JPS61144820A - 中濃度拡散層の形成法 - Google Patents
中濃度拡散層の形成法Info
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- JPS61144820A JPS61144820A JP26774284A JP26774284A JPS61144820A JP S61144820 A JPS61144820 A JP S61144820A JP 26774284 A JP26774284 A JP 26774284A JP 26774284 A JP26774284 A JP 26774284A JP S61144820 A JPS61144820 A JP S61144820A
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- H—ELECTRICITY
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- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
制御電極を有する半導体制御整流素子の厚さ方向をpi
n化するために必要な中濃度領域(バッファ層)を、拡
散法で形成することを目的とした半導体素子製造プロセ
ス分野に関するものである。
n化するために必要な中濃度領域(バッファ層)を、拡
散法で形成することを目的とした半導体素子製造プロセ
ス分野に関するものである。
基板と同一の導電形を有し、これに連なった中濃度領域
(以下バッファ層と呼ぶ)を備え厚さ方向をpin化し
た半導体制御整流素子は、高速化。
(以下バッファ層と呼ぶ)を備え厚さ方向をpin化し
た半導体制御整流素子は、高速化。
高耐圧化を行った場合に、バッファ層を備えないpn構
造の素子に比較して、素子の損失が少ないために広く使
用されている。
造の素子に比較して、素子の損失が少ないために広く使
用されている。
バッファ層を備えた素子としては、逆導電サイリスタ、
MO8形翫界効果トランジスタ(MO8FET) 。
MO8形翫界効果トランジスタ(MO8FET) 。
静電誘導サイリスタ(SITY)等がある。ここでは5
ITYを例にとり、nバッファ層につき説明する。
ITYを例にとり、nバッファ層につき説明する。
第2図は8ITYの構造を示す断面図であり、1はp″
層、2はn一層、2′はnバッファ層、3はp+ゲート
層、4はn”#5はチャネル、7はアノード電極、8は
カソード電極、9はゲート電極である。
層、2はn一層、2′はnバッファ層、3はp+ゲート
層、4はn”#5はチャネル、7はアノード電極、8は
カソード電極、9はゲート電極である。
高比抵抗から成るn′″層2の基板を出発素材とした場
合のnバッファM2′の不純物密度は、空乏層の拡がり
に対して抑制効果があり且つnバッファ層2′に接した
p+層lからのホールの注入効率を確保するために、一
般にはlXl0”〜lXl01?At0m1/cm”程
度の範囲が必要である。
合のnバッファM2′の不純物密度は、空乏層の拡がり
に対して抑制効果があり且つnバッファ層2′に接した
p+層lからのホールの注入効率を確保するために、一
般にはlXl0”〜lXl01?At0m1/cm”程
度の範囲が必要である。
nバッファ層の厚さは素子設計によっても変るが、一般
的には30〜50μmが必要である。
的には30〜50μmが必要である。
従来技術Kkいてはnバッファ層の形成には、制御性の
良さと厚さを厚くすることが可能なため、エピタキシャ
ル成長法が主流となっていた。
良さと厚さを厚くすることが可能なため、エピタキシャ
ル成長法が主流となっていた。
エピタキシャル成長法によるnバッファ層の形成は、濃
度制御性が良い反面、エピタキシャル成長時に発生する
結晶欠陥が伴うため不良品の発生率が高いこと、製造装
置が高価なこと、およびロフト当りの処理枚数が例えば
拡散法に比べて少ないことなどにより、製造コスト高と
なる欠点があった0 更に、次に説明するように、製造工程の複雑なことも欠
点となっていた。
度制御性が良い反面、エピタキシャル成長時に発生する
結晶欠陥が伴うため不良品の発生率が高いこと、製造装
置が高価なこと、およびロフト当りの処理枚数が例えば
拡散法に比べて少ないことなどにより、製造コスト高と
なる欠点があった0 更に、次に説明するように、製造工程の複雑なことも欠
点となっていた。
第5図はエピタキシャル成長法により形成されたnバッ
ファ層を有するウェファをマスク工程へ送るための前工
程を示す工程図である。
ファ層を有するウェファをマスク工程へ送るための前工
