JPS61141905A - 電気透析方法 - Google Patents

電気透析方法

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JPS61141905A
JPS61141905A JP27919685A JP27919685A JPS61141905A JP S61141905 A JPS61141905 A JP S61141905A JP 27919685 A JP27919685 A JP 27919685A JP 27919685 A JP27919685 A JP 27919685A JP S61141905 A JPS61141905 A JP S61141905A
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佐田 俊勝
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鍵山 安弘
Fumio Kurokawa
黒河 文夫
Kuniaki Takada
高田 邦章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明に酸の電気透析方法に関する。詳しくは、酸を電
気透析するに際し、陰イオン交換膜の少くとも表層部に
存在する陰イオン交換基に炭素数が6〜30の鎖長を有
するアルキル基の1種以上が結合した陰イオン交換膜を
使用する酸の電気透析方法である。
イオン交換膜は電気透析、拡散透析、逆浸透。
限外濾過等の分離技術に工業的に広く利用されている。
また最近は電極反応の隔膜としても利用さ ゛れている
このようにイオン交換膜の使用分野が拡大されるにつれ
て、イオン交換膜にも特殊の性質が要求されるようにな
った。例えば酸の電気透析分野では拡散常数が小さい陰
イオン交換膜の開発が要求されている。即ち酸を電気透
析によつて濃縮・脱塩する方法は種々の酸について従来
から工業的に実施されており、多くの提案がなされてい
る。例えば特開昭50−11981号では陽イオン交換
性物質の薄層を有する陰イオン交換膜を用いて酸を含む
溶液をα気透析する方法が提案されている。この方法は
すぐれた方法の1つであるが、酸の拡散常数の小ざい陰
イオン交換膜の開発が望まれていた。
本発明者等は上記酸の拡散常数の小さい陰イオン交換膜
の開発に鋭意努力して来た。その結果、次ぎのような知
見を得た。即ち、ピリジン環を有する高分子膜状物を従
来用いられたアルキル基よりも炭素数の長い種々のアル
キルノ・ライドで処理し得られた陰イオン交換膜の゛(
気抵抗および酸の拡散定数を調べたところ、炭素数が6
〜30の範囲において膜の電気抵抗が低く且つ酸の拡散
定数が小はいという膜として好オしい結果が得られた。
酸の拡散常数と固定イオン濃度とは相関関係にあるため
、炭素数力X6〜30の範囲においては固定イオン濃度
が高くなっているか或いは固定イオン濃度の高い層が存
在することが明らかである。上記のような好ましい結果
はピリジン環を有する高分子膜状物に限らず、ハロメチ
ル基を有する膜状物を炭素数6〜30の鎖長を少なくと
も1ヶ以上有するモノ、ジ、トリアルキルアミンで処理
しても同様にあられれることも確認された。これらの結
果に基づき更に研究を重ねて本発明を完成させ、ここに
提案するに至った。
即ち本発明は、酸を心気透析するに際し、陰イオン交換
膜の少なくとも表層部に存在する陰イオン交換基に炭素
数が6〜30の鎖長を有するアルキル基の1種以上が結
合した陰イオン交換膜を使用することを特徴とする酸の
電気透析方法である。
本発明で用いる陰イオン交換膜の陰イオン交換基に炭素
数が6〜30の鎖長を有するアルキル基を1種以上績合
させることが出来る化合物(以下長鎖アルキル化剤とい
う)の種類は、イオン交換膜の構成成分によって自ずか
ら決定式れるので一種に定めることはできなめ。例えば
ビニルピリジン系の陰イオン交換膜の場合は長鎖アルキ
