JPS6114575Y2 - - Google Patents

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JPS6114575Y2
JPS6114575Y2 JP6829880U JP6829880U JPS6114575Y2 JP S6114575 Y2 JPS6114575 Y2 JP S6114575Y2 JP 6829880 U JP6829880 U JP 6829880U JP 6829880 U JP6829880 U JP 6829880U JP S6114575 Y2 JPS6114575 Y2 JP S6114575Y2
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JP
Japan
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heat insulator
vibration
upper member
type heat
split type
Prior art date
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JP6829880U
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JPS56169417U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関、とくに排気マニホールドに
装着するヒートインシユレータに関する。
一般に自動車用エンジン等において排気マニホ
ールドの周辺にヒートインシユレータを配設し、
エンジンの他の機器への熱害を緩和することが行
なわれている。
従来のヒートインシユレータには1枚の鋼板を
使つたものがあるが、この場合には振動による輻
射音が大である。また2枚重ねの鋼板に石綿系の
ダンピング材をサンドイツチした板は防振効果は
期待できるが、表面積の大きいものは生産コスト
が増大するという欠点がある。さらに鋼板の一部
に石綿などのダンピング材を貼付した1枚板のも
のもあるがこの種のものは防振効果はあるが高温
および経時変化で粉状となつて分離し、現状では
耐久性がないという問題点がある。
通常、ヒートインシユレータはその遮熱効果を
高める見地から熱源表面との間に空隙をおいて固
定されている。そのため自動車エンジンの様に激
しく振動する熱源においては、特にヒートインシ
ユレータ自体が弾性振動を起して新たな騒音源と
なり、大きな輻射音を発生するという問題を有し
ている。
この考案の目的は前記問題点を解決し、防振効
果がありしかも生産費が安く耐久性のある、分割
型ヒートインシユレータを提供するにある。
この考案に係る分割型ヒートインシユレータは
上部部材と下部部材とを有し、下部部材には分岐
片によつて少なくとも1個の凹所が形成され、一
方上部部材には凹所の数に対応させた数の挿入端
が先端に形成され、これらの挿入端を凹所内に全
周にわたり間隙を存して差し込み両者の間隙に耐
熱防振材を介在させ、これによつて振動を減衰さ
せるように構成したものである。
以下本考案による分割型ヒートインシユレータ
の一実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は自動車用6気筒エンジンの排気マニホ
ールド5に対して本考案による分割型ヒートイン
シユレータ1を適用した例を示しており、この分
割型ヒートインシユレータ1は耐熱金属板で作ら
れ、上部部材2と下部部材3とから構成されてい
る。これらの部材2,3は第2図から明らかなよ
うに、排気マニホールド5の上面側に間隙をおい
て配置され、上部部材2はその上部をシリンダヘ
ツド6にボルト7で固定される一方、下部部材3
はその下端を排気マニホールド5の壁にボルト8
で固定されている。
前記下部部材3の上部側面3aには凹所9を形
成するための1つの分岐片10がスポツト溶接で
取付けられている。この分岐片10は下部部材3
の上部側面3aに対してほぼ平行に延びる側部1
0aと底部10bを有している。前記凹所9内に
は上部部材2の挿入端2aが所定の深さだけ挿入
され、該部には横断面でU字形の間隙が形成さ
れ、この間隙には耐熱防振材12が装着され振動
減衰機構を形成している。
第3図は最も簡単な1段の接合部をもつた分割
型ヒートインシユレータ1の振動減衰機構の拡大
断面図で、第2図の部分拡大図と全く同様なもの
であるが、更に大きく拡大したものである。第4
図は分割型ヒートインシユレータの上部部材2,
下部部材3が相互に抜け出さないように、上部部
材2の下端2aと下部部材3の上端3aの先端を
鉤形に曲げて対向させたストツパ4を設けた一実
施例である。第5図は第4図と殆んど同様の構造
であるがストツパ4のみを多少変更した変化例で
ある。即ち下部部材3の先端3aと、下部部材3
より側方に分岐した分岐片10の先端10aと
を、それぞれ内側に鉤形に曲げ、さらに上部部材
2の下端部の挿入端2aを波形に成型したストツ
パ4を設けた他の実施例である。第6図は2段の
接合部をもつた分割型ヒートインシユレータ1の
実施例で、下部部材3には1枚の大型分岐片10
が取付けられている。分岐片10は下部部材3の
上部側面3aに対して平行に延びる側部10aと
底部10bを有しているが、前記上部側面3aと
前記側部10aとの距離は第3図の場合の相当距
離の約2倍になつており、それらの平行板の中間
