JPS61153042A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Publication number
JPS61153042A
JPS61153042A JP27311284A JP27311284A JPS61153042A JP S61153042 A JPS61153042 A JP S61153042A JP 27311284 A JP27311284 A JP 27311284A JP 27311284 A JP27311284 A JP 27311284A JP S61153042 A JPS61153042 A JP S61153042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance
transmission shaft
shaft
working chamber
resistance plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP27311284A
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English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は車両等に用いられる動力伝達装置の改良に関
するものである。
[技術的背景及び問題点] 車両のデフ装置は前後輪、又は左右輪で発生する差動を
吸収するものであるが、片側車輪スリップ等の場合は拘
束空転し他方側車輪の駆動力も失われるのでこれを防止
するため、高粘性流体の粘性抵抗を用いた滑り制限機能
を有する動力伝達装置(例えば特公昭58−48779
に開示された装置)を付加したものがある。
つまり、第3図に示すごとく、入力軸101からの入力
は、入力ギヤ103、ギヤケース105、デフギヤ10
7を経て、左右に配置された第1伝導軸109、第2伝
導軸111に分割伝達となるデフ装置において、図面の
右側の第2駆動軸111側に、この第2駆動軸111の
一部の周囲を密閉状に包囲する作動室113が形成され
ている。
この作動室113と第2駆動軸111の間に、第2駆動
軸111の外周に固着せしめたブツシュ115を介して
軸心と直角に小間隔で円板状の抵抗板117が多数配設
されている。
この抵抗板117は1枚ごとに交Hに前記ブツシュ11
5の外周と、作動室113の内周、とに係合されていて
、作動室113内にはシリコン油等の高粘性流体が充填
されている。
以上のごときデフ装置において、前記抵抗板による滑り
制限機構は車輌の直進走行の時には差動回転がほとんど
ないために働かず、又、カーブ走行時においても差動回
転はそれ程激しくないのでこのデフ装置の差動回転吸収
作用に影響する程に強力に働くことはない。
そして、悪路走行において片側車輪がスリップした際、
この側の駆動軸のみ低負荷となり、入力がこの側にだけ
伝達され高速空転を始めようとすると、ギヤケース10
5と第2駆動軸111との間の急激な相対回転で、前記
抵抗板群117とその間隙の高粘性流体との間で高い抵
抗力が作用してギヤケース105と第2駆動軸111間
の滑りが制限されて両者間で動力伝達が可能となって、
前記低負荷側の軸への一方向トルク伝達が抑止され、他
方の高負荷側駆動軸への動力伝達が続けられる。
しかし、このような高粘性流体の粘性抵抗のみによる滑
り制限機能を用いた動力伝達装置においては、両輪間で
の急激な相対運動が生じてからこれが抵抗力となってト
ルクが伝達されるため、両輪間である程度スリップしな
がらの動力伝達であり、トルク伝達能力が小さいため装
置が大型化する難点があった。
[発明の目的] この発明は、前記従来の問題点に鑑みf31案されたも
ので、流体の粘性抵抗を利用したものでありながらトル
ク伝達能力他の性能を向上した動力伝達装置を提供する
ことを目的としている。
[発明の構成] 前記目的を達成するために、この発明にあっては、相対
回転可能な第1伝導軸及び第2伝導軸と、第1伝導軸と
第2伝導軸との間に密閉状に設けられて内部に粘性流体
が封入された作動室と、この作動室内に配置されて第1
伝導軸側にスラスト移動可能に周方向に係合する第1抵
抗板と、前記作動室内に配置されて第2伝導軸側にスラ
スト移動可能に周方向に係合する第2抵抗板と、前記作
動室内の圧力上昇によってスラスト移動するピストンと
、このピストンのスラスト移動に連動して前記第1抵抗
板及び第2抵抗板を挟圧する挟圧手段と、前記第1伝導
軸と第2伝導軸との相対回転時に前記挟圧手段を挟圧方
向へ付勢するカム機構とよりなる構成としている。
[実施例] 以下、第1図〜第2図に基づき、この発明の実施例を詳
細に説明する。
中心部に置かれた入力軸1の外周に同軸の中空軸として
ベアリングを介して回転自在に第1伝導軸3が設けられ
、前記入力軸1とは遊星ギヤ式デフ装置5を介して一端
で連結されている。第1伝導軸3の他端はスプライン7
が施こされ、図外の前輪駆動軸に至る伝導機構が嵌入さ
れるようになっている。
第1伝導軸3の外方に第1伝導軸3と同軸で相対回転可
能な第2伝導軸9があり、その一端は側板11で塞がれ
