JPS61141809A - コンバインの刈取部の上下動制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はコンバインの刈取部の上下動制御装置に係るも
のである。

（従来技術） 従来、コンバインの刈取部の刈高さ位置を自動的に調節
しうる刈高さ位置調節装置を設けたものは公知である。

この装置は第２図の構造で　　　′あり、１は刈取部、
２は圃場、３は刈取部ｌの上方回動時の上限位置、４は
ボリュウム等により任意に調節される刈取高さ位置、５
は圃場２から一定高さの上方位置に設けられる停止位置
、６は刈取部ｌの回動軸、７は油圧装置であり、コンバ
インを運転して圃場２に入るときは刈取部１は上限位置
３にあり、操作レバーにより油圧装置７を操作して下動
させると、停止位置５まで連続降下したのち一旦停止し
、更に操作レバーにより下動させると、予め設定された
刈取高さ位置４まで間欠的に降下し、この位置で刈取作
業が行なえる。この刈取高さ位置４は。

作業中に障害物の回避等のために手動レバーを操作して
刈取部ｌを上動させない限り保たれ、又、操作レバーに
よる上げ操作を行なうと、連続上動し、手動操作終了後
再度刈高さ位置調節装置が作用して、間欠的に刈取高さ
位Ｍ４に自動復帰するものである。

しかして、前記刈高さ位置調節装置に於いての刈取部１
の停止位置５及び刈取高さ位置４は通常回動軸６に設け
られたポテンショメーター８による刈取部とコンバイン
本体の回動角度の測定により求められていた。

又、前記刈高さ位置調節装置とは別に、刈取部ｌの近傍
に接地センサー９を設けて、該接地センサー９が圃場２
の凸部などに接触すると、刈取部ｌを上動させて刈取部
ｌが凸部に突込むのを防止する突込み防止装置も公知で
ある。

（発明が解決しようとする問題点） しかして、前記刈高さ位置調節装置と突込み防止装置と
を、夫々別々にコンバインに取付ける場合は問題ないが
、これを併設すると次のような問題が生じる。即ち、前
記同装置を併設するときは、通常は刈高さ位置調節装置
により刈取部を所定の高さに自動的に調節して刈取作業
をし、ていて、その中途で、刈取部ｌが異常に地面に接
近したときは接地センサー９がこれを感知し、刈取部ｌ
を少しばかり上動させ、接地センサー９の感知がなくな
ると、再び刈取部１は元の位置に戻るのであるが、この
とき、接地センサー９に泥や藁等が付着して接地センサ
ー９が常時ＯＮになった侭となり、刈取部ｌが上方回動
の上限位置３まで連続上動じてしまう欠点があった。

（問題を解決するための手段） 本発明は、この欠陥を克服したもので、コンバインの刈
取部１を機体側を基準にして定められた所望の中間停止
位置５まで連続して上下動し中間停止位置５より下方の
刈取高さ位置４まで段階的に上下動させうる刈高さ位置
調節装置Ａと、接地センサー９が地面に接触してＯＮに
なると前記刈取部を上昇させる突込み防止装置Ｂとを設
け、前記突込み防止装置３回路は前記刈高さ位置調節装
置Ａ回路に対し優先回路にし、前記突込み防止装置Ｂが
異常でＯＮになったままのときは°それを報知する故障
表示部１９を設けるとともに、切替スイッチ１４により
切替えることにより刈高さ位置調節装置Ａのみで調節し
うるように構成したコンバインの刈取部の上下動制御装
置の構成としたものである。

本発明の一実施例を図により説明すると、第１図には本
発明の制御回路図を示し、ｌＯは手　−動レバーを上動
側に作用させるとＯＮになる手動上げスイッチ、１１は
手動レバーを下動側に作用させるとＯＮになる手動下げ
スイッチ、１２は刈高さ位置調節装置Ａを作動させるス
イッチ、１３は接地センサー９が圃場２に接地するとＯ
Ｎになる接地スイッチ、１４は切替スイッチである。こ
こで本実施例では接地センサー９を複数設けているが、
この場合接地スイッチ、１３に対して接地スイッチ１３
′を並列に接続すればよい。

