JPS6113226B2 - - Google Patents
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- JPS6113226B2 JPS6113226B2 JP52094646A JP9464677A JPS6113226B2 JP S6113226 B2 JPS6113226 B2 JP S6113226B2 JP 52094646 A JP52094646 A JP 52094646A JP 9464677 A JP9464677 A JP 9464677A JP S6113226 B2 JPS6113226 B2 JP S6113226B2
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Landscapes
- Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
本発明は両面複写可能な複写機に関するもので
ある。 この種の両面複写機として一般的なものは、転
写紙の片面に通常の複写(転写・定着)を行なつ
た転写紙を、排紙路途中等に設けた片面・両面複
写切替手段(例えば切替ガイド板)を切替えて、
再び元の或いは第2の給紙装置に導き、今度は裏
返しに再び複写機に送り込んで裏面に複写を行な
うものである。ところが、このような両面複写機
においては、本又はシート状のブツク原稿の連続
した数頁或いは全頁を複写して、頁順、綴り方
向、とじしろの揃つたコピー束(例えばブツク原
稿と表裏が同一で頁順の揃つたコピー束)を得る
ことは、なかなか容易でない。その理由は次のよ
うな3つの要因が複雑に入組んで来るからであ
る。 その第1の要因はブツク原稿自体の構成に原因
するものである。本などの書物は各頁をシートの
ように分離できないから、見開きにした2面の頁
送り及び次の頁のめくりを手作業で行なわれなけ
ればならない。またシート原稿の場合と同様、天
地の別があるから、コピーの表裏で天地が逆転し
てはならない。また第1図a,bに示すように右
綴と左綴の別がありかつ頁順があるから複写の順
序は頁順に行ないその順序を途中で狂わせてはな
らない。またブツク原稿は普通見開きの2面の相
隣る縁部分にとじしろをもつているから、両面複
写したコピーはその原稿の一葉と全く同一である
か、又は対応するとじしろがコピーの両面の同一
側に形成される必要がある。 第2の要因は複写機自体の構成に原因するもの
である。いわゆるスリツト露光式複写機では、原
稿載置ガラスの一端から他端へ同一方向に走査さ
れて露光が行なわれる。従つて見開きにした原稿
の2面のうち大きい数の頁の方を常に先に露光し
たい場合には、左綴と右綴のブツク原稿とでは天
地を逆転するか、或いは見開きにした原稿を手作
業でずらせる等の取扱いが必要である。このよう
な取扱いは複写する頁順を誤る危険を常に内包し
ている。いわゆる両面複写機では、片面複写を行
なうときと両面複写を行なうときとでは、前述の
切替ガイド板の如きを切替える必要がある。 第3の要因は、複写を行なう者の要求に原因す
るものである。まず複写を希望する部分の頁につ
いて、次の4つの組合せが考えられる(第4図又
は第5図のa〜d図参照)。 (1) 奇数頁より始まり奇数頁で終る(奇―奇) (2) 奇数頁より始まり偶数頁で終る(奇―偶) (3) 偶数頁より始まり奇数頁で終る(偶―奇) (4) 偶数頁より始まり偶数頁で終る(偶―偶) 次に、図形等が見開きにした原稿の2面にまた
がつており、従つてブツク原稿と全く同一の裏表
でコピーを得たい場合がある。 本発明の目的は、上記のように要件が重なつて
来る為に通常非常にやつかいである両面複写機及
びブツク原稿の取扱い(操作性)を簡略化して、
誤りなく比較的簡単に所望のコピー束を得ること
のできる両面複写機を提供することにある。 本発明は、ブツク原稿を、その綴部が露光スキ
ヤナーの進行方向と直交するように見開きにして
置くこと、及び原稿の天地を当該原稿が右綴であ
るか左綴であるかに関係なく常に一定に置くこと
を前提とするものである。従来、原稿載置面を2
分割し、そのA面には常に奇数頁がそしてB面に
は偶数頁が来るようにするため、左綴と右綴の場
合とで原稿の天地を逆にすることも知られている