る。側板11はL字型の断面であり外周部が第2伝導軸
9の軸端に周方向係止状態かつスラスト移動可能に装着
され、内周部はシール機構13を介して第1伝導軸3の
外周に水密、回動とスラスト移動自在に接している。
第2伝導軸9の他端は軸心付近に設けられている後輪駆
動軸15の一端の円板状部材17と一体的に結合されて
おり、又、この付近で前記デフ装置5を介して前記入力
軸1と連結されている。
第1伝導軸3の外周に同軸で回転自在な別の中空軸19
が設けられ、前記デフ装置5に近い方の端部には第1伝
導軸3との間にカム機構21が設けられており、又、そ
の外周部に環状部材23が固着されている。中空軸19
の他端部外層にストッパーリング25が装着され、その
側方に環状のピストン27が回動自在に嵌入されている
ピストン27は外周を前記第2伝導軸9の内周にシール
機構29を介して接していて水密にスラスト方向移動可
能となっており、前記側板11とらボルトで連結されて
いる。
第1伝導軸3ど入力軸1とは前記デフ装置5付近の内周
部付近にシール機構31が介装され水密となっている。
そして第1伝導軸3、第2伝導軸9、側板11、ピスト
ン27、後輪駆動軸15軸端の中空部及びその付近の円
板状部材17でもって包囲形成される空間が水密状態で
あり、この内、中空軸19と第2伝導軸9との間の空間
が作動室33となる。
作動室33内には中空軸19の外周にスプライン嵌合さ
れた孔明き円板状の複数の第1抵抗板35と、第2伝導
軸9の内周にスプライン嵌合された孔明き円板状の複数
の第2抵抗板37とが、中心軸に対して直角に、スラス
ト移動可能に、交互に並んで配置されている。作動室3
3の内部には更に、潤滑性を有する高粘性流体として二
硫化モリブデン粒子を含有した潤滑油を配合したシリコ
ンA゛イルが充填されている。f¥=勤室33内の一端
にあるピストン27の内方位置に、第2伝導軸9内周に
嵌入された環状部材39があり、第2伝導軸9の内周側
でこの環状部材39とピストン27の間に備えられたス
トッパーリング41によりこれ以上ピストン27側にス
ラスト移動できないようになっている。
この環状部材39と前記中空軸19の一端の環状部材2
3とが第1抵抗板35、第2抵抗板37の並んだブロッ
クを前後から挟圧するようになっていて、更に中空軸1
9、ストッパーリング25との組合せで、前記ピストン
27のスラスト移動に連動する抵抗板挟圧手段を構成し
ている。
次に上記の一実施例の装置の作用について説明する。
11抵抗板35と第2抵抗板37は簿い高粘度流体膜を
挾んで並んでいるが相互に直接接触はしていない。第1
伝導軸3と第2伝導軸9に入力軸1から入力がデフ装[
5を介して伝達され、夫々前、後輪駆動軸に伝達される
が、前、後輪駆動軸間で差動回転が生じるまではデフ装
置5での差動吸収すなわち第1伝導軸3と第2伝導軸9
との相対回転には至らず、両輪とも周速、同方向回転を
続けている。
もし、前、後輪のいずれかが、例えば前輪がスリップを
生じた場合、前輪駆動軸に連結されている第1伝導軸3
の駆動トルクは激減し、第1伝導軸3だけに入力トルク
が伝達され高速回転を始めようとする。この状態になる
と作動室33内の第1抵抗板35と第2抵抗板37との
間に急激な相対回転が起ころうとし、ここで高粘性流体
の粘性抵抗が作用し、第1抵抗板35と第2抵抗板37
との間で前記粘性抵抗に対応した回転抵抗力を生じ、こ
れら抵抗板間での滑り制限機能でもって動力伝達が行わ
れる。
しかし、この発明の装置においては、上記作用に止まら
ず、第1抵抗板35と第2抵抗板37との急激な相対回
転発生時に短時間で発生する作動室33内の温度上昇に
伴なう圧力り昇現牟に着目し、これを有効に用いた。す
なわち通常の場合に比較して異常値となる前記相対回転
発生時の昇温に伴ない上昇した圧力でもって、作動室3
3内のピストン27を外方(図面において左方向)に移
動させる。これでピストン27に連結した中空軸19を
介して環状部材23が同様に移動し、環状部材23と環
状部材39との間に挾まれた第1抵抗板35、第2抵抗
板37の並んだブロックを挟圧し、これら抵抗板を密着
させてしまい、摩擦クラッチの締結と同様な状態、すな
わちロック状態にまでしてしまう。
更に、第1伝導軸3と中空軸との間に存在するカム機構
21において、前記前輪駆動軸側、すなわち第1伝導軸
3が高速回転しかかることでカム機構21が中空軸19
を駆動しようとすると、その時点の第1抵抗板35、第
2抵抗板37間の相対回転抵抗に対応した中空軸1つの
駆動トルクに応じてカム機構21にスラスト力が発生し
、このスラスト力は前記作動室33内の圧力上背に伴な
うピストン27の作動による第1抵抗板35と第2抵抗
板37との挟圧手段に加わることになる。
そして後に述べたカム機構21によるスラスト力は前記
相対回転が生じた瞬間から作用するものでありタイムラ
グはほとんどない。又、このスラスト力が前記挟圧手段
に加わって第1抵抗板35と第2抵抗板37間の締結が
強まる傾向に向うと前記カム機構21にかかるトルクが
増え、当然このカム機構21でのスラスト力も大となり
、前記抵抗板の締結を更に強めて前記作動室33内の圧
力上昇によるピストン27の作動力を強力に付勢し、第
