JPS6115570B2 - - Google Patents

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JPS6115570B2
JPS6115570B2 JP53148543A JP14854378A JPS6115570B2 JP S6115570 B2 JPS6115570 B2 JP S6115570B2 JP 53148543 A JP53148543 A JP 53148543A JP 14854378 A JP14854378 A JP 14854378A JP S6115570 B2 JPS6115570 B2 JP S6115570B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tertiary
transformer
capacity
primary
circuit
Prior art date
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Expired
Application number
JP53148543A
Other languages
English (en)
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JPS5574118A (en
Inventor
Yoshitake Kashima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14854378A priority Critical patent/JPS5574118A/ja
Publication of JPS5574118A publication Critical patent/JPS5574118A/ja
Publication of JPS6115570B2 publication Critical patent/JPS6115570B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は大容量変圧器、特に少なくとも2つの
単位変圧器からなる大容量変圧器に関する。
〔発明の背景〕
近年、変圧器の容量は、系統の拡充や超高圧化
によつて、ますます大容量化してきている。この
種の変圧器では、3次回路を調相設備に使用する
ことが多くなつている。このため、変圧器の3次
回路における外部事故時の保護について、特に注
意する必要が生じている。
すなわち、変圧器の3次回路に発生する事故電
流は、変圧器の%インピーダンスが系統の%イン
ピーダンスおよび変圧器の容量によつて決る値で
あり、%インピーダンスを一定としても、容量が
大きくなると事故電流は増大する。特に近年にお
いては、系統の容量が大きくなり、逆に系統の%
インピーダンスは小さくなる傾向にあり、一方変
圧器の1次および2次巻線間のインピーダンス
は、既設変圧器の関係や系統の安定度から、あま
り大きな値とすることできないうらみがある。
このため、変圧器が大容量化するにつれて、3
次回路の容量が増大し、しかも3次回路の事故電
流を遮断器の短絡容量などで規制される値以下に
するためには、変圧器の2次および3次巻線間お
よび1次および3次巻線間の%インピーダンスを
大きくして抑制する必要がある。
つまり、変圧器の1次および2次巻線間の%イ
ンピーダンスを一定としておき、2次および3次
巻線間と、1次および3次巻線間の各%インピー
ダンスを大きくする必要がある。
このような変圧機を実現するための手段として
は、次の種々の方式がよく知られている。例え
ば、3次巻線と他巻線の形成する電磁的空間の結
合を疎として%インピーダンスを大きくする方
式、リアクトルを内蔵する方式、更には3次巻線
を並列或いは直列に形成される複数の1次および
2次巻線のうちの一部のみに結合させる方式があ
る。
しかしながら、これらの方式はいずれも、%イ
ンピーダンスを大きくするため、調相設備を設置
したときには、3次回路に著しい電圧変動を生じ
てその利用率が悪くなる欠点がある。
これを従来の大容量変圧器の構成例とその等価
回路を示す第1図イ,ロを用いて説明する。
この例は、2つの単位変圧器TR1,TR2からな
る3相構成の1相分を示しており、しかも1相分
が更にいくつかの単位変圧器から構成する場合の
うち第1および第2の2つの単位変圧器からなる
例である。ここでいう単位変圧器TR1,TR2
は、1つまたはそれ以上の鉄心の主脚に巻回され
た1次、2次、3次の巻線群を、直列または並列
に接続して作られるもので、各単位変圧器TR1
R2間を周知のように油ダクトなどで結合して、
全体としい大容量変圧器が形成される。
このような大容量変圧器は、第1図イに示すよ
うに各単位変圧器TR1,TR2にそれぞれ有する。
1次、2次、3次巻線P1,S1,T1およびP2
S2,T2間を並列に接続して1次端子10,1
1、2次端子12,13、3次端子14,15に
至るように構成して使用している。この変圧器に
おいて、いま仮に単位変圧器TR1,TR2の1次、
