JPS61146631A - パワ−ユニツトのマウンテイング装置 - Google Patents
パワ−ユニツトのマウンテイング装置Info
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- JPS61146631A JPS61146631A JP26885384A JP26885384A JPS61146631A JP S61146631 A JPS61146631 A JP S61146631A JP 26885384 A JP26885384 A JP 26885384A JP 26885384 A JP26885384 A JP 26885384A JP S61146631 A JPS61146631 A JP S61146631A
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- Japan
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- fluid
- conduit
- power unit
- mount
- engine
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/50—Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics
- F16F9/512—Means responsive to load action, i.e. static load on the damper or dynamic fluid pressure changes in the damper, e.g. due to changes in velocity
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K5/00—Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
- B60K5/12—Arrangement of engine supports
- B60K5/1208—Resilient supports
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/34—Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、例えばエンジン等のパワーユニットを車両の
車体等の基台に対しマウンティングするだめのマウンテ
ィング装置に関し、特に、パワーユニットの回転軸を挟
んで両側方に配置された対なるマウントの変形を互いに
関連付けるようにしたものに関する。
車体等の基台に対しマウンティングするだめのマウンテ
ィング装置に関し、特に、パワーユニットの回転軸を挟
んで両側方に配置された対なるマウントの変形を互いに
関連付けるようにしたものに関する。
〈従来の技術)
従来、この種のマウンティング装置として、例えば特開
昭58−161617号公報等に開示されるように、パ
ワーユニットの回転軸を挟んで左右両側に配置され、各
々非圧縮性流体が封入された上下室を有するとともに、
該上下室の隔壁にパワーユニットの脚部が連結され、パ
ワーユニットを基台に対し弾性支持する対なるマウント
を備え、左側マウントの上室と右側マウントの王室、お
よび左側マウントの下室と右側マウントの上室をそれぞ
れ独立した導管で連通してなり、パワーユニットのバウ
ンス振動に対しては、両マウントの互いに連通する上下
室同士で流体が移動する際の移動ばね定数により低バウ
ンス剛性を得る一方、パワーユニットのロール振動に対
しては、上記上下室間の流体移動が行われないことによ
ってロール剛性を増大させるようにしたものが知られて
いる。
昭58−161617号公報等に開示されるように、パ
ワーユニットの回転軸を挟んで左右両側に配置され、各
々非圧縮性流体が封入された上下室を有するとともに、
該上下室の隔壁にパワーユニットの脚部が連結され、パ
ワーユニットを基台に対し弾性支持する対なるマウント
を備え、左側マウントの上室と右側マウントの王室、お
よび左側マウントの下室と右側マウントの上室をそれぞ
れ独立した導管で連通してなり、パワーユニットのバウ
ンス振動に対しては、両マウントの互いに連通する上下
室同士で流体が移動する際の移動ばね定数により低バウ
ンス剛性を得る一方、パワーユニットのロール振動に対
しては、上記上下室間の流体移動が行われないことによ
ってロール剛性を増大させるようにしたものが知られて
いる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、この従来のものでは、本質的にロール剛性の
増大を目的としているため、その高ロール剛性によりパ
ワーユニットの変動トルクの基台への伝達率が大きくな
り、振動や騒音等を緩和することは困難である。