ルハライドが用いられ、またハロアルキル基系の陰イオ
ン交換膜の場合は長鎖アルキルアミン、長鎖アルキル基
を少なくとも一種以上有するトリアルキルスチビン、ト
リアルキルホスフィン等が用いられる。
これらの長鎖アルキル化剤としては一般に直鎖状のもの
がより有効であるが、必ずしも直鎖状である必要はなく
分岐していても程度の差はあれ有効である。″また一部
比較的反応不活性なノーログン等が置換されていてもよ
い。本発明に使用される長鎖アルキル化剤は炭素数6〜
300間のものである。該アルキル化剤の反応性は用い
る高分子膜状物の架橋度によって異なるけれどもスチレ
ン−ジビニルベンゼン−ビニルピリジン系、スチレンー
ジビニルペ/インークロルメチルスチレン系の膜では架
橋度が高くなるにつれ膜の表層部のみに反応するように
なる。特に好ましいアルキル化剤は炭素数8〜20の鎖
長を有する化合物である。
炭素数8以上のアルキル基で特に有効なのは、界面活性
剤において観察されるミセル形成現象と相関性があると
も思われる。従来からよく知られているように、炭素数
8以上になると界面活性剤溶液中でミモルの生成が見ら
れるからである。従って、本発明においても陰イオン交
換基の近傍に膜内ミセルを形成している可能性も考えら
れる。
本発明で用いる陰イオン交換膜の代表的な製造法を例示
すると、 (1)  スチレン−ジビニルベンゼン−ビニルピリジ
/にスチレンープタジニンゴム等を加えて粘稠にしたも
のに2ノ力ル重合開始剤を加えてポリ塩化ビニル等の布
に塗布し重合し膜状物としたのちに、ドデシルプロヤイ
ド等の長鎖アルキルハライドによってアルキル化処理し
た後、必要ならよう化メチル等の鎖長の短いアルキルハ
ライドと反応させる方法。
(2)  スチレン−ジビニルベンゼンにクロルメチル
スチレンを加えてポリ塩化ビニル等の微粉体を加え、こ
れにラジカル重合開始剤を加えて同じく布状物に塗布、
加熱重合させて、例えばジオクチルアミンと反応せしめ
たのち必要ならトリメチルアミン等と反応させる方法。
(3)  ポリ塩化ビニルの微粉末をジメチルドデシル
アミンと加熱してポリ塩化ビニルと三級アミンを反応さ
せたのちに、加熱膜状に成型する方法。
(4)ソの他りロルメチルスチレンーゾビニルペンイン
ースチレンを主成分として合成した高分子膜状物にジメ
チルアミンを反応させて従来公知の陰イオン交換膜とし
たものに、ラウリルブロマイドを反応させる方法。また
同じノ・ロメチル基を有する高分子膜状物をトリメチル
アミンと反応させたのち、酸化、加熱処理等によりて4
級アン七ニウム塩基を一部または全て分解して三級或は
二級。
−級アミノ基に変換後ステアリルブロマイド等と反応さ
せる方法等が採用される。そして一般には固定イオン濃
度の高い膜を得ると贋う観点からすると、不均質膜系の
イオン交換膜よりは均質系のイオン交換膜の方が望まし
い。
なお、陰イオン交換膜母体は従来がら提案されているい
ずれの方法によって作られた陰イオン交換膜でも適用で
き、それらが本発明の特定した陰イオン交換基を有する
限ル、固定イオン濃度が高い高性能の陰イオン交換膜と
なる。また長鎖アルキル化剤、例えば長鎖アルキルハラ
イド或は長鎖アルキルアミン等の反応量は、その種類1
反応条件、アルキル基の鎖長、ノ10ダン、アミンの反
応活性或は反応させる高分子膜状物、高分子体の種類、
構造9反応点の活性等、更には得られる陰イオン交換膜
の使用目的によっても異なるが、長鎖アルキル化剤の反
応量を高めれば高めるほど膜の固定イオン濃度は上昇し
、同時にイオン交換膜の電気抵抗も上昇していく。また
陰イオン交換膜のド六ン排除効果を大きくするためには
、溶液に接触する膜−液界面における膜の固定イオン濃
度を高めれば有効である。このようなことから種々長鎖
アルキル化剤を反応させる量を検討した結果、該アルキ
ル化剤は膜の弄層部の少なくともいずれか一方に存在し
、その量は膜の全イオン交換容量の2%以上の陰イオン
