JPS61135991A - 密閉形電動圧縮機の潤滑方法 - Google Patents

密閉形電動圧縮機の潤滑方法

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JPS61135991A
JPS61135991A JP25754084A JP25754084A JPS61135991A JP S61135991 A JPS61135991 A JP S61135991A JP 25754084 A JP25754084 A JP 25754084A JP 25754084 A JP25754084 A JP 25754084A JP S61135991 A JPS61135991 A JP S61135991A
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JP
Japan
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compressor
lubricating oil
viscosity
temperature
oil
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JP25754084A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ikeda
和雄 池田
Hiroaki Hatake
裕章 畠
Yozo Nakamura
中村 庸蔵
Shigeru Machida
茂 町田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、密閉形電動圧縮機の潤滑方法に係り、特に冷
凍サイクル中のロータリ圧縮機などの回転数を増進する
ことにより急速冷凍を可能にし、また、冷凍負荷に合せ
て圧縮機の回転を減速させるのに好適な潤滑油を適用し
た密閉形電動圧縮機の潤滑方法に関するものである。
〔発明の背景〕
まず、従来の一般的な密閉形圧縮機について、第1図か
ら第4図を参照して説明する。
ここに第1図は、一般的なロータリ圧縮機の縦断面図、
第2図は、第1図のX−X@面図、第6図は、一般的な
冷凍サイクルの構成図、第4図は、第1図のロータリ圧
縮機における軸の偏心率nと、半径隙間C1軸半径r、
潤滑油の粘性係数η、軸の回転数N、軸受荷重Pの関係
を示す線区である。
従来技術を説明する・に当り、冷蔵庫用ロータリ圧縮機
を例に取上げC1まず冷凍ザイクルの説明から進める。
第6図において、1は圧縮機、2は凝縮器、6は減圧手
段に係る膨張器、4は蒸発器で、これらを接続する実線
は冷媒配管を示1〜でいる。
圧縮機1で圧縮され、吐出される高温高圧の冷媒ガスは
、凝縮器2で放熱し、ここで冷媒は液化する。次いで、
冷媒液は膨張器6で減圧され、蒸発器4で気化する。こ
のとき、周囲から蒸発熱を奪うので、蒸発器4の周囲は
冷却される。蒸発器4で気化して低温低圧のガスとなっ
た冷媒は再び圧縮機1に吸込まれ、以下同じサイクルを
繰返す。
冷蔵庫は、一般に蒸発器佑、断熱された箱体の内部に設
け、箱体の内部に収納された食品から熱を奪って食品を
冷却するものである。
従来の冷蔵庫は、圧縮機の回転数が一定であるので、冷
蔵庫の冷却能力は一定であり、冷蔵庫内の食品を急速に
冷却したい場合、冷凍能力が不足する。
また、冷蔵庫内の食品の鮮度を長期間保存するためには
、冷蔵庫内の温度変化を少なくする必要がある。このた
めに、従来は冷蔵庫内部の温度を感知し、設定温度にな
ると圧縮機の運転を停止し、設定温度以上になると圧縮
機の運転を再開する、いわゆる圧縮機のオン−オフ制御
でこれを行っていた。
しかし、この方法では、冷蔵庫内の温度変動は設定温度
±2℃程度にしかならない。
従来の冷蔵庫は、上述のような問題を有していたが、こ
れを解決する手段としては、冷蔵庫の冷凍負荷に合わせ
て圧縮機の回転数を制御し、冷媒循環量、すなわち冷凍
能力をコントロールする方法がある。しかし、この方法
に2ける圧縮機の問題点としては、下記の点があげられ
る。
高速回転においては、圧縮負荷の増加、軸受損失等圧縮
