JPS6115435A - 中継制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、例えば電力、ガス、水道などの負荷の実態調
査を行うロードサーベイシステムに使用する端末側中継
制御装置の改良に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 通信回線を利用して電力、ガス、水道などの使用量を調
査する目的のシステムとして、ロードサーベイシステム
が広く知られている。このシステムは、一定時限毎の電
力、ガス、水道などの計量値信号を格納する端末装置（
ロードサーベイメータともいう）と、端末装置の計量値
信号を収集して負荷の実態調査を行う中央制御装置とを
有し、さらにこれらの端末装置と中央制御装置との間に
端末側交換機、通信回線および中央側交換機などの横系
が設けられている。そして、以上のようなシステムにお
いて端末側交換機より導出される端末回線に端末装置が
分岐接続される場合、当該通信回線と端末装置との間に
中継制御装置が介在され、ここで通信回線の接続制御、
通信回線上の信号に対する増幅方向切替およびこの方向
選択された信号の増幅などを行なっている。

しかし、従来の中継制御装置は、信号レベルの検出手段
が下り系と上り系で共用化しているため、下り信号およ
び上り信号相互の信号レベル、さらには分岐接続される
端末装置によって信号レベルが変動すると、レベル検出
が難しく増幅方向を誤まって選択することがある。また
、これに対処するために検出レベルを上げると、逆に回
線ノイズなどによって誤動作する欠点があった。

［発明の目的］ 本発明は以上のような点に着目してなされたもので、下
り信号および上り信号のレベル設定が個別かつ自在に行
え、回線ノイズや信号レベルの変動に影響されることの
ない中継制御装置を提供することにある。

［発明の概要］ 本発明は、下り信号および上り信号のレベルを個別のレ
ベル検出回路で検出するとともに、下り用増幅器、と上
り用増幅器の選択のためにアナログ式の方向切替スイッ
チを設け、レベル検出回路によるレベル断検出が所定時
間続いたとき前記アナログスイッチをハイインピーダン
スに設定して耐ノイズ性等にすぐれたものとする中継制
御装置である。

［発明の実施例〕 以下、本発明の一実施例を説明するにあたり、先ず、ロ
ードサーベイシステムについて述べる。

第１図はロードサーベイシステムを示す構成図であって
、このシステムは、中央側１と端末側２とに分けられ、
これらの間に通信回１３が接続されている。中央側１と
しては、端末側の計量値信号を収集する中央制御装置１
１、回線選択接続等を行なう横制御装置１２および中央
側交換！１１３等を有し、中央制御装置１１より発生さ
れるダイヤル信号によって、中央制御装置１１が横制御
装置１２を介して中央側交換機１３に接続されるように
なっている。この中央制御装［１１は、電子計算機など
で構成され、所定のプログラムに従って計量値信号を収
集する機能を持っている。一方、端末側２としては、端
末側交換機２１に複数の中継制御ｌｌ装置２２が接続さ
れ、これらの中継制御装置２２より導出される端末回線
２３に１個または複数のロードサーベイメータである端
末装置２４１〜２４Ｎが接続されている。各端末装置２
４１〜２４Ｎは、図示していないが例えば時計回路、制
御回路、メモリおよび信号伝送部等が設けられ、時計回
路からの時限信号に基づいて所定時限毎の電力計量値信
号などをメモリに格納し、制御回路の制御の下にメモリ
内容を読出して信号伝送部から送出され、また信号伝送
部で中央側１からの信号を受信して制御回路へ与えるよ
うになっている。

