動物体の有無
を検知するとともに、移動物体の数量を数えて順次記録
していく。このような移動物体報知装置は、交通量調査
に利用できるとともに、百貨店等へ出入りする人数の調
査にも利用することが可能となる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る移動物体報知装置の実施
例について図面に基づいて詳しく説明する。
【0016】図1において符号10は本発明の移動物体
報知装置である。この移動物体報知装置10は、支線道
路のように被優先道路である一の道路12と、幹線道路
のように優先道路である他の道路14とが交差する交差
点16に設置され、交差点16における接触事故を防止
しようとする装置である。この移動物体報知装置10
は、一の道路12を交差点16へ向かって移動しつつあ
る自転車18等の移動物体の有無を検知する検知手段2
0と、自転車18等の有無を表示して他の道路14を交
差点16へ向かって移動しつつある自動車22等のドラ
イバーに知らせる表示手段24とを備えて構成されてい
る。
【0017】検知手段20は移動物体が視角θ内に入っ
た場合に、光量の変化により検知信号を発する2個の光
センサーが道路12の方向へ並べられて内蔵されてい
る。この検知手段20は、自転車18等の移動物体が交
差点16へ向かって移動することにより、2個の光セン
サーが順に検知信号を発した場合には、ON信号を表示
手段24へ送信するようにされている。一方、自転車1
8等の移動物体が交差点16から逆に移動することによ
り、2個の光センサーが逆の順に検知信号を発した場合
には、ON信号を表示手段24へ送信しないようにされ
ている。
【0018】また、表示手段24は検知手段20からO
N信号を受信することにより点灯する発光手段が内蔵さ
れ、表面に透明なパネル28が備えられて構成されてい
る。このパネル28には「飛び出し注意」等のような、
自動車22のドライバーに警告を促す文字が描かれてい
る。すなわち、検知手段20から検知信号を受信した場
合は、発光手段を点灯させて「飛び出し注意」の文字を
明るく浮きして表示できるようにされている。
【0019】この移動物体報知装置10は、一の道路1
2と他の道路14との交差点16に設置されて使用され
る。この移動物体報知装置10を交差点16の如何なる
位置に設置するかは特に限定されるものではないが、自
動車22等は左側通行であり、左側から自転車18等が
飛び出した場合に事故を起こす可能性が高いため、ドラ
イバーが左側から飛び出す自転車18等を認識できるよ
うに設置しておくことが望ましい。すなわち、図1
(a)に示すように、2個の移動物体報知装置10a及
び10bを準備し、移動物体報知装置10aは自転車1
8aを検知するとともに自動車22aのドライバーに知
らせることができるように設置し、移動物体報知装置1
0bは自転車18bを検知するとともに自動車22bの
ドライバーに知らせることができるように設置すること
が望ましい。
【0020】この交差点16に向かって一の道路12を
自転車18等の移動物体が移動してくると、自転車18
等が検知手段20の光センサーの視角θ内に入る。自転
車18等が光センサーの視角θ内に入ることにより、検
知手段20がON信号を発する。このON信号を表示手
段24が受信することにより、発光手段が点灯させられ
て「飛び出し注意」の文字が明るく浮き出されるように
して表示される。
【0021】次に、他の道路14から交差点16に向か
って走行する自動車22等のドライバーは、この「飛び
出し注意」の文字が描かれた表示手段24が点灯してい
るのを見て、自転車18等が交差点16へ向かって移動
しつつあり飛び出す危険性があることを認識する。ドラ
イバーは自転車18等が飛び出す危険性があることを認
識すると、自転車18等との接触事故を防ぐために徐行
又は停止を行う。
【0022】このような移動物体報知装置10によれ
ば、交差点16に向かって一の道路12から自転車18
や歩行者等の移動物体が近づいてきた場合、検知手段2
0がこの自転車18等を検知するとともに表示手段24
がこの自転車18等の有無を表示し、他の道路14を走
行し交差点16に近づいて来る自動車22やオートバイ
等のドライバーに対して知らせることができる。このた
め、交差点16へ自転車18等が飛び出す恐れがあるこ
とを、自動車22等のドライバーに認識させて交差点事
故を未然に防止することができる。また、従来の道路標
識のようにドライバーに単に注意を促すだけでなく、現
実に自転車18等が交差点16へ近づきつつあることを
自動車22等のドライバーに認識させることができる。
このため、自動車22等のドライバーは飛び出しの危険
性を軽視することがなくなり、交差点16における飛び
出し事故を大幅に減少することができる。
【0023】なお、本発明の移動物体報知装置10にお
いて、検知手段20が自転車18等の移動物体の数量を
順次数えて記録し、プリンター又はモニター等により出
力できるように構成しても良い。検知手段20が移動物
体の数量を順次数えて記録できるように構成することに
より、交差点事故を防止するために利用するだけでな
く、交通量調査等にも利用できるようになる。
【0024】以上、本発明に係る移動物体報知装置の一
実施例について、図面に基づいて説明したが、本発明に
係る移動物体報知装置は上述の移動物体報知装置に限定
されるものではない。
【0025】例えば、移動物体報知装置10の検知手段
20の光センサーの代替として、光源を使用する透過式