交換基に結合していればよい。更に必要ならば、例えば
ビニルピリジンを一成分とする陰イオン交換膜の場合に
は、残金の陰イオン交換基はビリシン基に基づく第三級
アミノ基であり、これは酸性雰囲気で使用すれば隘イオ
ン交換基として作用するが、中性或はアルカリ性雰囲気
で使用すれば不活性となる。従って、ヨウ化メチル、臭
化メチル、ヨウ化エチル、臭化エチル、ジメチル硫酸等
の炭素鎖長の短い高分子マトリックス内で容易に反応す
ることのできるアルキルハロダン化物等のアルキル化剤
の一種以上と反応させることによって、第4級アンモニ
ウム塩基を陰イオン交換基の大部分として有する高分子
膜状物とすることが出来る。
また、クロルメチルスチレン−スチレン−ジビニルベン
ゼン系のような高分子膜状物にドデシルアミンのような
ものを反応させる場合は、該高分子膜状物の架橋構造等
によって異なるが、内部まで完全に反応することが出来
ず電気伝導性のない、即ち陰イオン交換基の存在しない
層が膜内部に或は片面のみ反応させたときKは裏面に生
じる。このようなものは実際には使用できないため、使
用目的に応じてメチルアミン、ジメチルアミン、トリメ
チルアミン、トリメチルスチビン、トリメチルホスフィ
ン、トリメチルアルシン、トリエチルアミン等のアルキ
ル鎖長の短い化合物と高分子膜状物の内部に存在するク
ロルメチル基とを反応させることによって陰イオン交換
膜として作用するようになる。
上記したように、本発明で用いる陰イオン交換膜はイオ
ン交換膜の固定イオン濃度が高くなっているか固定イオ
ン濃度の高い層が存在するために、結果として種々の理
想的なイオン交換膜が示す挙動或は従来のイオン交換膜
と異なった特性を示し高い性能の膜となる。即ち電気透
析に用いる酸の拡散漏洩量が顕著に少なく、酸の電気透
析による濃縮、脱酸を高い電流効率で実施できる。また
膜の表層部或は内部に長鎖アルキル基が存在するため、
イオン半径の大きなイオン種の透過が困難となる。具体
的には塩素イオ/に対して硫酸イオンの透過量が減少す
る。同様に巨大有機陰イオンの膜透過もまた困難となり
、同時に陰イオン性界面活性剤等を膜面上に或は膜内に
選択的に吸着する作用がある。
本発明に於ける酸の電気透析方法は特に限定されず従来
公知の電気透析槽を用す、公知の方法をそのまま採用し
て実施出来る。また酸の種類も従来実施されて−る公知
のものが特に限定されず用いつる。例えば特開昭50−
11981号に示されるような酸について、同公報に示
される方法に準じて実施すればよい。
以下の実施例によって本発明の内容を具体的に説明する
が、これらの実施例によって本発明の内容は何ら拘束さ
れるものではない。
実施例において、膜の電気抵抗は0.5 N−NaC1
tたけ1.ON−HCl中で25.0℃、1000サイ
クルA、C0で測定したものである。また膜の輸率は0
.5N−NaC1と2.5N−NaCtの間で発生した
膜電位からネルンストの式を用いて計算したものである
酸及び塩の膜を通しての拡散量はアクリル製の二基式拡
散セルを用い、一方に純水を他方に3.5N−NaC1
を配して25.0℃で画室を150 Orpmで攪拌し
て、純水中に拡散して来た食塩縫を分析して、酸の場合
には同じセルを用いて純水と1.Q N−HClを膜の
両側に配して、同様の条件で酸を拡散させ純水中に拡散
して来た酸の量を分析して拡散定数D/δを次式より求
めた。
D/δ=Q/ΔC−A・t D :拡散係数(cm2.5ee−’ )δ :膜4(
百) Q :拡散量(eq ) ΔC:濃度差(sq9m−3) A :膜面積(備 ) t :透析時間(5ec) また、電流効率は銀−塩化銀電極を配したアクリル製の
二基セルの中央に膜を配して、膜の陽甑側には4. Q
 N−HClを陰極側には0.416 N−)fctを
配して3 A/ dm の電流密度で90分間電気透析
した後、陰極液を分析して濃度変化を求めた。電気量は
’Fliも)計によって求めて、電流効率を計4して求
めた。
