JPS6114589Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6114589Y2
JPS6114589Y2 JP4220079U JP4220079U JPS6114589Y2 JP S6114589 Y2 JPS6114589 Y2 JP S6114589Y2 JP 4220079 U JP4220079 U JP 4220079U JP 4220079 U JP4220079 U JP 4220079U JP S6114589 Y2 JPS6114589 Y2 JP S6114589Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
valve
air cooler
temperature sensor
cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4220079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55142623U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4220079U priority Critical patent/JPS6114589Y2/ja
Publication of JPS55142623U publication Critical patent/JPS55142623U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6114589Y2 publication Critical patent/JPS6114589Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は空気冷却器付デイーゼル機関の給気
温度ならびに潤滑油温度の調節装置の改良に関す
る。
従来、この種機関は高負荷域で給気温度および
潤滑油温度の設定値を満足させると、低負荷域
(過給気出口の給気温度が設定値よりも低い場
合)においてそれらの温度が設定値まで上昇せ
ず、特に給気温度(空気冷却器出口)が40℃以下
の場合、燃焼不良およびシリンダライナ、ピスト
ンリングの異常摩耗等の弊害が生じ、従つて、低
負荷域での温度アツプが要求されていた。従来、
この様な場合、この出願人がさきに提供している
もので、空気冷却器への冷却水量をコントロール
する装置(実開昭53−129732号)があるが、この
温度調節弁装置は、低負荷域では切替弁により作
動油圧をドレンして作動しないようにして、冷却
水が全量空気冷却器を通るようにしていたため、
たとえ、空気冷却器への冷却水の通水を止めて
も、低負荷域では、第4図に示す通り、空気冷却
器入口空気温度が設定値以下のため、機関への給
気温度アツプは望めなかつた。また、潤滑油冷却
器にも潤滑油回路途上に温度調節弁を設けている
が、熱負荷が小さく設定値まで上昇しない欠点が
あつた。
この考案の目的は、上記従来のもののような欠
点のない、空気冷却器付デイーゼル機関の給気温
度ならびに潤滑油温度の調節装置を提供すること
である。
この考案によるものは、 「空気冷却器8を備えたデイーゼル機関12の
冷却水回路中に、清水冷却器77の出入口に対応
して温冷の各入口ポート37、38をもつ清水冷
却用温度調節弁2を設け、機関12の高恒温維持
のための低負荷時及び高負荷時に対応する該弁2
の出口水温の制御用手段として、設定温度で開閉
して潤滑油ポンプからの圧力油を流通させる低負
荷用温度センサー4と高負荷用温度センサー3
を、該弁2の出口及び空気冷却器8の入口間の上
記冷却水回路途上に設置し、これら両温度センサ
ー4、3を通過した圧力油の上記清水冷却用温度
調節弁2への切替制御を、空気冷却器入口管26
に取付けた切替弁用温度センサー6で操作される
切替弁5の作動によつて行われるようにしてあ
る」 ことを特徴とする。
以下、この考案による機関の温度調節装置を図
に従つて説明する。
1は機関出口温度調節弁(設定値70℃)、2は
清水冷却用遠隔油圧サーボ式温度調節弁(以下、
清水冷却用温度調節弁という)、3は高負荷用温
度センサー(設定値35℃)、4は低負荷用温度セ
ンサー(設定値55℃)、5は切替弁、6は切替弁
用温度センサー(設定値45℃)、7は清水冷却
器、8は空気冷却器、9、10は冷却水ポンプ、
11は潤滑油冷却器、12はデイーゼル機関、1
3は過給機、14は自動温度調節弁装置である。
なお、上記高負荷用温度センサー3および低負荷
用温度センサー4は、共に設定温度で開閉して潤
滑油ポンプからの圧力油を流通させる弁機能を備
えている。1〜14で構成されるこれらの各機器
間は、第1図に示すような配管により連結されて
いる。即ち、冷却水ポンプ9から潤滑油冷却器1
1、空気冷却器8、清水冷却器7、清水冷却用温
度調節弁2、高負荷用温度センサー3、低負荷用
温度センサー4を経て冷却水ポンプ9へ至る冷却
水管15、16、17、18、19および20か
ら構成されるクーラ回路(清水冷却系統)と、冷
却水管18の管路途上で分岐し、冷却水ポンプ1
0から機関12、機関出口温度調節弁1を経て冷
却水管18へ至る、冷却水管21、22、23、
24およびバイパス管25から構成されるジヤケ
ツト回路(清水冷却系統)と、潤滑油ポンプ(図
示していない)から各温度センサー3、4、6を
経て、切替弁5および温度調節弁2、14へ供給
される、油圧管27、28、29、30、31、
32、33、34、35、36から構成される制
御油圧回路である。なお、49、50は海水冷却