のレーザーセンサーや赤外線センサー等の他、反射式の
超音波センサー等であっても良い。また、表示手段24
のパネル28に描かれる文字は「飛び出し注意」に限定
されず、「飛び出しあり」や「横断者あり」等、自転車
18等の移動物体があることを表示して、自動車22等
のドライバーに警告を発するものであれば良い。
【0026】また、移動物体報知装置10aと10bと
を電波により相互に通信できるようにし、移動物体報知
装置10aの表示手段24a及び移動物体報知装置10
bの表示手段24bのどちらか一方を点灯させた場合に
は、他方の表示手段24も点灯させるようにしても良
い。このように両者を同時に点灯させることにより、自
動車22等のドライバーは、左右両方からの飛び出しを
認識することができ、交差点事故をより効果的に低減す
ることができる。
【0027】次に、本発明に係る移動物体報知装置は、
図2に示す移動物体報知装置30であっても良い。この
移動物体報知装置30の表示手段32は、空中から交差
点16内へ突き出すとともにパネル34の文字を横書き
で描くようにされている。パネル34には「注意」や
「飛び出し警告」等の文字が描かれ、検知手段36から
ON信号を受信した場合は、発光手段を点灯させて「注
意」等の文字を明るく浮きして表示できるようにされて
いる。このような移動物体報知装置30によれば、表示
手段32が空中から交差点16内へ突き出すようにされ
ているため、自動車22等のドライバーの目を引き易
く、ドライバーが見落とすことがない。また、パネル3
4の文字が横書きで描かれているため、自動車22のド
ライバーが、横に長いフロントガラスを透して容易に見
ることができる。
【0028】また、本発明に係る移動物体報知装置は、
図3に示す移動物体報知装置40であっても良い。この
移動物体報知装置40は交差点42の曲がり角等に建て
られている電柱44に固定して使用するようにされてい
る。この移動物体報知装置40の検知手段46は、支線
道路である一の道路48を交差点42へ向かって移動し
て来る自動車50等の移動物体を検知するように光セン
サーが内蔵されて構成されている。また、表示手段52
は表面及び裏面の両方に備えられたパネル54に「進入
あり」のような文字が描かれており、幹線道路である他
の道路56の両方向から交差点42へ近づいてくる自動
車58等に警告を発するようにして構成されている。
【0029】この移動物体報知装置40によれば電柱4
4に固定して空中に保持することができる。このため、
設置するための余分なスペースが必要となることがな
い。また、パネル54が表裏の両面に備えられているた
め、道路56を走行中の自動車58等のドライバーは、
左側からの飛び出しを移動物体報知装置40aによって
事前に知ることができると同時に、左側からの飛び出し
をも移動物体報知装置40bによって事前に知ることが
できる。このため、交差点42における接触事故をより
少なくすることができる。
【0030】また、本発明に係る移動物体報知装置は、
図4に示す移動物体報知装置60であっても良い。この
移動物体報知装置60は、自転車18等の移動物体の速
度を検知できる検知手段62と、自転車18等の速度を
表示する表示手段64とから構成されている。検知手段
62は電磁波を自転車18に当て、反射して返って来る
電磁波を取り込み、ドップラー効果を利用して自転車1
8の速度を検知するように構成されている。また、表示
手段64は、検知手段62から速度データを受信して表
示する速度表示部66と、「キロ接近中」なる文字が描
かれた文字表示部68とから構成されている。なお、検
知手段62と表示手段64とは図示しない送信コードで
接続されている。
【0031】表示手段64の速度表示部66は、横に3
個、縦に5個の合計15個のランプが一組となって、2
組備えられており、検知手段62から受信した速度デー
タに対応して所定のランプを点灯させることにより、速
度を数字で表示できるようにされている。例えば、25
km/hの速度データを受信した場合には、図4(b)
に示すように、「25」なる数字が表示さる。一方、文
字表示部68は検知手段62から速度データを受信した
場合に、内蔵された発光手段を点灯させることにより、
パネル70に描かれた「キロ接近中」なる文字を明るく
浮かび出すように構成されている。
【0032】このような移動物体報知装置60は、検知
手段62が自転車18の速度を検知して表示手段64へ
送信することにより、速度表示部66がその速度を表示
するとともに、文字表示部68の「キロ接近中」なる文
字が浮き出される。このため、自動車22のドライバー
は、自転車18が如何なる速度で接近しているのかを認
識する。例えば、検知手段62から25km/hの速度
データが送信された場合には、図4(b)に示すよう
に、「25キロ接近中」なる文字が描きだされ、自動車
22のドライバーは自転車18が25km/hの速度で
接近中であることを認識する。自転車18の速度を認識
したドライバーは、その速度に応じて停止又は徐行を行
う。
【0033】このような移動物体報知装置60によれ
ば、自動車22等のドライバーに、交差点16へ接近中
の自転車18等の速度を知らせることができる。このた
め、ドライバーは自転車18等が飛び出す危険性を的確
に把握することができ、交差点16における接触事故を
より防止することができる。
【0034】なお、自動車22等のドライバーに自転車
18等の速度を知らせるための表示手段は、上述のよう
に速度を数値で表示する表示手段64に限定されるもの
