JPS598053B2 - 単相3巻線変圧器 - Google Patents

単相3巻線変圧器

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JPS598053B2
JPS598053B2 JP54006111A JP611179A JPS598053B2 JP S598053 B2 JPS598053 B2 JP S598053B2 JP 54006111 A JP54006111 A JP 54006111A JP 611179 A JP611179 A JP 611179A JP S598053 B2 JPS598053 B2 JP S598053B2
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JP
Japan
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winding
voltage
winding unit
transformer
windings
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JP54006111A
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English (en)
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JPS5598811A (en
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元保 市川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS5598811A publication Critical patent/JPS5598811A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超々高圧送電回路に用いられる3次巻線を有す
る単相変圧器に係り、特に高圧線路電流が大きく、しか
も中圧巻線−3次巻線間のインピーダンスを大きくする
単相3巻線変圧器に関する。
一般に超々高圧送電回路に用いられる変圧器は容量が大
きく、大型であるため、主に輸送上の制約から単相変圧
器3台を現地で3相結線して3相変圧器として用いられ
る。このような単相変圧器においては輸送上の制約を克
服するために従来より第1図又は第2図に示すような巻
線構成が採用されてきた。
第1図は単相4脚鉄心の第1、第2の主脚4A、4Bに
それぞれ鉄心側より順次3次巻線単位3A、3B、中圧
巻線単位2A、2B、高圧巻線単位IA、IBを巻装し
、各巻線単位をそれぞれ並列に接続して単相3巻線変圧
器を構成した例である。
一般に第1図の構成とすると中圧巻線、3次巻線間のイ
ンピーダンスが比較的小さくなり、3次回路の短絡容量
が増大して通常のしや断器のしや断容量を上回る場合が
多い。このため1中圧巻線2A、2Bと3次巻線3A、
3B間の寸法を絶縁上必要な寸法よりも大きくして中圧
巻線−3次巻線間のインピーダンスを大きくする。23
次巻線に直列にリアクトルを挿入して短絡容量を低減さ
せる等の対策がとられている。
しかしながら1の対策をとると中圧、高圧巻線の径が大
きくなるため、巻線重量、鉄心重量共増大し変圧器の価
格が高くなる。
変圧器タンクの寸法が大きくなり厳しい輸送寸法上の制
約を克服することがむずかしくなる等の欠点が生ずる。
また2の対策をとつた場合にも、リアクトルの分だけ価
格が高くなる欠点がある。第2図は、第1図の構成の欠
点を克服するために提案された構成例であり、単相4脚
鉄心の第1の主脚4Aには鉄心側より順次3次巻線単位
3A)中圧巻線単位2A、中性点側高圧巻線単位IAを
巻装し第2の主脚4Bには鉄心側より順次中圧巻線単位
2B、線路端側高圧巻線単位IBをそれぞれ巻装して、
第1の主脚4Aに巻装された中圧巻線単位2Aおよび第
2の主脚4Bに巻装された中圧巻線単位2Bを並列に、
また第1の主脚4Aに巻装された中性点側高圧巻線IA
および第2の主脚4Bに巻装された線路端側高圧巻線I
Bを直列に接続して構成された単相3巻線変圧器である
この構成にすると3次巻線3Aが第1の主脚4Aのみに
巻装されるため、第1図の例のごとく3次巻線を第1お
よび第2の主脚巻装して並列接−続した場合に較べて、
中圧巻線−3次巻線間のインピーダンスは約2倍となる