膜の固定イオン4変は陰イオン交換膜をIN塩酸に平衡
にしたのち、メタノールで数回洗浄し膜に吸着されてい
る塩酸を洗浄除去したのち、0.2N硝酸ソーダで洗浄
イオン交換して後、洗浄液を集め、濃縮し、含まれてい
る塩素イオンを定量した。これによって膜の交換容量を
測定した(E、 C)。
他方、膜は0.5N含塩水に平衡にしたのち秤量し、湿
潤重量(Wet W )をσl11定し、次いで30℃
で減圧に16時間乾燥したのち膜重量を測定した( D
ry W )。膜の固定イオン濃度はによって求めた。
更に硫酸根と塩素イオンの選択透過係数を測定した。」
り定方法は二基式のアクリルセルで電極は銀−塩化銀電
極を用い、鳴極室には0.50ON−NaC1を満たし
、陰極室には0.25 N−Na2SO4゜0.250
 N−NgClの混合溶液Th満、+L、10 m)y
’cm2の電流密度で1.5時間通電し、陰極室に膜透
過してきfc硫酸根と塩素イオンの量から塩素イオンに
対する硫酸イオンの選択透過係数を次式によって計算し
た。
tSO4:腹を透過したS04″″−の当量数tCt 
 :膜を透過したC4″″の当量数C804:陰極室の
FA酸イオン濃度 CCt :陰極室の塩素イオン濃度 実施例1 ポリ塩化ビニル微粉末100部、4−ビニルピリジン1
80部、スチレン10部、純度約55%ノシビニルベン
ゼン15部、ゾオクチルフタレー)25M、ペンゾイル
ノ辛−オギサイド3部からなる(−スト状混合物をポリ
塩化ビニル製の平織布に塗布して両面をポリビニルアル
コール製のシートでおおI、−i、90℃で4時間重合
して高分子膜状物を得た。この膜をドデシルブロマイド
、n−へペタン中に45℃で2ケ月間浸漬放直した。次
いで、取り出してn−ヘノタンで充分に洗浄、さらにメ
タノールで洗い、IN塩酸と0.5N食塩水でコンディ
ショニングしたあと、IN塩酸中でシ気抵抗を測定した
ところ6.4Ω−σ であp、輸率は0.93であった
。次いで、この膜の4級化率を測定したところ59チで
あった(IN塩酸に平衡にしたあとメタノールで膜を充
分に洗浄後、0.2N硝酸ソーダでイオン交換している
塩素イオンを溶出し、次いでpH12の5N食塩水に平
衡にしたあとメタノールで充分に洗浄し、同様に塩素イ
オンを溶出し、両者の比によって求めた。)。全く同様
にドデシルブロマイドと反応させた膜をヨウ化メチル4
0部、n−ヘキサン60部(重量比)の中に室温で16
時間浸漬して後、膜の浸透水量を測定したところ(アク
リル製の二基セルの一方に3.5N−NaC6を配し他
方に純水を配して水の膜を通しての移動量を求めた) 
1.85 X 10−’cc/5ee−>2.Nであっ
た。
この膜を用いて食塩の拡散定数を求めたところ5.86
 X 10−’cm ・5ee−”で、塩酸の拡散定数
ヲ求メたところ5.75 X 10−6部M−0−6c
’であった。次に酸の′−電気透析電流効率を測定した
ところ65チであった。
なお、比較のため@紀スチレンージビニルベンゼンー4
−ビニルピリジン系の共重合膜状物を単にヨウ化メチル
、h−ヘキサンの同じ組成のアルキル化浴に浸漬したの
みで各種の性質を測定した。
0、5 N−NmCL中での膜の電気抵抗は2.0Ω1
2で輸率は0.92.浸透水量は9.21 X 10−
’ ee/1lee’6n2.食塩の拡散定数は3.9
4 X 10−6cm−8ee−’であり、塩酸の拡散
定n l”j 3.81 X 10−”cm ・ae 
e−’で、酸の電気透析の電流効率は12チであった。
本実施例で用いた膜と比較のだめの膜について交換容量
、含水率を測定して膜の固定イオン濃度を求めたところ
、本実施例の膜は16.5重量モル濃度であり、比較の
ための膜は6.5重量モル濃度であった。
実施例2 アクリルニトリルゴム(日本ゼオン製;ハイカー104
2)10部、クロルメチルスチレン160部、純度約5
5チのジビニルベンゼン40部にペンゾイルノ!−オキ
サイド6部を加え、均一に混合溶解して後、こnをポリ
