JPS61136974A - 軽量セラミツクの製造法 - Google Patents

軽量セラミツクの製造法

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JPS61136974A
JPS61136974A JP25734784A JP25734784A JPS61136974A JP S61136974 A JPS61136974 A JP S61136974A JP 25734784 A JP25734784 A JP 25734784A JP 25734784 A JP25734784 A JP 25734784A JP S61136974 A JPS61136974 A JP S61136974A
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JP
Japan
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pearlite
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glassy
closed
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JP25734784A
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清 山本
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Oyo Kikaku KK
Original Assignee
Oyo Kikaku KK
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Publication date
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は発泡したガラス質鉱物からなる独立気泡の微
粒を焼結して得られる、多数の独立気孔を有する焼成物
の製造法にかかわる。
多数の独立気孔を有する多孔質物体は断熱などの目的で
近時非常に注目され、なかでも無機材の焼結物、所謂軽
量セラミックスはそのは不燃性・耐熱性・耐久性・無毒
性などの特性から重要視されている。
従来知られている独立気泡の軽量セラミックを製造する
方法としては、主に、■ 粘土など焼結原料に発泡スチ
ロールビーズなどの可燃物体を混練して所望の形状に成
形し、乾燥後焼成し、可燃物を燃焼排除してしまう方法
、■ シラスバルーンを水ガラスなどの無機系接着剤を
用いて接着する方法、■ セメント・珪酸カルシウムな
どの水和固化する材料を固化以前に発泡せしめ、発泡状
態で固化せしめる方法などがあり、それぞれ種々の技術
が開発されている。
発明者は発泡されたガラス質鉱物の粉砕した細粉を比較
的低火度で焼結し、コストの安い多孔質焼成物の製造方
法を確立し特許出願をしたが(昭和59年1)月24日
出願、発明の名称「多孔性焼成物の製造法」)、その研
究中に発泡されたガラス質鉱物の粒度が充分に細かけれ
ば、ガラス質鉱物の独立気泡の粒子を破壊しないで、独
立気泡のままでも焼結が可能なことを見いだし、発泡さ
れた独立気泡のガラス質鉱物を用いて軽量セラミックを
製造する方法を確立した。
この発明の骨子の第一は、発泡したガラス質鉱物の微粒
を独立気泡を破壊しないでそのまま使用することにある
。例えば、微細な独立気泡からなるシラスバルーンを、
わざわざ手間をかけて破壊するのはコストアンプにつな
がるのでこれを避けて独立気泡のまま使用する。この発
明の骨子の第二はその成形方法である。従来の成形方法
は可塑性の粘土とかセメントのような固結剤などを使う
など材料を可塑化し、成形加工を行ったが、この発明で
は成形を乾式充填方式で行う。即ち、ガラス質鉱物から
なる独立気泡の微粒を水や粘土や粘結剤を加えず、その
まま焼成容器に充填して焼成する。
この発明の発泡(膨張)したガラス質鉱物としては、パ
ーライト・シラスバルーン・フライアッシュなどが用い
られる。通常比重が1.0以下、望ましくは0.5以下
のものを用いるのが通わしい。
通常これらを100メツシユ以下、望ましくは200メ
ツシユ以下に篩分けられた微粒を用いる。この、 よう
