JPS6113999Y2 - - Google Patents

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JPS6113999Y2
JPS6113999Y2 JP9902477U JP9902477U JPS6113999Y2 JP S6113999 Y2 JPS6113999 Y2 JP S6113999Y2 JP 9902477 U JP9902477 U JP 9902477U JP 9902477 U JP9902477 U JP 9902477U JP S6113999 Y2 JPS6113999 Y2 JP S6113999Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子時計に関し、特に表示出力回路、
時計論理回路、信号回路およびタイマ回路等を集
積してなる時計用集積回路によつて発光ダイオー
ド、ネオン管あるいはガス放電管等の光学表示器
に時刻をデイジタル表示する電子時計の改良に関
する。
一般に、この種の電子時計は目覚し時計とし
て、あるいはラジオ受信機などに組み込み、ラジ
オ受信機を所定の時刻に動作させるタイムスイツ
チとして、あるいはラジオ受信機の動作を一定時
間経過後に停止させるスリープタイマスイツチと
して用いられている。
ところで、この種の電子時計は比較的明るい場
所で使用されるため、発光ダイオードなどの光学
表示器の明るさは十分な輝度をもつようにしてあ
る。
しかしながら、光学表示器の輝度が高すぎると
夜間の睡眠時において使用者の安眠を妨害するこ
とになる。このため、従来においては、輝度調整
スイツチあるいは輝度調整ボリウムなどによつて
光学表示器の輝度調整を行つていた。ところが、
これらの手段による輝度調整は、夜間睡眠時と昼
間使用時とで毎回輝度調整を行なわなければなら
ず、その操作が煩雑であるという欠点があつた。
従つて、本考案の目的は、煩雑なスイツチ操作
を行うことなく、光学表示器の表示を消灯あるい
は減光させ、一定時間経過後は初期状態へ自動的
にその表示を複旧させるような電子時計を提供す
ることにある。
このような目的を達成するために本考案による
電子時計は、スリープタイマスタート時から一定
時間スリープタイマオン信号として出力される時
計用集積回路のスリープ出力信号を時計用集積回
路の出力制御入力の禁止入力として用い、あるい
は前記スリープ出力信号を光学表示器電源部の出
力停止信号として用いてスリープタイマ動作中に
おける光学表示器の表示を消灯あるいは減光さ
せ、スリープタイマ動作停止後は自動的に表示を
復旧させるようにしたものである。
以下、図面を用いて本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案による電子時計の一実施例を
示す回路図である。同図において、時計用集積回
路1と、表示器として用いられるガス放電管2
と、ガス放電管2へ陽極電圧を供給する表示器電
源部3と、時計用集積回路1の50/60Hz入力端子
1fへ商用周波数の半波整流信号を供給するとと
もに出力制御入力端子1gに抵抗10を介して表
示オン信号を供給する信号回路4と、スリープス
イツチ5のスリープスイツチ信号をスリープ入力
端子1bおよび解除入力端子1cにオア入力する
ためのダイオード6および7と、スリープ入力端
子1bに入力されるスリープスイツチ信号を解除
入力端子1cに入力されるスリープスイツチ信号
より遅延させるためのコンデンサ8と、スリープ
出力端子1eから出力されるスリープタイマオン
信号を入力とし前記出力制御入力端子1gに供給
される表示オン信号を禁止するためのトランジス
タ11、抵抗12および抵抗13から形成される
表示禁止回路14と、スリープタイマの動作を動
作途中で解除するための解除スイツチ9とから構
成されている。
以下、このように構成された本考案による電子
時計の動作を説明する。
はじめに、この実施例および後述する他の実施
例に用いられている時計用集積回路1について第
2図に示す内部構成図を用いて説明する。なお、
第2図に示す時計用集積回路の内部構成図は本考
案に不必要または関連性のない部分を省略してい
る。同図において、信号回路1jは50/60Hz入力
端子1fに入力される商用周波数の半波整流信号
を波形整形し、時計用論理回路1kおよびスリー
プタイマとアラームタイマとを備えたタイマ回路
1lにタイムベースとなる1秒クロツク信号を出
力するものである。時計用論理回路1kは、前記
信号回目1jからの1秒クロツク信号をカウント
