JPS6113973B2 - - Google Patents

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JPS6113973B2
JPS6113973B2 JP54100855A JP10085579A JPS6113973B2 JP S6113973 B2 JPS6113973 B2 JP S6113973B2 JP 54100855 A JP54100855 A JP 54100855A JP 10085579 A JP10085579 A JP 10085579A JP S6113973 B2 JPS6113973 B2 JP S6113973B2
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JP
Japan
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component
sheet
foamable
semi
foaming
Prior art date
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Expired
Application number
JP54100855A
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English (en)
Other versions
JPS5625423A (en
Inventor
Takashi Taruya
Takashi Matano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPS5625423A publication Critical patent/JPS5625423A/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、同調エンボス模様を有する発泡シー
トの製造法に係わり、さらに詳しくは分子間反応
により、発泡性シート中に硬化部分を設けた後発
泡させる事を要旨とする発泡シートの製造法に関
する。
従来、同調エンボス模様を有する発泡シートの
製造法は原理的には次の4法に大別される。
第1に、発泡性シートに部分的に発泡温度の上
昇あるいは下降を引き起こす処理を施こし、その
発泡性シートの未処理部と処理部の発泡温度間に
て発泡する方法であり、上記処理は発泡抑制剤、
あるいは発泡促進剤によつて行なわれる。
第2に、発泡性シートに部分的に発泡温度にな
るように加熱する方法であり、加熱方法と柄イン
キとの組合わせは高周波誘導インキと高周波、あ
るいは赤外線吸収インキと赤外線加熱などによ
る。
第3に、発泡性シートに部分的に発泡時のひず
みを力学的に起こす方法であり、磁性インキに磁
力をかけながらの発泡、あるいは部分的に熱収縮
率の異なるフイルムをラミネート後の発泡、また
は部分的に軟化温度の異なるフイルムをラミネー
ト後の発泡によつて行なう。
第4に発泡性シートに部分的に硬化部分を設け
た後発泡する方法であり、硬化部分を設けるため
には紫外線、電子線、熱等によつて硬化する樹脂
を部分的に設けるか、全体に設けた後部分的に硬
化するかの方法で行なわれる。
しかしながら、上記第1の方法では発泡抑制剤
あるいは促進剤の使用有効期間に限界があり、常
に同じ効果を期待できない。また、この方法では
エンボス効果がシヤープではない。上記第2の方
法では発泡温度に達するのに相当量のエネルギー
を必要とし、省エネルギーが叫ばれている現在に
は好ましくない。又、上記第3の方法では、エン
ボスがシヤープではなく特にフイルムラミネート
の方法では、エンボスを所望する部分が広いと効
果が薄いという欠点がある。さらに上記第4の方
法ではシヤープなエンボスが形成できるが紫外線
照射装置、電子線照射装置などが非常に高価であ
り、熱硬化法では浸透性の熱硬化インキの印刷
は、乾燥を多く必要として安定性に欠ける。
本発明者らは、上記第4法のエンボス感に注目
し、鋭意研究の結果、分子間結合反応を応用した
同調エンボス模様を有する発泡シートの製造法を
開発したのである。
以下、本発明を詳細に説明する。まず、図面を
用いて詳細に説明すると、はじめに分子間結合に
より重合あるいは付加反応を引き起こす反応基の
組み合わせA及びBのうちAを有する化合物を含
む発泡性ゾルを準備する。分子間結合により重合
あるいは付加反応を引き起こす反応基の組み合わ
せとしては、塩ビポリオール、アクリルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリ
オールなどのポリオール成分とイソシアネート成
分のウレタン結合が好ましく、その他エポキシ成
分とイソシアネート成分、ポリアミド成分とエポ
キシ成分などの組合わせも使用できる。
発泡ゾルを構成する樹脂としてはポリ塩化ビニ
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体などの熱可塑系樹脂が好ましく、これら
の樹脂100部(重量部、以下同じ)に対して、発
泡剤としてベンゼンスルフオニルヒドラジドなど
のヒドラジド系;アゾジカルボンアミドなどのア
ゾ系;ジニトロソペンタテトラミンなどのニトロ
ン系;あるいは炭酸水素ナトリウムなどの無機発
泡剤などを3〜10部加え、更に必要に応じてジオ
クチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート
(DBP)などの可塑剤0〜50部、その他に発泡助
剤、チタン白などの着色剤、安定剤、充填剤など
を加えてなる発泡性樹脂層2を基体シート1の上
に形成する(第1図)。
基体シートはアスベスト紙、ガラス不織布、な
どの寸法安定性基材が用いられるが後で剥離して
使用する用途であれば剥離基材であつても良い。
該基体シート1に発泡性樹脂層2を形成する方法
として発泡性樹脂ゾルをナイフコーテイングなど
のコーテイング方式によつて設けた後、加熱半ゲ
ル化するのが一般的であるが、熱重合安定剤、滑
剤などを加えてカレンダー、押出し、キヤステイ
ングなどの方法で別途製膜したものを基体シート
に貼着しても良い。
以上の如く製造された発泡性樹脂シート3の上
に印刷インキ4にて絵柄を設けるが、前記反応基
Bを有する化合物を印刷インキが含んでいれば良
い。A及びBの組合わせのうちウレタン結合を利
用する場合、イソシアネート成分は空気中の水分