(特開昭51―36951号公報)が、操作を誤り易くす
る。 以下本発明の具体例を図面を参照しながら説明
する。 第1図のa,bは左綴、右綴のブツク原稿の例
であり、左綴のブツク原稿を見開きにしかつ天地
を正常に置き、表紙側及び内側を上にしてこれを
見たものがc及びd,e図である。一般にほとん
どの書物は、このように表紙面と同じ側に奇数頁
が来るようになつている。従つて便宜上、複写対
象物は、表紙面と同じ側に奇数頁の来るようにな
つたものだけを考える。 ところで、本の綴方向に関係なく天地も変えな
いで、本を原稿載置板上に置くようにした場合、
作業者の本の取扱い及び複写機の使用操作は極め
て単純化されるが、一般のスリツト露光式複写機
はその露光光学系等のスキヤナーが一方向に連続
的に往動し、所定距離移動した後、再び復動して
原位置に戻るものが多い。従つて所望の順序どお
りに原稿の頁を露光するには工夫を要する。本発
明では、その目的のため、露光スキヤナーのスタ
ート位置を変えるというような複雑な方法は避け
単に給紙のタイミングをその時間間隔だけずらせ
ることにより行なう。この場合給紙タイミングの
制御は、両面複写を対象としているから、中間給
紙装置でも行なう必要がある。またこれとは別に
切替ガイド板の制御、即ち片面複写とするか両面
複写とするかの区別も、コピーを必要とする頁の
上述の(奇―奇)、(奇―偶)、(偶―奇)、(偶―
偶)の4つの組合せに応じて行なう。 第2図は本発明の方法によつて制御される両面
複写機の構成例である。本発明の理解を容易にす
る為、まずこの複写機の構成と動作について簡単
に説明を加える。 原稿載置ガラス1は露光光学系2により右端か
ら左端へ走査される。この場合露光光学系を構成
している第1ミラー3はランプ3′と共に速度V
で移動し、第2ミラー4はV/2の速度でインミ
ラーレンズ5から遠ざかり、固定ミラー6を介し
て感光体ドラム7上をスリツト露光する。この露
光に先だち感光体ドラム7はチヤージヤ8で帯電
され速度Vで矢印方向に回転している。載置ガラ
ス1上のブツク原稿25はその綴部が光学系の走
査方向と直交するように見開きにして天地正常に
置かれている。この複写機では、左綴の原稿を操
作者に関し天地が正常となるように置いたとき、
数の少ない方の頁が露光スキヤナーのホームポジ
シヨン側に来るようになる。従つて感光体ドラム
7上には、左綴の原稿のときは数の少ない方の頁
からまた左綴のときは数の多い頁から、潜像が形
成され、現像部9を通つてトナーにより可視像化
される。 一方、主給紙装置10において給紙ローラ11
が回転し始め、装置10内の複写紙13が、上記
トナー像のうちの所望の頁と一致するようにタイ
ミングよく送り出される。転写チヤージヤ14に
よりトナー像が複写紙に転写され、その後複写紙
は分離チヤージヤ15の作用のもとに、分離装置
16によりドラム7から分離される。感光体ドラ
ム7はクリーニング装置17によりクリーニング
され、再びチヤージヤ8により帯電されることと
なる。分離した複写紙は定着装置18を通つて定
着された後、片面複写の場合には排紙ローラ19
を通つてコピートレイ20に排紙される。この場
合得られるコピーは像を担持している面が上側
(表側)となる。一方、両面複写の場合には、排
紙路途中に設けた切替ガイド板21に案内され、
複写紙は一時的に中間給紙装置22に送られる。
そして給紙ローラ23により再びもとの給紙搬送
路中に戻され、ローラ12を通して送り出され
る。この送り出しのタイミングは、上記のプロセ
スを経て再びつくり出される同一トナー像のうち
所定の残りの頁と一致するように定められる。転
写紙は、裏面に所定のトナー像を転写され、感光
体ドラム7から分離され、最終的にコピートレイ
20に排紙される。この間にコピー片面複写の場
合とはその裏表が逆になる。 操作パネル24には、第3図aに示すように、
各種の操作スイツチが設けてある。このうち本発
明に直接関連するスイツチは、原稿種類(シー
ト、本)選択スイツチを兼ねる綴り方向(右・
左)選択スイツチ31と、頁分類選択スイツチす
なわち前述した4つの組合せ“奇―奇”“奇―
偶”“偶―奇”“偶―偶”のうちの1つを選択する
スイツチ32と、必要とする部分の最後の頁を複
写する際に押されるスイツチ33とである。34