2次容量を500/3MVA/相とし、3次容量をこ
の1/3、系統の容量を変圧器容量1000MVAに
対して1次では2%、2次では4%、3次の許容
短絡容量を3500MVAとすると、2次と3次間の
%インピーダンスZST値(1次容量ベース)は、
既略26%必要となる。すなわち、第1図イおよび
ロにおいて説明すると、1次、2次、3次の各イ
ンピーダンスZP,ZS,ZTから定まる1次・2
次間、1次・3次間、2次・3次間の%インピー
ダンスZPS,ZPT,ZSTをそれぞれ ZPS=ZP+ZS=14 ZPT=ZP+ZT=40 ZST=ZS+ZT=26 とすると、第1図ロの等価回路に示す1次、2
次、3次の各インピーダンスは、それぞれZP
14、ZS=0、ZT=26となる。第1図ロのPは1
次端子、Sは2次端子、Tは3次端子である。3
次端子Tよりみた変圧器を含む系統の%インピー
ダンスは、下式で示すように29.2%となる。すな
わち (1次系統容量+Z)×(2次系統容量+Z)/(1次系統容量+Z)+(2次系統容量+Z)+ZT
(2+14)×(4+0)/(2+14)+(4+0)+26=64/32+26=29.2 このため、最小所要インピーダンス値(=変圧器
容量/3次の許容短絡容量=1000MVA/
3500MVA)である28.6%よりも大きくなる。こ
の値は3次容量ベースでは、7.8%と大きく、も
し3次電圧が22KVのように低い場合には、更に
%インピーダンスを大にする必要がある。
このように、大きなインピーダンスとすること
は、構造上も困難であるし、前述したリアクトル
内蔵などでは経済的に製作できず、また調相設備
を用いる場合の電圧変動率も大きくなる。
〔発明の目的〕
本発明の大容量変圧器の目的は、3次回路の事
故時の短絡電流を適切な値に制約し、系統の保護
を有効に行なわせることにある。
〔発明の概要〕
本発明の大容量変圧器では、それぞれ1次、2
次、3次巻線を有する少なくとも2つの単位変圧
器から大容量変圧器を構成する際に、1次および
2次巻線間は並列に接続して1次回路および2次
回路を形成し、各3次巻線はそれぞれ独立した3
次回路を形成するようにすることを特徴とするも
のである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の大容量変圧器を従来と同一部分
を同符号で示す。第2図イ,ロを用いて説明す
る。この大容量変圧器は、1次、2次、3次巻線
P1,S1,T1およびP2,S2,T2の種種の組合せか
らなる2つの単位変圧器TR1,TR2からなる例を
示しているがこれ以上から構成することもでき
る。本発明における基本は、各単位変圧器TR1
R2の1次巻線P1,P2間および2次巻線S1,S2
は並列接続して1次端子10,11および2次端
子12,13に至る1次回路と2次回路を形成す
るようにし、各3次巻線T1,T2をそれぞれ独立
した3次端子14,15および14a,15aに
至る分割した3次回路を形成することである。分
割された各3次巻線T1,T2は、それぞれ独立し
た遮断器などを備えて3次回路を形成して使用す
るが、3次容量によつては3次巻線回路の1つは
内蔵させるようにすることもできる。
単位変圧器TR1,TR2は公知の種々の構造が用
いられるが、最も単純な例では2つの3相変圧器
を用い、各端子を油ダクトなどで組合せ3次端子
のみ独立して引出す方式とすれば良く、また2組
の巻線を有する単相変圧器の各々の巻線の3次回
路を分割する方式とすることもできる。
単相変圧器を用いて大容量変圧器を成する場合
には、変圧器の輸送条件などにより、種々の組合
せが可能となる。例えば、側脚を有する単相3脚
(センターコア)形変圧器を6台用いる方式、単
相5脚鉄心構成の2組の単位変圧器を用いて2組
若しくは3組の3次回路を構成する方式、或いは
単相4脚鉄心の2組の巻線のうち1組のみに3次
巻線を設けた単位変圧器を6台組合せる方式など
がある。すなわち、各単位変圧器TR1,TR2部分
を形成するものとしては、2脚鉄心、側脚を有す
る3脚鉄心や4脚鉄心や五脚鉄心などの単相鉄心
構成の単相器、或いはこれらの任意の組合せが考
えられる。これらの方式は、もし巻線の強度が許
されるときには、各単位変圧器部分の容量が異な
るようにすることもできる。単位変圧器部分を単
相器から構成するときには、その輸送も支障なく
行える。
この第2図イの大容量変圧器の1次・2次容量
を1000MVA、3次容量を300MVA、1次・2次
系統の容量を1000MVAベースでそれぞれ2%と
4%とし、変圧器の%インピーダンスを、単位変
圧器TR1,TR2ごとに1次・2次容量500MVAベ
ースで1次・2次間、1次・3次間、2次・3次
間の%インピーダンスZPS,ZPT,ZSTをそれぞ
れ ZPS=ZP+ZS=14 ZPT=ZP+ZT=28 ZST=ZS+ZT=14 とすると、各単位変圧器TR1,TR2について各巻
線P1,S1,T1およびP2,S2,T2の%インピーダ
ンスを第2図ロの等価回路図で求めると、ZP
14、ZS=0、ZT=14となる。これをもとに、大
