JPS61145279A - 緑色蛍光体 - Google Patents
緑色蛍光体Info
- Publication number
- JPS61145279A JPS61145279A JP26633484A JP26633484A JPS61145279A JP S61145279 A JPS61145279 A JP S61145279A JP 26633484 A JP26633484 A JP 26633484A JP 26633484 A JP26633484 A JP 26633484A JP S61145279 A JPS61145279 A JP S61145279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gadolinium
- phosphor
- oxide
- terbium
- source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は改良された三価のテルビウム付活ホウ酸ガドリ
ニウム系の緑色螢光体に関する。
ニウム系の緑色螢光体に関する。
テルビウムで付活されたホウ酸ガドリニウム螢光体とし
ては3Gd203・B2O3: Tb (谷水他:第1
5回照明学会全国大会予稿Nα13 (1982) )
、 Gd2O3・B2O3:Tb(オルソホウ酸塩)
(Veenis、A、W、、 Br1l 、人、:P
h1l ips Res、Rep、33 、124 (
1978) ) 、 Gd2O3・38203: ’r
b (Had、Z、R,、Blasse、G、 :Pr
oc、 Int、Conf。
ては3Gd203・B2O3: Tb (谷水他:第1
5回照明学会全国大会予稿Nα13 (1982) )
、 Gd2O3・B2O3:Tb(オルソホウ酸塩)
(Veenis、A、W、、 Br1l 、人、:P
h1l ips Res、Rep、33 、124 (
1978) ) 、 Gd2O3・38203: ’r
b (Had、Z、R,、Blasse、G、 :Pr
oc、 Int、Conf。
Lum1nescence ThD −11(1984
))などが知られて・いる。このうちGdBO3: T
bは254nm紫外線励起によってはほとんど発光しな
い。
))などが知られて・いる。このうちGdBO3: T
bは254nm紫外線励起によってはほとんど発光しな
い。
本発明は254nmHグ線励起下で効率の高い発光を示
す3価のテルビウム付活オルンホウ酸ガドリニウム系の
緑色螢光体を提供することを目的とするものである。
す3価のテルビウム付活オルンホウ酸ガドリニウム系の
緑色螢光体を提供することを目的とするものである。
すなわち本発明の緑色発光螢光体は、従来知られている
三価のテルビウム付活オルソホン酸ガドリニウムのガド
リニウムイオン(Gd3”)の一部をセリウムイオン(
Ce”)で置換することを特徴とし、化学式(G d
1−x−y Ce x Tb y ) B 03 (式
中x、yは0.03<x<0.20 、0.03<y<
0.20 )で示される組成を有する。Ce3+イオン
を導入すると254 nm励起光がまずCe”+イオン
に吸収され、この吸収されたエネルギーが無輻射的にT
b3+イオンに伝達され発光が生ずる。このようにして
それ自身は254nm励起光をほとんど吸収しなI、−
HTb3+イオンを効率よく発光させることができる。
三価のテルビウム付活オルソホン酸ガドリニウムのガド
リニウムイオン(Gd3”)の一部をセリウムイオン(
Ce”)で置換することを特徴とし、化学式(G d
1−x−y Ce x Tb y ) B 03 (式
中x、yは0.03<x<0.20 、0.03<y<
0.20 )で示される組成を有する。Ce3+イオン
を導入すると254 nm励起光がまずCe”+イオン
に吸収され、この吸収されたエネルギーが無輻射的にT
b3+イオンに伝達され発光が生ずる。このようにして
それ自身は254nm励起光をほとんど吸収しなI、−
HTb3+イオンを効率よく発光させることができる。
以上の過程は励起スペクトルにより理解することができ
る。第1図に(Gdo9s Tb(1,05) BO3
の励起スペクトルを示す。T b 3+イオンの4f→
5d遷移に基く強い励起帯が220−240 nmの領
域に存在するが、254nmHf線では励起されない。
る。第1図に(Gdo9s Tb(1,05) BO3
の励起スペクトルを示す。T b 3+イオンの4f→
5d遷移に基く強い励起帯が220−240 nmの領
域に存在するが、254nmHf線では励起されない。
第2図に(Gd、0.95 Ce0.05 ) BO3
の励起スペクトルを示す。
の励起スペクトルを示す。
Ce3+イオンは約250nmおよび360nmに強い
励起帯を有する。第3図に(Gd0.9 ceO,05
’rbo、o!i ) Boaの励起スペクトルを示す
。第1図と第3図と比較すれば明らかなように、これは