機摺動損失の増加、モータ入力の増加などにより圧縮機
が高温になる。そのため、圧縮室を潤滑油により密封(
以Fゾールという)しているロータリ圧縮機においては
、潤滑油が高温になることにより油の粘度が著しく低下
し 潤滑油で完全にシールすることが難しくなる。この
ため、圧縮機の体積効率が悪くなり、寸た、高圧側の高
温度の冷媒ガスが吸込側に洩れ込むことにより、吸込ガ
スが別熱され、圧縮終了時の吐出ガス温度が著しく高温
となる。その結果、冷媒ガスとともに冷凍サイクルを循
環している油が炭化し、また冷媒ガスも熱によって分解
されやすくなる。
また、低速回転においては、シャフトの回転速45 。
度が遅くなることにより、軸受部に油膜が形成されにく
くなるので、軸受とシャフト間で金属接触が生じやすく
なり、軸受がかじったり、あるいは摩耗したりする問題
がある。
上記のことを第1図および第2図を参照して、さらに具
体的に説明する。
第1.2図に示す冷蔵庫用ロータリ圧縮機は、ケーシン
グ17内に電動機部16と圧縮機構部15とを収納し、
ケーシング底部に潤滑油溜り19が設けられているもの
である。
圧縮機構部の構成をさらに詳しく説明する。
図において、5は、′電動機部16側のサイドプレート
、6は、サイドプレート5に対向するサイドプレートで
ある。7は、両サイドプレート5゜6間に設けられたシ
リンダ、8は、シリンダ7内面に沿って回転するローラ
で1、これらで圧縮室14が構成されている。
9は、冷媒ガスを吸入する吸込パイプ、10は圧縮され
た高温高圧の冷媒ガスを吐出する吐出パイプである。
、 4 。
11は、圧縮室14と吸込室12とを仕切って作動する
ベーンで、ローラ8の回転にともなって可動しうるよう
にシリンダ7に装着されている。
前記ローラ8の両側に対向して配設されたサイドプレー
ト5.6部には、ジャーナル軸受21゜22が設けられ
ている。
20は、電動機部16の回転力を圧縮機構部15に伝達
するシャフトである。
次に、このように構成されたロータリ圧縮機における動
作と潤滑油の機能について説明する。
冷媒ガスは、吸込パイプ9から吸込室12に導かれる。
吸込室12に導かれた冷媒ガスは、シリンダ7内面に沿
って回転するローラ8とベーン11の働きによって圧縮
され、吐出ポート13から吐出サイレンサ18を経てケ
ーシング17内空間23に吐出され、吐出パイプ10か
ら冷凍サイクルの冷媒配管に吐出される。吐出ボート1
6には図示しないが吐出弁が設けられている。
ローラ8の内部8′は、ケーシング内空間26と連通し
ているのでケーシング内空間26と同じ吐出圧力になっ
ている。
まだ、ローラ8とシリンダ7の間には、軸方向のクリア
ランスch と半径方向のクリアランスCrがある。
吸込室12は、ローラ内s8′の圧力より低いので、冷
媒ガスは第2図の矢印のようにローラ内部8′からロー
ラ端面のクリアランスChを通って吸込室12に洩れよ
うとする。また、半径方向のクリアランスCrからは圧
縮途中の冷媒ガスが吸込室12に洩れようとする。
これらのクリアランスは、通常潤滑油によってシールさ
れているので、吸込室12への洩れ量はわずかである。
しかし、圧縮機が高速回転するときにおいては圧縮仕事
が大きく、また、摺動部の損失も大きくなるので、圧縮
機が非常に高温になる。それにともない、潤滑油の粘度
も低下し、前記のクリアランス部からの洩れも多くなる
この場合もつとも問題となるのは、前記のクリアランス
Ch 、 Crを介して高温の冷媒ガスを吸込室12へ
洩れると、吸込ガスが異常に加熱され、そのため圧縮が
終了する吐出ボート部16においては冷媒ガスとともに
冷凍サイクルを循環している潤滑油が炭化することがあ
ることである。
また、圧縮機の断熱圧縮効率も、圧縮機構部の冷媒ガス
洩れが多くなると悪化する。
さらに、上記のロータリ圧縮機は、圧縮荷重を受けるロ
ーラ8の両側にジャーナル軸受21,22が設けられて
いて、軸受部に供給された潤滑油は、シャフト20が回
転することによってジャーナル軸受21.22との間に
油膜が形成され、シャフト20とジャーナル軸受21.
22とが金属接触しない構造となっている。
シャフト20(以下軸という)とジャーナル軸受21.