。従つて第1図の構成例のような対策が不要となるため
、輸送寸法制約の克服が容易で、しかも価格の面でも第
1図の構成例よりも安価な変圧器を構成できる。しかし
ながら第2図の構成例においては、高圧巻線1A,1B
が直列に接続されるため、高圧巻線に流れる電流は線路
電流に等しくなり、第1図の構成例のように高圧巻線が
並列に接続された場合の2倍となる。
従つて高圧巻線を同一サイズの素線で巻く場合には並列
素線数も2倍としなければならない〇一方超々高圧変圧
器の高圧巻線には、一般に雷インパルス等の急峻な波頭
をもつ電圧に対して、巻線内の電圧分担が均一となるよ
うに巻線内の直列キヤパシタンスを大きくする巻線方法
が採用されるが、このような巻線においては並列素線数
が多くなると巻線作業が複雑となり、巻線作業に要する
時間が極端に増加する。
従つて今後さらに容量の大きな変圧器が要求された場合
には高圧線路電流が増大し、高圧巻線の並列素線数が増
えるため、第2図の構成例では、ますます高圧巻線の巻
線作業時間が増加し、このため変圧器価格が高くなつて
しまうという欠点がある。
本発明は以上の従来構成の欠点に除去するためになされ
たもので、従来のように巻線間寸法を大きくする等の対
策を施すことなく三次回路の短絡容量を低減し、しかも
高圧線路電流が大きくても高圧巻線の並列素線数が比較
的少なくてすむようにし、これによつて軽量コンノマク
トで厳しい輸送寸法の制約を克服して、しかも高圧巻線
の巻線作業時間が少なくて済む安価な単相3巻線変圧器
を提供することを目的とする。
以下本発明の1実施例を第3図にもとずいて説明する。
第3図は単相4脚鉄心の第1の主脚4Aに鉄心側より順
次3次巻線単位3A1中性点側中圧巻線単位2A1高圧
巻線単位1A1を巻装し、第2の主脚4Bには鉄心側よ
り順次線路端側中圧巻線単位2B、高圧巻線単位1Bを
巻装して、第1の主脚4Aの高圧巻線単位1Aと第2の
主脚4Bの高圧巻線単位1Bを並列に、第1の主脚4A
の中性点側中圧巻線単位2Aと第2の主脚4Bの線路端
側中圧巻線単位2Bを直列にそれぞれ接続して構成した
単相3巻線変圧器である。以上の構成で中性点側中圧巻
線単位2Aど線路端側中圧巻線単位2Bの巻回数を略等
しくすると中圧巻線と3次巻線間で負荷を取つた場合の
各巻線のアンペア−ターン分担は第4図となるから中圧
巻線−3次巻線間のインピーダンスXは次式となる。こ
こで第1、第2の主脚の中圧巻線と高圧巻線間の寸法は
各々の高圧巻線の電圧が等しいため、ほぼ同じであるか
らXM−0とX′M−。
は略等しい。また一般にXL−HはXL−Mの1.5〜
2.5倍となるからXは概路次式となる。一方第1図の
例では、中圧巻線と3次巻線間で負荷を取つた場合の各
巻線のアンペア−ターン分担は第5図となるから中圧巻
線−3次巻線間のインピーダンスX′は次式となる。
となる。
またX/L−Mと第3図の例のXL−Mは第1図および
第3図の各々の中圧巻線電圧が等しければ、各々の中圧
巻線−3次巻線間の寸法は略同一であるからほぼ等しい
。従つて次式が成り立つすなわち第3図の構成とすると
中圧巻線−3次巻線間のインピーダンスが第1図の従来
構成例の2.5〜3.5倍となる。
また第3図の構成とすると第1および第2の主脚に巻装
される高圧巻線1A,1Bの電流は、高圧、中圧間で負
荷をとる場合には中圧巻線2A,2Bの巻数比で分流し
、また3巻線同時負荷の場合にも一般に3次巻線の容量
が小さいため、略中圧巻線2A,2Bの巻数比で分流す
るから、それぞれ高圧線路電流の約半分となる。
従つて第3図の構成とすれば中圧巻線−3次巻線間のイ
ンピーダンスが大きくなるため、中圧巻線−3次巻線間
の寸法を増やす等の対策を施すことなく、3次回路の短
絡容量を低減でき軽量コンパクトで、厳しい輸送寸法の
制約を克服できる変圧器とすることができる。
また各々の高圧巻線電流が高圧線路電流の略半分になる
ため、高圧巻線の並列素線数が少なくてすむので、巻線
作業時間を大巾に減少させることができる。尚第6図の
ごとく第3図の例において第1の主脚4Aの中性点側中
圧巻線2Aと、第2の主脚4Bの線路端側中圧巻線2B
を入れ替えた構成としても同一の効果が得られる。
さらに第7図の例のごとく高圧巻線1A,1Bにタツプ
を設ける場合にも、低圧、中圧、高圧巻線の配置を第3
図または第6図の例と同一にして、高圧巻線1A,1B
にタツプ巻線を接続すれば、全く同じ効果が得られる。
更に以上の説明は単相分離巻3巻線変圧器を例にとつた
