JPS61134707A - 光フアイバの接続部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 光ファイバの接続には光ファイバの余長が必要である。

その余長処理方法に、余長を円筒体の外側に巻付ける外
巻き方法と、内側に巻込む内巻き方法とがある。

この発明は、内巻き方法による光ファイバの接続部に関
し、特にその余長処理部材に関するものである。

［従来の技術］ 第５図のように、光ファイバ心線１０の接続部１２を余
長処理用の円筒体１４（シェル）の内面の中央に固定し
、その両側において余長１６でループを作り、それを余
長シート１８の中に入れて巻込む。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来は、円筒体１４の長さ方向の中央に接続部１２をセ
ットし、その両側の２箇所に余長１６を巻くという方法
をとっている。

そのために、円筒体１４は５００ｍｍを越える長さを必
要とし、接続保護部（ジ目インドボックス）全体の長さ
は約７ＱＯｍｍにも及んでいる。

したがって、たとえばハンドホールや小サイズのマンホ
ールには不適であり、そのために胴継ジョイントボック
スや縦割ジヨイントボックスを特別仕様として対処して
いる。

そこで、円筒体１４の長さを短くすることのできる次の
ような余長処理方法が提案されている。

まず第６図（ａ）のように、光ファイバ心線１０を接続
したら、それをいったん交差させて、接続部１２と交差
点２０とを含む余長１６のループを作る。

次に同図（ｂ）のように、余長１６のループをひねって
、８の字を作り、それから同図（Ｃ）のように、接続部
１２を交差点２０の近くに折り返して円筒体１４ａの内
面に固定する。ネうすると、特許請求の範囲の中に記載
した「左右の光ファイバ心線が交差し、その交差点２０
と接続部１２との間において各ファイバ心線の余長部分
がそれぞれループを作り、かつ接続部１２が前記交差点
２０のイづ近にあるようにした状態」ができる。

それから同図（ｄ）のように、余長シート１８の中に余
長１６のループを入れ、円筒体１４の下半分の中に巻込
み、」−半分をかぶせるという方法である。

この方法では、円筒体１４の長さ方向における同じ区域
内に、接続部１２の取付けと余長のループの巻込みとを
行なうので、円筒体１４の長さを大幅に短縮することが
できる。

ところが、この方法が実際に適用されるのは多心ケーブ
ルの場合であり、その場合は接続部１２の数が多くなる
。そのとき第７図のように、接続部１２の束の上に余長
１６のループを巻込んだとすると、余長ルーズの巻込み
半径は余り小さくすることができないから、Ａに相当す
る部分だけ円筒体１４が太くなる。

この発明は、以」二の問題を解決することのできる光フ
ァイバの接続部の提供を目的とするもので唾 ある。

［問題点を解決するための手段］ 主として第１図、第２図のように、 （１）余長処理用の円筒体１４の内部に、適当な部材か
らなるベース２６が前記円筒体の内面との間に隙間２８
を形成する状態でとりつけであること（２）前記円筒体
１４の内部において、左右の光ファイバ心ｆｉｌｏが交
差し、その交差点２０と光ファイバ心線接続部１２との
間において各ファイバ心線の余長部分１６がそれぞれル
ープを作り、かつその接続部が前記交差点付近において
、前記ベース２６上に固定されるようにすること、（３
）前記各会長ループが、ベース２６と円筒体内面との隙
間２８を通りながら、円筒体１４の内面に巻込まれるこ
と、 を特徴とする ［実施例１ 余長処理部材を、第３図、第４図に示す。

２１は端面板で、太さが３段に異なる円筒体からできて
いる。

そのやや細い部分２２に円筒体１４をとりつける。

また細い部分２４にベース２６をとりつけ、円筒体１４
との間に隙間２８を形成する。ベース２６はたとえば断
面が円弧状の湾曲した板材でできている。

ベース２６の凹面の中央部に接続部１２を束ねるための
バンド３０を設ける。また一方の側縁の中央部に、適当
な間隔を置いて、余長の案内用のサドル３２を設ける。

また反対側の側縁の両端にもサドル３４を設ける。

［その使用方法］ 第２図のように、円筒体１４の下半分１４ａだけ、端面
板２１にとりつけておく。なお第２図では、手前側の端
面板２１の図示を省略している。

１１は光ケーブルを示す。

全部の光ファイバ心線１０について、上記第６図（１）
のように余長１６を交差させてループ状にしたとき、交
差点２０付近の光ファイバ心線ｌＯをサドル３２にとり
つける。

それから同図（ｂ）のように８の字にしてから（Ｃ）の
ように折り返したとき、接続部１２をノくンド３０によ
って束ねてベース２６上に固定する。

それから余長１６のループの両サイドをサドル３４にと
りつけ、余長１６のたるみを整理して、余長シート１８
に入れる。

それから余長１６の入った余長シー）１８を第１図のよ
うに、ベース２６の下の隙間２８を通して巻込む。なお
第１図では、端面板２１の図示を省略している。

その後、円筒体１４の」−半分１４ｂをとりつける。

［発明の効果コ 余長処理用の円筒体の内部に、適当な部材からなるベー
ス２６を前記円筒体の内面との間に隙間２８を形成する
状態でとりつけ、上記のように円筒体の長さを短くする
ことができるように余長を特殊な処理をし、その接続部
を前記ベース上に固定し、前記各余長ループを、ベース
と円筒体内面との隙間２８を通りながら、円筒体の内面
に巻込むようにしているので、円筒体内の空間が有効に
利用され、円筒体が特に太くなるということがなくなる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の断面の説明図、第２図は組立て
途中の説明図、 第３図は余長処理部材の分解斜視図で、第４図（ａ）は
それを組立てた状態の正面図（一部切欠き）、そのＢ−
Ｂの断面を同図（ｂ）に示す。 第５図は従来の内巻き方式の説明図、 第６図（ａ）〜（ｄ）は本発明における余長処理の説明
図、 第７図は具合の悪い内巻き方法の説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 余長処理用の円筒体の内部に、適当な部材からなるベー
   スが前記円筒体の内面との間に隙間を形成する状態でと
   りつけてあり、 前記円筒体の内部において、左右の光ファイバ心線が交
   差し、その交差点と光ファイバ心線接続部との間におい
   て各ファイバ心線の余長部分がそれぞれループを作り、
   かつその接続部が前記交差点付近において、前記ベース
   上に固定され、 前記各余長ループが、ベースと円筒体内面との隙間を通
   りながら、円筒体の内面に巻込まれていることを特徴と
   する、光ファイバの接続部。