程を示す工程図である。
エピタキシャル成長法により形成されたnバッファ層2
′を有するウェファから半導体素子を完成させるため、
表面にマスクを施こすためには、第5図に示すようなa
雑な工程を経なくてはならない0 すなわち、(a)はn−基板2にnバッファ層2′をエ
ピタキシャル成長せしめた形状を示しているが、この形
状においてはn−基板2のnバッファ層2′と反対側の
面には、エピタキシャル成長時に薄い多結晶層lOが成
長している。この多結晶層10がある状態では、この層
の上からマスクを形成してpn接合を形成する工程に直
接移ることはできない。
′を有するウェファから半導体素子を完成させるため、
表面にマスクを施こすためには、第5図に示すようなa
雑な工程を経なくてはならない0 すなわち、(a)はn−基板2にnバッファ層2′をエ
ピタキシャル成長せしめた形状を示しているが、この形
状においてはn−基板2のnバッファ層2′と反対側の
面には、エピタキシャル成長時に薄い多結晶層lOが成
長している。この多結晶層10がある状態では、この層
の上からマスクを形成してpn接合を形成する工程に直
接移ることはできない。
この多結晶lOをミラポリッシェにより除去するために
、ミラポリッシェ時にnバッファ層2′の表面に疵を付
けないよう、ウェファの両面に(b)に示すごとく酸化
膜6.6′を形成することによって保護する。
、ミラポリッシェ時にnバッファ層2′の表面に疵を付
けないよう、ウェファの両面に(b)に示すごとく酸化
膜6.6′を形成することによって保護する。
しかる後、多結晶層10を酸化膜6′と共にミラポリッ
シ為により除去し、(C)に示す形状としてn−基板の
表面を露出せしめた後、この面にpn接合を選択的に形
成せしめるための酸化膜6を形成し、(d)K示す形状
とした後に次工程であるマスク作業工程へ進む。
シ為により除去し、(C)に示す形状としてn−基板の
表面を露出せしめた後、この面にpn接合を選択的に形
成せしめるための酸化膜6を形成し、(d)K示す形状
とした後に次工程であるマスク作業工程へ進む。
この説明からも理解されるように、nバッファ層2′を
エピタキシャル成長法により形成することは、nバッフ
ァ層2′の形成後の後処理が複雑になっている。
エピタキシャル成長法により形成することは、nバッフ
ァ層2′の形成後の後処理が複雑になっている。
□ 以上説明した賭点が従来技術の問題点であり、
本発明は、−拡散法によりnバッファ層を形成せしめる
ことにより、低コストでnバッファ層の形成を可能とす
ると共に、nバッファ層形成後の後処理を簡素化しよう
とするものである。
本発明は、−拡散法によりnバッファ層を形成せしめる
ことにより、低コストでnバッファ層の形成を可能とす
ると共に、nバッファ層形成後の後処理を簡素化しよう
とするものである。
本発明は前記のように拡散法によってnバッファ層を形
成しようとするものである。n形拡散不純物源としては
、燐(P)の固体拡散源または三基′化ホ久ホリル(P
OCjg)などを用いて、一般的な拡散装置によって目
的を達成することができる。
成しようとするものである。n形拡散不純物源としては
、燐(P)の固体拡散源または三基′化ホ久ホリル(P
OCjg)などを用いて、一般的な拡散装置によって目
的を達成することができる。
しかしながら、拡散源に燐を用いて拡散法でn膨拡散層
を得る場合には、高い表面不純物濃度領域(10〜10
atoms/lyn” )の形成には優れているが、
中濃度領域(10〜10atomsΔ♂)の形成には実
現性および再現性が良くなかりた。
を得る場合には、高い表面不純物濃度領域(10〜10
atoms/lyn” )の形成には優れているが、
中濃度領域(10〜10atomsΔ♂)の形成には実
現性および再現性が良くなかりた。
本発明は従来のこの難点を克服するために、次の点に特
別の配慮を行った。
別の配慮を行った。
(1)表面不純物濃度を目的の範囲に入れるために、燐
の予備拡散温度を可能な限り低く設定すること。
の予備拡散温度を可能な限り低く設定すること。
(2)予備拡散で得た表面不純物濃度を更に低くするた
めに、予備拡散工程の後に予備拡散温度よりも高い温度
の熱酸化工程を入れること。
めに、予備拡散工程の後に予備拡散温度よりも高い温度
の熱酸化工程を入れること。
(3)燐の追い込み拡散は熱酸化工程で生じた酸化膜を
除去した後に実施すること。
除去した後に実施すること。
これら3点を考慮して予備拡散条件と追い込み拡散後の
表面不純物濃度との関係を実験手法によって確認し、そ
の結果から目的とするnバッファ層を得るものである。