Ce”+とTb3+の励起帯が重なったものであり、C
e3+イオンからTb3+イオンへのエネルギー伝達が
起っていることが判る。
励起帯を有する。第3図に(Gd0.9 ceO,05
’rbo、o!i ) Boaの励起スペクトルを示す
。第1図と第3図と比較すれば明らかなように、これは
Ce”+とTb3+の励起帯が重なったものであり、C
e3+イオンからTb3+イオンへのエネルギー伝達が
起っていることが判る。
Ce3+イオンの濃度x1 およびTb3+イオンの濃
度yは、目的とするTb3+イオンの発光の効率が最大
になるよう選ばれる。x=Oならば254nm励起光は
ほとんど吸収されないからTb3+イオンの発光はきわ
めて微弱になる。一方x = 1となるとCe3+イオ
ン同志の相互作用によりCe3+イオン内で無輻射的な
エネルギー損失が起シ、結果としてTb3+イオンの発
光効率は低下する。したがってXはO〈x〈1の関係を
満たすように設定すればよいが、実用上は0.03 (
x (0,20となるように設定すべきである。Tl)
3+イオンの発光はその濃度yがo<y゛ ≦1である
限り観測されるが、高い効率を得るには0.03 <
y < 0.20の範囲とする。
度yは、目的とするTb3+イオンの発光の効率が最大
になるよう選ばれる。x=Oならば254nm励起光は
ほとんど吸収されないからTb3+イオンの発光はきわ
めて微弱になる。一方x = 1となるとCe3+イオ
ン同志の相互作用によりCe3+イオン内で無輻射的な
エネルギー損失が起シ、結果としてTb3+イオンの発
光効率は低下する。したがってXはO〈x〈1の関係を
満たすように設定すればよいが、実用上は0.03 (
x (0,20となるように設定すべきである。Tl)
3+イオンの発光はその濃度yがo<y゛ ≦1である
限り観測されるが、高い効率を得るには0.03 <
y < 0.20の範囲とする。
本発明の螢光体は次のように調整される。すなわち酸化
ガドリニウムのようなガドリニウム源、ホウ酸または酸
化ホウ素のようなホウ素源、酸化セリウムのようなセリ
ウム源、および酸化テルビウムのようなテルビウム源の
所定量を秤量したのち、たとえばボールミルでこれらの
原料混合物を充分に粉砕混合する。しかるのち得られた
混合物を石英ルツボに収容し、還元雰囲気中で1100
〜1300℃で1〜5時間焼成する。均一な焼成物を優
るには生成物を粉砕、混合したのち、上記の焼成を繰返
してもよい。得られた焼成物を冷却、水洗、濾過、乾燥
、篩別して、本発明の緑色螢光体を帰ることができる。
ガドリニウムのようなガドリニウム源、ホウ酸または酸
化ホウ素のようなホウ素源、酸化セリウムのようなセリ
ウム源、および酸化テルビウムのようなテルビウム源の
所定量を秤量したのち、たとえばボールミルでこれらの
原料混合物を充分に粉砕混合する。しかるのち得られた
混合物を石英ルツボに収容し、還元雰囲気中で1100
〜1300℃で1〜5時間焼成する。均一な焼成物を優
るには生成物を粉砕、混合したのち、上記の焼成を繰返
してもよい。得られた焼成物を冷却、水洗、濾過、乾燥
、篩別して、本発明の緑色螢光体を帰ることができる。
この調製工程において発光効率の高い螢光体を得るには
、ホウ素の量を化学論量よね過剰に配合することが必要
である。なお過剰なホウ素源は水洗によって完全に除去
することができる。以下に本発明を実施例に基いて説明
する。
、ホウ素の量を化学論量よね過剰に配合することが必要
である。なお過剰なホウ素源は水洗によって完全に除去
することができる。以下に本発明を実施例に基いて説明
する。
組成式(Gd 1−x−yGexTby ) BO3に
おいて、指数X1 yを変化させた試料を以下のように
調製した。
おいて、指数X1 yを変化させた試料を以下のように
調製した。
原料として酸化ガドリニウムGd2O3,酸化セリウム
CeO2,酸化テルビウムTb4O7,ホウ酸H3B0
3を所定の割合に混合した(但しホウ酸は化学量論的配
合量の2倍とした)。これらの原料をメノウ製ボールミ
ルで2時間粉砕、混合後、混合物をアルミナ製ルツボに
収容し、チッ素ガス95%、水垢ガス5%を混合した還
元ガス中で1150℃で2時間焼成した。これらの試料
の結晶型をX線回折法で調べたところ、すべて斜方晶系
のVaterite構造を有するGd BO3の回折パ
ターンを示した。また得られた粉体の粒径はきわめて均
一で、通気法による平均粒径は3.5μであった。
CeO2,酸化テルビウムTb4O7,ホウ酸H3B0
3を所定の割合に混合した(但しホウ酸は化学量論的配
合量の2倍とした)。これらの原料をメノウ製ボールミ
ルで2時間粉砕、混合後、混合物をアルミナ製ルツボに
収容し、チッ素ガス95%、水垢ガス5%を混合した還
元ガス中で1150℃で2時間焼成した。これらの試料
の結晶型をX線回折法で調べたところ、すべて斜方晶系
のVaterite構造を有するGd BO3の回折パ