は片面―両面切替スイツチである。 第3図bは制御装置の基本構成図である。最終
プリント釦33、プリント釦35、リピートダイ
アル36、及びその他の入力装置30からの指令
が信号処理装置40に送られる。入力装置30
は、綴方向スイツチ31、頁分類スイツチ32、
片面・両面切替スイツチ34、サイズ(A4、
A5、B4、B5)切替スイツチその他の包括的に示
したものである。信号処理装置40は、増幅、計
数、減衰等の動作を行ない、プリント釦35又は
最終プリント釦33の指令と同時に、第1出力制
御装置41を介して、帯電、露光、現像等の一連
の複写プロセスを行なわしめる。42は記憶装置
であり、第2図で説明した主給紙装置10及び中
間給紙装置22の給紙タイミング、切替ガイド板
21の切替方向、最終プリント工程その他の内容
を記憶しており、プリント釦35が押されたと
き、その都度、実行すべきプログラムA〜Fの1
つが照合装置43から取り出され、第2出力制御
装置44に送られる。その都度選び出されるプロ
グラムの内容は下記の表の如くである。
ある。 この種の両面複写機として一般的なものは、転
写紙の片面に通常の複写(転写・定着)を行なつ
た転写紙を、排紙路途中等に設けた片面・両面複
写切替手段(例えば切替ガイド板)を切替えて、
再び元の或いは第2の給紙装置に導き、今度は裏
返しに再び複写機に送り込んで裏面に複写を行な
うものである。ところが、このような両面複写機
においては、本又はシート状のブツク原稿の連続
した数頁或いは全頁を複写して、頁順、綴り方
向、とじしろの揃つたコピー束(例えばブツク原
稿と表裏が同一で頁順の揃つたコピー束)を得る
ことは、なかなか容易でない。その理由は次のよ
うな3つの要因が複雑に入組んで来るからであ
る。 その第1の要因はブツク原稿自体の構成に原因
するものである。本などの書物は各頁をシートの
ように分離できないから、見開きにした2面の頁
送り及び次の頁のめくりを手作業で行なわれなけ
ればならない。またシート原稿の場合と同様、天
地の別があるから、コピーの表裏で天地が逆転し
てはならない。また第1図a,bに示すように右
綴と左綴の別がありかつ頁順があるから複写の順
序は頁順に行ないその順序を途中で狂わせてはな
らない。またブツク原稿は普通見開きの2面の相
隣る縁部分にとじしろをもつているから、両面複
写したコピーはその原稿の一葉と全く同一である
か、又は対応するとじしろがコピーの両面の同一
側に形成される必要がある。 第2の要因は複写機自体の構成に原因するもの
である。いわゆるスリツト露光式複写機では、原
稿載置ガラスの一端から他端へ同一方向に走査さ
れて露光が行なわれる。従つて見開きにした原稿
の2面のうち大きい数の頁の方を常に先に露光し
たい場合には、左綴と右綴のブツク原稿とでは天
地を逆転するか、或いは見開きにした原稿を手作
業でずらせる等の取扱いが必要である。このよう
な取扱いは複写する頁順を誤る危険を常に内包し
ている。いわゆる両面複写機では、片面複写を行
なうときと両面複写を行なうときとでは、前述の
切替ガイド板の如きを切替える必要がある。 第3の要因は、複写を行なう者の要求に原因す
るものである。まず複写を希望する部分の頁につ
いて、次の4つの組合せが考えられる(第4図又
は第5図のa〜d図参照)。 (1) 奇数頁より始まり奇数頁で終る(奇―奇) (2) 奇数頁より始まり偶数頁で終る(奇―偶) (3) 偶数頁より始まり奇数頁で終る(偶―奇) (4) 偶数頁より始まり偶数頁で終る(偶―偶) 次に、図形等が見開きにした原稿の2面にまた
がつており、従つてブツク原稿と全く同一の裏表
でコピーを得たい場合がある。 本発明の目的は、上記のように要件が重なつて
来る為に通常非常にやつかいである両面複写機及
びブツク原稿の取扱い(操作性)を簡略化して、
誤りなく比較的簡単に所望のコピー束を得ること
のできる両面複写機を提供することにある。 本発明は、ブツク原稿を、その綴部が露光スキ
ヤナーの進行方向と直交するように見開きにして
置くこと、及び原稿の天地を当該原稿が右綴であ
るか左綴であるかに関係なく常に一定に置くこと
を前提とするものである。従来、原稿載置面を2
分割し、そのA面には常に奇数頁がそしてB面に
は偶数頁が来るようにするため、左綴と右綴の場