表面不純物濃度との関係を実験手法によって確認し、そ
の結果から目的とするnバッファ層を得るものである。
第3図は予備拡散装置の概念図であり、n,12゜13
はキャリヤーガスの系統を示し、nは常時反応管15に
流す窒素ガス(N、) 、 12は三塩化ホスホリル(
PO(Ja )の中をバブルさせて捕捉したガスを反応
管15に導く窒素ガス(N2)、13は反応管15内に
導入されたPOCl3ガスを熱反応で5酸化燐(P2O
3)に変えるのに必要な酸素ガス(02)であり、14
は不純物源である三塩化ホスホリル(POCh)、15
は断面積60crn2を有する反応管、16はシリコン
基板保持用治具、17はシリコン基板、18は加熱用ヒ
ーターである。
はキャリヤーガスの系統を示し、nは常時反応管15に
流す窒素ガス(N、) 、 12は三塩化ホスホリル(
PO(Ja )の中をバブルさせて捕捉したガスを反応
管15に導く窒素ガス(N2)、13は反応管15内に
導入されたPOCl3ガスを熱反応で5酸化燐(P2O
3)に変えるのに必要な酸素ガス(02)であり、14
は不純物源である三塩化ホスホリル(POCh)、15
は断面積60crn2を有する反応管、16はシリコン
基板保持用治具、17はシリコン基板、18は加熱用ヒ
ーターである。
の温度を10℃と低く設定する。次に、POCjaガス
用のキャリヤーガスとしての窒素ガス12をso cc
/mlnとして、常時流通せしめる窒素がスnの10
00cc/mjn と酸素ガス13の4QQcc/mi
nとの和に対し3.5%とした。
用のキャリヤーガスとしての窒素ガス12をso cc
/mlnとして、常時流通せしめる窒素がスnの10
00cc/mjn と酸素ガス13の4QQcc/mi
nとの和に対し3.5%とした。
このような構成のもとで、予備拡散の温度は可能な限り
低くすることを目的として700〜800℃の範囲で、
また予備拡散時間は再現性とシリコン保持用治具16内
のシリコン基板17のシート抵抗のバラツキを少なくす
ることを考慮して60分に限定した。実験に用いたシリ
コン基板17は比抵抗2000口、直径50顛、厚さ0
.4翼肩のn形基板である。
低くすることを目的として700〜800℃の範囲で、
また予備拡散時間は再現性とシリコン保持用治具16内
のシリコン基板17のシート抵抗のバラツキを少なくす
ることを考慮して60分に限定した。実験に用いたシリ
コン基板17は比抵抗2000口、直径50顛、厚さ0
.4翼肩のn形基板である。
実施例を第4図の工程図を用いて説明する。囚に示すご
とく高抵抗のn形シリコンからなるn一層2の一方の表
面に酸化膜6″を備えたシリコン基板が準備され、酸化
膜6″′のない方の面にs3図で説明した予備拡散装置
により三塩化ホスホリルを用いてn形予備拡散層2“が
形成される。この時の拡散条件は、前述の如<700〜
800℃の温度で、時間は60分とした。
とく高抵抗のn形シリコンからなるn一層2の一方の表
面に酸化膜6″を備えたシリコン基板が準備され、酸化
膜6″′のない方の面にs3図で説明した予備拡散装置
により三塩化ホスホリルを用いてn形予備拡散層2“が
形成される。この時の拡散条件は、前述の如<700〜
800℃の温度で、時間は60分とした。
n形予備拡散層2“形成後、予備拡散で得られた燐(P
)の表面不純物濃度をより低くするために、1000℃
の温度で2時間の熱酸化を行い、n形予備拡散層2″の
表面に酸化膜6″を約0.7μmの厚さに形成した形状
を(B)に示す。
)の表面不純物濃度をより低くするために、1000℃
の温度で2時間の熱酸化を行い、n形予備拡散層2″の
表面に酸化膜6″を約0.7μmの厚さに形成した形状
を(B)に示す。
これに続いて、表面の酸化膜6′を一旦除去した後、最
終工程であるn形予備拡散層2#の追い込み拡散を、酸
化雰囲気中において温度1230℃で50時間行うこと
により、(C)に示すように厚さ30〜50μmのnバ
ッファ層2′を得ることができる。この追い込み拡散に
よりて、表面に酸化膜6も同時に形成されるが、この酸
化膜6は次工程であるマスク工程にそのまま利用できる
。
終工程であるn形予備拡散層2#の追い込み拡散を、酸
化雰囲気中において温度1230℃で50時間行うこと
により、(C)に示すように厚さ30〜50μmのnバ
ッファ層2′を得ることができる。この追い込み拡散に
よりて、表面に酸化膜6も同時に形成されるが、この酸
化膜6は次工程であるマスク工程にそのまま利用できる
。
このようにして、拡散法によってnバッファ層2′を得
ることができるが、重要なことはnバッファ層の表面不
純物濃度の範囲であるから、この点について以下詳細に
説明する。
