JPS61136816A - 粉粒体の気体輸送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉粒体の気体輸送装置であって、粉粒体を高濃
度なプラグ状態で低速で、気体輸送する装置に関する。

（従来技術と解決課題） 従来、粉粒体の気体輸送において、粉粒体のこわれをで
きるだけ少なくし、かつ効率よく輸送するとともに、輸
送配管の摩耗をできるだけおさえる為に、低速でかつ高
１度なプラグ気体輸送が行なわれている。

ところが従来技術で粉粒体のプラグを発生させる為には
、エアーナイフ式プラグ発生器や機械式プラグ発供器等
が必要であり、これらのプラグ発生装置が複雑かつ高価
・であった。

また従来のプラグ輸送は、粉粒体を加圧タンクから輸送
配管を通じて受給容器へ、気体の圧力及び流速によって
押し出すように輸送するものであった為に、固気比が部
分的に高くなったり、輸送配管にベンドの連続があった
りした場合には。

輸送配管閉塞を生じやすいという欠点があった。

更には閉塞を防ぐ為に、輸送配管の複数個所に圧力検知
器や付加気体噴出器等を設けるなど、装置全体が複雑か
つ高価なものであるにもかかわらず閉塞を完全に回避す
ることはできなかった。

またプラグを長距離にわたって維持させるのは技術的、
装置的に難しいものであった。

本発明は以上のような問題点を解決するべく成されたも
のであり、粉粒体を低速かつ高濃度で気体輸送するプラ
グ輸送装置を、安価で簡素な構成で提供するとともに、
確実なるプラグの形成と閉塞の回避を行なわしめるもの
である。特に本発明は付着、凝集の強い粉体に対して特
にその効果を発揮するものである。

（本発明の構成及び作用） 本発明装置の構成は粉粒体を送り出す加圧タンクと、こ
れに接続された加圧気体供給配管、更に粉粒体を輸送す
る輸送配管と、これに単−又は複数個所に接続された付
加気体供給配管、及び輸送配管末端部に設けられた所要
時間Ｆｍ隔で開閉する断続開閉装置を具備して構成され
ている。

加圧タンクに粉粒体を受は入れたあと、加圧気体併給配
管より加圧気体を、付加気体供給配管より付加気体を導
入するとともに、輸送管末端部の断続開閉装置を所要時
間間隔で開閉する。該断続開閉装置が閉の状態では輸送
配管内に気体が充圧され、次いで該断続開閉装置を開に
すると、充圧された気体が輸送配管末端へ向って急激に
膨張し、粉粒体とともに受給容器内へ吹き出す、この断
続開閉を繰り返すことにより、粉粒体を加圧タンクから
受給容器へプラグ輸送するものであり。

輸送管路の途中に接続された連絡通路からの付加気体の
流入によって円滑な輸送が保償されるのである０本発明
は従来のプラグ輸送の如く粉粒体を加圧気体によって押
し出すものではなく、輸送管末端部の断続開閉装置によ
って輸送管内にプラグを形成され且つ輸送するという新
規な着想に基くものである。

（実施例） く第１実施例〉 第１図において、加圧タンク（１）に粉粒体を受は入れ
たあと、加圧タンク内圧カフＡ節弁（７）を有する加圧
気体供給配管（２）より加圧気体を加圧タンク（１）内
に導入し、付加気体供給配管（６）より付加気体を輸送
配管（３）に導入するとともに１輪送配管束端部に設け
た断続開閉装置（４）を時間間隔設定器（５）により所
要時間間隔で開閉すると、粉粒体は気体の膨張・充圧の
繰り返しにより生じる間欠的でかつ急峻な気体流ととも
に受給容器（８）へ向けて、プラグ状に輸送される。尚
、粉粒体の輸送能力は加圧タンク内圧力調節弁（７）の
設定変更により調節される。

く第２実施例〉 ＠２図においては、加圧タンク（１）内に流動床（１０
）を配設させ、加圧気体を該流動床（１０）を通じて加
圧タンク（１）内に導入している。このようにすると粉
粒体が加圧タンク（１）内で棚つり現象等を起こして切
り出し不良となることが少なくなる。また、付加気体供
給配管（８）が輸送配管（３）と並列に配設され、複数
の通路によって連結されている。この複数通路の設置間
隔Ｌ　（ｍ）は下式に、よって決定される。

Ｌ＝に−Ｐ−Ａ ここでに：粉粒体の物性により定まる定数Ｐ：付加気体
圧力　（ｋｇ／　ｃｒｎ２Ｇ）Ａ：輸送配管断面積（ば
） このように付加気体が複数個所から輸送配管（３）に導
入されると、特に付着・凝集の強い粉体に対し、有効に
作用する。

更に本実施例では加圧気体供給配管（２）に加圧気体流
量調節弁（９）が配設されており、粉粒体の輸送能力を
調節できるようになっているとともに、加圧気体流量に
よって断続開閉装置（４）の時間間隔設定器（５）を制
御し、装置全体の圧力バランスを保つようにしている。

く第３実施例〉 第３図においては、加圧タンク（１）に粉粒体輸送能力
検知器（１２）を設け、この出力信号に基ついて加圧タ
ンク内圧力調節弁（７）を制御し、粉粒体の定量輸送を
行なわしめている。更に本実施例では輸送配管（３）が
切換装ｗ（１１）を介して２基の受給容器に接続され、
各分岐輸送配管末端部に断続開閉装ｗ（４）を配設する
ことにより、各受給容器（８）へ粉粒体を分配輸送でき
るようにしたものである。また本実施例のように輸送配
管（３）が加圧タンク（１）から上向きに配設されても
、その効果は上記実施例と同様である。

