JPS61138656A - ブロツク共重合体組成物 - Google Patents

ブロツク共重合体組成物

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JPS61138656A
JPS61138656A JP26068784A JP26068784A JPS61138656A JP S61138656 A JPS61138656 A JP S61138656A JP 26068784 A JP26068784 A JP 26068784A JP 26068784 A JP26068784 A JP 26068784A JP S61138656 A JPS61138656 A JP S61138656A
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JP
Japan
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block copolymer
polymer
polymerization
added
cobalt
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JP26068784A
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Toshio Ono
寿男 小野
Eitaro Okuya
奥谷 栄太郎
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JSR Corp
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、耐屈曲性および耐摩耗性の優れたブロック共
重合体組成物に関するものである。
「従来の技術」 スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体は熱
可塑性ニジストマーとして広く知られている。特に従来
のゴムが混線配合、加硫等の工程が必要であるのに比べ
熱を加え軟化することによって自由に成形ができるとい
う利点があり、新しいタイプのゴムとして使われている
。しかし、熱可塑性ニジストマーの欠点は機械的強度が
低いことである。特に耐摩耗性と耐屈曲性が劣り使用の
用途も限定されたものになっている。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明者等は上記に鑑み、鋭意検討を行ない、熱可塑性
エラストマーの耐摩耗性および耐屈曲性が改善されたブ
ロック共重合体組成物を提供しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」 すなわち本発明はビニル芳香族化合物−共役ノニン系グ
ロック共重合体(1) 100重量部と、融点75E 
150℃以上のシン・ジオタクチック1,2−ポリブタ
ジエン(101〜200重量部とからなるブロック共重
合体組成物を提供するものである。
本発明に使用されるビニル芳香族−共役ジエン系ブロッ
ク共重合体(1)には特に制限はなく、ビニル芳香族化
合物と共役ジエンを重合して得られ、その構造としては
(A−B9.A 、 (A −B )n (A−B堀X
型のものが好適に使用できる。
〔式中のAはビニル芳香族化合物ブロック、Bは共役ジ
エン重合体ブロックまたは共役ジエンとビニル芳香族化
合物との共重合体ブロックn≧1゜m≧2.Xは官能基
を有するカップリング剤の残基〕 本発明において使用されるビニル芳香族化合物としては
スチレン、α−メチルスチレン、α−エテルスチレン、
p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、α−フェニ
ルスチレン(1,1−ジフェニルエチレン)、p−ツメ
チルアミノスチレン。
P−トリメテルシソルステンンなどが挙げられる。
これらの中でスチレンが最も好ましい。
共役ジエンとしては、ブタジェン、イソプレン。
ピペリレン、2,3−ジメチルブタジェン、2−7エニ
ルブタジエン、2−メトオキシグタジエ7などが挙げら
れる。これらの中でブタジェンとインプレンが最も好ま
しい。
ブロック共重合体(1)中のビニル芳香族化合物の含量
は特に限定されるものではないが成形性、硬度、強度な
どの点から好ましくは5〜90重量%である。ビニル芳
香族化合物と共役ジエンを重合してブロック共重合体(
1)を製造するための重合開始剤としては゛、有機リチ
ウム化合物、有機ナトリウム化合物、有機カリウム化合
物などの有機アルカリ金属化合物があげられる。有機リ
チウム化合物としてはメチルリチウム、エチルリチウム
、グロピルリテクム、l−プロピルリチウム、n−ブチ
ルリチウム、 II@e−ブチルリチウム、t−ブチル