ではない。例えば、「高速接近中」及び「低速接近中」
の文字を描いておき、速度の程度に応じていずれか一方
を点灯させて表示するように構成しても良い。また、
「飛び出し危険性大」の文字を描いておき、速度が一定
以上の場合のみ点灯させて表示するように構成しても良
い。
【0035】また、本発明に係る移動物体報知装置は、
図5に示す移動物体報知装置72であっても良い。この
移動物体報知装置72は、移動物体の有無及びその種類
を検知できる検知手段74と、移動物体の有無及びその
種類を表示する表示手段76とから構成されている。
【0036】検知手段74は、図5(b)に示すよう
に、移動物体の有無を検知する光センサー78と、移動
物体が自動車や自転車等の金属物体である場合にON信
号を発する磁気センサー80とが内蔵されて構成されて
いる。光センサー78は視野内に自転車18等の移動物
体が入ることによりON信号を発するようにされてい
る。また、磁気センサー80は、この移動物体が自動車
や自転車等の金属物体であるときにON信号を発するよ
うにされている。
【0037】また、表示手段76は、図5(c)に示す
ように、「警告」なる文字が描かれた文字表示部82
と、歩行者の図形が描かれた歩行者図形表示部84と、
車両の図形が描かれた車両図形表示部86とを備えて構
成されている。これら、文字表示部82、歩行者図形表
示部84及び車両図形表示部86は、それぞれ発光手段
が内蔵されており、この発光手段が点灯されることによ
り明るく浮き出されるようにされている。
【0038】次に、このような検知手段74と表示手段
76とは、図6に示す制御を行う制御手段を介して接続
されている。この制御手段は光センサー78からON信
号を受信し、かつ磁気センサー80からON信号を受信
した場合に、文字表示部82及び車両図形表示部86を
点灯させるように構成されている。一方、光センサー7
8からON信号を受信し、かつ磁気センサー80からO
FF信号を受信した場合には、文字表示部82及び歩行
者図形表示部84を点灯させるように構成されている。
【0039】このような移動物体報知装置72は、自転
車18等の金属物体である移動物体が交差点16へ接近
してきた場合には、「警告」なる文字の描かれた文字表
示部82及び車両の図形が描かれた車両図形表示部86
が点灯する。よって、他の道路14を走行する自動車2
2等のドライバーに、自転車や自動車等の車両が交差点
16に接近中であることを表示して知らせることができ
る。一方、歩行者のような金属物体でない移動物体が交
差点16へ接近してくる場合には、「警告」なる文字の
描かれた文字表示部82及び歩行者の図形が描かれた歩
行者図形表示部84が点灯する。よって、自動車22等
のドライバーに、歩行者が交差点16に接近中であるこ
とを表示して知らせることができる。
【0040】このような移動物体報知装置72によれ
ば、文字表示部82及び車両図形表示部86、或いは文
字表示部82及び歩行者図形表示部84を点灯させるこ
とにより、他の道路14を走行する自動車22等のドラ
イバーに、歩行者或いは車両のいずれであるかという移
動物体の種類を知らせることができる。このため、自動
車22等のドライバーは、その種類に応じて、停止、徐
行又は注意をすることができ、より効果的に交差点事故
を少なくすることができる。
【0041】なお、この移動物体報知装置72は、上述
の移動物体報知装置60と併用して使用することによ
り、交差点16へ接近中の移動物体の速度及び種類を同
時に表示できるようにしても良い。
【0042】以上、本発明に係る移動物体報知装置の実
施例について、図面に基づいて種々説明したが、本発明
に係る移動物体報知装置は図示した移動物体報知装置に
限定されるものではない。例えば、移動物体報知装置の
設置場所は、上述のような交差点に限定されず、幹線道
路同志の交差点等に設置されて使用されても別に構わな
い。また、2つの道路が交差する交差点に限定されず、
3以上の道路が交差する交差点やT字路等に設置されて
使用されても良い。さらに、設置する移動物体報知装置
の数量は2個に限定されず、1個又は3個以上であって
も良い。その他、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施できるものである。
【0043】
【発明の効果】本発明の移動物体報知装置によれば、交
差点に向かって一の道路から歩行者や自転車等の移動物
体が近づいてきた場合、検知手段がこの移動物体を検知
するとともに表示手段がこの移動物体の有無を表示し、
他の道路を走行しこの交差点に近づいて来る自動車やオ
ートバイ等のドライバーに対して知らせることができ
る。このため、交差点に移動物体が飛び出す恐れがある
ことを、自動車等のドライバーに認識させて交差点事故
を未然に防止することができる。また、従来の交通標識
等と異なり、現実に移動物体が交差点へ近づきつつある
ことを自動車等のドライバーに認識させることができ
る。このため、ドライバーは飛び出しの危険性を軽視す
ることがなくなり、交差点における飛び出し事故を大幅
に減少することができる。
【0044】また、検知手段が移動物体の速度を検知し
得るとともに、表示手段が移動物体の速度を表示し得る
本発明の移動物体報知装置によれば、交差点に向かって
一の道路から歩行者等の移動物体が近づいてきた場合、
検知手段がこの移動物体の速度を検知するとともに表示
手段がこの移動物体の速度を表示し、他の道路を走行し
この交差点に近づいて来る自動車等のドライバーに対し