しかして、１５は刈取部１を油圧装置７により上動させ
る上げソレノイド、１６は刈取部ｌを油圧装置７により
下動させる下げソレノイド、１７はアンロードソレノイ
ドである。１８は刈高さ位置調節装置Ａの刈取高さ位置
４の位置を設定する高さ設定ボリュウム、１９はランプ
・ブザー等から構成する故障表示部、２０はコントロー
ラーであり、前記刈高さ位置調節装置Ａの回路と、突込
み防止装置Ｂの回路は、突込み防止装置３回路が優先回
路となるように接続される。

（作用） 次に作用を述べる。

コンバインを運転する前に予め高さ設定ボリュウム１８
により前記刈取高さ位置４の高さを設定しておき、運転
台近傍にｔＩｔ＃！シである切替スイッチ１４を「切」
側に切替え圃場２に入り、刈高さ位置調節装置Ａのスイ
ッチ１２をＯＮにするとコントローラー２０に入り、下
げソレノイド１６に通電され、油圧装置７により移動の
ため上限位置３にあ、φ刈取部ｌは連続降下して予め設
定されている停止位置５で一旦停止する、停止位置５で
停止トした刈取部１を更に下降させるのは、運転台の別
の手動下げスイッチ１１によるもので、これをＯＮにす
ると、今後は下げソレノイド１６が間欠的に通電され、
刈取部ｌは予め設定ボリュウム１８により設定した刈取
高さ位置４まで間欠的に降下し、この状態で刈取作業が
行なえる。

しかして、刈取作業中に圃場２上の障害物等に接地セン
サー９が接地し、接地スイッチ１３がＯＮになると、接
地センサー９の突込み防止装置Ｂの回路は前記刈高さ位
置調節装置Ａの回路に対して優先回路のため、上げソレ
ノイド１５が連続通電されて、刈取部ｌは接地スイッチ
１３がＯＦＦになるまで連続上動し、接地スイッチ１３
がＯＦＦになると再度刈高さ位置調節装置Ａが作動し、
間欠的に刈取部１が刈取高さ位置４になるまで自動的に
降下する。

しかして、接地センサー９に泥や藁が付着すると、その
機能が失われ、接地スイッチ１３がＯＮになった侭とな
ることがあり、この状態になると上げソレノイドエ５が
連続的に通電されるから、刈取部ｌはどこ迄も上動する
ことになり、したがって、刈取作業はできなくなる。

しかしながら、本発明では、接地スイッチ１３の連続作
用により刈取部１が例えば停止位置５を越えて上動した
とき、又は一定時間以上引続き上動するようなときは、
接地センサー９が故障したと見做して、上げソレノイド
１５への通電を停止し、同時に故障表示部１９をＯＮさ
せて１作業者に異常を報知する。前記のように、接地セ
ンサー９の故障を判断するのに、接地センサー９の連続
ＯＮの時間を測定して、連続してＯＮＬ続けるときを故
障と見做してもよいものである。このように、停止位置
５を越えて停止したときは、これを元の刈取高さ位置４
の位置迄戻さないと、刈取できないが、このときは、作
業者が切替スイッチ１４をＯＦＦにするだけでよく、こ
のようにすると突込み防止装置Ｂの制御が停止し、刈高
さ位置調節装置Ａによる制御のみが作用して刈取部１は
刈取高さ位置４まで間欠的に下降し、再度刈高さ位置調
節装置Ａの制御により刈取作業が行なえる。