リチウム、n−ヘキシルリチウム、n−オクチルリチウ
ム、1,4−ブタンジリチウムなどが挙げられる。有機
ナトリウム化合物としては、ナフタレンナトリウム、ナ
トリウムピフェニル、α−メチルステリルジナトリウム
などが挙げられる。有機カリウム化合物としては、ナフ
タレンカリクム。
フェニレイングロビルカリウム、α−フェニルエチルカ
リウムなどが挙げられる。これらの中でn−ブチルリチ
ウム、ta@c−・ブチルリチウム、1,4−ブタンジ
リチウムが好ましいものとしてあげられる。ブロック共
重合体(I)の製造条件としては公知の方法を使うこと
ができる。ブロック共重合体(1)の製造時の重合温度
としては0℃から150℃、好ましくは30℃から10
0℃である。
本発明のブロック共重合体組成物の製造方法としては下
記の3通りの方法によ)達成することができる。
(5) ビニル芳香族化合物及び共役ジエンを有機アル
カリ金属化合物を重合開始剤として用いて得られたブロ
ック共重合体の溶液に、1タジエンとコバルト化合物お
よび二硫化炭素またはフェニルチオイソシアン酸を加え
シンジオタクチック1゜2−ポリブタジェンを重合し次
いで脱溶媒するブロック共重合体組成物の製造方法。
(B)  予め重合して得たプロ、り共重合体(1)の
溶液にシンジオタクチック1.2−yleリプタジエン
の溶液またはスラリーまたはシンジオタクチック1.2
−ポリブタジェンのラテックスを加え攪拌した後ポリマ
ーを回収するブロック共重合体組成物の製造方法。
(C)  予め重合して得たブロック共重合体(I)と
シンジオタクチック1,2−ポリブタジェンとをロール
または押出機等の混線機により混合するプロ、り共重合
体組成物の製造方法。
03通りの方法があるがこれらのうち好ましい方法とし
ては(6)の方法が挙げられる。    。
そして、上記の(6)の製造方法はよシ具体的には下記
の(イ)←)の二連りに分かれる。
(イ)有機アルカリ金属化合物、なかんずく有機リチウ
ムを重合開始剤としてビニル芳香族化合物−共役ジエン
系プロツク共重合体(1)を製造した後、重合を停止す
ることなくその重合系にブタジェンとコバルト化合物(
A)(後述する)および二硫化炭素まタハフェニルチオ
イソシアン酸を加え、7ンジオタクチツク1,2−ポリ
ブタジェンを製造する方法。
(ロ) 有機アルカリ金属、なかんずく有機リチウムま
たは、有機す) IJウム化合物を重合開始剤としてブ
ロック共重合体(1)を製造した後、水等の重合停止剤
を加え一旦重合を停止したあと、もしくは予め重合した
重合体を溶媒に溶かし、その系の中にブタジェン、反応
コバルト化合物(B)(後述する)および二硫化炭素ま
たはフェニルテオイノシアン酸を加えシンジオタクチッ
ク1.2−/リプタジエンを製造する方法。
前記の製造方法(イ)に使用されるコバルト化合物(ト
)としては、例えばオクチル酸コバルト、ナフテン酸コ
バルト、安息香酸コバルト、ショウ酸コバルト、マロン
酸コバルト、酢i11コバルトなどの有機酸塩類、ビス
アセチルアセトナートコバルト、トリスアセチルアセト
ナートコバルト、アセト酢酸エチルエステルコバルトナ
トのコバルト錯体、臭化コバルトのトリフェニルホスフ
ィン錯体、臭化コバルトのトリm−)リルホスフィン錯
体、臭化コバルトのトリm−キシリルホスフィン錯体な
どのハロダン化コバルトのトリアリールホスフィン錯体
、塩化コバルトのピリジン錯体、塩化コバルトノβ−ヒ
コリン錯体などのハロダン化コバルトのピリジン誘導体
錯体や、塩化コバルトのエチルアルコール錯体などが挙
げられる。
また製造方法(ロ)に使用される反応コバルト化合物(
B)としては、上記コバルト化合物(ト)とプタジ二ン
等の共役ジエンの存在下に、周期律表■〜■族の有機金
属化合物又は金属水素化合物を接触させることによって
得られる。
周期律表I〜■族の金属の有機金属化合物又は水素化物
としてはコバルト化合物を還元する化合物が好適に使用
される。周期律表1〜■族の金属としては、Ia+Ib
+I[a+I[by瓜atff[b族の金属が使用でき
、この中ではIa、[a、l[a族が好ましいものであ
り、好ましい金属としては、Li+Na、K。
Mg HZ n I 島があげられ、特に好ましい金属
としてはLi、Atがあげられる。また好ましい有機金
属化合物又は水素化金属化合物としては上記金属の炭素
数1〜6のアルキル誘導体、又は水素化誘導体が好まし
く、エチルリチウム、n−グチルリチウム、5ee−ブ
チルリチウム、t−ブチルリチウムなどの有機リチウム
化合物、ジエチル亜鉛、ジメチル亜鉛などの有機亜鉛化
合物、ブチルマグネシウムクロライド、エチルマグネシ
ウムブロマイド、ジプチルマグネシウム、ジヘキシルマ
グネシウムなどの有機マグネシウム化合物、トリメチル
アルミニウム、トリメチルアルミニウム、トリイソブチ