前記中継制御装置２２は、第２図に示すように構成され
ている。同図において３１は交換機側接続端子であって
、これに呼出検出回路３２および回線接続スイッチ３３
が接続されている。この呼出検出回路３２は、交換１１
２１から送られてくる１６Ｈ２の呼出信号を検出して回
線接続スイッチ３３をオン制御するとともに、後述する
スイッチ制御回路３４へ呼出検出信号を送出する。３５
Ａおよび３５Ｂは下り用増幅器および上り用増幅器であ
って、これらは予め装置の設置時に下り信号および上り
信号のレベルおよび信号路等を考慮してゲイン設定され
、さらに必要に応じ任意にゲイン設定可能なものである
。３６および３７はアナびグ式の方向切替スイッチであ
って、これらのうち一方の方向切替スイッチ３６は回線
接続スイッチ３３と増幅器３５Ａ、３５Ｂとの間に介挿
され、他方の方向切替スイッチ３７は端末回線２３と増
幅器３５Ａ、３５Ｂとの間に介挿される。ヱして、これ
らのスイッチ３６．３７は殆んど同時に例えば下り用増
幅器３５Ａを選択して中央側１からの下り信号を増幅器
゛３５Ａに導き、かつその増幅出力を端末回線２３へ送
出し、同様に上り用増幅器３５Ｂを選択して端末装［２
４１〜２４Ｎからの上り信号を増幅器３５Ｂに導き、か
つその増幅出力を中央側１へ導出するものである。３８
Ａおよび３８Ｂはレベル検出回路であって、一方のレベ
ル検出回路３８Ａは方向切替スイッチ３６と下り用増幅
器３５Ａとの接続部分より分岐せられて接続され、下り
信号のレベルを検出する。他方のレベル検出回路３８Ｂ
は方向切替スイッチ３７と上り用増幅器３５Ｂとの接続
部分より分岐せられて接続され、下り信号のレベルを検
出する。なお、これらのレベル検出回路３８Ａ、３８Ｂ
は個別に信号レベルおよび信号路の状態を考慮して所定
の閾値レベルに設定され、下りおよび上りの信号レベル
が閾値レベルを越えたときオン信号、それ以外のときオ
フの検出信号をスイッチ制御回路３４に供給する。この
スイッチ制御回路３４は、複数の入力端がそれぞれ呼出
検出回路３２、レベル検出回路３８Ａおよびレベル検出
回路３８Ｂの出力端と個゛別゛に接続され、各回路３２
．３８Ａ、３８Ｂから検出信号を受けて方向切替スイッ
チ３５．３７を同時切替制御し、また両レベル検出回路
３８Ａ。

３８Ｂから出力されるオフ検出信号が所定時間以上続く
とき両方向切替スイッチ゛３６．３７をハイインピーダ
ンスに設定し、かつ呼出検出回路３２を介して回線接続
スイッチ３３をオフとするものである。３９は端末側接
続端子である。

次に、以上のように構成されたロードサーベイシステム
における中継制御装置の作用について第３図のタイムチ
ャートを参照しながら説明する。

中央制御装［１１は、端末装置側の計量値信号を収集す
るに際し、該当端末装置２４１〜２４Ｎ側の中継機能を
持つ中継制御装置２２の電話番号をダイヤルインする。

このダイヤルイン手段は、プログラムに従ってダイヤル
信号を発することによって行なってもよく或いは電話器
を付設してこの電話器から装置１１を介してダイヤル信
号を発してもよい。このように中央制御装置−１１がダ
イヤルインすると、各交換機１３．２１は通信回線３を
経てダイヤル信号を受は取った後、交換１１２１から中
継制御装置２２へ第３図に示す１６Ｈ２の呼出信号が送
出される。

前記中継制御装置２２は、呼出信号を受信すると、呼出
検出回路３２が動作して呼出検出信号を出力し、回線接
続スイッチ３３およびスイッチ制御回路３４に与える。

ここで、回線接続スイッチ３３は第３図に示す如くオン
動作し、一方、スイッチ制御回路３４は方向切替制御信
号を出力して各方向切替スイッチ３６．３７を下り用増
幅器３５Ａ側に接続するよう制御する。従って、端末側
交換機２１の出力端は回線接続スイッチ３３、方向切替
スイッチ３６、下り用増幅器３５Ａ、方向切替スイッチ
３７および端末回線２３を介して端末装置２４１〜２４
Ｎ側と接続されたことになる。なお、端末側交換１２１
は、回線接続スイッチ３３のオン動作を検知し、中継制
御装置２１が動作状態にある旨の応答信号を中央側１へ
送出している。

しかる後、中央制御装置１１は、第３図に示すように端
末呼出アドレスおよび制御内容を含んだポーリング信号
即ち下り信号を送出すると、この下り信号のレベルはレ
ベル検出回路３８Ａで検出されてスイッチ制御回路３４
に送られるが、ここでは何ら制御を行なわない。また、
下り信号は下り用増幅器３５Ａにより所要のゲインで増
幅されて各端末装置２４１〜２４Ｎ側に送られる。ここ
で、各端末装置２４１〜２４Ｎは下り信号の内容を解読
し自己の呼出しであると判断すると、メモリに予め記憶
されている時限毎の計量値信号即ち上り信号を送出する
。このとき既に第３図に示すように下り信号がなくなり
、これをレベル検出回路３８Ａで検出してオフ信号をス
イッチ制御回路３４へ与えているので、該スイッチ制御
回路３４により方向切替スイッチ３６．３７は上り用増
幅器３５Ｂに接続されている。従って、選択呼出さ　　
′れた１台の端末装置１２４１の上り信号は上り用増幅
器３５Ｂにより所要のゲインで増幅されて中央制御装置
１１側に送られる。上り信号がなくなると、この信号の
レベルをレベル検出回路３５８で検出してオフ検出信号
をスイッチ制御回路３４に供給する。ここで、スイッチ
制御回路３４は、各方向切替スイッチ３６．３７を下り
用増幅器３５Ａ側に接続するよう切替制御する。この状
態において中央制御装置１１は引き続き他の端末装置２
４２〜２４Ｎを選択呼出しするときには既に回線接続ス
イッチ３３がオンとなっているので、前述と同様にポー
リング信号を送出して各端末装置２４２〜２４Ｎの時限
毎の計量値信号を収集することができる。

