JPS61133243A - 導電性フイラー - Google Patents
導電性フイラーInfo
- Publication number
- JPS61133243A JPS61133243A JP25548484A JP25548484A JPS61133243A JP S61133243 A JPS61133243 A JP S61133243A JP 25548484 A JP25548484 A JP 25548484A JP 25548484 A JP25548484 A JP 25548484A JP S61133243 A JPS61133243 A JP S61133243A
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- Japan
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- metal
- water
- substance
- acidic group
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は軽量かつ高導電性を有し、耐久性の優れた導電
性フィラーに関するものである。
性フィラーに関するものである。
近年、コンピューターの汎用化に伴い電磁波障害等の問
題が表面化しており、導電性を有する樹脂材料、塗料、
インク、接着剤等が注目されている。従来、導電性樹脂
や塗料に用いられ−できた導電性フィラーは金属粉末や
金属繊維等が主体であるが比重が7〜8と大きく導電性
材料の基材と混練する際、沈降してしまい均一かつ良好
な導電性を有する材料が得られ難いという欠点を有して
いる0この欠点を解決するため最近はカーボンブラック
、炭素繊維、有機高分子粒状物の表面に無電解メッキ等
により、導電性物質の被膜を形成させたもの等、比重の
小さい導電性フィラーが開発されているoしかしながら
、前記のカーボンブラックや炭素繊維は導電性能が金属
に比べて劣り、また後記の有機高分子粒状物表面(無電
解メッキ等により導電性被膜を形成させたものは通常、
導電性被膜の密着性を増すために前処理として、貴金属
化合物を付着させる必要があり、工程が複雑でコストも
高いものとなる。先に我々は特願昭59−137011
号明細書におい℃水不溶性のアクリロニトリル系高分子
粒状物を用いて、加水分解処理により表膚部に酸性基を
導入した後、金属イオンを結合させ、還元処理すること
により、金属又は金属化合物を被覆、含浸させた軽量で
耐久性の優れた導電性高分子粒状物を得た。
題が表面化しており、導電性を有する樹脂材料、塗料、
インク、接着剤等が注目されている。従来、導電性樹脂
や塗料に用いられ−できた導電性フィラーは金属粉末や
金属繊維等が主体であるが比重が7〜8と大きく導電性
材料の基材と混練する際、沈降してしまい均一かつ良好
な導電性を有する材料が得られ難いという欠点を有して
いる0この欠点を解決するため最近はカーボンブラック
、炭素繊維、有機高分子粒状物の表面に無電解メッキ等
により、導電性物質の被膜を形成させたもの等、比重の
小さい導電性フィラーが開発されているoしかしながら
、前記のカーボンブラックや炭素繊維は導電性能が金属
に比べて劣り、また後記の有機高分子粒状物表面(無電
解メッキ等により導電性被膜を形成させたものは通常、
導電性被膜の密着性を増すために前処理として、貴金属
化合物を付着させる必要があり、工程が複雑でコストも
高いものとなる。先に我々は特願昭59−137011
号明細書におい℃水不溶性のアクリロニトリル系高分子
粒状物を用いて、加水分解処理により表膚部に酸性基を
導入した後、金属イオンを結合させ、還元処理すること
により、金属又は金属化合物を被覆、含浸させた軽量で
耐久性の優れた導電性高分子粒状物を得た。
しかしながら、本発明においては、水溶性高分子を用い
て、加水分解処理を必要とすることなく、軽量で耐久性
の優れた高導電性フィラーを得たので詳細に説明する。
て、加水分解処理を必要とすることなく、軽量で耐久性
の優れた高導電性フィラーを得たので詳細に説明する。
〔発明が解決しよ5とする問題点〕
本発明の目的とするところは、低比重で高い導電性能を
有し、耐久性に優れた導電性フィラーを提供することに
ある。
有し、耐久性に優れた導電性フィラーを提供することに
ある。
本発明の要旨は、100炭素原子当り、少なくとも1個
の酸性基を含有する水溶性高分子物質のうち、その酸性
基の一部が2価以上の金属で架橋され、水不溶化され工
いる水溶性高分子物質の表面及び内部に金属あるいは金
属化合物が被覆、含浸されていることを特徴とする導電
性フィラーである。
の酸性基を含有する水溶性高分子物質のうち、その酸性
基の一部が2価以上の金属で架橋され、水不溶化され工
いる水溶性高分子物質の表面及び内部に金属あるいは金
属化合物が被覆、含浸されていることを特徴とする導電
性フィラーである。
本発明に用いられろ水溶性高分子物質とし℃は100炭
素原子当り少なくとも1個以上の酸性基を含有する水溶
性の天然及び合成高分子物質であればどのようなもので
もかまわず、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ
アルギン酸ナトリウム等が挙げられろ。又、酸性基とは
カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基等の金属塩が挙
げられろ。この場合、水溶性高分子物質中に含有される
酸性基が100炭素原子当り1個未満では金属架橋部分
がφくなつ、水不溶性、導電性能に対して好ましくない
。
素原子当り少なくとも1個以上の酸性基を含有する水溶