容量変圧器全体の%インピーダンスを求めると、
1次・2次間1000MVAベースでは14%となる。
このため、3次端子Tからみた変圧器を含む系統
の%インピーダンスは、1000MVAベースでは前
述した式から計算すると31.2%となる。この結
果、単位変圧器TR1,TR2部分の2次・3次間の
%インピーダンスZSVは、従来に比べて約1/2で
よいから、3次巻線にリアクトルを内蔵するなで
の特殊構造をとる必要がなく、全体を小形化する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明のように大容量変圧器を構
成すれば、変圧器を特殊構造とせずに3次回路の
事故時の短絡電流を抑制して適正な値とすること
ができるから、既存の遮断器を利用して系統の保
護を効果的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来の大容量変圧器を示す結線図、
第1図ロはイの等価回路図、第2図イは本発明の
大容量変圧器の一実施例を示す結線図、第2図ロ
はイの等価回路図である。 TR1,TR2……単位変圧器、P1,P2……1次巻
線、S1,S2……2次巻線、T1,T2……3次巻
線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1次巻線と2次巻線と3次巻線とをそれぞれ
    有する少くとも2つの単位変圧器を備え、前記各
    単位変圧器の1次巻線間および2次巻線間は、並
    列接続してそれぞれ1次回路および2次回路を形
    成し、前記各3次巻線はそれぞれ独立した3次回
    路を形成したことを特徴とする大容量変圧器。 2 前記単位変圧器の少くとも1つの3次巻線は
    内蔵3次回路を形成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の大容量変圧器。 3 前記各単位変圧器は単相変圧器3台にて構成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の大容量変圧器。 4 前記各単位変圧器は側脚を有する単相鉄心を
    用いた単相変圧器3台にて構成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の大容量変圧器。
JP14854378A 1978-11-29 1978-11-29 Large capacity transformer Granted JPS5574118A (en)

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JP14854378A JPS5574118A (en) 1978-11-29 1978-11-29 Large capacity transformer

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JP14854378A JPS5574118A (en) 1978-11-29 1978-11-29 Large capacity transformer

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Publication Number Publication Date
JPS5574118A JPS5574118A (en) 1980-06-04
JPS6115570B2 true JPS6115570B2 (ja) 1986-04-24

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ID=15455113

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JP14854378A Granted JPS5574118A (en) 1978-11-29 1978-11-29 Large capacity transformer

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JP (1) JPS5574118A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009087706A1 (ja) 2008-01-09 2009-07-16 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009087706A1 (ja) 2008-01-09 2009-07-16 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置

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JPS5574118A (en) 1980-06-04

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