部にはさらに仕切板14がほぼ中央でこれらに平
行に設けられ、2つの凹所9a,9bを形成して
いる。又上部部材2には1枚の分岐片15が取付
けられ、凹所16を形成している。この分岐片1
5は上部部材2の下部側面2aに対して平行に延
びた側面15aと底部15bを有している。前記
凹所9a,9b内には上部部材2の挿入端2a,
15aが所定の深さだけ挿入され、これによつて
横断面で蛇行通路が形成され、この通路には耐熱
防振材12が装着されている。
次に前記実施例の作用について説明する。
排気マニホールド2から振動が分割型ヒートイ
ンシユレータ1に伝わつても、分割型ヒートイン
シユレータ1は中間部で分割し、接合部には耐熱
防振材12を装着させてあるので、振動の振幅を
低下させて、ヒートインシユレータからの振動に
よる輻射音を減衰することができる。又高温下で
の振動であるため石綿系の耐熱防振材12が粉状
となつて落下しても、これを下部部材3の凹所9
a,9bで受け止め耐久性をよくするようにして
いる。
なお分割型ヒートインシユレータ1の接合部を
第6図のように複数段にした実施例では、ヒート
インシユレータの接合部と耐熱防振材12との摩
擦面が増大するので振動の減衰効果が向上し、単
数段の接合部を有するものに較べさらに耐久性が
大きい。
以上のように本考案によれば、ヒートインシユ
レータを中間部で分割し上部部材と下部部材と
し、下部部材の側に分岐片によつて少くとも1以
上の凹所を設けると共に、上部部材の側に前記凹
所の数に対応させて挿入端を形成し、この挿入端
を凹所内に全周にわたり間隙を存して挿入し、両
者間の間隙に耐熱防振材を挿入したので、防振効
果がありしかも生産費が安価で耐久性がある分割
型ヒートインシユレータを提供できる。
また、上部部材の挿入端および下部部材の上端
にストツパを設ければ、接合部が相互に抜け出る
ことや耐熱防振材が抜け出ることを防止でき、さ
らに耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は排気マニホールドに取付けられた分割
型ヒートインシユレータの正面図、第2図は第1
図の−線に沿う断面図、第3図、第4図、第
5図は1段式接合部を有する振動減衰機構の拡大
断面図でそのうち第4図、第5図はストツパ付の
場合であり、第6図は2段式接合部を有する振動
減衰機構の拡大断面図である。 1……ヒートインシユレータ、2……上部部
材、2a……挿入端、3……下部部材、4……ス
トツパ、9……凹所、10……分岐片、12……
耐熱防振材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 排気マニホールドを覆つた耐熱金属板を中間
    部を分割して上部部材と下部部材の分割構成と
    し、該下部部材の接合部分に少なくとも1つの
    分岐片を並列的に設けて少なくとを1つの凹所
    を形成するとともに、前記上部部材に前記凹所
    と同数の挿入端を設けておき、これらの挿入端
    を全周にわたり凹所内に間隙を存して挿入し、
    かつ該凹所の接合領域内の間隙部に耐熱防振材
    を装填したことを特徴とする分割型ヒートイン
    シユレータ。 (2) 前記上部部材の下端及び下部部材の上端にス
    トツパを設けたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の分割型ヒートインシユ
    レータ。 (3) 前記上部部材の挿入端を波形に成形したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の分割型ヒートインシユレータ。
JP6829880U 1980-05-20 1980-05-20 Expired JPS6114575Y2 (ja)

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JP6829880U JPS6114575Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20

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JP6829880U JPS6114575Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20

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JPS56169417U JPS56169417U (ja) 1981-12-15
JPS6114575Y2 true JPS6114575Y2 (ja) 1986-05-07

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ID=29662250

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JP6829880U Expired JPS6114575Y2 (ja) 1980-05-20 1980-05-20

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CN103975138A (zh) * 2011-12-06 2014-08-06 丰田自动车株式会社 内燃机的排气系统构造体
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