（効果） 前記したように、従来のコンバインの刈取部の刈高さ位
置調節装置は油圧装置により停止位置まで連続降下した
のち一旦停止させ刈取高さ位置までは間欠的に降下させ
て刈取作業を行なうようにするか、または刈取部の近傍
に接地センサーを設けて該接地センサーにより地面を検
知して刈取部が地面に突込むのを防止する突込み防止装
置を設けていた。このように、刈高さ位置調節装置と突
込み防止装置とを、夫々側々にコンバインに取付ける場
合は問題ないが、これを併設するときは、突込み防止装
置の方を優先回路に形成するから、前記のとおり、接地
センサーに泥や藁等が付着して接地センサーが常時ＯＮ
になった侭となったときは、刈取部１が上方回動の上限
位置３まで連続上動してしまう欠点があった。

しかるに本発明は、この欠陥を克服したちので、コンバ
インの刈取部を機体側を基準にして定められた所望の中
間停止位置５まで連続して上下動し中間停止位置５より
下方の刈取高さ位置４まで段階的に上下動させうる刈高
さ位置調節装置Ａと、接地センサー９が地面に接触して
ＯＮになると前記刈取部を上昇させる突込み防止装置Ｂ
とを設け、前記突込み防止装置８回路は前記刈高さ位置
調節装置Ａ回路に対し優先回路にし、前記突込み防止装
置Ｂが異常でＯＮになったままのときはそれを報知する
故障表示部１９をｉ！けるとともに、切替スイッチ１４
により切替えることにより刈高さ位置調節装置Ａのみで
調節しうるように構成したコンバインの刈取部の上下動
制御装置の構成としたものであるから、接地センサー９
に泥や藁が付着しその機能が失われ、接地スイッチ１３
がＯＮになった侭となることから上げソレノイド１５に
連続的に通電されて、刈取部１がどこ迄も上動するよう
なとき、ｔＪ！’地センサー９が故障したと見做して、
上げソレノイド１５への通電を停止し、同時に故障表示
部１９をＯＮさせて、作業者に異常を報知し、作業者が
切替スイッチ１４をＯＦＦにすると、突込み防止装置Ｂ
の制御が停止し、刈高さ位置調節装置Ａによる制御のみ
が作用して刈取部ｌは刈取高さ位置４まで間欠的に下降
し、再度刈高さ位置調節装置Ａの制御により刈取作業が
行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の制御回路図、第２図は作用説明図、第
３図は刈高さ位置調節装置Ａの作動図、第４図は突込み
防止装置Ｂの作動図、第５図は故障表示部の外観図、第
６図は刈取部の側面図である。 符号の説明 １・・・刈取部、２・・・圃場、３・・・上限位置、４
・・・刈取高さ位置、５・・・停止位置、６・・・回動
軸、７・・・油圧装置、８・・・ポテンショメーター、
９・・・接地センサー、１０・・・手動上げスイッチ、
１１・・・手動下げスイッチ、１２・・・スイッチ、１
３．１３°・・・接地スイッチ、１４・・・切替スイッ
チ、１５・・・上げソレノイド、１６・・・下げソレノ
イド。 １７・・・アンロードソレノイド、１８・・・設定ボリ
ュウム、１９・・・故障表示部、２０・・・コントロー
ラー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コンバインの刈取部を機体側を基準にして定められた所
   望の中間停止位置５まで連続して上下動し中間停止位置
   ５より下方の刈取高さ位置４まで段階的に上下動させう
   る刈高さ位置調節装置Ａと、接地センサー９が圃場２に
   接触してＯＮになると前記刈取部を上昇させる突込み防
   止装置Ｂとを設け、前記突込み防止装置Ｂ回路は前記刈
   高さ位置調節装置Ａ回路に対し優先回路にし、前記突込
   み防止装置Ｂが異常でＯＮになったままのときはそれを
   報知する故障表示部１９を設けるとともに、切替スイッ
   チ１４により切替えることにより刈高さ位置調節装置Ａ
   のみで調節しうるように構成したコンバインの刈取部の
   上下動制御装置。