JPS61136397A - ビデオカメラの信号処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ビデオカメラの信号処理ζζ係り、特に低照
度下での使用に好適なビデオカメラの信号処理方式に関
する。

〔発明の背景〕

撮像管の出力をＡＧＣ回路で利得制御するビデオカメラ
の信号処理においては、結果的に輝度信号が所定レベル
となるように出力信号の処理を行なっている。しかし、
このような従来の信号処理においては、低照度下の被写
体を撮像した場合、撮像管出力のＳ／Ｎが悪いので通常
の信号処理で色信号レベルだけを大きくしても忠実な色
再現ができないという不都合がある１、。

この不都合に対し、従来、例えば特公昭５５−Ｉ　ｊｉ
　８６号公報に記載のように、撮像管の出力から輝度信
号と複数の色信号を分離し、色信号の夫々をレベル検出
して、そのいずれかが所定のレベル以上になつ念とき、
そのレベル検出出力から得られる制御信号をＡＧＣ回路
に供給して色信号のいずれもが所定レベル以下となるよ
う利得制御し、上記制御信号が得られないときＦｉＡＧ
ｃ回路に輝度信号に基づいた制御信号を供給して輝度信
号を所定レベルに保持するようにしてい友。

しかし、低照度下における色飽和度の低下（いわゆる色
付きの悪化）を改善する点については配慮されていなか
った。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、低照度
下における被写体の撮像時の色付きを良くすることを可
能としたビデオカメラの信号処理方式を提供するにある
。

〔発明の概要〕

この目的を達成するために、本発明は、撮像管の出力信
号レベルの大きい部分は色付きを良くするが、出力信号
レベルの小さい部分は色付きを悪くするような信号処理
を施こして、低照度下でもＳ／Ｎが良く色付きが良好と
なるようにした点に特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明によるビデオカメラの信号処理方式の一
実施例を示すブロック図であって、１は撮像管、２＃ｉ
プリアンプ、５はＡＧＣ回路４．５は低域フィルタ、６
は帯域フィルタ、７゜１２、１７はガンマ補正回路、８
はアパーチャ補正回路、９はエンコーダ、１０は色分離
回路、１１゜１４、１６．１９はスイッチ回路、１５は
引算回路である。また、第２図はガンマ特性を示す図で
ある。

第１図において、撮像管１から得られた撮像信号である
画像信号はプリアンプ２により信号処理に適したレベル
まで増幅されてＡＧＣ回路３に供給される。ＡＧＣ回路
５では、供給され虎画像信号が、暗い場所や明るい場所
で撮像されたことによるレベルの変動があっても、一定
レベルのＮＴＳＣ信号が得られるようにレベルｖ！４整
が行なわれる。レベル調整が行なわれた画像信号は、低
域フィルタ４．５および帯域フィルタ６にそれぞれ供給
される。

低域フィルタ４では輝度信号が分離され、この輝度信号
は、テレビジョン受像機のガンマ係数がほぼ２．２であ
ることから、これを補正して忠実な階調特性を有する再
生画像を得るために、１１２図に示すようなガンマ係数
が１４５の入出力特性ａを有するガンマ補正回路７で処
理され、アパーチャ補正回路８に供給される。これによ
って、受像機では直線すで示す線形特性が得られる。

アパーチャ補正回路８では、撮像管や受像機の走査ビー
ム径が有限であることから生じるアパーチャ効果を補正
し、解像度の良い画像を得るための処理が施され、エン
コーダ９に供給される。

一方、帯域フィルタ６により高周波数で変調された色信
号が分離され、色分離回路１０に供給される。色分離回
路１０では、供給された色信号から赤（Ｒ）信号と青（
Ｂ）信号が分離される。

その後、このＲ信号とＢ信号はそれぞれスイッチ回路１
１に加えられた後、前述のガンマ補正回路１２に印加さ
れる経路か、適当な利得を持つ増幅器１３に印加される
経路か、のいずれかへの切替え操作を受ける。こうして
、２つの経路に分かれたＲ信号、Ｂ信号は、スイッチ回
路１１と同期して信号の切替え操作を行なうスイッチ回
路１４を経て、引算回路１５に供給される。