にして得られるセラミックは微粒と微粒とが点溶接され
た形状であり、連続した多数の空隙を持つ。比重は用い
る素材の嵩比重と略同−で、パーライト・シラスバルー
ンなどを原料とした場合には優れた断熱材を得る。また
連続気孔を有するので保水材・濾過材などとしても優れ
ている。連続気孔を有しているので吸湿がよく、吸湿す
ると断熱効果が低下するので、これを避ける為に、出来
上がり製品はシリコーン処理するなどが望ましい。
ガラス質鉱物の微粒だけを焼結するに限らず、これを焼
結材料として他の可塑性材料を混入し、焼結することが
可能である。例えば、黒曜石を焼成して得られるパーラ
イトの細粒を容積比3部に対し、比較的軟化温度の低い
シラスバルーンの微粒を容積比1部を混入するなどの方
法である。前例と同様優れた断熱材・濾過材が得られる
。混合比率としてはパーラ、イトを1〜6部に対してシ
ラスバルーン1部が適当である。
この発明で焼結に通した温度は独立気泡を破壊しない程
度で、且つ気泡同志を焼結する必要から温度範囲は比較
的狭く、通常、1000〜1)50度、より望ましくは
1050〜1)30度である。
焼成テストの一例は下記の通りである。
この発明はこのように構成されているので、セラミック
本来の不燃・無害・耐久などの特性以外にも次のような
特長を有している。
■ 極めて軽量で且つ加工性がよ(、鋸は勿論のことカ
ッターナイフで切断などの加工が可能である。
■ この発明の焼成温度は比較的低温でよいので焼成コ
ストが安い。
■ 成形が乾式充填方式であるから従来の湿式成形方式
と違い、混練・乾燥工程が不必要なので機械・工程・時
間・手間等が大幅に簡素化される。
■ 乾式完膚による成形方法を採用しているので材料の
予熱が容易である。例えば、パーライトの生産時、加熱
発泡せしめたパーライトの冷却前にシラスバルーンの独
立気泡の微粒を混入して予熱するなどである。
■ 乾式充填方式で混焼が不要であるから、大粒のパー
ライトなどの脆く崩れ易い骨材の混入が可能である。
■ 乾式充填方式のメリットを更に活かす方法として、
耐熱・不燃の補強材を組み入れることが容易である。例
えば、焼成温度より高い温度に耐えるセラミックファイ
バー・岩綿・石綿・炭素繊維・高強度セラミック材料・
カンタルやニクロム等の金属線などである。繊維状のも
のを微粒に混入したり、網状体・格子体をを焼成容器に
セットしておいてガラス質鉱物の微粒を充填したりする
方法によればよい。セラミックの中空筒の中に微粒を充
填し、焼成することにより内部が多孔性で周囲は丈夫な
材料からなる複・合セラミック製品の人手も容易である
■ 焼成時の材料の収縮が少ないのも乾式充填成形を採
用する大きなメリットである。充填時振動を与えて十分
に充填してから適当な温度で焼成すれば、焼成による収
縮は非常に小さい。上記0項で説明した複合焼成が可能
なのはこの為である。従来の湿式成形では乾燥時並びに
焼成時の収縮のため大型の製品は亀裂や変形・歪が生じ
て生産出来ないが、この発明の場合には可能である。
焼成時の収縮が少ないため急速焼成ができ、焼成時間が
短縮されて設備の回転が早り、熱源も節約出来、コスト
合理化を可能とした。
■ シラスバルーンの微粒をパーライトにまぶす際、シ
ラスバルーンは発泡されているので、重量が小さくても
嵩がたかくパーライトの表面を広く覆うことができ好都
合である。又、フリットなどの低温釉薬の微粉をパーラ
イトにまぶして焼成してみたが、フリットは溶媒のよう
な働きをするためかパーライト自体をも低温で熔融して
しまった。シラスバルーンの微粉はこのような事故原因
とはならず好都合である。シラスバルーンは量的にも安
定供給できるし、価格も抜群に安くこの点でも好都合で
ある。
以上詳しく説明したように、この発明が発泡ガラス質鉱
物からなる独立気泡の微粒を乾式充填方法で成形し、比
較的低温で焼成する、という特徴から安価で優れた軽量
セラミック焼結体を得ることが出来る。特にパーライト
の断熱板体は断熱材の不燃化が要望されている建築業界
で属望されていた製品であり、この発明の宣す意義は大
きい。
多孔質塊成体としても、吸音・吸油・保水・濾過・加工
性にすぐれた製品である。更に、従来方法では得られな
かった種々の複合焼成物が生産できるのも極めて意義深
い。
記 笠Jしヒ入ffi展 〔テスト1〕 真珠岩を焼成したパーライト(日本セメント[株]アサ
