JPS6115103Y2 - - Google Patents

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JPS6115103Y2
JPS6115103Y2 JP1977002108U JP210877U JPS6115103Y2 JP S6115103 Y2 JPS6115103 Y2 JP S6115103Y2 JP 1977002108 U JP1977002108 U JP 1977002108U JP 210877 U JP210877 U JP 210877U JP S6115103 Y2 JPS6115103 Y2 JP S6115103Y2
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JP
Japan
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water
valve seat
cylinder
piston
valve
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JP1977002108U
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JPS5397723U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、弁座を有する不凍給水栓の改良に関
し、特に上流側配管内の水の圧縮を防止するよう
にした不凍給水栓の弁構造に関する。
通常、不凍給水栓の上流側には、不凍給水栓側
からの汚水の吸引を防止するため、逆流防止弁
(例えば甲止水栓等)を設けているが、従来の弁
座を有する不凍給水栓にあつては上流側の水の圧
縮を起こす構造のものが多く、上流側配管器具数
の破損、またはハンドルが重くなるという欠陥が
あつた。このことは、逆流防止弁を不棟給水栓の
すぐ近くに設けた場合に一層顕著に起こり、ひど
いときにはハンドル操作が不能になることもあつ
た。そこで水の圧縮を起こさせないようにするた
め、ピストンにバネを内蔵したものもあるが、ど
うしても弁の構造が複雑にならざるを得ず、コス
ト高になるという欠陥があつた。
本考案は、これらの欠陥を除去して、水の圧縮
を起こさせない、しかも構造の非常に単純な不凍
給水栓を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本考案は、ピストンの
弁座に押圧されて止水する着座部分の先端に、一
定の長さを有し、弁座内周壁よりやや大径で、外
周に螺旋溝を有する比較的軟質のプラスチツクあ
るいは硬質ゴム製の挿入体部をもうけ、ピストン
に装着したゴムリングが弁本体のシリンダから外
れて排水を始める前に上記挿入体部を弁座内周壁
に進入させて大部分の水をそこで遮断し、しかも
上流側配管内の水の圧縮を起こさせない程度の微
量水を、上記螺旋溝から流出側または排水側に逃
がすようにしたものである。
以下、本考案を図面に掲げる一実施例に即して
説明する。
第1図において、1は不凍給水栓、2は水道管
(上流側配管)、3は逆流防止弁、4は立上管、5
は蛇口である。
第2図において、6は不凍給水栓1の下方に位
置する弁本体、7は流入口、8は流出口、9は排
水口である。なお、第1図の通り、流入口7には
水道管2、流出口8には立上管4が、それぞれ取
付けられる。10はピストンで、外側に2個のゴ
ムリング11,12を装着し、弁本体6の内部に
形成したシリンダ13,14を摺動するようにし
ている。15はピストン10の下端に装着された
平パツキンであり、弁本体6にもうけた弁座16
を押圧して止水する。17はパツキン押え、18
はパツキン押え17に装着された、一定の長さを
有する基本的には円筒状の挿入体部で、その外周
に螺旋溝19を有しており、弁座内周壁20に沿
つて摺動する。挿入体部18の外径は弁座内周壁
20よりやや大径にして、両者の間に多少のつぶ
し代をもうけている。挿入体部18としては比較
的軟質で変形しやすく、摩擦係数の小さいプラス
チツク(例えばフツ素樹脂、ポリエチレン樹脂
等)を使用する。なお、図示しないが、通常排出
口9には外部の汚水が弁本体6内に侵入しないよ
う逆止弁がとりつけられる。
上記実施例の動作は次の通りである。
開栓状態を示す第2図においては、流入口7か
らの水は排出口8から第1図の立上管4を経て、
蛇口5に到り放水される。この状態ではゴムリン
グ12がシリンダ14に密着しており、他処への
水の流出はない。この状態からピストン10を下
降させていくと、パツキン押え17及び挿入体部
18が弁座内周壁20に進入してくるが、パツキ
ン押え17の外径は弁座内周壁20よりも小かい
ため、挿入体部18が弁座内周壁20に到達する
までは、まだかなりの水が流出口8へと流れる
が、一旦挿入体部18が弁座内周壁20に到達す
ると、流入口7からの水は大部分そこで遮断され
る。しかし、なお一部の水は挿入部18の外周に
設けられた螺旋溝19を通つて流出口8側へと逃
げるので、上流側配管内の水の圧縮を起こすこと
はない。この状態から、さらにピストン10を下
降させると、ゴムリング12がシリンダ14から
外れ、さらには、平パツキン15が弁座16に圧
接されて、流入口7からの圧力水を完全に遮断す
る。このとき、ゴムリング11はシリンダ13に
密着し、ゴムリング12はシリンダ14から外れ
ているため、立上管4内の残留水は全て流出口8
からシリンダ14とピストン10の間隙を通つて
排水口9より地中に排出される。なお、ピストン
10の下降中、ゴムリング12がシリンダ14か
ら外れた瞬間に排水口9からの排水が始まり、平
パツキン15が弁座16に当接して完全止水する
までの間は、流入口7からの水は排水口9から流
出するが、これは圧縮を防止するため設けた、挿
入体部18の螺旋溝19を通つた微量の水であ
り、実用上何ら問題になるものではない。いずれ
にしても、その流出量は、螺旋溝19の形状
(巾、深さ、ピツチ等)や挿入体部18の長さ等
により決定されるため、成形あるいは切削加工等
により、容易に均一な微量水の流出を起こさせる
ことが可能となる。水圧が一定で、螺旋溝19の