また、しゃ新局波数が０．６　ＭＨｚの低域フィルタ５
により、ＡＧＣ回路６からの画像信号から分離された輝
度（Ｙ）信号は、Ｒ信号、Ｂ信号と同様に、スイッチ回
路１６．ガンマ補正回路１７を通る経路と、増幅器１Ｂ
を通る経路とに分かれ、スイッチ回路１９を経て引算回
路１５に供給される。

引算回路１５は、スイッチ回路１４からのＲ信号及びＢ
信号と、スイッチ回路１９からのＹ信号とから、色差信
号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）を作成する０ これらの色差信号はエンコーダ９に供給され、アパーチ
ャ補正回路８からの前記の補正された輝度信号とでＮＴ
ＳＣ信号を作る。

上述のスイッチ回路１１．１４．１６．１９はＡＧＣ回
路３の増幅率を制御している制御信号２０により制御を
受ける。この制御信号２０があるレベルになると、これ
らのスイッチ回路の切替えを行なう。たとえば、明るい
場所（高照度下）で撮像している場合には、Ｓ／Ｈの良
い信号が得られるので、正規の信号処理、すなわち、Ｒ
，ＢおよびＹ信号はそれぞれガンマ補正回路１２．１７
とに導かれ、低レベルの信号レベルを伸張し、高レベル
の信号を圧縮する操作を受ける。一方暗い場所（低照度
下）で撮像している場合には、ＡＧＣ回路３０制御信号
２０はＡＧＣ回路の増幅率を最大にするようｔこなって
いる。このような場合には、Ｓ／Ｎが劣化した信号であ
るので、等測的に色差信号のＳ／Ｎを良くし、色付きも
低下させないために、スイッチ回路１１．１４．１６゜
１９はＲ信号、Ｂ信号、Ｙ信号を増幅器１５．１８へと
導く。この増幅器１３．１８は、ガンマ補正回路１２、
１７と異なり、線形の信号処理を行なうので低レベルの
信号と高レベルの信号とで増幅率に差がない。従うて、
前述の高照度下における低レベルの信号の増幅率は、第
２図に示すように、約６倍だけ低照度下における増幅率
ｒ−９大きいことになる。それ故、従来のように、高照
度下における場合と低照度下における場合とで差をつけ
ることなく正規に信号処理を行なった場合に比べ、本発
明のように、低照度下では低レベルの信号の増幅率を小
さく抑えることにより、般もＳ／ｆ’Ｊの悪い黒からグ
レーの色信号のＳ／Ｎが改善される。従って、このよう
に本発明の信号処理方式を採用すれば、低照度下におい
ての色信号のＳ／Ｎが改善されるので、今まで以上ｔこ
低照度下で色付きを良くしても、それ程画質劣化が目立
たない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、暗い場所で撮像
するような低照度下の条件でも、色信号のＳ／Ｎが良く
、しかも色付きが良い、すなわち色の飽和度が高いビデ
オカメラ出力を得ることができ、上記従来技術の欠点を
除いて優れた機能のビデオカメラの信号処理方式を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるビデオカメラの信号処理方式の一
実施例を示すブロック図、第２図はガンマ特性を示す図
である。 １・・・撮像管　　　　　２・・・プリアンプ３・・・
ＡＧＣ回路　　　４，５・・・低域フィルタ６・・・帯
域フィルタ ７　、１２．１７・・・ガンマ補正回路８・・・アパー
チャ補正回路 ９・・・エンコーダ　　　１０川色分離回路１１、１４
．１６．１９・・・スイッチ回路１５・・・引算回路 第７７ 第２図 入力

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撮像出力をＡＧＣ回路を通して輝度信号と色信号とに分
   離し、分離した輝度信号と色信号とから色差信号を作成
   するようにしたビデオカメラの信号処理方式において、
   前記色信号の経路にガンマ補正回路を通る経路とガンマ
   補正回路を通らない経路とを設け、前記撮像出力の信号
   レベルによつて前記色信号を前記ガンマ補正回路を通る
   経路と前記ガンマ補正回路を通らない経路のいずれか一
   方に選択的に通すことにより照度変化に伴う画質の劣化
   を改善することを可能に構成したことを特徴とするビデ
   オカメラの信号処理方式。