性の天然及び合成高分子物質であればどのようなもので
もかまわず、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリ
アルギン酸ナトリウム等が挙げられろ。又、酸性基とは
カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基等の金属塩が挙
げられろ。この場合、水溶性高分子物質中に含有される
酸性基が100炭素原子当り1個未満では金属架橋部分
がφくなつ、水不溶性、導電性能に対して好ましくない
。
本発明に用いられる水溶性高分子物質の酸性基の一部を
金属で架橋し、水不溶性とするには2価以上の任意の金
属が用いられ、例えば2価以上の金属イオンを含む水溶
液中に水溶性高分子物質を浸漬することにより、水不溶
性とすることが可能となる。これらの金属イオンは酸性
基と常温で速やかに反応するので生産性が大幅に向上す
る。
金属で架橋し、水不溶性とするには2価以上の任意の金
属が用いられ、例えば2価以上の金属イオンを含む水溶
液中に水溶性高分子物質を浸漬することにより、水不溶
性とすることが可能となる。これらの金属イオンは酸性
基と常温で速やかに反応するので生産性が大幅に向上す
る。
また、水不溶化した水溶性高分子物質の表面及び内部に
金属あるいは金属化合物を被覆、含浸させる方法として
は、金属架橋されていない!!I’)の酸性基に1価も
しくは2価の任意の金属イオンを結合した後、還元剤を
用い℃還元処理を行な5ことにより得られる。
金属あるいは金属化合物を被覆、含浸させる方法として
は、金属架橋されていない!!I’)の酸性基に1価も
しくは2価の任意の金属イオンを結合した後、還元剤を
用い℃還元処理を行な5ことにより得られる。
この場合、酸性基は高分子物質の表面だゆでなく、内部
にも存在するので還元処理によって析出されろ金属ある
いは金属化合物も表面及び内部に被覆、含浸されること
Kなり、従来の無電解メッキ物に比較して剥離の起らな
い耐久性の優れた導電性フイ2−となる。
にも存在するので還元処理によって析出されろ金属ある
いは金属化合物も表面及び内部に被覆、含浸されること
Kなり、従来の無電解メッキ物に比較して剥離の起らな
い耐久性の優れた導電性フイ2−となる。
一方、被覆、含浸される金属あるいは金属化金物は導電
性χ有するものであれば、特に限定されず、用途に応じ
工使い分げれば良い。ただし、銀、銅等の金属及びそれ
らの化合物が酸性基と金属イオンとの度広性が良好な点
で好ましい。また、2価の金属イオンを用いる場合は、
金属架橋に用いるものと同一のものでもかまわない。用
いる還元剤としては特に限定されないが、例えば、銀の
場合はヒドラジン、硫化銅の場合は硫化ナトリウムを用
いる等、還元剤を使い分けることにより、種々の金属あ
るいは金属化合物を得ることが可能となる。
性χ有するものであれば、特に限定されず、用途に応じ
工使い分げれば良い。ただし、銀、銅等の金属及びそれ
らの化合物が酸性基と金属イオンとの度広性が良好な点
で好ましい。また、2価の金属イオンを用いる場合は、
金属架橋に用いるものと同一のものでもかまわない。用
いる還元剤としては特に限定されないが、例えば、銀の
場合はヒドラジン、硫化銅の場合は硫化ナトリウムを用
いる等、還元剤を使い分けることにより、種々の金属あ
るいは金属化合物を得ることが可能となる。
本発明で用いられる水溶性高分子の形状は、フィルム、
粒状物等、用途により自由に選択できろ。
粒状物等、用途により自由に選択できろ。
以下、実施例により本発明tさらに詳述する。
実施例1
水1を中に硫酸銅1001F’g溶解した水溶液に、ポ
リアルギン酸ナトリウム粒状物50ff十分に分散させ
、20℃で10分間、攪拌を行つた。
リアルギン酸ナトリウム粒状物50ff十分に分散させ
、20℃で10分間、攪拌を行つた。
ポリアルギン酸ナト17ウム粒状物は表層部の酸性基と
液中の鋼イオンが速やかにイオン交換し、金属架橋が導
入される為、水不溶性高分子となる。
液中の鋼イオンが速やかにイオン交換し、金属架橋が導
入される為、水不溶性高分子となる。
この高分子粒状物分散液に硫化ナトリウム259ft添
加し、80℃で10分間還元処理後、水洗、メタノール
置換、乾燥を行った。得られた硫化鋼含有高分子導電性
フィラーは暗緑色を呈し、比抵抗が6.8×10−1Ω
・画と良好な導電性能を有するものであった。
加し、80℃で10分間還元処理後、水洗、メタノール
置換、乾燥を行った。得られた硫化鋼含有高分子導電性
フィラーは暗緑色を呈し、比抵抗が6.8×10−1Ω
・画と良好な導電性能を有するものであった。
また比重は2〜3であり、金属粉末等に比べ小さいもの
であった。
であった。
実施例2
硫酸マグネシウム60?、硝葭銀10f’g含む水溶液
0.5を中にポリアクリル酸す) IJウムの粒状物2
0?乞分散し、20℃で10分間攪拌を行ったところ、
水不溶性の高分子粒状物が得られた。この高分子粒状物
分散液にヒドラジン10rnt’a’添加し、20℃で
10分間還元処理後、水洗・メタノール置換、乾燥を行
った。
0.5を中にポリアクリル酸す) IJウムの粒状物2
0?乞分散し、20℃で10分間攪拌を行ったところ、
水不溶性の高分子粒状物が得られた。この高分子粒状物
分散液にヒドラジン10rnt’a’添加し、20℃で
10分間還元処理後、水洗・メタノール置換、乾燥を行
った。
得られた銀含有高分子導電性フィラーは銀色を呈し、比
抵抗は&4X10−”Ω・画と良好な導電性を示した。
抵抗は&4X10−”Ω・画と良好な導電性を示した。
実施例3
塩化カルシウム60?を含む水溶液1を中にポリアルギ
ン酸ナトIJウム40 f!:分散し、20℃で5分間
