JPS61153275A - スパツタリングによる薄膜形成方法 - Google Patents

スパツタリングによる薄膜形成方法

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JPS61153275A
JPS61153275A JP28165284A JP28165284A JPS61153275A JP S61153275 A JPS61153275 A JP S61153275A JP 28165284 A JP28165284 A JP 28165284A JP 28165284 A JP28165284 A JP 28165284A JP S61153275 A JPS61153275 A JP S61153275A
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thin film
film
substrate
sputtering
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Makoto Goto
誠 後藤
Hiroaki Kitahara
洋明 北原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ステップカバレッジを改善したスパッタリ
ングによる薄膜形成方法に関する。
(従来の技術) 従来は、接地電極側に基板を載置し、非接地電極側のタ
ーゲットからのスパッタ原子を、基板上に堆積させて薄
膜を形成するようにしていた。
この従来の方法では、基板1の平坦部2の膜厚に対して
、四部3側面の薄膜の堆積速度が遅くなるので、その凹
部3側面の膜厚が薄くなる傾向にある。そして、上記平
坦部2の膜厚をToとし、凹部3の最少膜厚部分の膜厚
をTとすると。
T/Toをステップカバレッジと定義できる。
このステップカバレッジT/T0の値は、凹部3の深さ
Hが深くなればなるほど、また、凹部3の幅Wが狭くな
ればなるほど小さくなる。このようにステップカバレッ
ジT/T0の値が小さくなると、実際の使用にわいて、
いろいろな不都合を生じるので、その改善が大きな問題
になっている。特に、最近の高集積化されたLSIのコ
ンタクトホール部におけるステップカバレッジの改善は
急を要する問題になっている。
そして、このステップカバレッジを改善するものとして
、バイアススパッタ法が従来から知られている。
このバイアススパッタ法は、カソード電極に電圧を印加
してスパッタリングをし、このスパッタ原子によって基
板上に薄膜を堆積させると同時に、当該基板を保持して
いる電極にバイアス電圧を印加して、上記薄膜を再スパ
ツタすなわちエツチングする方法である。
このときには、凹部3の側面が再スパツタされにくく、
主に平坦部が再スパツタされるので、凹部3の側面の成
膜速度は、平坦部よりも相対的に速くなる。そのために
膜厚Tが十分に大きくなるので、ステップカバレッジが
改善される。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来のバイアススパッタ法によれば、
そのステップカバレッジは改善されるが、次のような別
の問題を発生する。
すなわち、このバイアススパッタ法では、基板へのイオ
ン衝撃によるダメージが大きいので、基板の表面性を低
下させる問題があり、しかも、当該膜の中にArイオン
等が侵入したりして膜質を悪くするので、薄膜の比抵抗
を大きくする問題もあった。
実際、AMにおいて、スパッタリング電力をlKW、バ
イアス電圧を一200vにして、薄膜を形成したところ
、比抵抗が5.1弘Ωcmで、反射率が58%にもなっ
た。ここでいう反射率とは、基板表面の緻密度を示す値
で、当該基板の表面に光を照射して、そのときの反射率
を測定するものである。したがって、反射率が低ければ
、それだけ基板表面の緻密度が粗いことを示している。
そして、上記のように比抵抗が5.1#LΩcmで、反
射率が58%という基板では、実用性に乏しいという問
題があった。
この発明は、バイアススパッタ法の長所を積極的に採用
してステップカバレッジを改善する一方、バイアススパ
ッタ法の短所を改善するようにしたスパッタリングによ
る薄膜形成方法の提供を目的にする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記の目的を達成するために、カソードと
しての第1の電極と、この第1の電極からのスパッタリ
ング原子によって被膜される基板を保持する第2の電極
とを設け、第1段階として、第1の電極だけに電力を投
入するか、あるいは第1の電極に電力を投入すると同時
に、第2の電極に微弱なバイアス電圧を印加して薄膜を
形成する一方、第2段階として、第1の電極に対する投
入電力を第1段階よりも少なくするとともに、第2の電
極には、第1段階よりも大きなバイアス電圧を印加して
薄膜を形成するようにしている。
(本発明の作用) この発明は、上記のように構成したので、先ず最初に、
バイアススパッタ法とは関係なく薄膜を形成し、この薄
膜の上にバイアススパッタ法による薄膜を形成する。
(本発明の効果) この発明は、上記のように構成したので、当該薄膜の表
面の低下や比抵抗の増大等の問題を発生させずに、ステ
ップカバレッジを改善できる。
(本発明の実施例) 第1図はこの発明を実施するのに用いる装置であって、
ハウジング4内において、カソード電極である第1の電
極5と、基板6を保持する第2の電極7とを対向させて
いる。
上記第1の電極5は直流電源8に接続して、負の電圧を
印加するようにし、第2の電極7には開閉器9を介して
直流電源10に接続し、開閉器9を閉じたとき、第2の
電極7に負の電圧が印加されるようにしている。
しかして、第1段階では、第1の電極5にのみ電力を投
入し、成膜速度lルm/winにて20秒間スパッタリ
ングして無パイアイス/1層11を形成する。
この無バイアスAl1層11は、当該基板6の平坦部6