増大を目的としているため、その高ロール剛性によりパ
ワーユニットの変動トルクの基台への伝達率が大きくな
り、振動や騒音等を緩和することは困難である。
一方、上記以外の従来例としては、例えば米国特許第2
705118号に開示されるように、上記の如くパワー
ユニットの回転軸を挟んで両側方に配置されるマウント
の各々を、非圧縮性流体が封入された1つの流体室を有
する構成とするとともに、両マウントの流体室をオリフ
ィスを有する導管で連通ずることにより、パワーユニッ
トの過渡的な大トルク変動をオリフィスによって減衰す
るようにしたものが知られている。
705118号に開示されるように、上記の如くパワー
ユニットの回転軸を挟んで両側方に配置されるマウント
の各々を、非圧縮性流体が封入された1つの流体室を有
する構成とするとともに、両マウントの流体室をオリフ
ィスを有する導管で連通ずることにより、パワーユニッ
トの過渡的な大トルク変動をオリフィスによって減衰す
るようにしたものが知られている。
ところで、上記後者の従来技術の基本的な構成、つまり
パワーユニットの回転軸を挟んで両側方に配置されたマ
ウントの流体室同士を専管で連通してなる構成を利用し
て、例えばパワーユニットのアイドリング時におけるロ
ール振動の基台への伝達率を下げ、基台での振動、騒音
等を緩和することが考えられる。
パワーユニットの回転軸を挟んで両側方に配置されたマ
ウントの流体室同士を専管で連通してなる構成を利用し
て、例えばパワーユニットのアイドリング時におけるロ
ール振動の基台への伝達率を下げ、基台での振動、騒音
等を緩和することが考えられる。
しかしながら、本発明者らが上記の基本構成について鋭
意検討を繰り返したところ、両マウントの流体室を連通
ずる導管内に充満されている所定質量の流体のロール振
動に伴う動的挙動を無視できず、ロール振動数の全域に
亘って常にロール剛性を低く保つことはできないことが
判明した。
意検討を繰り返したところ、両マウントの流体室を連通
ずる導管内に充満されている所定質量の流体のロール振
動に伴う動的挙動を無視できず、ロール振動数の全域に
亘って常にロール剛性を低く保つことはできないことが
判明した。
そこで、本発明の目的は、上記の如く、両マウントの流
体室同士を導管で連通してなるマウンティング装置にお
いて、導管内の流体の質量を考慮したモデルによりロー
ル剛性の振動周波数特性を解析し、その特性に基づいて
低ロール剛性となる振動数域をパワーユニットのアイド
リング運転時の振動数域に限定して対応させるようにす
ることにより、パワーユニットのアイドリンク時の振動
の基台への伝達を効果的に低減させることにある。
体室同士を導管で連通してなるマウンティング装置にお
いて、導管内の流体の質量を考慮したモデルによりロー
ル剛性の振動周波数特性を解析し、その特性に基づいて
低ロール剛性となる振動数域をパワーユニットのアイド
リング運転時の振動数域に限定して対応させるようにす
ることにより、パワーユニットのアイドリンク時の振動
の基台への伝達を効果的に低減させることにある。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、パワ
ーユニットの回転軸を挟んで両側方に、パワーユニット
を基台に弾性支持するための、非圧縮性流体が封入され
た対なるマウントを配設するとともに、上記両マウント
の流体室を連通して。
ーユニットの回転軸を挟んで両側方に、パワーユニット
を基台に弾性支持するための、非圧縮性流体が封入され
た対なるマウントを配設するとともに、上記両マウント
の流体室を連通して。
流体の移動を許容し、両流体室の圧力変化を関連付ける
ための導管を設ける。さらに、上記両方のマウントの流
体室間を移動する導管自流体の共成現象による固有振動
数を、パワーユニットのアイドリング上限回転数におけ
るトルク変動の撮動主成分たる最低次数成分撮動数より
も高い振動数域に設定したものである。
ための導管を設ける。さらに、上記両方のマウントの流
体室間を移動する導管自流体の共成現象による固有振動
数を、パワーユニットのアイドリング上限回転数におけ
るトルク変動の撮動主成分たる最低次数成分撮動数より
も高い振動数域に設定したものである。
ここで、本発明の構成における導管自流体の固有振動数
を明確にすべく、ロール撮動モードでの流体の振動特性
について詳述する。
を明確にすべく、ロール撮動モードでの流体の振動特性
について詳述する。
先ず、本発明に係るマウンティング装置を第1図に示す
ようにモデル化する。すなわち、パワーユニットの両側
方に配置される流体封入マウントの各々を、ピストン部
(断面積A+ 、A! )の移動に関与する移動ばね(
移動ばね定数に+ 、に2 )と、内圧による弾性壁の
膨張(収縮)に関与する膨張ばね(膨張ばね定数N+
K+ 、N2 K2 )との結合体としてモデル化し、
また、各マウントの弾性壁はゴム等の粘着弾性体よりな
るものとしてヒステリシス減衰(損失係数α1.α2.