て知らせることができる。このため、自動車等のドライ
バーは、その速度の程度により移動物体が交差点へ飛び
出す危険性を判断し、その危険性に応じて徐行又は停止
を行うことができる。
【0045】また、検知手段が移動物体の種類を検知し
得るとともに、表示手段が移動物体の種類を表示し得る
本発明の移動物体報知装置によれば、交差点に向かって
一の道路から歩行者等の移動物体が近づいてきた場合、
検知手段がこの移動物体の種類を検知するとともに表示
手段がこの移動物体の種類を表示し、他の道路を走行し
この交差点に近づいて来る自動車等のドライバーに対し
て知らせることができる。このため、自動車等のドライ
バーは、交差点に近づいて来る移動物体の種類により飛
び出し事故の危険性を判断し、その危険性に応じて徐行
又は停止を行うことができる。
【0046】また、検知手段が移動物体の数量を記録す
る本発明の移動物体報知装置によれば、移動物体の数量
を数えて順次記録していくことができる。このため、記
録された移動物体の数量を交通量調査等に利用すること
ができる。
【0047】また、一の道路を一定方向へ移動する移動
物体の有無を検知するとともに、移動物体の数量を記録
する検知手段を備えた本発明の移動物体報知装置によれ
ば、一の道路を一定方向へ移動する移動物体の数量を数
えて順次記録していくことができる。このため、交通量
調査に利用できるだけでなく、百貨店等へ出入りする人
数の調査にも利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動物体報知装置の実施例を説明
するための図であり、同図(a)は使用状態を示す平面
図であり、同図(b)は移動物体報知装置を示す斜視図
である。
【図2】本発明に係る移動物体報知装置の他の実施例を
示す斜視図である。
【図3】本発明に係る移動物体報知装置の更に他の実施
例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る移動物体報知装置の更に他の実施
例を説明するための図であり、同図(a)は使用状態を
示す平面図であり、同図(b)は移動物体報知装置を示
す正面図である。
【図5】本発明に係る移動物体報知装置の更に他の実施
例を説明するための図であり、同図(a)は使用状態を
示す平面図であり、同図(b)は検知手段を示す正面図
であり、同図(c)は表示手段を示す正面図である。
【図6】図5に示す移動物体報知装置の制御手段を説明
するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
10,30,40,60,72;移動物体報知装置 12,48;一の道路 14,56;他の道路 16,42;交差点 18;自転車(移動物体) 20,36,46,62,74;検知手段 22,58;自動車 24,34,52,64,76;表示手段 50;自動車(移動物体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の道路と他の道路が交差する交差点に
    設置され、該一の道路を該交差点へ向かって移動しつつ
    ある移動物体の有無を検知する検知手段と、該移動物体
    の有無を表示して該他の道路を該交差点へ向かって走行
    しつつある自動車等のドライバーに対して知らせる表示
    手段とを備えたことを特徴とする移動物体報知装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段が前記移動物体の速度を検
    知し得るとともに、前記表示手段が該移動物体の速度の
    程度を表示し得ることを特徴とする請求項1に記載する
    移動物体報知装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段が前記移動物体の種類を検
    知し得るとともに、前記表示手段が該移動物体の種類を
    表示し得ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載する移動物体報知装置。
  4. 【請求項4】 前記検知手段が前記移動物体の数量を記
    録することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載する移動物体報知装置。
  5. 【請求項5】 一の道路を一定方向へ移動する移動物体
    の有無を検知するとともに、該移動物体の数量を記録す
    る検知手段を備えたことを特徴とする移動物体報知装
    置。
JP5107506A 1993-04-09 1993-04-09 移動物体報知装置 Withdrawn JPH06299520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5107506A JPH06299520A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 移動物体報知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5107506A JPH06299520A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 移動物体報知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06299520A true JPH06299520A (ja) 1994-10-25

Family