系統である。
次に各機器の構成を作用と共に述べる。
第1図および第2図で示される低負荷時の機関
運転状態の場合、機関12で加熱されたジヤケツ
ト回路の冷却水(機関出口温度調節弁1により70
℃に温度調節されている)は、清水冷却器7の入
口で分岐され、一方は冷却されず直接清水冷却用
温度調節弁2のポート37へ至ると共に、他方は
清水冷却器7を通り該弁2のポート38へ至る。
低負荷域の場合、清水冷却用温度調節弁2は低負
荷用温度センサー4(設定値55℃)により制御さ
れ、弁2のポート37、38からの冷却水を混流
し、設定値55℃に温度調節して、各クーラ(空気
冷却器8、潤滑油冷却器11)へは温水が供給さ
れる。すなわち、空気冷却器入口管26に取付け
られた温度センサー6は、過給機13から供給さ
れる給気53の温度が設定値45℃以下の場合、ワ
ツクスエレメント39に連結されたパイロツトバ
ルブ40が、潤滑油ポンプ(図示省略)からの油
圧管27を通り、ポート41を経て室42に至る
圧力油を、ポート43へ連絡する様にセツトして
いるため、圧力油はポート44を通り切替弁5に
至る。これにより、切替弁バルブ45はバネ46
に抗して図中左方へ押され、低負荷用温度センサ
ー4からの圧力油は、潤滑油ポンプ(図示省略)
からの油圧管31を通り、温度センサー4の出入
口ポートを経由して、油圧管32から油圧管33
へ連絡され、清水冷却用温度調節弁2は低負荷用
温度センサー4により制御される。この場合、潤
滑油ポンプ(図示省略)からの油圧管29を通
り、高負荷用温度センサー3の出入口ポートを経
由する圧力油(油圧管30)は、切替弁5でスト
ツプしている。なお、この場合、高負荷時に空気
冷却器への水流をコントロールする自動温度調節
弁装置14への制御油圧は、油圧管35から切替
弁5経由ドレン回路に連絡されて弁装置14は作
動せず、冷却水(温水)は全量空気冷却器8を通
る。つまり、吸気管48内の給気54は、空気冷
却器8で加熱される。
次に第3図で示される高負荷時の機関運転状態
の場合を述べる。
上記低負荷時から負荷が上昇して空気冷却器入
口管26内の給気温度が上昇し、切替弁用温度セ
ンサー6の設定値45℃に達すると、第3図に示す
通り、ワツクスエレメント39の膨張により、パ
イロツトバルブ40が図中右方向へ移動し、ポー
ト43はドレンポート47へ連通され、ポート4
4を経て切替弁5へ供給されていた圧力油はドレ
ンされる。従つて、切替弁5は油圧がなくなるの
で、バネ46により切替弁バルブ45は図中右方
へ押され、油圧管30と油圧管33が連絡され、
清水冷却用温度調節弁2は高負荷用温度センサー
3を通過した圧力油により設定値35℃に制御さ
れる。故に、クーラ回路には35℃に温度調節され
た冷却水が流れ給気の冷却を行う。これと同時
に、潤滑油ポンプ(図示省略)からの油圧管34
を経由する圧力油は、油圧管35を通り自動温度
調節弁装置14へ供給され、空気冷却器8の出口
給気54の温度を設定値45℃に保つように、空気
冷却器8への水量を制御する。なお、油圧管32
の圧力油は切替弁5でストツプしている。このよ
うに高負荷域においては、さきにこの出願人が提
供した上記温度調節弁装置を、温度センサー3、
4、6、切替弁5の作動により、必要時だけ働か
せて空気冷却器への水量を制御し、よつて空気冷
却器出口給気温度を一定に保つている。
上記のようにこの考案は、空気冷却器8付デイ
ーゼル機関12において空気冷却器8への水温を
自動的に変えて、低負荷時には機関12への給気
温度を上昇させると共に、負荷の全域にわたつて
給気温度を高恒温に制御する温度調節装置であ
る。また、潤滑油冷却器11を上記クーラ回路に
同時に配置することにより、合わせて油管路5
1、52の潤滑油温度も高恒温に制御することが
できるものである。
以上の通り、この考案装置によれば、機関冷却
水回路、特にクーラ回路に清水冷却用温度調節弁
を設けて、その温度センサーとして高負荷用(設
定値35℃)と低負荷用(設定値55℃)を設置し、
両センサーの切替制御を、空気冷却器入口管に取
付けた切替弁用温度センサー(設定値45℃)で操
作される切替弁を作動させることにより、自動的
に行うようにしたので、空気冷却器出口給気温度
を第5図に示す通り、40℃以上の高恒温に制御す
ることができる。すなわち、高負荷域では、空気
冷却器入口管に取付けた切替弁用温度センサーで
切替弁への油圧をドレンさせることにより、高負
荷用温度センサーにより、清水冷却用温度調節弁
を制御し、一方低負荷域では、切替弁用温度セン
サーから圧力油を供給し、低負荷用温度センサー
で清水冷却用温度調節弁を制御することにより、
低負荷域での空気冷却器、及び潤滑油冷却器への
水温をアツプ(55℃)し、これによつて、給気温
度アツプすることができる。従つて、同時に潤滑
油の温度も同じくアツプすることができる等、空
気冷却器付デイーゼル機関の給気温度及び潤滑油
温度を、低負荷時ないし高負荷時に自動調節でき
る装置として、実用上効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案装置の低負荷時を示す概要説
明図、第2図は低負荷時の切替弁用温度センサー
および切替弁を示す作動説明図、第3図は高負荷
時を示す第2図同上図、第4図は従来の負荷と給
気温度の関係を表わしたグラフ線図、第5図はこ
の考案による場合の第4図同上図である。 2……清水冷却用温度調節弁、3……高負荷用
温度センサー、4……低負荷用温度センサー、5
……切替弁、6……切替弁用温度センサー、7…
…清水冷却器、8……空気冷却器、12……デイ
ーゼル機関、26……空気冷却器入口管、37,