ることができるが、重要なことはnバッファ層の表面不
純物濃度の範囲であるから、この点について以下詳細に
説明する。
第1図は予備拡散温度とシート抵抗との関係を示すグラ
フであり、第4図の(A)で示した工程中の予備拡散温
度を横軸に取り、シート抵抗の値を縦軸に対数目盛で示
したもので、曲線■は工程(4)により形成したn形予
備拡散層2″の表面シート抵抗の値を、曲線■は工程(
C)終了後のnバッファ層2′の表面シート抵抗の値を
示す。
フであり、第4図の(A)で示した工程中の予備拡散温
度を横軸に取り、シート抵抗の値を縦軸に対数目盛で示
したもので、曲線■は工程(4)により形成したn形予
備拡散層2″の表面シート抵抗の値を、曲線■は工程(
C)終了後のnバッファ層2′の表面シート抵抗の値を
示す。
第1図で注目すべき点は、曲線■には予備拡散温度が7
40℃近くでc、yjtical pointが現れて
いることである。曲線Iにはこのような点は現れていな
い0 本発明はまさにこのcritical pointに着
目して、目的とするnバッファ層を得るための予備拡散
条件と、nバッファ層の表面不純物密度とを決定しよう
とするものである。
40℃近くでc、yjtical pointが現れて
いることである。曲線Iにはこのような点は現れていな
い0 本発明はまさにこのcritical pointに着
目して、目的とするnバッファ層を得るための予備拡散
条件と、nバッファ層の表面不純物密度とを決定しよう
とするものである。
曲線■のcritical pointの出現は、予備
拡散後の熱酸化によって生じるものと推定される。この
理由として考えられることは、740℃以下の温度で予
備拡散を行った時のn形予備拡散層2′の厚みは0.1
〜0.2μm程度と推定されるので、このように極めて
薄い予備拡散層を形成した後に、予備拡散温度よりも高
い温度で熱酸化を行うことに原因がある。
拡散後の熱酸化によって生じるものと推定される。この
理由として考えられることは、740℃以下の温度で予
備拡散を行った時のn形予備拡散層2′の厚みは0.1
〜0.2μm程度と推定されるので、このように極めて
薄い予備拡散層を形成した後に、予備拡散温度よりも高
い温度で熱酸化を行うことに原因がある。
すなわち、1000℃の温度で2時間の熱酸化を行うと
、0.7μm程度の酸化膜6′が形成されるが、シリコ
ンと酸素の結合組織上から、0.7μmの酸化膜が形成
された時には、予備拡散層のシリコン表面は約0.3μ
m酸化膜に吸収されることになる。換言すれば、0.3
μm、17シリコンの表面がエツチングされたと考えて
よい。
、0.7μm程度の酸化膜6′が形成されるが、シリコ
ンと酸素の結合組織上から、0.7μmの酸化膜が形成
された時には、予備拡散層のシリコン表面は約0.3μ
m酸化膜に吸収されることになる。換言すれば、0.3
μm、17シリコンの表面がエツチングされたと考えて
よい。
このために、予備拡散温度が740℃以下では、シリコ
ン内に拡散するよりも多くの燐(P)原子が、予備拡散
層の表面で熱酸化によって損失し、濃度不足をきたす。
ン内に拡散するよりも多くの燐(P)原子が、予備拡散
層の表面で熱酸化によって損失し、濃度不足をきたす。
従って、追い込み拡散後では表面不純物濃度の低下をき
たし、シート抵抗が高くなり、nバッファ層としては不
適当である。
たし、シート抵抗が高くなり、nバッファ層としては不
適当である。
第6図は第1図の曲線■の場合におけるnバッファ層表
面のシート抵抗と表面不純物濃度との関係を示すグラフ
であり、横軸にシート抵抗の値を。
面のシート抵抗と表面不純物濃度との関係を示すグラフ
であり、横軸にシート抵抗の値を。
縦軸に表面不純物濃度の値を、いずれも対数目盛でとり
である。
である。
nバッファ層として適用できる表面不純物濃度は、大略
I X 10”atoms/cm”以上でI X 10
”atomsA”以下が一般的な範囲である。従りて、
この表面不純物濃度を確保するために必要な追い込み拡
散後のシート抵抗は100〜600 Q/Dである。
I X 10”atoms/cm”以上でI X 10
”atomsA”以下が一般的な範囲である。従りて、
この表面不純物濃度を確保するために必要な追い込み拡
散後のシート抵抗は100〜600 Q/Dである。
追い込み拡散後にこのシート抵抗を確保するための予備
拡散温度は、第1図から740℃〜790℃の範囲とす
ればよい。この時のn形予備拡散層2′のシート抵抗は
1300〜550Ω乃の範囲となる。
拡散温度は、第1図から740℃〜790℃の範囲とす
ればよい。この時のn形予備拡散層2′のシート抵抗は