する時、分、秒のカウンタおよび前記タイマ回路
1lのアラームタイマとの比較回路とを備え、表
示出力回路1mへの現在時刻、アラーム時刻およ
びスリープタイマの時刻信号を出力するものであ
る表示出力回路1mは、時計論理回路1kから出
力される時刻信号をアラームデイスプレイスイツ
チ(図示せず)などによつて選択して出力するた
めのものである。この表示出力回路1mから出力
される時刻信号は、出力制御端子1gから入力回
路1nを介して入力される出力制御信号とのアン
ド出力として出力ドライバ1pに供給される。出
力制御端子1gに入力される出力制御信号の極性
は、時刻表示器するときには“H”レベル信号、
時刻表示を消灯するときには“L”レベル信号で
ある。スリープ入力端子1bは、タイマ回路1l
のスリープタイマをスタートさせるための信号が
供給されるものであり、スリープ入力が供給され
るとスリープタイマが59分から1秒クロツク毎に
減算カウントし始める。そして、この減算カウン
ト中はスリープ出力端子1eにスリープタイマオ
ン信号が出力され、スリープタイマが減算カウン
トして零になるとこのスリープオン信号出力は停
止される。また、解除入力端1cに解除信号を入
力すると動作中のスリープタイマはリセツトされ
零になる。
従つて、本実施例に示す電子時計の動作は次の
ようになる。
まず、夜間睡眠時にスイツチ5がオンされる
と、スリープ入力端子1bおよび解除入力端子1
bにスリープスイツチ信号が入力される。この
時、スリープ入力端子1bに入力されるスリープ
スイツチ信号はコンデンサ8によつてt時間遅延
される。このため、ダイオード7を介して解除入
力端子1bに入力されたスリープスイツチ信号に
よつて時計用集積回路1内のスリープタイマがリ
セツトされる。そして、t時間後にスリープ入力
端子1bにスリープスイツチ信号が加わる。この
結果、スリープタイマが減算カウントを開始し、
スリープ出力端子1eからスリープタイマオン信
号が出力される。このスリープタイマオン信号に
よつて表示禁止回路14のトランジスタ11がオ
ンし、出力制御端子1gに供給されていた信号回
路4からの表示オン信号(“H”レベル)を
“L”レベルに短絡させる。このため、それまで
表示されていた時刻表示出力は停止すなわち時計
用集積回路1内に内蔵されている出力ドライバ1
pの各出力トランジスタが非導通となる。この結
果、ガス放電管2に表示されていた時刻表示は消
灯される。そして、一定時間経過後、すなわちリ
レータイマが減算カウントして零になるとスリー
プ出力端子1eから出力されていたスリープタイ
マオン信号出力は停止する。このため、表示禁止
回路14のトランジスタ11によつて“L”レベ
ルに短絡されていた出力制御入力端子1gの表示
オン信号は、トランジスタ11の非導通によつて
短絡が解除される。従つて、消灯されていた時刻
表示は再び表示されるようになる。このスリープ
タイマによる表示消灯時間は59分間である。この
表示消灯時間59分は普通の人の熟睡に達するまで
の時間を十分に満足し、睡眠時における安眠を妨
害することはなくなる。また、一定時間後は電子
時計の時刻表示が自動的に複旧されているため、
従来のように煩雑なスイツチ操作の必要性が全く
なくなり、便利である。
なお、スリープスイツチ信号により消灯した表
示をスリープタイマ動作中に復旧させる場合には
解除スイツチ9によつて行なわれる。
第3図は、本考案による電子時計の他の実施例
を示す回路図であり、ガス放電管の表示器用電源
部出力をスリープタイマオン信号によつて制御す
るようにしたものである。なお、第3図におい
て、第1図と同一部分は同一記号を用いている。
同図において、第1図と異なる部分は、表示器電
源部3および信号回路4をさらに詳細に示し、第
1図に示す表示器の消灯方法と異なり、表示器用
電源部3の出力をスリープ出力によつて停止する
ように構成したものである。信号回路4は、商用
周波数の交番入力電圧を一定レベルでスライス
し、さらに平滑して時計用集積回路1の+電圧
(Vss)を発生するための抵抗15、定電圧ダイ
オード16、平滑コンデンサ17とからなる+電
圧発生回路と、時計用集積回路1の50/60Hz入力
端子1fに商用周波数の半波整流波形を供給する
ための抵抗18およびダイオード19とを備えて
いる。表示器用電源部3は、前記定電圧ダイオー
ド16出力を基準電圧とし、表示器用電源部出力
電圧を制御するためのトランジスタ20、ダイオ
ード21、抵抗23および可変抵抗器24とから
なるコンパレータ回路と、このコンパレータ回路
のトランジスタ20によつて出力電圧が制御され
る出力トランジスタ25、抵抗26および抵抗2