β鵞。
ようにモデル化する。すなわち、パワーユニットの両側
方に配置される流体封入マウントの各々を、ピストン部
(断面積A+ 、A! )の移動に関与する移動ばね(
移動ばね定数に+ 、に2 )と、内圧による弾性壁の
膨張(収縮)に関与する膨張ばね(膨張ばね定数N+
K+ 、N2 K2 )との結合体としてモデル化し、
また、各マウントの弾性壁はゴム等の粘着弾性体よりな
るものとしてヒステリシス減衰(損失係数α1.α2.
β鵞。
β2)を並列に付加したモデルとする。さらに、マウン
ト取付部への入力をf p + + f P 2 、マ
ウントピストン部の変位をXpHXP2,1仮想ピスト
ンの変位をXp + + Xp 2 、マウントの流体
室内圧をP + + P 2 N同断面平均流速をVl
、Vl、導管の長さをLC1同断面積をA C%各マウ
ントのピストン部から導管内端部までの距離をし+、L
z、導管内両端の流体圧をP3 、 P4 、導管内の
断面平均流速をV C%流体の長さ方向の距離をS、流
体の静粘度をμ、同動粘度をν、同密度をρ(−μ/ν
)、同比重量をγとそれぞれ表記する。そして、全体の
システムが調和振動を行うときの複素ばね定数マトリッ
クスを、とすると、マウント取付部の力および変位の関
係の方程式は、 ・・・(1) となる。そこで、(1)高さヘッドの差は無視できるほ
ど小さく、(i)流体室の有効断面積に比べて導管断面
積は十分に小さく、(至)流体室に比べて導管は十分に
細長く、(へ)流速の高い導管内に比べて流体室内の損
失ヘッドは無視できるほど小さく 、(V)流体振動の
振幅は流路長に比べて微小であるという条件のもとで、
導管内流体に対してNavier −8tokesの運
動方程式を適用し、上記方程式(1)におけるマトリク
ス要素を求めると、 (1−β+2)ks+2βIkL ks’+に% k s’ +k L 2−<3) p、i、、、、<α2十N2β2)K2・NI N2
KI K2
・・(6)・NI Nz KI K2
・・イ刀2(Δr/R)’ bar 2(R万)〒) +bci ’ (RFし〒)
j=1 2(Δr/R)・2 b=1− □ bar2(RJ2「]]テ’) +bci 2 (R
ff)となる。ただし、bar (・) 、 bei
(−)は3es−sel関数の実数部、虚数部を表わ
す1(elvin III数である。また、Rは導管内
半径、rは導管中心軸からの距離である。
ト取付部への入力をf p + + f P 2 、マ
ウントピストン部の変位をXpHXP2,1仮想ピスト
ンの変位をXp + + Xp 2 、マウントの流体
室内圧をP + + P 2 N同断面平均流速をVl
、Vl、導管の長さをLC1同断面積をA C%各マウ
ントのピストン部から導管内端部までの距離をし+、L
z、導管内両端の流体圧をP3 、 P4 、導管内の
断面平均流速をV C%流体の長さ方向の距離をS、流
体の静粘度をμ、同動粘度をν、同密度をρ(−μ/ν
)、同比重量をγとそれぞれ表記する。そして、全体の
システムが調和振動を行うときの複素ばね定数マトリッ
クスを、とすると、マウント取付部の力および変位の関
係の方程式は、 ・・・(1) となる。そこで、(1)高さヘッドの差は無視できるほ
ど小さく、(i)流体室の有効断面積に比べて導管断面
積は十分に小さく、(至)流体室に比べて導管は十分に
細長く、(へ)流速の高い導管内に比べて流体室内の損
失ヘッドは無視できるほど小さく 、(V)流体振動の
振幅は流路長に比べて微小であるという条件のもとで、
導管内流体に対してNavier −8tokesの運
動方程式を適用し、上記方程式(1)におけるマトリク
ス要素を求めると、 (1−β+2)ks+2βIkL ks’+に% k s’ +k L 2−<3) p、i、、、、<α2十N2β2)K2・NI N2
KI K2
・・(6)・NI Nz KI K2
・・イ刀2(Δr/R)’ bar 2(R万)〒) +bci ’ (RFし〒)
j=1 2(Δr/R)・2 b=1− □ bar2(RJ2「]]テ’) +bci 2 (R
ff)となる。ただし、bar (・) 、 bei
(−)は3es−sel関数の実数部、虚数部を表わ
す1(elvin III数である。また、Rは導管内
半径、rは導管中心軸からの距離である。
今、損失係数や動粘度の影響は小さく、a+=(22=
β1!β2−0. L/=O−02Jと仮定した不減衰
モデルについて考察すると、弐の、(1υより a −0,b = 1 −(1
31となるから、これらの値を式(2)〜(9)に代入
した場合、ks=0のときにlkn 1.lkz+ 1
.1k121→閃となり、ピストン変位に対する力の応