攪拌を行い水不溶性とした後、硝陵銀2(Jf’4f含
む水溶液α5t’1g添加し、20℃で5分間、さらに
攪拌を行った。
ン酸ナトIJウム40 f!:分散し、20℃で5分間
攪拌を行い水不溶性とした後、硝陵銀2(Jf’4f含
む水溶液α5t’1g添加し、20℃で5分間、さらに
攪拌を行った。
引続き、ヒドラジン20d’7a−添加し、20℃で1
0分分間光処理を行った。得られた銀含有高分子導電性
フィラーは比抵抗t 5 X 10−”Ω・閏と良好な
導電性を示した。
0分分間光処理を行った。得られた銀含有高分子導電性
フィラーは比抵抗t 5 X 10−”Ω・閏と良好な
導電性を示した。
本発明の水溶性高分子物質の表面及び内部に金属あるい
は金属化合物が被覆、含浸された導電性フィラーは、従
来の金属粉末や金属轍維に比べて軽量であり1、シかも
無電解メッキ等の処理を行った有機高分子粒状物のよう
に表面だゆに被膜が形成されたものに比べて剥離が生じ
にくく耐久性が優れている。
は金属化合物が被覆、含浸された導電性フィラーは、従
来の金属粉末や金属轍維に比べて軽量であり1、シかも
無電解メッキ等の処理を行った有機高分子粒状物のよう
に表面だゆに被膜が形成されたものに比べて剥離が生じ
にくく耐久性が優れている。
又、酸性基と金属イオンは常温で速やかにイオン交換反
応が行われるため、生産性の面でも有利である。
応が行われるため、生産性の面でも有利である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、100炭素原子当り少なくとも1個の酸性基を含有
する水溶性高分子物質のうち、その酸性基の一部が2価
以上の金属で架橋され、水不溶化されている水溶性高分
子物質の表面及び内部に金属あるいは金属化合物が被覆
、含浸されていることを特徴とする導電性フィラー。 2、2価以上の金属イオンを含む水溶液中に、100炭
素原子当り少なくとも1個の酸性基を含有する水溶性高
分子物質を添加して、その酸性基の一部を金属架橋し、
水不溶性とした後、残りの酸性基へ1価又は2価の金属
イオンを結合させ、還元剤により水溶性高分子物質の表
面及び内部に金属あるいは金属化合物を被覆、含浸する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の導電性フ
ィラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25548484A JPS61133243A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | 導電性フイラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25548484A JPS61133243A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | 導電性フイラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61133243A true JPS61133243A (ja) | 1986-06-20 |
Family
ID=17279395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25548484A Pending JPS61133243A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | 導電性フイラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61133243A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2621328A1 (fr) * | 1987-10-05 | 1989-04-07 | Rhone Poulenc Chimie | Particules metallisees de polymere fonctionnalise reticule, leur procede de preparation et leur application a la fabrication de materiaux electro-conducteurs |
-
1984
- 1984-12-03 JP JP25548484A patent/JPS61133243A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2621328A1 (fr) * | 1987-10-05 | 1989-04-07 | Rhone Poulenc Chimie | Particules metallisees de polymere fonctionnalise reticule, leur procede de preparation et leur application a la fabrication de materiaux electro-conducteurs |
US4943482A (en) * | 1987-10-05 | 1990-07-24 | Rhone-Poulenc Chimie | Metallized particles of crosslinked polymer, process for their preparation and their application in the manufacture of electrically conductive materials |
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