JPS61143654A

JPS61143654A - セラミツクコンバスタ−

Info

Publication number: JPS61143654A
Application number: JP26580884A
Authority: JP
Inventors: Toshihiko Saito; 斎藤　俊彦
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1984-12-17
Filing date: 1984-12-17
Publication date: 1986-07-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の技術分野］本発明はガス湯沸器等に適用されるセラミックコンパス
タ−に関する。

〔発明の技術的背景〕

従来のガス湯沸器の燃焼室は第４図に例示するように、
燃焼器１の上方に耐熱性金属材料がら成る円筒体２を配
置し、この円筒体２の外側に環状部水管３を螺旋状に巻
付は固定すると共に、円筒体１の上端近傍に上部水管４
を配置し、この上部水管の一端を連結部５を介して環状
部水管３の上端に連結して構成されている。

燃料供給管６から供給されたガスは燃料供給管６の外側
を流れる空気と混合されて燃焼器１の混合気噴出プレー
トから噴出し、燃焼する。この燃焼によって発生した高
温の燃焼ガスは円筒体２内を上昇しつつ円筒体２およ゛
び環状部水管３を加熱し、環状部水管３内を流れる水を
予熱した後、上部水管４の間を流過する際、上部水管４
内の湯を加熱する。従って、給水管７から供給された水
は環状部水管３および上部水管４内を流れる間に次第に
加熱され、温水として給湯管８から供給される。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら、上述の如き構成の従来のガス湯沸器は燃
焼室が一重壁構造であり、円筒体２の使用時壁面温度を
材料の許容温度以下に保たねばならないので、燃焼室が
大きくなり、小型化を図ろうとすると材料に対する温度
的な信頼性が低下するという欠点があった。また、円筒
体２の異常昇温を防止するため、環状部水管３は円筒体
２に固着しておかねばならず、環状部水管を自由な形状
で浮遊状態にしておくことはできなかった。

（発明の目的）本発明は背景技術における上述の如き欠点を除去すべく
なされたもので、燃焼室を二重壁構造とし、内筒をセラ
ミックで構成し、燃焼ガスからの伝熱と共に内筒からの
輻射熱によって環状部水管を加熱するようにし、小型で
効率のよい燃焼室を構成したセラミックコンパスタ−を
提供することを目的とするものである。

〔発明の概要）上記目的を達成するため、本発明のセラミックコンパス
タ−は燃焼室をセラミック製の内筒と、その外側に配置
した外筒とで構成し、前記内筒および外筒の間に環状部
水管を配置すると共に前記燃焼室の上方には上部水管を
配置したことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

次に、第１図ないし第３図を参照して本発明のセラミッ
クコンパスタ−の実施例を説明する。

第１図および第２図において、燃焼器１０は混合気噴出
プレート１１と、スワーラ１２を備えており、燃料供給
管１３から供給されたガスは予混合室１４において空気
供給管１５からの空気と予混合され、混合気噴出プレー
ト１１から燃焼室１６内に噴出して燃焼する。また、空
気の一部は２次空気室１７からスワーラ１２を経て旋回
流となり、燃焼室１６内に噴出し、予混合気の完全燃焼
を図る。

燃焼室１６はセラミック材料成る内筒１８と外筒１９の
二重壁構造とから構成されており、内筒１８および外筒
１９の間には環状部水管２０が螺旋状に浮遊状態で配置
されている。また、燃焼室１６の上端に設けた端板２２
には第３図に示すように、水管をうず巻状に巻回して成
る上部水管２２が配置されている。

環状部水管２０の下端には給水管２３が接続され、また
環状部水管１８の上端は連結部２４を介して上部水管２
２の外端に連結されている。゛この上部水管２０の内端
は給湯管２５に接続されている。

燃焼室１６内で発生した高温の燃焼ガスは内筒１８内を
上昇しつつこれを赤熱させ、更に端板２１内の上部水管
２２を加熱した後、内筒１８と外筒１９の間に流れ込み
、そこに浮遊配置した環状部水管２０との間で熱交換を
行ない、自身は冷却されて排気管２６から排出される。