1伝導軸3と第2伝導軸9との間の動力伝達能力は同一
条件において尚一層飛躍的に増大し、前記片方の車輪が
スリップするような悪条件の地点からの脱出がきわめて
迅速、確実にできることになる。そして、上記の内容は
逆にすると同一の1〜ルク伝達に対しては格段に小型、
軽量なものとなり得る動力伝達装置であることになる。
なお、この発明は上述の実施例に限定されない。
例えば、第2図に示されるように作動室33内の圧力上
昇によってスラスト移動するピストンの代わりにバイメ
タル環状体61か又は高膨張係数流体を弾性膜で包んだ
環状体を中空軸19のカム機構31側の環状部材23の
、第1抵抗板35、第2抵抗板37に接する面と反対側
の面に接するように配置し、その外側を更にストッパー
リング63で係止する。そして前記第1抵抗板35、第
2抵抗板37のブロックの一方の端面は側板11に直接
接している。以上の構成により第1抵抗板35と第2抵
抗板37の挟圧手段は作動室33内の昇温に伴なうバイ
メタル環状体61の変位をイ1動力とし、これをカム機
構31によるスラストツノが補うことになっている。
[発明の効果] 以上より明らかなように、この発明の構成によれば流体
の粘性抵抗を利用したものでありながら摩擦クラッチ的
な締結が迅速かつ強力にできるようになり動力伝達能力
を格段に向上させることができて装置の小型化、軽量化
が図れ、又、タイムラグの少ない優れた特性の動力伝達
装置が1uられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る一実施例の装置を四輪駆動車の
センターデフ装置に適用したものの概略部分縦断面図、
第2図は同じく別の実施例の装置を適用したものの概略
部分縦断面図、第3図は従来の装置の概略説明図である
。 3・・・第1伝導軸   9・・・第2伝導軸27・・
・ピストン   31・・・カム機構33・・・作動室
    35・・・第1戚抗板37・・・第2抵抗板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 相対回転可能な第1伝導軸及び第2伝導軸と、第1伝導
    軸と第2伝導軸との間に密閉状に設けられて内部に粘性
    流体が封入された作動室と、この作動室内に配置されて
    第1伝導軸側にスラスト移動可能に周方向に係合する第
    1抵抗板と、前記作動室内に配置されて第2伝導軸側に
    スラスト移動可能に周方向に係合する第2抵抗板と、前
    記作動室内の圧力上昇によってスラスト移動するピスト
    ンと、このピストンのスラスト移動に連動して前記第1
    抵抗板及び第2抵抗板を挟圧する挟圧手段と、前記第1
    伝導軸と第2伝導軸との相対回転時に前記挟圧手段を挟
    圧方向へ付勢するカム機構とよりなることを特徴とする
    動力伝達装置。
JP27311284A 1984-12-26 1984-12-26 動力伝達装置 Pending JPS61153042A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27311284A JPS61153042A (ja) 1984-12-26 1984-12-26 動力伝達装置

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JP27311284A JPS61153042A (ja) 1984-12-26 1984-12-26 動力伝達装置

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JPS61153042A true JPS61153042A (ja) 1986-07-11

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ID=17523294

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JP27311284A Pending JPS61153042A (ja) 1984-12-26 1984-12-26 動力伝達装置

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JP (1) JPS61153042A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962546B1 (en) 2002-08-09 2005-11-08 Torque Traction Technologies, Inc. Limited slip differential using fluid coupling

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6962546B1 (en) 2002-08-09 2005-11-08 Torque Traction Technologies, Inc. Limited slip differential using fluid coupling

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