答が発散する。そのときの固有振動数fnは、となる。
β1!β2−0. L/=O−02Jと仮定した不減衰
モデルについて考察すると、弐の、(1υより a −0,b = 1 −(1
31となるから、これらの値を式(2)〜(9)に代入
した場合、ks=0のときにlkn 1.lkz+ 1
.1k121→閃となり、ピストン変位に対する力の応
答が発散する。そのときの固有振動数fnは、となる。
また、減衰のある場合について、システムはパワーユニ
ットの回転軸に関して左右対称であると仮定し、(i)
両マウントに関する定数は互いに等しいとして、A+
=A2 =A、に+ =Kz =に1N+ =N2 =
N、α1=α2;α、β1=β2fβに設定するととも
に、(i)ロールモード条件として、Xp + =XP
2 =XPに設定する。この2つの条件を上記の式(
1)〜ODに適用すると、各マウントの伝達力は互いに
等しくなる。そこで、fp+=fP2”fPとおいて、
各マウントの0−ルモードにおけるばね定数Kp=fp
/Xpを求めると、Kl)=Kp s +i Kp
L
−051ks2十に
し2 ks2 +k L2 IKp I=lfp/Xp l=!閉フ ・
・佃tKp=t (f p/Xp )=arCtan(
Kpし/Kps) ・・イ211と
なり、上記式■で与えられるロール絶対ばね定数IKp
lの周波数特性は第2図に示すようになる。すなわち、
ばね定数は、 ■) 低振動数域では、導管内を流体が移動するために
流体室連通時の静ばね定数Kにほぼ等しく、振動数の増
加に従って低下して振動数faで最小値に達する。
ットの回転軸に関して左右対称であると仮定し、(i)
両マウントに関する定数は互いに等しいとして、A+
=A2 =A、に+ =Kz =に1N+ =N2 =
N、α1=α2;α、β1=β2fβに設定するととも
に、(i)ロールモード条件として、Xp + =XP
2 =XPに設定する。この2つの条件を上記の式(
1)〜ODに適用すると、各マウントの伝達力は互いに
等しくなる。そこで、fp+=fP2”fPとおいて、
各マウントの0−ルモードにおけるばね定数Kp=fp
/Xpを求めると、Kl)=Kp s +i Kp
L
−051ks2十に
し2 ks2 +k L2 IKp I=lfp/Xp l=!閉フ ・
・佃tKp=t (f p/Xp )=arCtan(
Kpし/Kps) ・・イ211と
なり、上記式■で与えられるロール絶対ばね定数IKp
lの周波数特性は第2図に示すようになる。すなわち、
ばね定数は、 ■) 低振動数域では、導管内を流体が移動するために
流体室連通時の静ばね定数Kにほぼ等しく、振動数の増
加に従って低下して振動数faで最小値に達する。
■) 上記最小値振動数faを過ぎて振動数が増加する
と、加速度の自乗に比例する導管自流体の慣性力の増大
によって導管内を流体が流れ難くなるため、比較的急激
に増加し、振動数feで流体室非連通時の非連通ばね定
数(1+N)、にと等しくなる。
と、加速度の自乗に比例する導管自流体の慣性力の増大
によって導管内を流体が流れ難くなるため、比較的急激
に増加し、振動数feで流体室非連通時の非連通ばね定
数(1+N)、にと等しくなる。
■) 上記振動数reを過ぎてもさらに増加し、導管自
流体の固有振動数fnにて最大値に達する。
流体の固有振動数fnにて最大値に達する。
■) 上記固有振動数fnよりも高振動数域では振動数
増加と共に低下し、流体が導管内を流れない状態での上
記非連通ばね定数(1+N)Kに漸近する。
増加と共に低下し、流体が導管内を流れない状態での上
記非連通ばね定数(1+N)Kに漸近する。
そこで、本発明では、両マウントの流体室同士の連通に
より低ロール剛性が得られる振動数域上限としての、上
記の式(6)で計算される固有振動数1口がパワーユニ
ットのアイドリンク上限回転数におけるトルク変動の最
低次数成分の振動数よりも高くなるように設定したもの
である。
より低ロール剛性が得られる振動数域上限としての、上
記の式(6)で計算される固有振動数1口がパワーユニ
ットのアイドリンク上限回転数におけるトルク変動の最
低次数成分の振動数よりも高くなるように設定したもの
である。
(作用)
上記の構成により、本発明では、第2図に示すロール絶
対ばね定数の周波数特性において、ロールばね定数が概
ね低くなる。固有振動数fnよりも低い振動数域にパワ
ーユニットのフィトリング時における最低次数成分振動
数域が対応設定されるので、パワーユニットのアイドリ
ング時のロール剛性は常に低く保たれることになり、そ
のトルク変動によるロール振動の基台への伝達が有効に
防止される。
対ばね定数の周波数特性において、ロールばね定数が概