巾、深さ及び挿入体部の長さが一定であれば、単
時間当りの流出量は螺旋溝のピツチ(溝が複数の
ときはリード)によつて決まり、挿入体部18の
下端から上端に至る最短距離(ピツチが極大の状
態)に設けられた場合に最大の流出量となる。な
お、弁座内周壁20と挿入体部18のつぶし代の
大きさ、螺旋溝19の形状如何によつては、流入
口7の水が低圧のときは流出せず、高圧になつて
始めて流出させることも可能であり、過度の圧縮
を防止することができる。
以上、パツキン押え17に、ブラスチツクの挿
入体部18を装着して平パツキン15とともにピ
ストン10に螺着した例を示したが、パツキン押
え17と挿入体部18をプラスチツクで一体に成
形したり、あるいは平パツキン15と挿入体部1
8を硬質ゴムで一体に成形してピストン10に装
着したりすることも勿論可能であり、いずれにし
ても、挿入体部18の代りにゴムリング11,1
2のような通常使用される弾力性のあるゴムリン
グを使用した従来品にあつては、ピストン10を
下降させ、ゴムリングが弁座内周壁20に接近し
たとき、流入側の圧力水によりゴムリングがブロ
ーアウトを起こしてリング溝から飛び出し、その
ためゴムリングの破損、切断というような事故が
起きるが、本実施例においては挿入体部18に弾
力性に乏しいプラスチツクを使用するか、平パツ
キン15と一体に硬質ゴムで成形しているため、
上記のような事故は起こらない。
以上、本考案を図面に掲げた一実施例に即して
述べたが、この他例えば、流入口、流出口、排水
口の位置関係を変更したり、ピストン外周に装着
するゴムリングを3本にして、排水口9に取りつ
けている逆止弁をピストンに内蔵したりするな
ど、弁本体、ピストンの適宜な設計変更は自由で
あり、いずれも本考案の範囲内に属する。
以上、述べたように本考案においては、バネを
使用する必要がないので、それだけ構造が簡単で
コストが安い、また上流側配管内の圧縮を起こさ
ない程度の微量水を安定して流出側に逃がすこと
ができるため、配管器具類の破損、またはハンド
ル操作が不能になるという事故も解消でき、万
一、ハンドル操作を途中で止めたような場合にお
いても水の損失がそれだけ少なくて済む、という
利点の他に、ブローアウトによるゴムリングの事
故もない、弁座を有する不凍給水栓を提供できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は不凍給水栓の配置図、第2図は本考案
の一実施例を示す開栓状態における縦断面図であ
る。 1……不凍給水栓、2……水道管、3……逆流
防止弁、4……立上管、5……蛇口、6……弁本
体、7……流入口、8……流出口、9……排水
口、10……ピストン、11,12……ゴムリン
グ、13,14……シリンダ、15……平パツキ
ン、16……弁座、17……パツキン押え、18
……挿入体部、19……螺線溝、20……弁座内
周壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入口、流出口、排水口および内部にシリンダ
    と弁座を有する弁本体と、上記シリンダを摺動す
    る所要数個のゴムリングおよび上記弁座を閉塞す
    る平パツキンを装着し、上記ゴムリングの内、少
    なくとも一つは上記シリンダから外れて排水を行
    なうピストンとを備え、上記ピストンには、上記
    平パツキンの先端に、上記ゴムリングがシリンダ
    から外れて排水を始める前に弁座内周壁に侵入し
    て大部分の水を遮断すべく、一定の長さを有し、
    弁座内周壁よりもやや大径の、比較的軟質のプラ
    スチツクあるいは硬質ゴムからなる挿入体部をも
    うけ、かつ、上記挿入体部の外周に、上流側配管
    内の水の圧縮を起こさせない程度の微量水を流水
    側または排水側に逃がすための螺旋溝をもうけた
    ことを特徴とする不凍給水栓の弁構造。
JP1977002108U 1977-01-13 1977-01-13 Expired JPS6115103Y2 (ja)

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JP1977002108U JPS6115103Y2 (ja) 1977-01-13 1977-01-13

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JP1977002108U JPS6115103Y2 (ja) 1977-01-13 1977-01-13

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Publication Number Publication Date
JPS5397723U JPS5397723U (ja) 1978-08-08
JPS6115103Y2 true JPS6115103Y2 (ja) 1986-05-10

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ID=28689121

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS437744Y1 (ja) * 1964-12-23 1968-04-06
JPS4419499Y1 (ja) * 1968-09-05 1969-08-20
JPS4828818U (ja) * 1971-08-11 1973-04-09

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS437744Y1 (ja) * 1964-12-23 1968-04-06
JPS4419499Y1 (ja) * 1968-09-05 1969-08-20
JPS4828818U (ja) * 1971-08-11 1973-04-09

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JPS5397723U (ja) 1978-08-08

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