塩化ビニル製の平織布に塗布脱気し、両面をポリビニル
アルコール農のシートでおおい、90℃でオートクレー
ブ中で8時間加熱して重合せしめ、高分子膜状物とした
。これを第1表に示す各々のアミンの中に浸漬して80
℃で各時間反応させたのちに、各性能を測定した。結果
を第1表に併記した。
実施例3 ポリ塩化ビニル微粉末100部、4−ビニルピリジン8
0部、2−メチル−5−ビニルピリジン80部、スチレ
ン10部、純度約55係のジビニルベンゼン15部、ジ
オクチルフタレート25m。
ペンゾイルノや−オキサイド3部からなるペースト状混
合物をポリ塩化ビニル製の平織布に塗布して両面をポリ
ビニルアルコール製のシートでおおい、90℃で4時間
加熱重合して高分子膜状物を得た。
コノ膜を第2表に示す種々のアルキルブロマイドゝ中に
各温度で浸漬して後、n−ヘキサンとヨウ化メチルの6
0:40(重量比)の中に25℃で16時間浸漬後、各
々の膜の性質を測定した。結果は第2表に併記した。更
に第2表にはアルキル基の鎖長とヨウ化メチル−ヘキサ
ンでのみ処理した膜の塩酸の拡散定数を1.0とした時
の種々のアルキルフロマイト処理膜の拡散定数の比も合
せてνδ比として示した。
(18〕 実施例4 実施例1で得た高分子膜状物を次の二つの異なる条件下
でステアリルブロマイド0と反応させた。
(1)ステアリルブロマイドの95チ以上の純度のもの
の中に80℃で10時間反応させた。
(2)ステアリルブロマイドの95チ以上の純度のもの
の中に室温で二年間放置した。
以上二種の膜について、ステアリルブロマイドと反応後
、ヨウ化メチルとn−へキサ7(7)60:40(重量
比)の中に浸漬して残余のピリジン環をアルキル化処理
した。
この二種の膜の交換容量と含水率を測定して固定イオン
濃度を求めたところ、(1)の膜は8.9重量モル濃度
であり、(2)の膜は15.5重量モル濃度であった。
ま念ステアリルプロマイrと反応させたあとのピリジン
環のアルキル化率は(1)が55チで(2)が59壬で
あった。また濃度差をつけた塩酸の電気透析の結果は(
1)の膜が60 % 、 (2)の膜が61チであり光
更に比較の之めに、ステアリルブロマイドへの浸漬時間
を変えた。即ち、80℃で30分、2時間、4時間と変
えた。4級化率を常法によって測定し、その後ヨウ化メ
チル、n−ヘキサン中に常法によって浸漬した。次いで
塩酸の拡散定数を求めたところ、第3表の通りであった
第  3  表 また、この高分子膜状物を反応させるときに、片面だけ
反応させることの出来るステンレス製の反応器にはきみ
、一方の室にステアリルブロマイドを入れて80℃で2
時間と4時間反応させた。
4級化率を測定し、次いでヨウ化メチル、nヘキサン中
に常法により浸漬し友。次いで塩酸の拡散定数を求めた
。結果を第4表に示した。
第  4  表 なお、塩酸の拡散定数を求めるときはステアリルブロマ
イドと反応させ九膜面を4N塩酸に向けて拡散させた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸を電気透析するに際し、陰イオン交換膜の少な
    くとも表層部に存在する陰イオン交換基に炭素数が6〜
    30の鎖長を有するアルキル基の1種以上が結合した陰
    イオン交換膜を使用することを特徴とする酸の電気透析
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54127883A (en) * 1978-03-01 1979-10-04 Oronzio De Nora Impianti Anionnpermeable fluiddimpermeable membrane
JPS6118930A (ja) * 1984-07-06 1986-01-27 Seiko Epson Corp 液晶パネルのパタ−ン配線方法

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