ルアルミニウム、1J−n−ヘキシルアルミニウム、ト
リドデシルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロラ
イド、ジイソブチルアルミニウムクロライド、エチルア
ルミニウムセスキクロライド、エチルアルミニウムジク
ロライド、テトフェチルアルミノキサンなどの有機アル
ミニウム化合物、リチウムアルミニウムハイドライド、
ナトリウムがロンハイドライド、リチウム&0ンハイド
ライドなどの水素化金属化合物を挙げることができる。
これらの金属化合物は1種又は2種以上を組合せて用い
ることができる。
また反応コバルト化合物(B)の調製方法はまず共役ジ
エンの存在下特定量のコバルト化合物(、)と周期律表
第1.Ifおよび■族の有機金属化合物または水素化金
属化合物(b)を接触、反応させておくことである。こ
の調製の際の共役ジエン/Co化合物のモル比は1〜1
000が好ましく、更に好ましく、更に好ましくは6〜
50であり、また(b) / (−)のモル比は0.3
〜100が好ましく、更に好ましくは0.9〜50であ
る。調製時の温度は一78℃から100℃が好ましく、
更に好ましくは一30℃から50℃である。調製時に必
要に応じて溶媒と触媒成分とを攪拌することによシ反応
を均一に行なわせることができる。ここで触媒調製のた
めに使用される溶媒としてはトルエン、ペンダ/、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタン、ペンタン、精製燈油などが
好ましい。攪拌は内部が均一に混る程度で充分である。
調製時間は調製時の温度等にも影響されるが通常5分か
ら2時間程度である。
前記の製造方法(4)の方法による場合の溶媒としては
、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン。
シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素溶媒ぺ/ゼン、ト
ルエン、キシレン、メシチレンナトノ芳香族炭化水素を
挙げることができる。又(4)の方法の場合、水中でシ
ンジオタクチック1,2−ポリブタジェンを製造するこ
ともできる。囚の方法によシシンジオタクテック1,2
−ポリプタゾエンを製造する条件としては、重合温度は
0℃から80℃まで好ましくは5℃〜50℃である。
また製造方法囚において二硫化炭素および/又はフェニ
ルイソチオシアン酸の使用については特に限定されない
が、窒素バブリング等によシ予め溶存酸素を除去してお
いた方が好ましい。
製造方法(5)を用いると(B) 、 (C’lに比ベ
ブロック共重合体成分と1,2−ポリブタジェン成分と
がよシ均質に複合化されるため、得られる組成物の引張
応力特性、耐屈曲性、耐摩耗性などがよシ優れたものが
得られる。
製造方法(B) 、 (C)については特に制限はない
が、(C)の場合、ブロック共重合体(I)とシンジオ
タクチック1,2−ポリブタノエン(IQとをロールで
練った後、200℃程度まで加熱し、押出機などによ)
高ぜん断力をかけると分散・混合性の良い組成物が得ら
れるので好ましい。シンジオタクチック1.2−ポリブ
タジェンの融点は100℃以上、好ましくは120℃以
上、更に好ましくは150℃以上を有する組成物が補強
効果が大きく、機械的強度も優れている。シンジオタク
チック1,2−ポリブタジェンの融点が低いと補強効果
が得られない。
またシンジオタクチック1.2−/リグタジエン(10
/ ”’ o y り共X 合体(I) (D 比率t
ti 1〜200/100 。
好ましくは2〜100/100更に好ましくは3〜30
/100の範囲にある組成物が好ましく 、1/100
以下では実質的に補強効果は得られず200/100以
上では熱可塑性重合体として使用することが困難になシ
加工しにくくなる。
本発明によって得られる新規グロ、り共重合体は工業部
品、靴底、防振fム、樹脂改質タイヤ粘着剤等に使用す
ることができる。
「実施例」 以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する
が本発明の主旨を越えない限)これらの実施例に制約さ
れるものではない。
実施例1 (SBSブロック共重合体の合成) 51オートクレーブを窒素置換した後、予め脱水脱酸素
処理を行なった。テトラヒドロフランを150 ppm
含むシクロヘキサン2800mとスチレン80!iを入
れた。50℃に加熱した後0.5−ッ。
のn−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液15fiゴ
加えスチレンの重合を開始した。1時間後2409のゲ
タジエンを加え、60℃に温度を上げ1時間半重合を行
ないブタジェンを完全に重合させた。