ね低くなる。固有振動数fnよりも低い振動数域にパワ
ーユニットのフィトリング時における最低次数成分振動
数域が対応設定されるので、パワーユニットのアイドリ
ング時のロール剛性は常に低く保たれることになり、そ
のトルク変動によるロール振動の基台への伝達が有効に
防止される。
〈実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図は車両用エンジンを車体にマウンテイングする場
合に適用した実施例の全体構成を示し、1は基台として
の車体、2は車体1のエンジンルーム底部に載置支持さ
れるパワーユニットとしてのエンジンであって、該エン
ジン2の回転軸つまりクランク軸2aを挾んだ左右両側
面には略水平方向に延びるブラケット3.3が一体に突
設され、該ブラケット3.3と車体1との間、すなわち
エンジン2のクランク軸2aを挟んで両側方にはエンジ
ン2を車体1に対し弾性支持するための対なるマウント
4,4が配置されている。
合に適用した実施例の全体構成を示し、1は基台として
の車体、2は車体1のエンジンルーム底部に載置支持さ
れるパワーユニットとしてのエンジンであって、該エン
ジン2の回転軸つまりクランク軸2aを挾んだ左右両側
面には略水平方向に延びるブラケット3.3が一体に突
設され、該ブラケット3.3と車体1との間、すなわち
エンジン2のクランク軸2aを挟んで両側方にはエンジ
ン2を車体1に対し弾性支持するための対なるマウント
4,4が配置されている。
上記各マウント4は、車体1に固定され上面が開放した
有底円筒状のケース5と、該ケース5の上面開放口を密
関し、かつ上記各ブラケット3に連結ボルト8を介して
結合されたゴム等よりなる弾性壁6とを備え、上記ケー
ス5内に弾性壁6により封蓋された密閉状の流体室7が
形成され、該流体室7には非圧縮性流体(液体)が封入
されている。
有底円筒状のケース5と、該ケース5の上面開放口を密
関し、かつ上記各ブラケット3に連結ボルト8を介して
結合されたゴム等よりなる弾性壁6とを備え、上記ケー
ス5内に弾性壁6により封蓋された密閉状の流体室7が
形成され、該流体室7には非圧縮性流体(液体)が封入
されている。
また、上記マウント4,4のケース5,5には導管9の
各端部がそれぞれ連結されており、この導管9により、
両マウント4.4の流体室7,7間士を連通して流体の
移動を許容し、両流体室7゜7の圧力変化を関連付ける
ように構成されている。
各端部がそれぞれ連結されており、この導管9により、
両マウント4.4の流体室7,7間士を連通して流体の
移動を許容し、両流体室7゜7の圧力変化を関連付ける
ように構成されている。
そして、本発明の特徴・として、上記各マウント4の有
効断面積、導管9の有効断面積、その長さ。
効断面積、導管9の有効断面積、その長さ。
流体の密度等の組合せを特定することにより、マウンテ
ィング装置におけるO−ル絶対ばね定数IKp l (
前記[問題点を解決するための手段」の項の式■参照)
の振動周波数特性は第2図に示すように設定されている
。すなわち、エンジン2のロール振動に伴って両マウン
ト4.4の流体室7゜7間を移動する導管9内流体の共
振現象による固有振動数fn(間代(14)参照)より
も低振動数域にあって、流体室非連通時の非連通ばね定
数(1+N)Kに対応する振動数feが、エンジン2の
アイドリンク上限回転数におけるトルク変動の有害な最
低次数成分振動数(例えばエンジン2が4サイクル4気
筒エンジンでそのアイドリンク回転数が600〜120
Orp−である場合には、上限回転数−120Or+)
−におけるトルク変動の最低次数成分は2次成分となり
、その振動数は略40H2となる)よりも高い振動数域
に設定され、かつ最小のロールばね定数に対応する振動
数faがアイドリング時におけるトルク変動の最低次数
成分の振動数域(上記の例では20〜40H2)内に含
まれるように設定されている。
ィング装置におけるO−ル絶対ばね定数IKp l (
前記[問題点を解決するための手段」の項の式■参照)
の振動周波数特性は第2図に示すように設定されている
。すなわち、エンジン2のロール振動に伴って両マウン
ト4.4の流体室7゜7間を移動する導管9内流体の共
振現象による固有振動数fn(間代(14)参照)より
も低振動数域にあって、流体室非連通時の非連通ばね定
数(1+N)Kに対応する振動数feが、エンジン2の
アイドリンク上限回転数におけるトルク変動の有害な最
低次数成分振動数(例えばエンジン2が4サイクル4気
筒エンジンでそのアイドリンク回転数が600〜120
Orp−である場合には、上限回転数−120Or+)
−におけるトルク変動の最低次数成分は2次成分となり