7とからなる出力回路とを備えている。そして、
表示禁止回路14のトランジスタ11の出力がダ
イオード28を介して前記コンパレータ回路のト
ランジスタ20のコレクタに接続されている。
このように構成された電子時計において、夜間
睡眠時にスリープスイツチ5がオンされると、前
述したようにスリープ出力端子1eからスリープ
タイマオン信号が出力される。このスリープタイ
マオン信号によつて表示禁止回路14のトランジ
スタ11が導通し、表示器用電源部3のコンパレ
ータ出力すなわちトランジスタ20出力が−電源
DDに短絡される。この結果、出力トランジスタ
25にはベース電流が流れなくなり、ガス放電管
2への陽極電圧供給は停止される。すなわち、第
1図実施例と同様にスリープタイマの動作時間中
ガス放電管2の表示は消灯され、一定時間経過後
は時刻表示が自動的に複旧されるようになる。
第4図は、本考案による電子時計のさらに他の
実施例を示す回路図であり、表示器が発光ダイオ
ードで構成される電子時計を示し、表示器の表示
制御方法は第1図と同様な方法を用いている。な
お、第4図において、第1図と同一部分は同一記
号を用いている。同図において、第1図と異なる
点は、表示器に発光ダイオード表示器29を用い
たことと、表示器用電源部3の内部構成を発光ダ
イオード用に置換した点だけである。従つて、動
作は第1図に示すものと同様になるので省略す
る。
第5図は、本考案による電子時計のさらに他の
実施例を示す回路図であり、発光ダイオード表示
器の表示器用電源部出力をスリープタイマオン信
号によつて制御するようにしたものである。な
お、第5図において、第1図と同一部分は同一記
号を用いている。同図において、第1図と異る点
は、表示器に発光ダイオード表示器29を用いた
点と、表示器用電源部3の内部構成を発光ダイオ
ード表示器用に置換したこと、表示禁止回路14
の抵抗13を削除したこと、さらに表示器用電源
部出力をスリープタイマオン信号によつて停止さ
せるため、ダイオード30を新たに設けたことで
ある。表示器用電源部3は、出力トランジスタ3
1と、+電源Vssと−電源VDDを分圧して出力ト
ランジスタ31にベース電位を与えるための抵抗
32、抵抗33および可変抵抗器34とを備えて
いる。表示禁止回路14出力はダイオード30を
介して可変抵抗器34と抵抗33の接続点に接続
されている。
このように構成された電子時計において、夜間
睡眠時にスリープスイツチ5がオンされると、前
述したようにスリープ出力端子1eからスリープ
タイマオン信号が出力される。このスリープタイ
マオン信号によつて表示禁止回路14のトランジ
スタ11が導通し、表示器用電源部3の可変抵抗
器34と抵抗33の接談点が+電源Vssに短絡さ
れる。この結果、出力トランジスタ31のベース
電位がエミツタ電位よりも高くなり、出力トラン
ジスタ31は非導通となる。従つて発光ダイオー
ド表示器29への電圧供給は停止される。すなわ
ち、第1図実施例と同様に、スリープタイマの動
作時間中発光ダイオード表示器29の表示は消灯
され、一定時間経過後は時刻表示が自動的に複旧
されるようになる。
第6図は、本考案による電子時計のさらに他の
実施例を示す回路図であり、表示器が螢光表示管
で構成される電子時計を示し、表示器の表示制御
方法は第1図と同様な方法を用いている。なお、
第4図において、第1図と同一部分は同一記号を
用いている。同図において第1図と異なる点は、
表示器に螢光表示管35を用いたことと、表示器
用電源部3の内部構成を螢光表示管用に置換した
点だけである。従つて、動作は第1図に示すもの
と同様になるので省略する。
第7図は本考案による電子時計のさらに他の実
施例を示す回路図であり、螢光表示管の表示器用
電源部出力をスリープタイマオン信号によつて制
御するようにしたものである。なお、第7図にお
いて、第1図と同一部分は同一記号を用いてい
る。同図において、第1図と異なる点は、表示器
に螢光表示管を用い、さらに表示器用電源部3の
内部構成を螢光表示管用に置換したことと、表示
禁止回路14の抵抗13を削除して構成したこと
である。表示器用電源部3は、螢光表示管35の
陰極駆動用の抵抗36とトランス37からなるヒ
ータ回路と、+電源Vssと−電源VDDを分圧して
螢光表示管35のグリツドにグリツド電位を与え
るためのトランジスタ38、抵抗39、抵抗40
および可変抵抗器41からなるグリツド電圧回路
とを備え、この出力は螢光表示管35のグリツド
および時計用集積回路1の出力用電源入力端子1
kに供給されている。
このように構成された電子時計において、夜間