更にスチレン80gを加え1時間重合させ重合がほぼ定
量的に進行したことを確認した後オートクレーブを20
℃に冷却した。
(ゲタジエンの1,2重合) 上記重合体溶液にブタシェフ200gを加え、引キつづ
@0.20モル/リッターのオクチル酸コバルトの7ク
ロヘキサン溶液を19.5Tnl加えた。10分間攪拌
の後0.20モル/リッターの二硫化炭素19.5ゴ加
え20℃にて2時間重合させた。重合体溶液をオートク
レーブより取出し、2gのBHTを加え充分攪拌の後ス
チームストリッピングを行ない脱溶媒した。重合体を5
0℃にて3日間真空乾燥した。516gの重合体を得た
。(1,2BHの収量として58チ)生成した重合体の
0.59を100−のトルエンに溶解したところ、トル
エンには重合体の78チが溶解し22%が溶解しなかっ
た。
重合体のガラス化温度は一103℃であシ、融点Tmは
166℃であった。トルエン可溶部をGPC(f/l/
/々−ミエーションクロマトグラフィー)Kl)、測定
したところ高分子側にショルダーを持ち、トルエン可溶
部の重量平均分子量は13.6万でありた。
実施例2〜4 実施例1と同様にSBSブロック共重合体を製造した後
ブタジェンの1,2重合段階の添加ブタジェン量を表−
IK示すとうり変量し、同様の操作を実施した。
屈曲試験結果に示した様に本発明によって得られた新規
ブロック共重合体は屈曲によシ、表面にしわが発生した
シすることなく、また屈曲性も著しく優れていることが
わかる。
比較例1 ゲタジエンの1,2重合をすることな〈実施例1に従っ
てSBSブロック共重合体を得た。収量は99チであり
、重量平均分子量は9,1万であった。
〔ポリマーの物性評価〕
上記実施例および比較例で得られた各試料を金型に入れ
、160℃に加熱し、8分間放置した後冷却プレスに入
れl OOkg/an”の圧力をかけながら冷却した。
冷却後所定の評価方法に従って評価を行なりた。引張試
験はJISK6301に従って実施した。結果を表−1
に示す。
実施例5 (SISブロック共重合体の合成) 5tオートクレーブを窒素置換した後、予め脱水脱酸素
処理を行なったテトラヒドロフランをt s o pp
m含むシクロヘキサy2800+jとスチレン30.9
を入れた。50℃に加熱した後0.5七ル/リツターの
n−ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液15.6Mを
加え、スチレンの重合を開始した。1時間後340.9
のインプレンを加え。
60℃に温度を上げ3時間重合を行ないその後スチレン
3ONを加え1時間重合させ、重合がほぼ定量的に進行
したことを確認した後オートクレーブを20℃に冷却し
た。
(ブタジェンの1.2重合) 上記重合体溶液にブタジェン160Iを加え、引きつづ
き0.20モリ/リツターのオクチル酸コバルトのシク
ロヘキサン溶液を19.51Lt加えた。
10分間攪拌の後0.20上20モルターの二硫化炭素
19.5mg加え20℃にて2時間重合させた。
重合体溶液をオートクループよシ取出し、2.9のBI
IT (老化防止剤)を加え充分攪拌の後スチームスト
リッピングな行ない脱溶媒を行なった。重合体を50℃
にて3日間真空乾燥した。471Fの重合体を得た。(
1,2BR部分の重合収量として45%)実施例1と同
様にトルエン可溶分を求めたところ8Z、O’lAであ
った。トルエン不溶液は18、Olであった。4リマー
の、fクス化温度Tg=−72℃で融解温度Tmは14
9℃と159℃に見られたみトルエン可溶部分の数平均
分子量Mn = 9.7万、重量平均分子量My = 
12. O万My/Mu= 1.24であった。
実施例6 (重合体の製造) 予め窒素置換した8001111オートクレー7”IC
脱水脱酸素処理したシクロヘキサン350mと0.5七
ル/リツターのテトラヒドロフランのシクロヘキサン溶
液を0.5711Ll入れた。次にスチレン10Pと0
.5モル/す、ターのn−ブチルリチウムのn−へキサ
ン溶液5.85 ml (n−ブチルリチウム2.93
ミ9モル)を加え50℃にて1時間重合させた。さらに
30gのブタジェンを加え60℃にて2時間重合させた
後スチレンを10g加えさらに1時間反応させスチレン
−ツタジエンスチレンブロック共重合体(SBS)を生
成させた。重合転化率はほぼ100%であった。重合を
停止することなく20℃〈冷却した後20gのブタジェ
ンと0.2モル/リッターのオクチル酸コバルトのシク
ロヘキサン溶液7.3d(1,46ミリモル)を加え、
さらに0.5モル/リッターの二硫化炭素のシクロヘキ
サン溶液21214(146ミリモル)を加えた。20
℃にて2時間さらに重合した後メタノール1ONを加え
重合を停止させた。BH’l’をo、i*含むメタノー
ルにて重合体を凝固した後、50℃にて1夜真空乾燥し
た。真空乾燥後64.4Iの重合体を得た。第二段階目