、その振動数は略40H2となる)よりも高い振動数域
に設定され、かつ最小のロールばね定数に対応する振動
数faがアイドリング時におけるトルク変動の最低次数
成分の振動数域(上記の例では20〜40H2)内に含
まれるように設定されている。
したがって、上記実施例においては、エンジンのアイド
リング時におけるトルク変動の最低次数成分の撮動数域
が非連通ばね定数(1+N)Kに対応する振(数feよ
りも低く、かつ最小値振動数fa付近に位置付けられて
いるため、アイドリンク時におけるロール剛性は常に低
く保たれるようになり、よってエンジン2のアイドリン
ク運転時におけるロール振動の車体1への伝達を効果的
に低減して車体1での振動や騒音を緩和することができ
る。
リング時におけるトルク変動の最低次数成分の撮動数域
が非連通ばね定数(1+N)Kに対応する振(数feよ
りも低く、かつ最小値振動数fa付近に位置付けられて
いるため、アイドリンク時におけるロール剛性は常に低
く保たれるようになり、よってエンジン2のアイドリン
ク運転時におけるロール振動の車体1への伝達を効果的
に低減して車体1での振動や騒音を緩和することができ
る。
最後に、具体例について説明するに、アイドリンク時の
回転数が600〜1200rpI11である4サイクル
4気筒エンジンを上記実施例の構造のマウンティング装
置により車体にマウンティングした。そして、そのとき
のマウンティング装置のシステム諸元を、そのうちの導
管の内径を3通りに変えて下記の表に示すように設定し
たところ、ロール絶対ばね定数の振動周波数特性は第4
図に示すようになった。
回転数が600〜1200rpI11である4サイクル
4気筒エンジンを上記実施例の構造のマウンティング装
置により車体にマウンティングした。そして、そのとき
のマウンティング装置のシステム諸元を、そのうちの導
管の内径を3通りに変えて下記の表に示すように設定し
たところ、ロール絶対ばね定数の振動周波数特性は第4
図に示すようになった。
この第4図により、導管の内径DcがDc=161であ
るときには、ばね定数が最大となる固有振動数fnがエ
ンジンのフィトリング時におけるトルク変動の2次成分
振動数域に含まれてロール剛性が増大するのに対し、D
a = 2211.30111(7)ときにはアイドリ
ンク時のロール剛性が概ね低く保たれ、特にDc=30
111のときに常に低ロール剛性を確保できることが判
る。
るときには、ばね定数が最大となる固有振動数fnがエ
ンジンのフィトリング時におけるトルク変動の2次成分
振動数域に含まれてロール剛性が増大するのに対し、D
a = 2211.30111(7)ときにはアイドリ
ンク時のロール剛性が概ね低く保たれ、特にDc=30
111のときに常に低ロール剛性を確保できることが判
る。
(発明の効果)
以上の如く、本発明によれば、パワーユニットの回転軸
を挟んで両側方に流体封入マウントを配置し、該マウン
トの流体室を導管で連通ずるとともに、導管内流体の固
有振動数をパワーユニットのアイドリング上限回転数に
おけるトルク変動の最低次数成分振動よりも高く設定し
たことにより、パワーユニットのアイドリンク時にロー
ル剛性を低く保ってそのロール振動の基台への伝達率を
低減し、基台の振動や騒音を効果的に低減することがで
き、特に車両への適用により車体側の振動や騒音レベル
を有効に低減することができるものである。
を挟んで両側方に流体封入マウントを配置し、該マウン
トの流体室を導管で連通ずるとともに、導管内流体の固
有振動数をパワーユニットのアイドリング上限回転数に
おけるトルク変動の最低次数成分振動よりも高く設定し
たことにより、パワーユニットのアイドリンク時にロー
ル剛性を低く保ってそのロール振動の基台への伝達率を
低減し、基台の振動や騒音を効果的に低減することがで
き、特に車両への適用により車体側の振動や騒音レベル
を有効に低減することができるものである。
第1図は本発明のマウンティング装置のモデルを示す図
、第2図は同ロール絶対ばね定数の振動周波数特性を示
す説明図である。第3図は本発明の実施例の全体構成を
示す模式説明図、第4図は導管所面積を変えたときのロ
ール絶対ばね定数の周波数特性変化の具体例を示す説明
図である。 1・・・車体、2・・・エンジン、2a・・・クランク
軸、4・・・マウント、7・・・流体室、9・・・導管
。 特 許 出 願 人 マツダ株式会社・iT 。 11、 :
、第2図は同ロール絶対ばね定数の振動周波数特性を示
す説明図である。第3図は本発明の実施例の全体構成を
示す模式説明図、第4図は導管所面積を変えたときのロ
ール絶対ばね定数の周波数特性変化の具体例を示す説明