く第４実施例〉 第４図の装置は、加圧タンク（１）に２本の輸送配管（
３）を設けて、全く別の場所にある２基の受給容器（８
）へ粉粒体を分配輸送できるようにしたものである。

（発明の効果） 本発明は従来の加圧タンクから気体の圧力及び流速によ
り、粉粒体を押し出すように輸送するという考え方とは
、全く発想を異にしており、輸送配管末端部で気体の膨
張、充圧の繰り返しによる急峻な気体の流れと減圧反動
を利用して、粉粒体を輸送配管から引き出すというもの
である。すなわち輸送配管末端部で常時粉粒体の閉塞解
除操作を行なっていることになり、輸送配管の閉塞トラ
ブルはほとんど起こらないとともに、確実なプラグの形
成が可能である。従ってプラグ発生装置及び閉塞時の為
の圧力検出器、付加気体噴出器を必要とせず安価でかつ
簡素な粉粒体のプラグ気体輸送装置を提供するものであ
る。また長距離輸送配管である場合にも、加圧タンク圧
力と断続開閉装置の開閉時間間隔を調節するだけで、プ
ラグの維持が容易に行なえるものである。

また本発明は付加気体供給配管を配設させたことにより
、付着・凝集の強い粉体に対して特にその効果を発揮す
るものである。

本発明は、医薬品工業や食品工業において、こわれやす
い粉粒体の破砕を最小限におさえた気体輸送を可能とし
、また磨耗性のある粉粒体の気体輸送において、輸送配
管の摩耗を少なくすることができる等、粉粒体の気体輸
送において優れた効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す系統図、第２図は本
発明の第２実施例を示す系統図、第３図は本発明の第３
実施例を示す系統図、第４図は本発明の第４英施例を示
す系統図である。 （１）・・・加圧タンク　（２）・・・加圧気体供給配
管（３）・・・輸送配管　　（４）・・・断続開閉装置
（５）・・・開閉時間間隔設定器 （Ｅｌ）・・・付加気体供給配管 （７）・・・加圧タンク圧力調節弁 （８）・・・受給容器 （９）・・・加圧ｚ体温ｅ＃１節弁　　（！０）・・・
流動床（１１）・・・切換装置　　（１２）・・・輸送
能力検出器第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）加圧タンクから輸送配管を通じて粉粒体を気体輸
   送する装置において、加圧タンクに加圧気体供給配管を
   接続し、輸送配管に付加気体供給配管を接続するととも
   に、輸送配管末端部に断続開閉装置を設けて、該断続開
   閉装置を所要時間間隔をもって開閉することにより、輸
   送配管末端部で気体の膨張・充圧を繰り返させ、この気
   体の膨張力により粉粒体を輸送することを特徴とする粉
   粒体の気体輸送装置。 （２）付加気体供給配管が輸送配管と並列に配設され、
   この２つの配管を複数の通路によって連結した、特許請
   求の範囲第１項記載の粉粒体の気体輸送装置。 （３）加圧気体が加圧タンク内部に設けられた流動床を
   通じて加圧タンク内に導入される、特許請求の範囲第１
   項又は第２項記載の粉粒体の気体輸送装置。 （４）付加気体供給配管と輸送配管を連絡する複数の通
   路の設置間隔が次式により決定される、特許請求の範囲
   第２項又は第３項記載の粉粒体の気体輸送装置。 Ｌ＝Ｋ・Ｐ・Ａ ここで　Ｌ：連結通路設置間隔（ｍ） Ｋ：粉粒体の物性により定まる定数 Ｐ：付加気体圧力（ｋｇ／ｃｍ＾２Ｇ） Ａ：輸送配管断面積（ｍ＾２） （５）加圧気体供給配管が加圧タンク内圧力調節弁を有
   する、特許請求の範囲第１項から第４項の何れかに記載
   の粉粒体の気体輸送装置。 （６）粉粒体の輸送能力を検知するとともに、その出力
   信号により加圧タンク内圧力調節弁を制御するようにし
   た、特許請求の範囲第５項記載の粉粒体の気体輸送装置
   。 （７）加圧気体供給配管が加圧気体流量調節弁を有する
   、特許請求の範囲第１項から第４項の何れかに記載の粉
   粒体の気体輸送装置。 （８）粉粒体の輸送能力を検知するとともに、その出力
   信号により加圧気体流量調節弁を制御するようにした、
   特許請求の範囲第７項記載の粉粒体の気体輸送装置。 （３）断続開閉装置の開閉時間間隔を、加圧気体流量に
   より調節するようにした、特許請求の範囲第１項から第
   ８項の何れかに記載の粉粒体の気体輸送装置。 （１０）輸送配管末端が切換装置を介して複数の受給容
   器に接続されるとともに、各分岐輸送配管末端部に断続
   開閉装置を設けた、特許請求の範囲第１項から第９項の
   何れかに記載の粉粒体の気体輸送装置。 （１１）加圧タンクに複数の輸送配管が接続された、特
   許請求の範囲第１項から第１０項の何れかに記載の粉粒
   体の気体輸送装置。