を吸収して硬化する場合があるため、、イソシア
ネート成分は発泡性樹脂層3中より印刷インキ4
中に有した方が経時安定性を考えると好ましい。
これらのイソシアネート成分は発泡性樹脂層3中
のポリオール成分と反応を開始しウレタン結合に
よつて硬化する。これらの印刷インキ4を直刷り
にて設ける場合は容易であるが、コスト、生産ロ
ス率を考え転写法を採用した場合、転写紙状態で
の保管中の吸湿によるイソシアネート成分の消滅
の恐れがある場合は、あらかじめイソシアネート
成分をマイクロカプセルの状態で印刷するか、熱
を受けた時イソシアネート成分が露出するように
あらかじめ他の化合物でマスキングしておいたブ
ロツクイソシアネートを使用し、転写時にイソシ
アネート成分として働くようにしておいても良
い。
しかる後、反応基AとBの反応を完結させ、上
記印刷インキ4を設けた部分に対応する硬化部2
aとその他の部分の未硬化部2bとを発泡性樹脂
シート3に形成する。このようにして得られた発
泡性樹脂シート3を発泡温度以上で発泡すると第
2図のように未硬化部のみ発泡した発泡樹脂層5
が形成され、印刷インキ4と同調したエンボス模
様が得られる。なお、ウレタン結合は加熱により
促進されるので印刷あるいは転写後加熱養生して
反応を完了させた方が効果は著しい。
印刷インキ4に使用されるベヒクルとして適用
される樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、アク
リル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、アミノアルキツド樹脂、
ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂などの熱可塑系樹脂が用いられる。使
用できる印刷方法としては凸版印刷、オフセツト
印刷、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、フ
レキソ印刷など公知の印刷方式が利用でき、前記
に述べたように転写紙に印刷する場合には、印刷
の最終ユニツトで接着のためのヒートシール層を
設ける場合もある。
なお、図示しないがこれらの発泡製品には表面
保護層として透明樹脂層を発泡工程前あるいは後
に設けることもできる。
以下、実施例を示して本発明を更に具体的に説
明する。なお、文中の「部」は「重量部」を示
す。
実施例 1 ポリ塩化ビニル 100部 ジオクチルフタレート 30部 発 泡 剤 3部 安 定 剤 3部 TiO2 8部 ポリオール成分(武田薬品工業社製
タケラツクMPKA)20部 よりなる発泡塩ビゾルを秤量40gのガラス不織
布(三菱樹脂社製GS−40)にナイフコートし
(コーテイング量250g/m2)、160℃で2分加熱し
半ゲル化した。しかる後、イソシアネート成分
(武田薬品工業社製F134)を20部含む印刷インキ
(諸星インキ社製REX)でタイル柄の目地部を印
刷し、60℃で30分加熱し硬化を促進完了した。そ
の後200℃で2分加熱したところ印刷部のみ凹部
となつた発泡製品が得られた。
実施例 2 ポリプロピレン樹脂を40μ、エクストロージヨ
ンコーテイングによつて薄紙(三興製紙社製サツ
キ23)に設けコーテイング面にブロツクイソシア
ネート(武田薬品工業社製B−815N)を30部含
有する印刷インキにて絵柄を設け、この転写紙に
よつて実施例1と同様の発泡性樹脂シートに200
℃で転写した。次いで、実施例1と同様に発泡し
たところ印刷インキ部のみ凹部となつた発泡製品
が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の製造法の各工程を
説明するための模式断面図である。 1……基体シート、2……発泡性樹脂層、2a
……硬化部、2b……未硬化部、3……発泡性樹
脂シート、4……印刷インキ、5……発泡樹脂
層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の各工程を含む同調エンボス模様を有す
    る発泡シートの製造法。 (a) 熱可塑性樹脂、発泡剤、及び、必要に応じ添
    加されるその他の添加剤を含み、かつ、ポリオ
    ール成分とイソシアネート成分、エポキシ成分
    とイソシアネート成分、もしくは、ポリアミド
    成分とエポキシ成分、の組み合わせの一方の成
    分を有する化合物を含む発泡性ゾルを準備する
    工程、 (b) 上記発泡性ゾルを基体シートの全面に塗布
    し、加熱半ゲル化する工程、 (c) 上記半ゲル化シートの表面に、上記組み合わ
    せの他方の成分を有する化合物を含む印刷イン
    キを選択的に設ける工程、 (d) 上記組み合わせの一方の成分と他方の成分の
    反応を完結させ、半ゲル化シートに上記印刷イ
    ンキを設けた部分に対応する硬化部分を設ける
    工程、および (e) 上記半ゲル化シートを加熱発泡させる工程。
JP10085579A 1979-08-08 1979-08-08 Preparation of foamed sheet having harmonic embossment Granted JPS5625423A (en)

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JP10085579A JPS5625423A (en) 1979-08-08 1979-08-08 Preparation of foamed sheet having harmonic embossment

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JPS5625423A JPS5625423A (en) 1981-03-11
JPS6113973B2 true JPS6113973B2 (ja) 1986-04-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5179740B2 (ja) * 2006-09-28 2013-04-10 白石工業株式会社 加硫活性成分処理炭酸カルシウム

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JPS5625423A (en) 1981-03-11

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