図である。 1・・・車体、2・・・エンジン、2a・・・クランク
軸、4・・・マウント、7・・・流体室、9・・・導管
。 特 許 出 願 人 マツダ株式会社・iT 。 11、 :
Claims (1)
- (1)パワーユニットの回転軸を挟んで両側方に配置さ
れ、パワーユニットを基台に対し弾性支持するマウント
を備え、該各マウントには非圧縮性流体が封入されてい
る一方、上記両マウントの流体室を連通して流体の移動
を許容し、両流体室の圧力変化を関連付けるための導管
を備えていて、上記両マウントの流体室間を移動する導
管内流体の固有振動数が、パワーユニットのアイドリン
グ上限回転数におけるトルク変動の最低次数成分振動数
よりも高い振動数域に設定されていることを特徴とする
パワーユニットのマウンティング装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59268853A JPH0637135B2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
US06/808,812 US4762306A (en) | 1984-12-19 | 1985-12-13 | Hydraulic mounting system for a power unit |
DE19853544613 DE3544613A1 (de) | 1984-12-19 | 1985-12-17 | Hydraulisches befestigungssystem fuer eine antriebs- oder krafteinheit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59268853A JPH0637135B2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146631A true JPS61146631A (ja) | 1986-07-04 |
JPH0637135B2 JPH0637135B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=17464172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59268853A Expired - Lifetime JPH0637135B2 (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | パワ−ユニツトのマウンテイング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637135B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131820U (ja) * | 1979-03-13 | 1980-09-18 | ||
JPS58161616A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-26 | Toyota Motor Corp | エンジンのアイドル運転時の車体振動を減衰するための装置 |
JPS59164845U (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | トヨタ自動車株式会社 | 車輌用エンジンの支持装置 |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP59268853A patent/JPH0637135B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55131820U (ja) * | 1979-03-13 | 1980-09-18 | ||
JPS58161616A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-26 | Toyota Motor Corp | エンジンのアイドル運転時の車体振動を減衰するための装置 |
JPS59164845U (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | トヨタ自動車株式会社 | 車輌用エンジンの支持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0637135B2 (ja) | 1994-05-18 |
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