ID=14460938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5107506A Withdrawn JPH06299520A (ja) 1993-04-09 1993-04-09 移動物体報知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06299520A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010000040A (ko) * 1999-10-14 2001-01-05 김미경 어린이 보호구역 안내표출장치
JP2001202599A (ja) * 2000-01-20 2001-07-27 Fujitsu Ltd 接近通報用のレーダ波中継装置および表示装置
JP2008038385A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Sekisui Jushi Co Ltd 道路標示装置
JP2008262591A (ja) * 2008-07-02 2008-10-30 Fujitsu Ltd 接近通報用のレーダ波中継装置および表示装置
JP2009009581A (ja) * 2008-07-02 2009-01-15 Fujitsu Ltd 接近通報用のレーダ波中継装置
JP2014115795A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Tachibana Eletech Co Ltd 自転車管理システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010000040A (ko) * 1999-10-14 2001-01-05 김미경 어린이 보호구역 안내표출장치
JP2001202599A (ja) * 2000-01-20 2001-07-27 Fujitsu Ltd 接近通報用のレーダ波中継装置および表示装置
JP2008038385A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Sekisui Jushi Co Ltd 道路標示装置
JP2008262591A (ja) * 2008-07-02 2008-10-30 Fujitsu Ltd 接近通報用のレーダ波中継装置および表示装置
JP2009009581A (ja) * 2008-07-02 2009-01-15 Fujitsu Ltd 接近通報用のレーダ波中継装置
JP2014115795A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Tachibana Eletech Co Ltd 自転車管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN204296580U (zh) 大型商用车转弯时内轮差区域警示报警装置
US7148813B2 (en) Light emitting traffic sign having vehicle sensing capabilities
US9875653B2 (en) Electronic traffic alert system
US20030191577A1 (en) Road safety street furniture
JP2005301884A (ja) 環状交差点の車両情報システム
US20030234724A1 (en) Safety brake light the structure capable of displaying traveling condition and speed of the car
KR20100090880A (ko) 차량 역주행 방지 경보 시스템 및 그 방법
CN113859118A (zh) 一种大型车辆道路安全预警方法和装置
TWI748863B (zh) 車輛的後視安全警示裝置
US20210046864A1 (en) Indications for vehicles
RU2595133C2 (ru) Система предупреждения
RU2594050C2 (ru) Система предупреждения
JP2013032082A (ja) 車両用表示装置
JPH06299520A (ja) 移動物体報知装置
JPH07260500A (ja) ナビゲーションシステム
KR20110118882A (ko) 차량의 사이드미러를 대체하는 측방충돌방지 경보시스템
JP2002117497A (ja) 右折運転支援装置
JP2008127979A (ja) 交通安全表示体及び交通安全表示体を用いた交通安全表示システム。
JP2002038428A (ja) 道路反射鏡併用出合い頭事故防止装置
KR20060095146A (ko) 자동차용 주행 안전장치 및 이를 이용한 주행방법
CN214752279U (zh) 地下停车场l型路口智能来车报警器
KR102353084B1 (ko) 교차로 횡단보도 신호등 안전표시 전광판
KR20000002444U (ko) 커브길 교통사고 방지장치
KR20170082840A (ko) 통행 보조 장치 및 방법
JPS63195045A (ja) 車載用障害物接近警告表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704