睡眠時にスリープスイツチ5がオンされると、前
述したようにスリープ出力端子1eからスリープ
タイマオン信号が出力される。このスリープタイ
マオン信号によつて表示禁止回路14のトランジ
スタ11が導通し、表示器用電源部3の可変抵抗
器41と抵抗39の接続点が−電源Vssに短絡さ
れる。この結果、トランジスタ38のベース電流
が流れなくなり、トランジスタ38は非導通とな
る。従つて、出力用電源入力端子1hおよび螢光
表示管のグリツドへの電圧供給は停止される。す
なわち、第1図実施例と同様に、スリープタイマ
の動作時間中螢光表示管35の表示は消灯され、
一定時間経過後は時刻表示が自動的に複旧される
ようになる。
なお、第1図および第3図ないし第7図実施例
においては、光学表示器の表示をスリープタイマ
動作期間中消灯させるようにしているが、スリー
プタイマオン信号をパルス発生器の時定数選択信
号として用い、この時定数の変化によつて起るパ
ルス発生器のパルス信号出力を時計用集積回路の
出力制御入力信号として、あるいは表示器用電源
部の出力停止信号として用いることにより表示器
の表示をスリープタイマ動作中は減光させること
ができる。
以上説明したように本考案によれば、就眠に際
して一定時間電子時計の光表示が消灯あるいは減
光するため、安眠を約束できる。また、一定時間
後は電子時計の時刻表示が自動的に複旧されてい
るため、従来のように煩雑なスイツチ操作の必要
性が全くなくなる。さらに、比較的簡単な回路構
成となるため、安価に構成することができる。ま
た、従来の電子時計にオプシヨン機能として付加
することが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電子時計の一実施例を示
す回路図、第2図は、時計用集積回路の内部構成
図、第3図ないし第7図は本考案による他の実施
例を示す回路図である。 1……時計用集積回路、2……ガス放電管、3
……表示器用電源部、4……信号回路、5……ス
リープスイツチ、6,7,19,21,28,3
0……ダイオード、8……コンデンサ、9……解
除スイツチ、10,12,13,15,18,2
2,23,26,27,32,33,36,3
9,40……抵抗、11,20,38……トラン
ジスタ、14……表示禁止回路、16……定電圧
ダイオード、17……平滑コンデンサ、24,3
4,41……可変抵抗器、25,31……出力ト
ランジスタ、29……発光ダイオード表示器、3
5……螢光表示管、37……トランス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スリープタイマ回路を備えた時計用制御回路に
    よつて発光ダイオードあるいは螢光表示管などの
    光学表示器に時刻をデジタル表示する電子時計に
    おいて、スリープタイマの設定操作によつて前記
    光学表示器の表示を消灯または減灯させ、前記操
    作から一定時間経過後またはスリープタイマの停
    止動作によつて表示を復旧させる表示制御手段を
    備えたことを特徴とする電子時計。
JP9902477U 1977-07-26 1977-07-26 Expired JPS6113999Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9902477U JPS6113999Y2 (ja) 1977-07-26 1977-07-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9902477U JPS6113999Y2 (ja) 1977-07-26 1977-07-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5427657U JPS5427657U (ja) 1979-02-23
JPS6113999Y2 true JPS6113999Y2 (ja) 1986-04-30

Family

ID=29035351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9902477U Expired JPS6113999Y2 (ja) 1977-07-26 1977-07-26

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JPS5427657U (ja) 1979-02-23

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