上述のように構成された本発明のセラミックコンパスタ
−においては、環状部水管２０．は内筒１８と外筒１９
の間を流れる燃焼ガスによる対流熱伝達のほか、内１ｉ
１８からの輻射熱によって加熱され、環状部水管２０の
内部を流れる水は予熱された後、上部水管２２で再加熱
され、給湯管２５から給湯される。

第３図は本発明のセラミックコンパスタ−の他の実施例
を示すもので、第１図におけると同一部分には同一符号
を付しである。

この実施例では、燃料供給管１３から供給されたガスは
空気通路３０からスワーラ１２を通して旋回流となって
供給される空気と共に燃焼室内で混合されて燃焼する。

また、端板２１間には、上部水管２２の１１１１Ｍに直
径３馴程度のセラミックボール３１が多数個充填されて
おり、また端板２１上方には排気筒３２が取付けられて
いる。

このような構成のセラミックコンパスタ−において、燃
焼室内で発生した高温の燃焼ガスの一部は対流によって
内筒１８と外筒１９間を流れ、また、残りの燃焼ガスは
セラミックボール３１間を流れ、排気筒３２から排出さ
れる。

従って、環状部水管２０は内筒１８からの輻射熱および
内筒１８と外筒１９の問を流れる燃焼ガスとの熱交換に
よって加熱される。また、上部水管２２は加熱されたセ
ラミックボール３１からの伝熱と輻射熱および上部水管
２２の外側を流過する燃焼ガスとの熱交換によって加熱
される。

なお、以上の実施例においては、内筒１８および外筒１
９をともにセラミック材料で構成した例につき述べたが
、外筒１９は必ずしもセラミック材料である必要はなく
、耐熱性の高い金属材料をもって構成するようにしても
よい。

また、燃焼器１０は第１図に示した部分予混合拡散タイ
プのバーナに限らず、他の形式のバーナであってもよい
。また、環状部水管２０は螺旋状であることは必要では
なく、場合によっては燃焼室の軸線方向に伸びるヘアピ
ン状としてもよい。

〔発明の効果〕

上述の如く、本発明のセラミックコンパスタ−は、内８
１８をセラミック材料で構成したので、これを金属材料
で構成した場合は連続使用温度限界が７００℃程度であ
ったとものを１０００℃程度まで高めることができる。

従って、赤熱した内筒１８からの輻射熱によって環状部
水管２０内の水を効率よく加熱することができ、同一熱
量の場合には従来の１１５程度の大きさまで燃焼室の体
積を減少させることができ、大幅なコンパクト化が可能
である。

また、セラミック部分は簡単な形状であるので成型性に
優れ、信頼性も高い。また更に、環状部水管２０は輻射
熱伝達が主体となるので、内筒１８に固着することは必
ずしも必要でなく自由な形状に湾曲して浮遊状に配置す
ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のセラミックコンパスタ−の実施例を示
す概略図、第２図は第１図のＩ−ＩＦ線に沿う縦断面図
、第３図は本発明のセラミックコンパスタ−の他の実施
例を示す概略図、第４図は従来のガス湯沸器を例示する
概略図である。１．１０・・・燃焼器、２・・・円筒体、３．２０・・
・環状部水管、４，２２・・・上部水管、５．２４・・
・連結部、６．１３・・・燃料供給管、７，２３・・・
給水管、８．２５・・・給湯管、１１・・・混合気噴出
プレート、１２・・・スワーラ、１４・・・予混合室、
１５・・・空気供給管、１６・・・燃焼室、１７・・・
２次空気室、１８・・・内筒、１９・・・外筒、２１・
・・端板、２６・・・排気管、３０・・・空気通路、３
１・・・セラミックボール、３２・・・排気筒。出願人代理人　　猪　　股　　　　　清秦１図見２ＵｊＪ

Claims

【特許請求の範囲】１、燃焼室をセラミック製の内筒と、その外側に配置し
た外筒とで構成し、前記内筒および外筒の間に環状部水
管を配置すると共に前記燃焼室の上方には上部水管を配
置したことを特徴とするセラミックコンバスター。２、上部水管の周囲に多数個のセラミックボールを充填
したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のセラ
ミックコンバスター。