が、単相単巻3巻線変圧器の場合であつても第8図に示
すように、中圧巻線を分路巻線6A,6Bに、高圧巻線
を直列巻線7A,7Bに、それぞれ置きかえれば、同一
の効果が得られることは明らかである。
以上説明したように本発明によれば、巻線間寸法を増や
したりリアクトルを挿入することなく、3次回路の短絡
容量を低減させることができ、しかも高圧巻線の並列素
線本数を少なくし、高圧巻線作業時間を低減することが
できるため、軽量コンパクトで輸送上の制約を克服し、
しかも安価な単相3巻線変圧器を提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の単相3巻線変圧器の構成図、第2図は従
来の改善された単相3巻線変圧器の構成図、第3図は本
発明の1実施例を示す単相3巻線変圧器の構成図、第4
図は第3図の構成例で中圧巻線−3次巻線間で負荷をと
つた場合の各巻線のアンペア−ターンを示す巻線配置図
、第5図は第1図の構成例で中圧巻線−3次巻線間で負
荷をとつた場合の各巻線のアンペア−ターンを示す巻線
配置図、第6図乃至第8図はそれぞれ本発明の他の実施
例を示す単相3巻線変圧器の構成図である。 1A・・・・・・第1の主脚に巻装される高圧巻線、1
B・・・・・・第2の主脚に巻装される高圧巻線、2A
・・・・・・第1の主脚に巻装される中圧巻線、2B・
・・・・・第2の主脚に巻装される中圧巻線、3A・・
・・・・第1の主脚に巻装される低圧巻線、3B・・・
・・・第2の主脚に巻装される低圧巻線、4A・・・・
・・第1の主脚、4B・・・・・・第2の主脚、5A・
・・・・・第1の主脚に巻装されるタツプ巻線、5B・
・・・・・第2の主脚に巻装されるタツプ巻線、6A・
・・・・・第1の主脚に巻装される分路巻線、6B・・
・・・・第2の主脚に巻装される分路巻線、7A・・・
・・・第1の主脚に巻装される直列巻線、7B・・・・
・・第2の主脚に巻装される直列巻線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも2個の主脚を有する鉄心の第1の主脚に
    低圧巻線単位、中圧巻線単位、高圧巻線単位を巻装し、
    第2の主脚には中圧巻線単位、高圧巻線単位を巻装して
    、該各高圧巻線間は並列接続し、中圧巻線間は直列接続
    して構成したことを特徴とする単相3巻線変圧器。 2 第1の鉄心主脚に低圧巻線単位、分路巻線単位、直
    列巻線単位を巻装し、第2の鉄心主脚には分路巻線単位
    、直列巻線単位を巻装して、該各直列巻線間は並列接続
    し、分路巻線間は直列接続して構成したことを特徴とす
    る単相3巻線変圧器。
JP54006111A 1979-01-24 1979-01-24 単相3巻線変圧器 Expired JPS598053B2 (ja)

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JP54006111A JPS598053B2 (ja) 1979-01-24 1979-01-24 単相3巻線変圧器

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JP54006111A JPS598053B2 (ja) 1979-01-24 1979-01-24 単相3巻線変圧器

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JPS5598811A JPS5598811A (en) 1980-07-28
JPS598053B2 true JPS598053B2 (ja) 1984-02-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606968U (ja) * 1983-06-23 1985-01-18 日本特殊陶業株式会社 圧電体ユニツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS606968U (ja) * 1983-06-23 1985-01-18 日本特殊陶業株式会社 圧電体ユニツト

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JPS5598811A (en) 1980-07-28

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