しかし、上り用増幅器３５Ｂ側から下り用増幅器３５Ａ
に切替わった後、下り信号をレベル検出回路３８　Ａで
所定時間以上検出しないとき、即ちオフ検出信号が所定
時間続くと、それをスイッチ制御回路３４で検出して第
３図に示すように各方向切替スイッチ３６．３７をハイ
インピーダンスＺに設定するとともに、呼出検出回路３
２を介して回線接続スイッチ３３をオフ制御する。

従って、以上のような構成によれば、下り信号および上
り信号を個別のレベル検出回路３８Ａ。

３８Ｂで検出するので、そのレベルの閾値を各信号レベ
ルおよび信号路の状況に応じて任意に定めることが可能
となり、方向切替を正確に制御できる。また、方向切替
スイッチ３６．３７としてアナログ式のスイッチを用い
、かつ回線非使用時にスイッチ制御回路３４によって各
方向切替スイッチ３６．３７をハイイ“ンビーダンスに
設定するので、特に共通線路２３にノイズが発生したり
、各端末装置２４１〜２４．から誤まって種々の上り信
号が送出されてもレベル検出回路３８Ａ、３８Ｂは動作
することがなく、この点でも誤動作を防ぐことができ、
ひいては耐ノイズ性にすぐれた中継制御装置を実現でき
る。

なお、上記実施例は電力の時限毎計量値データについて
述べたが、同一の構成により同様にガス、水道等の計量
値データを収集できることは言うまでもない。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明によれば、下り系および上り
系を考慮して適切な検出レベルに設定して下り信号およ
び上り信号のレベルを検出でき、下りおよび上りの方向
を正確に切替制御できる。

また、回線ノイズの発生や各装置から誤まって信号が出
力されても誤動作することのない耐ノイズ性にすぐれた
中継制御装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係る中継制御装置の一実
施例を説明するために示したもので、第１図は本発明の
中継制御装置を適用するロードサーベイシステムの系統
図、第２図は本発明に係る中継制御装置の一興体例を示
す構成図、第３図は中継制御装置の作用を説明するため
のタイムチャートである。 １・・・中央系、２・・・端末系、３・・・通信回線、
１１・・・中央制御装置、２２・・・中継側ｎ装置、２
４１〜２４Ｎ・・・端末装置（ロードサーベイメータ）
、３２・・・呼出検出回路、３３・・・回線接続スイッ
チ、３４・・・スイッチ制御回路、３５Ａ・・・下り用
増幅器、３５Ｂ・・・上り用増幅器、３６．３７・・・
方向切替スイッチ、３８Ａ、３８Ｂ・・・レベル検出回
路。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 中央制御装置から通信回線および中継制御装置を介して
   端末回線に接続される複数の端末装置を呼出選択して端
   末装置の電力、ガス、水道などの計量値信号を収集する
   ロードサーベイシステムにおいて、前記中継制御装置は
   、前記中央制御装置側からの呼出信号を受けて呼出検出
   信号を出力し回線接続スイッチをオン制御する呼出検出
   回路と、前記回線接続スイッチと前記端末回線との間に
   設けられ、前記中央制御装置側から端末装置側への下り
   信号および端末装置側から中央制御装置側への前記計量
   値信号である上り信号をそれぞれ個別に増幅する下り用
   増幅器および上り用増幅器と、これらの増幅器の入出力
   端にそれぞれ設けられ、下り信号および上り信号の何れ
   かの信号を対応する前記増幅器に入出力させるアナログ
   式方向切替スイッチと、前記下り信号および上り信号の
   レベルをそれぞれ個別に検出しレベル検出信号を出力す
   る複数のレベル検出回路と、このレベル検出回路および
   前記呼出検出回路の出力を受けて前記方向切替スイッチ
   を選択的に切替え、かつ前記レベル検出回路から断状態
   のレベル検出信号が所定時間以上続いたとき前記方向切
   替スイッチをハイインピーダンスに設定するスイッチ制
   御回路とを備えたことを特徴とする中継制御装置。