1300〜550Ω乃の範囲となる。
特に再現性よく安定した表面不純物濃度を得るためには
、Cr口1cal pointよりやや高めの温度とし
て755±5℃の範囲で予備拡散を行うことが望ましい
0こうして得られる表面不純物濃度は2.5 X 10
”〜4X 10”atoms’♂テアル。
、Cr口1cal pointよりやや高めの温度とし
て755±5℃の範囲で予備拡散を行うことが望ましい
0こうして得られる表面不純物濃度は2.5 X 10
”〜4X 10”atoms’♂テアル。
以上詳細に説明したように、本発明においては燐(P)
の予備拡散で表面不純物濃度を制御し、更に予備拡散温
度よりも高い温度の熱酸化で、前工程で得た表面不純物
濃度よりも更に表面不純物濃度を減少させる工程を挿入
し、しかる後に追い込み拡散を行うことによって、従来
困難でありた拡散法による中濃度層の形成を可能ならし
めたものである。
の予備拡散で表面不純物濃度を制御し、更に予備拡散温
度よりも高い温度の熱酸化で、前工程で得た表面不純物
濃度よりも更に表面不純物濃度を減少させる工程を挿入
し、しかる後に追い込み拡散を行うことによって、従来
困難でありた拡散法による中濃度層の形成を可能ならし
めたものである。
尚、本実施例においてはn形不純物源として三塩化ホス
ホリル(POCjs)を用いたものについて説明したが
、これに限定されるものではな(、n形の固体不純物源
等を用いても前述の条件を満たせば同様の効果を得るこ
とができる。
ホリル(POCjs)を用いたものについて説明したが
、これに限定されるものではな(、n形の固体不純物源
等を用いても前述の条件を満たせば同様の効果を得るこ
とができる。
本発明においては、実施例で詳述したように、拡散法で
n形の中濃度層を形成する際に、予備拡散条件と追い込
み拡散後の表面不純物濃度との関係を分析することによ
り、nバッファ層に適した範囲を再現性よく安定に裏作
できるようになった。
n形の中濃度層を形成する際に、予備拡散条件と追い込
み拡散後の表面不純物濃度との関係を分析することによ
り、nバッファ層に適した範囲を再現性よく安定に裏作
できるようになった。
すなわち、本発明にかかる中濃度拡散層の形成法によっ
て、半導体制御整流素子のバッファ層を量産効果が高い
拡散法を用いて製造することを可能にしたものであり、
その経済的効果は極めて大きい。
て、半導体制御整流素子のバッファ層を量産効果が高い
拡散法を用いて製造することを可能にしたものであり、
その経済的効果は極めて大きい。
M1図の燐の予備拡散温度と予備拡散後および追い込み
拡散後のシート抵抗の関係を示すグラフ、第2図はnバ
ッファ層を適用した靜電銹導サイリスタの一例の構造を
示す断面図、第3図は予備拡散装置の概念図、第4図は
本発明にかかる中濃度拡散層の形成法を示す工程図、第
5図はエピタキシャル成長法により形成されたnバッフ
ァ層を有するウェファをマスク工程へ送るための前工程
を示す工程図、第6図は第1図の曲線■の場合における
nバッファ層表面のシート抵抗と表面不純物濃度との関
係を示すグラフである。 l・・・・・・p+層、2・・・・・イ層、2′・・・
・・・nバッファ層、2″・・・・・・n形予備拡散層
、3・・・・・・p+ゲート層、4・・・・・・n+層
、5・・・・・・チャネル、6.6’、6″、6′#・
・・・・・酸化膜、7・・・・・・アノード電極、8・
・・・・・カソード電極、9・・・・・・ゲート電極、
10・・・・・・多結晶層、n.12・・・・窒素ガス
、13・・・・・・酸素ガス、14・・・・・・三塩化
ホスホリル、15・・・・・・反応管、16・・・・・
・シリコン基板保持具、17・・・・・・シリコン基板
、18・・・・・・加熱用ヒーター。 垢2図 島3図
拡散後のシート抵抗の関係を示すグラフ、第2図はnバ
ッファ層を適用した靜電銹導サイリスタの一例の構造を
示す断面図、第3図は予備拡散装置の概念図、第4図は
本発明にかかる中濃度拡散層の形成法を示す工程図、第
5図はエピタキシャル成長法により形成されたnバッフ
ァ層を有するウェファをマスク工程へ送るための前工程
を示す工程図、第6図は第1図の曲線■の場合における
nバッファ層表面のシート抵抗と表面不純物濃度との関
係を示すグラフである。 l・・・・・・p+層、2・・・・・イ層、2′・・・
・・・nバッファ層、2″・・・・・・n形予備拡散層
、3・・・・・・p+ゲート層、4・・・・・・n+層
、5・・・・・・チャネル、6.6’、6″、6′#・
・・・・・酸化膜、7・・・・・・アノード電極、8・
・・・・・カソード電極、9・・・・・・ゲート電極、
10・・・・・・多結晶層、n.12・・・・窒素ガス