のブタジェンの1.2重合の重合転化率は72チに相当
する。
(/リマーの分別) 上記の方法で得た重合体5Iをトルエン1001に溶解
した後10.000回転の高速遠心分離器により、トル
エン可溶部(4)とトルエン不溶部(I)に分離した。
トルエン不溶部は全体のポリマーの20.2俤であった
。トルエン可溶部にメタノールを少量ずつ加え、ポリマ
ーを一部沈殿させ、試料Bを得た。さらに大量のメタノ
ールを加えることによりて試料Cを得た。
この様にして、試作重合体のトルエン可溶部分を分別沈
殿させ、試料BとCを得た。
また第1段階で重合して得られた単なるスチレンープタ
ゾエンプロ、り共重合体を試料Sとした。
(分子量等の測定結果) 試料B、CおよびSについては30℃にてGPC測定を
実施した。
試料Iについては120℃のO−ジクロルベンゼン溶液
中にてGPC測定を行なった。
試料B、CおよびSについては二硫化炭素に溶解の後ブ
タジェン部分のミクロ構造と結合スチレン量を求めた。
試料Iは二硫化炭素に不溶のため測定できなかった・ この結果試料Cはミクロ構造およびGPC測定結果の分
子量ともに試料Sの単なるSBSブロックポリマーと同
一である。
しかし、試料Bは試料Sと比べ分子量は増大しポリマー
中のビニル結合量が著しく高くなり、結合スチレン量が
低下している。
このことは試料BはSBSのブロック共重合体に1.2
ポリブタジエンが共重合していることを示してお9、か
かる共重合体が本発明により得られるポリマー中に含ま
れていることがわかる。
実施例7 比較例1のSBSブロック共重合体400IIを5Lオ
ートクレーブに入れ、窒素置換を行なりた後予め窒素バ
ブリング処理をしたトルエン3tを加え、SBS fロ
ック共重合体を溶解させた。
ブタジェン50Jとトリエチルアルミニウム20ミリモ
ルとオクチル酸コバル)4.0ミリモルを加え攪拌しつ
つ20℃にて二硫化炭素4.0ミリモルを加えた。実施
例1と同様に重合体を後処理し真空乾燥の後重合体44
2gを得た。
実施例1と同様に重合体をプレスし引張6bよび屈曲試
験を行なった。表−3に結果を示す。
実施例8 (スラリー状1.2 B Rの重合) ILオートクレーブに窒素バブリング処理したトルエン
300Mとブタジェン30gを加え3.0ミリモルのト
リエチルアルミニウムと0.6ミリモルのオクチル酸コ
バルトと0.6ミリモルの二硫化炭素を加え20℃にて
1時間重合を行なった。重合体はスラリー状になった。
(1,2B RとSBSのブレンド) 比較例1のSBSブロック共重合体300.9をトルエ
フ5tVc溶解した後上記スラリー状重合体を加え充分
攪拌した後実施例1と同様に処理し重合体組成物328
Iを得た。
実施例1と同様に重合体組成物をプレスし引張および屈
曲試験を行なった。表−3に結果を示す。
実施例9 実施例8と同様に重合を行なりた後0.5%のBHTを
含むメタノールにより凝固を行ない粉末状の1.2BR
28jlを得た。
(ロールによるブレンげ) 160℃の熱ロールに比較例1と同様に試作したSBS
ブロック共重合体30ONを巻きつけ、上記粉末状1.
2 B Rを練り込んだ。更に押出機により220℃に
て押出し、1.28 Rを分散させた。
物性評価結果を表−3に示す。
比較例2 融点100℃の1.2 BR40,9と比較例1と同様
に試作したSBSゾロツク共重合体400.9と160
℃の熱ロールにより混練した後シートにし物性評価を行
なった。結果を表−3に示す。
高融点の1.2BRとブロック共重合体を複合化するこ
とによって表面の平滑な耐屈曲性の優れたかつ、耐摩耗
性の優れた重合体になることが判る。
「発明の効果」 以上から明らかな如く、本発明によれば熱可塑性エラス
トマーの引張応力特性、耐摩耗性および耐屈曲性が改善
された従来にない優れたブロック共重合体組成物を提供
することが可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビニル芳香族化合物−共役ジエン系ブロック共重
    合体( I )100重量部と、 融点が150℃以上のシンジオタクチック1,2−ポリ
    ブタジエン(II)1〜200重量部とからなるブロック
    共重合体組成物。
JP26068784A 1984-12-12 1984-12-12 ブロツク共重合体組成物 Pending JPS61138656A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5252664A (en) * 1989-07-21 1993-10-12 Polysar Limited Transparent toughened thermoplastics
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