22(以下軸受という)との間で形成される最小油膜厚
さは、一般に、次のように計算される。
すなわち、最小油膜厚さH1軸受と軸の半径隙間01輔
の偏心率nとすると H=C(1−n)・・・・・・・・・・・・・・・(1
)7 ・ となる。
また、軸の偏心率nと、半径隙間C1軸半径r1油の粘
性係数η、軸の回転数N1軸受荷重Pの関係は第4図の
ようになる。
r η・N 第4図では、横軸に(C)2P−命とり、縦軸に偏心率
nをとって、偏心率nの指数変化を示している。
第4図および(1)式から、軸と軸受の間に形成される
最小油膜厚さHは、軸回転数Nが低くなると小さくなる
ことがわかる。
したがって、冷凍負荷が低下したときに、それに合うよ
うに圧縮機の回転数を低下させると前述の理由により油
膜が形成されにくくなり、シャフト20とジャーナル軸
受21.22との間で金属接触が生じやすくなり、かじ
りあるいは摩耗が起シやすい。
これを解決するためには、軸径rを大きくすることが考
えられるが、このようにすると軸径が大きくなり、それ
に伴い各部の寸法が大きくなり、結局圧縮機外法寸法が
大きくなる欠点がある。
・ 8 ・ また、低速回転時の他の問題としては、圧縮機の全体の
損失の中で冷媒の洩れ損失の占める割合が大きい。
したがって、冷媒の洩れ損失を小さくしないと、低速回
転時において圧縮機の効率が悪く、低速回転では効率の
点で実用できないという問題があった。
なお、本発明に関連する先行技術情報として特記すべき
ものはない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、従来の一定回転故圧縮機の機構的な構成
をvlとんど変えることなく、圧縮機の回転数を低速か
ら高速までの広範囲Vこ、信頼性が高く、効率的にも優
れた運転を可能にする密閉形電動圧縮機の潤滑方法の提
供を、その目的としている。
〔発明の概要」 本発明に係る密閉形電動圧縮機の潤滑方法は、圧縮機、
凝縮器、蒸発器および減圧手段からなる冷凍サイクルに
おける当該圧縮機であって、ケーシング内に電動機部と
圧縮機構部と潤滑油とを収納し、その圧縮機構部の圧縮
室を潤滑油で密封する密閉形電動圧縮機の潤滑方法にお
いて、前記密閉形電動圧縮機に供せられる潤滑油を、フ
ロン冷媒tt121囲気中、圧力”” Kq /MG 
 、温度60℃における潤滑油の粘度が5〜7cSt、
粘度指数が90〜110の潤滑油とし、この潤滑油によ
り前記圧縮室を密封するとともに摺動部の潤滑を行う方
法である。
なお付記すると、本発明は冷蔵庫用ロータリ圧縮機など
密閉形電動圧縮機の信頼性を確保するとともに、あわせ
て圧縮機の効率を同上させるため、低速回転および高速
回転のいずれにも適応する潤滑油を研究し、上記の目的
に適う潤滑油を見出し、実機に適用したものである。
〔発明の実施例〕
上記の従来技術の問題を、潤滑油に焦点を絞って研究し
た結果、潤滑油として、ツーロン冷媒■12の雰囲気中
、圧力5 Kg/crdG 、 温度60℃における潤
滑油の粘度が5〜7C8t、粘度指数が90〜110の
ものを便うことにより、上記の問題点がすべて解決でき
ることやSわかった。
以−ド、本発明の実施例として、上記の目的に適する潤
滑油を見出した実験について、先の第1゜2図に合わせ
て第5図ないし第7図を参照17て説明する。
ここに、第5図は、本実験の結果を示すもので、潤、滑
油の精度別に、圧縮機の断熱圧縮効率と回転数との関係
を比較した線図、第6図は、その潤滑油温の関係を示す
線図、第7図は、軸受最小油膜厚と圧縮機回転数の関係
を示す線図である。
第5図は、横軸に圧縮機の回転a(rpm)をとり、縦
軸に断熱圧縮効率ηadをとって、潤滑油A(実線)、
潤滑油B(破線)、潤滑油C(一点鎖線)を用いたとき
の各回転数における断熱圧縮効率ケ示しだものである。
潤滑油Aは、フロン冷媒R12の雰囲気中、圧力5 K
9/crl G 、温度60℃における潤滑油の粘土が
5〜7 cs、t 、粘度指eL90〜110の仕様の
もの、11 ・ 潤滑油Bば、従来の一定速回転の圧縮機に使用している
ものであり、フロン冷媒比12の雰囲気中、圧力5にμ
fAG 、温度60℃における潤滑油の粘度が5cSt
、粘度指数が20の仕様のもの、また、潤滑油Cは、潤
