JPS6115452Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガステーブルの背後にあいた空間内に
ゴミや油等が侵入するのを防止してガス栓、ゴム
管等の保護を図るガステーブル用バツクガード装
置に関するものである。

ガステーブルの背後には通常ガス栓とガス管の
存在する空間がある。このため、ゴミや油等がこ
の空間内に侵入し、経時的に汚れがひどくなると
共にガス管の経年劣化を促進させる心配がある。
従来この問題を解決するものとして、第１図に示
すようにガステーブル０１の背面に直立型のバツ
クプレート０２を取り付ける工夫がなされている
が、これでも空間０３の上方は開放されたままで
あり、ゴミや油類の侵入を防止することは出来な
い。

又、実公昭55−5846公報には開閉自在な棚板付
の棚枠をガスレンジ等の背面空間部に置くという
提案がなされているが、この公知例においては背
面空間部内にガスコツクやホースがある場合、そ
の置き方が制限を受けたり、周囲に隙間ができ
て、ゴミや油の侵入を完全に防ぐことができない
という問題がある。又、この公知例は棚枠をただ
置くだけのため、仮に最初は隙間がなくともあと
から動いて隙間ができてしまうという問題もあ
る。

本考案は斯かる点に鑑みて提案されるもので、
その構成要素はガステーブルの背面であつて左右
両端に近い部分に取り付けられた字状の取付金
具と、前記取付金具に対して上方から挿し込むこ
とのできる装入片を前端に形成し垂直部上端に近
い位置に逆Ｌ字状の軸支溝を設けて成るＬ字状の
支持板と、前記支持板の軸支溝に対して垂直壁の
上端両側に突出させた支点が遊び係合し、前記支
持板間を被う断面Ｌ字状のガードと、から成るも
のである。

以下図に基づいて本考案を詳記する。

１はガステーブル、２はこのガステーブル１の
背面であつてその上端に近い両側に取り付けられ
た取付金具、３は取付金具２に対して上方から挿
入できる装入片４と、この装入片４に続くＬ字状
の支持板５と、この支持板５の垂直部５′の上部
に設けた逆Ｌ字状の軸支溝６内に垂直部の上端に
近い部分の両端に突出させた支点８を係合させた
断面Ｌ字状のガード７とから成るバツクガード装
置である。図中９はガス栓、１０はガス栓９とガ
ステーブル１とを接続しているゴム管、１１は水
切り板を示す。

本考案は以上の如き構成から成り、第５図に示
すようにガステーブル１と壁面間に出来た空間を
覆うため、ガステーブル１の取付金具２に支持板
５の装入片４を装入してバツクガード装置３を取
り付け使用するものである。

よつて、このバツクガード装置３により、ガス
テーブル１の背後に出来た空間は覆われるから、
この空間内にゴミや調理中の油、煮こぼれ等が侵
入することがなく、常に清潔に保つことができ
る。

又、ガス栓９やゴム管の保護ともなり、安全対
策上も好ましい。

次に、本考案はガード７は支点８を中心として
上方に開放できるため、ガス栓９の操作には何等
支障がない。

又、支持板５の軸支溝６の形状を逆Ｌ字状に構
成することにより、ガード７の開放に水切り板１
１が邪魔となるような時に第５図一点鎖線に示す
ようにガード７の支点８を軸支溝６の下端に逃が
し、十分に広く開枚できる。

次に本考案に係るガード装置は背面空間内に入
らず、その上部からのみ覆うため、空間内のホー
スやガスコツクが邪魔にならないと共に取付金具
に対して確実に止められてしまうため、あとで動
き、隙間ができたりすることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のバツクプレートの説明図、第２
図は本考案ガード装置を取り付けた状態のガステ
ーブルを示す全体図、第３図は本考案ガード装置
の斜視図、第４図はガステーブルの平面図、第５
図は本考案ガード装置をガステーブルに取り付け
た状態とガードの開放例を示す側面図である。 １……ガステーブル、３……バツクガード装
置、５……支持板、７……ガード。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガステーブルの背面であつて左右両端に近い部
   分に取り付けられた字状の取付金具と、 前記取付金具に対して上方から挿し込むことの
   できる装入片を前端に形成し垂直部上端に近い位
   置に逆Ｌ字状の軸支溝を設けて成るＬ字状の支持
   板と、 前記支持板の軸支溝に対して垂直壁の上端両側
   に突出させた支点が遊び係合し、前記支持板間を
   被う断面Ｌ字状のガードと、 から成るガステーブル用バツクガード装置。