、13・・・・・・酸素ガス、14・・・・・・三塩化
ホスホリル、15・・・・・・反応管、16・・・・・
・シリコン基板保持具、17・・・・・・シリコン基板
、18・・・・・・加熱用ヒーター。 垢2図 島3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、高抵抗のn形シリコン基板にn形中濃度層を拡散法
で形成するに際して、まずn形不純物の予備拡散を行う
工程を備え、次に予備拡散温度よりも高い温度で熱酸化
を行う工程を備え、終りに熱酸化工程で形成された酸化
膜を除去した後、追い込み拡散を行う工程を備えたこと
を特徴とする中濃度拡散層の形成法。 2、n形不純物の予備拡散温度は740℃以上790℃
以下の範囲で行う特許請求の範囲第1項記載の中濃度拡
散層の形成法。 3、予備拡散を行った時に得られたシート抵抗の範囲が
550〜1300Ω/□である特許請求の範囲第2項記
載の中濃度拡散層の形成法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26774284A JPS61144820A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 中濃度拡散層の形成法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26774284A JPS61144820A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 中濃度拡散層の形成法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61144820A true JPS61144820A (ja) | 1986-07-02 |
Family
ID=17448936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26774284A Pending JPS61144820A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 中濃度拡散層の形成法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61144820A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0462835A (ja) * | 1990-06-25 | 1992-02-27 | Kawasaki Steel Corp | 熱拡散方法 |
US6221730B1 (en) | 1998-02-03 | 2001-04-24 | Nec Corporation | Fabrication method of semiconductor device with HSG configuration |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56137619A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-27 | Hitachi Ltd | Impurity diffusion into semiconductor |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP26774284A patent/JPS61144820A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56137619A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-27 | Hitachi Ltd | Impurity diffusion into semiconductor |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0462835A (ja) * | 1990-06-25 | 1992-02-27 | Kawasaki Steel Corp | 熱拡散方法 |
US6221730B1 (en) | 1998-02-03 | 2001-04-24 | Nec Corporation | Fabrication method of semiconductor device with HSG configuration |
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