ターンを示した。また得られた粉体の粒径はきわめて均
一で、通気法による平均粒径は3.5μであった。
これらのサンプルの2540m輝度および254nm励
起光に対する反射率を測定したところ第1表の数値を寿
た。
起光に対する反射率を測定したところ第1表の数値を寿
た。
この表から、従来知られている( Gd 、Tb )
BO3螢光体(同表の試料N11)が254nm励起光
に対する反射率が高い結果として輝度が低いのに対し、
Ceを導入し1; (Gd 、 Ce 、 Tb )
BO3螢光体(例えば試料随3)がその5倍以上の輝度
を示すことがわかる。試料N(L 3の発光スペクトル
を第4図に示した。
BO3螢光体(同表の試料N11)が254nm励起光
に対する反射率が高い結果として輝度が低いのに対し、
Ceを導入し1; (Gd 、 Ce 、 Tb )
BO3螢光体(例えば試料随3)がその5倍以上の輝度
を示すことがわかる。試料N(L 3の発光スペクトル
を第4図に示した。
以上のように、本発明により得られた螢光体は254
nm紫外線によシ効率良く発光するため、螢光ランプ用
螢光体として好適なものである。
nm紫外線によシ効率良く発光するため、螢光ランプ用
螢光体として好適なものである。
第1図は(Gd6.95 Tb0.05 ) Boa螢
光体の励起効率を示す励起スペクトル、第2図は(Gd
O,95Ceo、os )BO3螢光体の励起効率を示
す励起スペクトル、第3図は(GdO,9ceO,05
’I’bO,Q5 ) BO3螢光体の励起効率を示す
励起スペクトル、第4図は本発明螢光体の254 nm
紫外線照射時における発光スペクトルである。 代理人 弁理士 則近憲佑 (他1名)悩毅暑@ト
光体の励起効率を示す励起スペクトル、第2図は(Gd
O,95Ceo、os )BO3螢光体の励起効率を示
す励起スペクトル、第3図は(GdO,9ceO,05
’I’bO,Q5 ) BO3螢光体の励起効率を示す
励起スペクトル、第4図は本発明螢光体の254 nm
紫外線照射時における発光スペクトルである。 代理人 弁理士 則近憲佑 (他1名)悩毅暑@ト
Claims (1)
- 組成式が(Gd_1_−_x_−_yCe_xTb_y
)BO_3(但し0.03<x<0.20,0.03<
y<0.20)で表されることを特徴とする緑色螢光体
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26633484A JPS61145279A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 緑色蛍光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26633484A JPS61145279A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 緑色蛍光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61145279A true JPS61145279A (ja) | 1986-07-02 |
Family
ID=17429487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26633484A Pending JPS61145279A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 緑色蛍光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61145279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8896004B2 (en) | 2005-04-26 | 2014-11-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | White LED, backlight using the same, and liquid crystal display device |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP26633484A patent/JPS61145279A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8896004B2 (en) | 2005-04-26 | 2014-11-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | White LED, backlight using the same, and liquid crystal display device |
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