滑油入よりもさらに高粘度のものである。
圧縮機としては、第1.2図で説明した一般的なロータ
リ圧縮機を使用し、適用潤滑油を前記6種類とし、断熱
圧縮効率ηadを圧縮機の回転数を変えて比較実験を行
った。
その結果、第5図に示すように、従来、回転数が300
Orpmあるいは36 Q Orpmの一定回転数で運
転する圧縮機に使用されている潤滑油B//(破線)を
使用した場合は、1500rpm以下の回転数で断熱圧
縮効率ηaa は非常に悪くなる。
これは、先に説明したように、低速回転のときは、圧縮
機の損失の中で冷媒ガス洩れ損失の占める割合が圧倒的
に多くなるものであり、従来の一定速回転で使用してい
た潤滑油Bでは油の粘度が低すぎて洩れ損失が多くなり
、断熱圧縮効率ηad、12 が悪くなったものである。
また、潤滑油Bは5000 rpm以上の回転数におい
ても断熱圧縮効率ηadが急激に低下している。
これは、圧縮機の潤滑油の温度が上昇することによシ油
の粘度が低下し、先に説明したようにローラ8周囲のク
リアランスCh、Crが潤滑油で完全に7−ルされない
ために洩れ損失が大きくなるからである。
潤滑油Aは、従来の潤滑油Bよりも油の粘度を大きくし
だために、潤滑油による圧縮室14のシール、すなわち
ローラ8周囲のクリアランスCh。
Crのシール効果が大きく、第5図に実線で示すように
、従来の潤滑油Bを使用したものにくらべ断熱圧縮効率
ηadは大幅に向上されている。
また、・潤滑油Aは、従来の潤滑油Bにくらべ粘度指数
を大きくしであるので、油温か高温度になっても粘度の
低下は少ない。第6図は、前記のことを定性的に説明し
た図である。
第6図は、横軸に油の温度、縦軸に油の粘度をと9.潤
滑油Aを実線、従来の潤滑油Bを破線で示しており、潤
滑油Aが油温上昇にともなう粘度低下の少ないことを明
らかに示している。
潤滑油Aは、このような特性を有しているので、圧縮機
が高速回転して高温となっても粘度の低下が少ないため
、圧縮機構部全油でほぼ完全Vこ/−ルすることができ
る。このため圧縮機が高速回転になって潤滑油が高温と
なっても断熱圧縮効率ηadの著し・ハ低fは少なく、
また、高温の高圧ガスが吸込室12へ洩れることによる
吸込ガスの加熱も少いので、吐出ボート16部の温度も
低くすることができ、油が炭化することもなくなる。
潤滑油の粘度を、潤滑油Aよりさらに高くした潤滑油C
を用いた場合、第5図に一点鎖線で示すように断熱圧縮
効率ηadは潤滑油入を用いたものより悪くなっている
これは、潤滑油Aよりもさらに粘度を高めても洩れ損失
はこれ以上少なくならず、逆に粘度が高いので摺動損失
が大きくなるためである。
したがって、潤滑油の粘度は、潤滑油への仕様が最適で
ある。
また、低速回転における軸受油膜の問題も潤滑仙人を用
いれば、金属接触がなくなる。
第7図は、潤滑油A、Bを使用した場合の、最小油膜厚
を実験した結果である。
第7図では、横軸に圧縮機回転数、縦軸に最小油膜厚(
μm)をとり、潤滑油Aを実線、従来の潤滑油Bを破線
で示して、回転数の変化に対する最小油膜厚の変化を示
している。
従来の潤滑油Bをそのまま使うと、圧縮機が低速回転の
ときは、最小油膜厚が、シャフト20の1ジヤ一ナル部
およびジャーナル軸受21.22の表面あらさく第7図
における一点鎖線より小さくなって、シャフト20とジ
ャーナル軸受21.22との間で金属接触が生じる。
しかし、潤滑油Aを使うと、500 rpmの低速回転
でも最小油膜厚はシャフト20のジャーナル部およびジ
ャーナル軸受21.22の表面あらさよりも大きくする
ことができるので、当該部分における金属接触を防止す
ることができる。
本実験の結果にもとづき、潤滑油Aを第1,2.15 
図に示すようなロータリ圧縮機に適用して圧縮室14を
シールし、摺動部の潤滑を行うようにすれば、3000
 rpmあるいは3600rpmの一定回転数圧縮機の
機構的な構成をほとんど変更することなしに、圧縮機の
回転数を50 Orpmの低速から800Orpmの高
速まで広範囲まで運転できる圧縮機を提供することが可
能となる。
特に、低速回転においては、軸受油膜厚さを軸受摺動部
の而あらさ以上に保持することができ、また洩れ損失を
少なくして低速回転における断熱圧縮効率ηadを向上