38……ポート、a……給気温(空気冷却器入
口)、b……給気温(空気冷却器出口)、c……室
温、d……冷却水温。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気冷却器8を備えたデイーゼル機関12の冷
    却水回路中に、清水冷却器7の出入口に対応して
    温冷の各入口ポート37,38をもつ清水冷却用
    温度調節弁2を設け、機関12の高恒温維持のた
    めの低負荷時及び高負荷時に対応する該弁2の出
    口水温の制御用手段として、設定温度で開閉して
    潤滑油ポンプからの圧力油を流通させる低負荷用
    温度センサー4と高負荷用温度センサー3を、該
    弁2の出口及び空気冷却器8の入口間の上記冷却
    水回路途上に設置し、これらの両温度センサー
    4、3を通過した圧力油の上記清水冷却用温度調
    節弁2への切替制御を、空気冷却器入口管26に
    取付けた切替弁用温度センサー6で操作される切
    替弁5の作動によつて行うようになしたことを特
    徴とする空気冷却器付デイーゼル機関の温度調節
    装置。
JP4220079U 1979-03-31 1979-03-31 Expired JPS6114589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4220079U JPS6114589Y2 (ja) 1979-03-31 1979-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4220079U JPS6114589Y2 (ja) 1979-03-31 1979-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55142623U JPS55142623U (ja) 1980-10-13
JPS6114589Y2 true JPS6114589Y2 (ja) 1986-05-07

Family

ID=28914247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4220079U Expired JPS6114589Y2 (ja) 1979-03-31 1979-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6114589Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0759886B2 (ja) * 1985-10-21 1995-06-28 本田技研工業株式会社 エンジン冷却システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55142623U (ja) 1980-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4325219A (en) Two loop engine coolant system
US3851629A (en) Cooling installation for piston internal combustion engines
US4697551A (en) Quick-response control system for low-flow engine coolant systems
US20060162677A1 (en) Internal combustion engine coolant flow
EP0580934B1 (en) Cooling system for an automotive engine
JPH01253524A (ja) エンジンの冷却装置
EP1071869B1 (en) Fluid circuit arrangement
JP3619429B2 (ja) ディーゼル機関の給気温度制御装置
US20040107922A1 (en) Engine cooling system thermostat bypass for dual temperature control
JPS6114589Y2 (ja)
KR20200016081A (ko) 냉각 시스템의 제어 방법
KR900702183A (ko) 과급적인 피스톤형 내연기관의 냉각용 장치
JPS6221690Y2 (ja)
JPH0310343Y2 (ja)
JPS6029634Y2 (ja) 空気冷却器付デイ−ゼル機関の温度調節装置
GB253233A (en) Improvements in or relating to lubricating systems for internal combustion engines and the like
US1500418A (en) Temperature-controlling means for motors
JP7488134B2 (ja) 冷却システム
JP2575514Y2 (ja) オートマチックトランスミッション
JPS6040826Y2 (ja) ジ−ゼルエンジンの潤滑油温度および冷却水温度の調節装置
JPH0156251B2 (ja)
JPS61237820A (ja) パネルラジエ−タの液温制御装置
US3937197A (en) Heating means for the intake system of a water-cooled combustion engine
JPS6211289Y2 (ja)
JPS6039447Y2 (ja) エンジンの潤滑油還流装置