aの膜厚に対して、凹部6bの側面の膜厚が薄くなり、
前記したステップカバレッジが低い値になる。
この無バイアスA M I’llを形成したら、第2段
階として、第1の電極5に電圧を印加しつつ、開閉器9
を閉じて第2の電極7にバイアス電圧を印加する。
このようにバイアス電圧を印加すると、上記無バイアス
A1層11が再スパツタされるので、この無バイアスA
1層11では、薄膜の堆積とエツチングとが同時に行な
われることになる。
薄膜の堆積とエツチングとが同時進行し、しかもエツチ
ング速度に対して堆積速度が速ければ、その速度差に応
じて無バイアスAl1層11の上に747711層12
が形成される。この場合のエツチング速度は、基板6の
平坦部6aに対して、凹部6bの側面の方が遅くなるの
で、相対的には、凹部6b側面の薄膜堆積速度が平坦部
6aよりも速くなる。そして、第2図のバイアスA文1
2層は、バイアス電圧−400v、成膜速度0.IIL
m/11inとして200秒間バイアススパッタして形
成したものであるが、このようにした747711層1
2は、凹部6b側面の膜厚が十分に厚くなっているので
、ステップカバレッジが大幅に改善されていることがわ
かる。
なお、バイアスAl1層12の成膜速度は、上記堆積速
度とエツチング速度との相対比で決まるが、堆積速度は
第1の電極5に投入する電力で、またエツチング速度は
第2の電極7に印加するバイアス電圧で決まる。
そして、平坦部6aにおける堆積速度とエツチング速度
とが等しくても、凹部6bの側面の成膜は可能になる。
なぜなら、この凹部6bの側面では、平坦部6&よりも
エツチング速度が遅くなるので、相対的には凹部6a側
面における堆積速度が速くなるからである。したがって
、凹部6b側面にのみバイアスA4層12を形成してス
テップカバレッジを改善しようとするときには、両速度
を等しくすればよい。
第3段階としては、第1の電極5だけに電力を投入して
、無バイアスAl1層13を形成するが、第2図の無バ
イアスA文層13は成膜速度lルg/winで20秒間
スパッタリングしたものである。
なお、バイアスAl1層12を形成する第2段階におい
て、第1の電極5に投入する電力を、第1段階のときよ
りも小さくしなければならないことは、実験によって判
明している。しかし、どの程度減少させればよいかの限
界については必ずしも明らかになっていないが、投入電
力の減少幅を1/2〜1/20の範囲で実験したところ
、十分に使用に酎えうる基板を得ることができた。
上記のようにして薄膜を形成した基板は、そのステップ
カバレッジが約70%にも達した。ちなみに、無バイア
スA1層だけで当該膜厚を得ようとすると、そのステッ
プカバレッジが30%〜40%程度であった・ また、第1段階で、無バイアスAl1層11を形成して
いるので、バイアス電圧を印加しても基板に対するイオ
ン衝撃も少なくなる。イオン衝撃が少ないので、当該薄
膜の表面性が損なわれることもなく、しかも、イオン等
が侵入して膜質を悪化させることもないので、その比抵
抗を小さく抑えることができる。
ちなみに、上記実施例の基板では、比抵抗が3.1ルΩ
cIl、反射率が70%となり、従来のバイアススパッ
タ法に比べて、いずれの値も改善されている。
なお、上記バイアス電圧は直流電圧だけでなく高周波電
圧を用いてもよい。また、第1の電極5の電源8を交流
電源としてもよいが、このように交流電源を用いると、
その処理速度が多少遅くなることが考えられる。
また、上記第1段階で、微弱なバイアス電圧を第2の電
極7に印加するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に用いる装置の概略図、第2図は
成膜状態を示す基板の部分拡大断面図、第3図は従来の
方法による成膜状態を示す基板の部分拡大断面図である
。 5・・・第1の電極、6・・・基板、7゛・・・第2の
電極、11.13・・・無バイアス11層、 12・・
・バイアス11層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カソードとしての第1の電極と、この第1の電極
    からのスパッタリング原子によって被膜される基板を保
    持する第2の電極とを設け、第1段階として、第1の電
    極だけに電力を投入するか、あるいは第1の電極に電力
    を投入すると同時に、第2の電極に微弱なバイアス電圧
    を印加して薄膜を形成する一方、第2段階として、第1
    の電極に対する投入電力を第1段階よりも少なくすると
    ともに、第2の電極には、第1段階よりも大きなバイア
    ス電圧を印加して薄膜を形成するスパッタリングによる
    薄膜形成方法。
  2. (2)第1段階で、第1の電極のみに電力を投入して、
    所定の膜厚のスパッタリング膜を形成し、第2段階とし
    て、第1の電極には第1段階よりも投入電力を減少させ
    、しかも、第2の電極に負の直流電圧又は高周波電圧を
    印加しながら所定の膜付けを行ない、第3段階として、
    第1の電極にのみ、第1段階と同様の電力を投入して膜
    付けを行なう特許請求の範囲第1項記載のスパッタリン
    グによる薄膜形成方法。
  3. (3)第1段階で、第1の電極のみに電力を投入して、
    所定の膜厚のスパッタリング膜を形成し、第2段階とし
    て、第1の電極には第1段階よりも投入電力を減少させ
    、しかも、第2の電極に負の直流電圧又は高周波電圧を
    印加して、基板の平坦部でのスパッタ原子の堆積速度と
    エッチング速度とが等しくなる条件で膜付けを行ない、
    第3段階として、第1の電極にのみ、第1段階と同様の
    電力を投入して膜付けを行なう特許請求の範囲第3項記
    載のスパッタリングによる薄膜形成方法。
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