JPS61142076A

JPS61142076A - セグメント型ダイヤモンドソ−

Info

Publication number: JPS61142076A
Application number: JP758085A
Authority: JP
Inventors: Niro Inoue; 仁郎井上
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-01-21
Filing date: 1985-01-21
Publication date: 1986-06-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はダイヤモンドソー、特にダイヤモンドソーの焼
結刃部の改良に関する。

硬質材料を切断する工具として公知のダイヤモンドソー
にはコンテイニアス型（リム型とも言う）とセグメント
型とがあり、これら公知の各種ソーの使用上の長所及び
短所を列記すればつぎのとおりである。

（１）　　コンテイニアス型ソーは鋼製円板の外周に連
続的に砥粒層が固着されている構造であるので、被切断
材の切断面にソーの送りに基づく縞模様がなく仕上面は
美しく、ソーの折損事故も少ない０しかしながら切削速
度が遅い欠点がある。

（２）　　セグメント型ソーは鋼製円板の外ＭＨＣセグ
メント形の砥粒層が間隔をおいて固着しである構造であ
るので、各セグメントの角部が切り刃として作用し、切
削速度が大である。しかしながら、ソーの送りに基づく
縞模様が仕上り面に発生しかつ、セグメントの折損も発
生し易い欠点がある。

本発明者はこれら従来品の諸欠点を排除し、しかも、セ
グメント型とコンテイニアス型の長所を併せ具備せしめ
ることにより、優れた切削性と丈夫さを有し、切粉の排
出を良くし、放熱能力を犬とし、焼き付きによる目詰り
を防止して作業性を向上し、刃部の同時焼結により刃部
の破損を防止して安全性を高め、多数の溝部を配設する
ことにより焼結刃部に含まれるダイヤモンド粒子ノ量ヲ
減じて経済性を向上したものである。

本発明は前記特許請求の範囲各項に明記した如き技術的
構成からなるものであるが、本発明の具体例を示す添付
図面に基づき詳細に説明する。

第１図及び第２図において、１は鋼製円板であり、２は
焼結刃部を示す。該焼結刃部２はダイヤモンド砥粒と結
合用金属粉末との混合物のセグメント型焼結体からなっ
ている。３は該焼結刃部に設けた複数個の溝であり、こ
の溝３は図示の如く焼結刃部の表裏両側面の縁部４に開
口部を有する。

円形鋼板１の外周縁部には焼結刃部２が同時焼結しであ
る・前記溝６は表裏両側において第２図に示す如く配役
位置を位相をずらせて配置する構成とする。か＼る溝の
角部が切刃の作用をなし、しかも多数あるので切削性が
向上し、切削速度が犬となる０更に切粉の排出が良くな
り、放熱能力も犬となるので目詰りが起らない効果があ
る。

また、溝６の平面形状は任意の向きを有する直線形又は
曲線形とすることができ、かつはソ放射状に配設するも
のであり、溝３の深さは焼結刃部の厚さの少なくとも１
／２とすることが好ましい。

第３図、第４図は第１図の部分断面であって、セグメン
ト２の内部には薄肉部６が第３図に示すように挾まれて
おり、該薄肉部に複数個の貫通孔７を設けることが好ま
しく、該貫通孔の形状及び大きさは任意であり、焼結刃
部の固着に当す、一体化して同時焼結され、強度増加に
役立つものである。

第４図は薄肉部の他の態様の一つを示し、薄肉部６の一
部を金網８で置き換えた構造を示し、焼結刃部２の強度
が一層増強される。

また、焼結刃部２を予じめセグメントとして焼結しであ
るものを用いてもよい。多数の溝３の配置位置は前述の
例と同様に表裏両側において位相をずらして配設しであ
る。

第５図と第６図は本発明品と従来品との対比グラフであ
り、下記の条件で両者を対比した結果を示す＠ｆｉ＋試供品：Ａ；従来のセグメント型丸鋸Ｂ；本発明
の丸鋸（第１図及び第２図）（２）寸　法二両者ともｌ０５Ｗｌ外径、刃部厚さ２．
０１１１＋１（３）被切削材：みかげ石（稲田産）（４）切込深さニア１１１１＋（５）切込送り：　　ｌ　３０　ｖａｎ　／　ｍ１ｎ（
６）回転数：　１２．００ＯＲＰＭ（７）動力源：ディスクグラインダー第５図から明らかな如く１本発明品Ｂは摩耗量が従来品
Ａの約６０％以下であり、第６図から明らかな如く、本
発明品は切削深さが犬となっても消費電力量は増加しな
い、即ち切れ味において本発明品が優れていることが明
白である＠本発明は以上のような構成からなっているの
で。

従来品に比べて次のような秀れた効果を発揮し得るもの
である。

ａ・　刃部の両側に多数の溝が設けであるので本発明の
ダイヤモンド砥粒の切れ味は在来のものより強化されて
いる。

ｂ、上記溝を設けたことにより、切粉の排出が良くなり
、放熱能力も犬となるので、焼き付きによる目詰りが起
らないので、切味向上に役立ち、作業能率も向上する。

Ｃ０各セグメントの内部に貫通孔を有する薄肉部又は金
網を設け、焼結刃部を同時焼結しであるので・強度が大
となり、刃部の破損を防止し得をので安全性は極めて犬
であり、更に寿命も大となる。

ｄ、多数の溝部を配設することにより、焼結刃部に用い
る、ダイヤモンド砥粒と結合金属粉からなる混合物の量
が少なくて済み、原価的に紅済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明コンティニュアス丸鋸平面図、第２図は
上記丸鋸側面図、第３図、第４図は焼結刃部と鋼板の関
係を示す図、第５図、第６図は本発明品と従来品との性
能比較的であり、図中＝１−−鋼製円板２−−−−−セグメント型焼結刃部６−−−−溝４−一一一縁部６−・−薄肉部７−一−−貫通孔８−−−・金網柵藺−Ｆｅ１ｌＰ摂く手続補正書（自発）昭和６０年２月２６日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鋼製円板外周にダイヤモンド砥粒と結合用金属粉
末とからなるセグメント型焼結刃部を固着してなるダイ
ヤモンドソーにおいて、該焼結刃部の表裏両側面の縁部
に開口部を有する複数個の溝を設け、該溝の配設位置を
前記焼結刃部の表裏両側面において相互に位相をずらせ
て配設してなることを特徴とする硬質材料切断用セグメ
ント型ダイヤモンドソー。
（２）焼結刃部に設けた溝の平面形は任意の向きを有す
る直線形又は曲線形としほゞ放射状に配設してなる特許
請求範囲第１項に記載した硬質材料切断用セグメント型
ダイヤモンドソー。
（３）鋼製円板縁部にセグメント型に成型してなる前記
焼結刃部を同時焼結により固着してなる特許請求範囲第
１項に記載した硬質材料切断用セグメント型ダイヤモン
ドソー。
（４）前記焼結刃部内部に任意の大きさ及び形状の複数
個の貫通孔を有する薄板を挾んでなる特許請求範囲第１
項に記載した硬質材料切断用セグメント型ダイヤモンド
ソー。
（５）前記薄板の一部を金網とした特許請求範囲第１項
に記載した硬質材料切断用セグメント型ダイヤモンドソ
ー。
（６）硬質材料が岩石、セメント製品、人造石、金属材
料及び類似材料である特許請求範囲第１項に記載した硬
質材料切断用セグメント型ダイヤモンドソー。