ツバーライト・粉状Sグレードを使用)の微粒を容積比
1部に、黒曜石を焼成した小粒状のパーライト(同上粒
状4号)を容積比3部を混合・攪拌し、そのままさやに
充填し、1070度で焼成したところ、融点の低い粉状
のものが焼結し、純白の軽量ブロックを得た。比重は0
.4であった。
〔テスト2〕 シラスバルーン(三機工業[株]サンキライトを使用)
の微粒を容積比1部に、粒度1.50〜3.0 mのパ
ーライト(アサツバ−ライト・黒曜石を原料としたもの
を使用)を容積比4部を混合し、充分攪拌し、パーライ
トの表面にシラスバルーンがまぶされた状態でさやに充
填し、1050度で焼成したところ、融点の低いシラス
バルーンがパーライト同志を焼結した淡褐色の軽量板体
を得た。比重は0゜3、吸水率は120%であった。
〔テスト3〕 100メ・ノシ二以下に篩分けしたパーライト(同上ア
サツバ−ライト・真珠岩を焼成したもの)を単体でさや
に充填し、1)00度で焼成したところ、白で比重0.
28吸水率155%の多孔質焼結物を得たが、焼結度合
はやや不充分であったので、容積比2割のシラスバルー
ン(上記サンキライト)を混入し、同様条件で焼成した
ところ、色は若干褐色となったが、焼結強度は充分であ
った。
メツシュ50前後の細粒は1)00度では充分に焼結せ
ず、1)50度迄焼成したが、焼き締まって容積が可な
り減少した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然ないし人工的に加熱発泡されたガラス質鉱物
    からなる独立気泡の微粒を、単独で、或いはこれに他の
    非可塑性物質ないし非可塑状態の可塑性物質を添加し、
    非可塑状態のままで焼成容器に充填し、焼結することを
    特徴とした軽量セラミックの製造法。
  2. (2)ガラス質鉱物からなる独立気泡の微粒としてシラ
    スバルーンを用いたことを特徴とした特許請求の範囲第
    (1)項記載の軽量セラミックの製造法。
  3. (3)ガラス質鉱物からなる独立気泡の微粒としてパー
    ライトを用いたことを特徴とした特許請求の範囲第(1
    )項記載の軽量セラミックの製造法。
  4. (4)ガラス質鉱物からなる独立気泡の微粒として二種
    以上の発泡されたガラス質鉱物の混合物を用いたことを
    特徴とした特許請求の範囲第(1)項記載の軽量セラミ
    ックの製造法。
  5. (5)非可塑性物質として耐熱性補強物を用いたことを
    特徴とした特許請求の範囲第(1)項ないし第(7)項
    記載の軽量セラミックの製造法。
  6. (6)ガラス質鉱物からなる独立気泡の微粒として真珠
    岩を焼成してなるパーライトを、非可塑性物質として黒
    曜石を焼成してなるパーライトを用いたことを特徴とし
    た特許請求の範囲第(1)項記載の軽量セラミックの製
    造法。
  7. (7)ガラス質鉱物からなる独立気泡の微粒としてシラ
    スバルーンを、非可塑性物質として粒状のパーライトを
    用いたことを特徴とした特許請求の範囲第(1)項記載
    の軽量セラミックの製造法。
JP25734784A 1984-12-07 1984-12-07 軽量セラミツクの製造法 Pending JPS61136974A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014530748A (ja) * 2011-09-07 2014-11-20 コンポフェルム・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング ろ過設備のための難燃剤及びろ過設備における難燃性を向上させる方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5118968A (en) * 1974-08-09 1976-02-14 Asahi Chemical Ind Bakuhatsukakukanno shoonhoho
JPS5636144A (en) * 1979-08-31 1981-04-09 Hitachi Ltd Electronic device

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