させることができる。
まだ、高速回転においては、圧縮機の温度が高くなって
も、潤滑油Aが十分な油粘度を有することにより、圧縮
室14を潤滑油でシールすることができ、高速回転時の
断熱圧縮効率、ηadd向上できるとともに、圧縮機構
部15の高圧部から吸込室12に高温のガスが流入する
ことによる吸込ガスの加熱が少なくなるので、圧縮終了
時に冷媒ガスが異常に高温になることがなくなり、冷媒
の分解あるいは冷媒中に含まれる潤滑油が炭化するこ・
 16・ とがなくなる。
なお、前述の従来技術および本発明の一実施例の説明で
は、冷蔵庫用ロータリ圧縮機の例を説明しだが、本発明
の潤滑方法における潤滑油の適用は、冷蔵庫用ロータリ
圧縮機のみに限定されるものではなく、圧縮室が潤滑油
で7−ルされる形式の圧縮機で、前記実施例と同等の効
果が期待される密閉形電動圧縮機に適用されるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、従来の一定回転数
圧縮機の機構的な構成をほとんど変えることなく、圧縮
機の回転数を低速から高速までの広範囲に、信頼性が高
く、効率的にも優れた運転を可能にする密閉形電動圧縮
機の潤滑方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般的なロータリ圧縮機の縦断面図、第2図
は、第1図のX−X断面図、第6図は、一般的な冷凍サ
イクルの構成図、第4図は、第1図のロータリ圧縮機に
おける軸の偏心率nと、半径隙間C9軸半径r、潤滑油
の粘性係数々、軸の回転数N、軸受荷重Pの関係を示す
線図、第5図は、本実験の結果を示すもので、潤滑油の
精度別Vこ、圧縮機の断熱圧縮効率と回転数との関係を
比較した線図、第6図は、その潤滑油の粘度と油温の関
係を示す線図、第7図は、軸受最小油膜厚と圧縮機回転
数の関係を示す線図である。 1・・・圧縮機、2・・・凝縮器、3・・・膨張器、4
・・・蒸発器、5.6・・・サイドプレート、7・・・
シリンダ、8・・・ローラ、9・・・吸込パイプ、10
・・・吐出パイプ、11・・・ベーン、12・・・吸込
室、16・・・吐出ポート14・・・圧縮室、15・・
・圧縮機構部、16・・・電動機部、17・・・ケーシ
ング、19・・・潤滑油溜、20・・・シャツ)、21
.22・・・ジャーナル軸受。 、194 茎 2 口 片ヒ   、−,1 蓼 3 図 茎 4 図 OO・51・0 f  〕  両 2、ooo   4.ooo   6.ooo   8
θOO圧・塙機回転牧 (’fP也) 温   度 事 7 口 z、ooo   4.000   6.ooo    
8.oo。 圧縞機回転敷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、圧縮機、凝縮器、蒸発器および減圧手段からなる冷
    凍サイクルにおける当該圧縮機であつて、ケーシング内
    に電動機部と圧縮機構部と潤滑油とを収納し、その圧縮
    機構部の圧縮室を潤滑油で密封する密閉形電動圧縮機の
    潤滑方法において、前記密閉形電動圧縮機に供せられる
    潤滑油を、フロン冷媒R12雰囲気中、圧力5Kg/c
    m^2G温度30℃における潤滑油の粘度指数が90〜
    110の潤滑油とし、この潤滑油により前記圧縮室を密
    封するとともに摺動部の潤滑を行うことを特徴とする密
    閉形電動圧縮機の潤滑方法。
JP25754084A 1984-12-07 1984-12-07 密閉形電動圧縮機の潤滑方法 Pending JPS61135991A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63248994A (ja) * 1987-04-03 1988-10-17 Daikin Ind Ltd 密閉形圧縮機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63248994A (ja) * 1987-04-03 1988-10-17 Daikin Ind Ltd 密閉形圧縮機

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