合とで原稿の天地を逆にすることも知られている
(特開昭51―36951号公報)が、操作を誤り易くす
る。 以下本発明の具体例を図面を参照しながら説明
する。 第1図のa,bは左綴、右綴のブツク原稿の例
であり、左綴のブツク原稿を見開きにしかつ天地
を正常に置き、表紙側及び内側を上にしてこれを
見たものがc及びd,e図である。一般にほとん
どの書物は、このように表紙面と同じ側に奇数頁
が来るようになつている。従つて便宜上、複写対
象物は、表紙面と同じ側に奇数頁の来るようにな
つたものだけを考える。 ところで、本の綴方向に関係なく天地も変えな
いで、本を原稿載置板上に置くようにした場合、
作業者の本の取扱い及び複写機の使用操作は極め
て単純化されるが、一般のスリツト露光式複写機
はその露光光学系等のスキヤナーが一方向に連続
的に往動し、所定距離移動した後、再び復動して
原位置に戻るものが多い。従つて所望の順序どお
りに原稿の頁を露光するには工夫を要する。本発
明では、その目的のため、露光スキヤナーのスタ
ート位置を変えるというような複雑な方法は避け
単に給紙のタイミングをその時間間隔だけずらせ
ることにより行なう。この場合給紙タイミングの
制御は、両面複写を対象としているから、中間給
紙装置でも行なう必要がある。またこれとは別に
切替ガイド板の制御、即ち片面複写とするか両面
複写とするかの区別も、コピーを必要とする頁の
上述の(奇―奇)、(奇―偶)、(偶―奇)、(偶―
偶)の4つの組合せに応じて行なう。 第2図は本発明の方法によつて制御される両面
複写機の構成例である。本発明の理解を容易にす
る為、まずこの複写機の構成と動作について簡単
に説明を加える。 原稿載置ガラス1は露光光学系2により右端か
ら左端へ走査される。この場合露光光学系を構成
している第1ミラー3はランプ3′と共に速度V
で移動し、第2ミラー4はV/2の速度でインミ
ラーレンズ5から遠ざかり、固定ミラー6を介し
て感光体ドラム7上をスリツト露光する。この露
光に先だち感光体ドラム7はチヤージヤ8で帯電
され速度Vで矢印方向に回転している。載置ガラ
ス1上のブツク原稿25はその綴部が光学系の走
査方向と直交するように見開きにして天地正常に
置かれている。この複写機では、左綴の原稿を操
作者に関し天地が正常となるように置いたとき、
数の少ない方の頁が露光スキヤナーのホームポジ
シヨン側に来るようになる。従つて感光体ドラム
7上には、左綴の原稿のときは数の少ない方の頁
からまた左綴のときは数の多い頁から、潜像が形
成され、現像部9を通つてトナーにより可視像化
される。 一方、主給紙装置10において給紙ローラ11
が回転し始め、装置10内の複写紙13が、上記
トナー像のうちの所望の頁と一致するようにタイ
ミングよく送り出される。転写チヤージヤ14に
よりトナー像が複写紙に転写され、その後複写紙
は分離チヤージヤ15の作用のもとに、分離装置
16によりドラム7から分離される。感光体ドラ
ム7はクリーニング装置17によりクリーニング
され、再びチヤージヤ8により帯電されることと
なる。分離した複写紙は定着装置18を通つて定
着された後、片面複写の場合には排紙ローラ19
を通つてコピートレイ20に排紙される。この場
合得られるコピーは像を担持している面が上側
(表側)となる。一方、両面複写の場合には、排
紙路途中に設けた切替ガイド板21に案内され、
複写紙は一時的に中間給紙装置22に送られる。
そして給紙ローラ23により再びもとの給紙搬送
路中に戻され、ローラ12を通して送り出され
る。この送り出しのタイミングは、上記のプロセ
スを経て再びつくり出される同一トナー像のうち
所定の残りの頁と一致するように定められる。転
写紙は、裏面に所定のトナー像を転写され、感光
体ドラム7から分離され、最終的にコピートレイ
20に排紙される。この間にコピー片面複写の場
合とはその裏表が逆になる。 操作パネル24には、第3図aに示すように、
各種の操作スイツチが設けてある。このうち本発
明に直接関連するスイツチは、原稿種類(シー
ト、本)選択スイツチを兼ねる綴り方向(右・
左)選択スイツチ31と、頁分類選択スイツチす
なわち前述した4つの組合せ“奇―奇”“奇―
偶”“偶―奇”“偶―偶”のうちの1つを選択する
スイツチ32と、必要とする部分の最後の頁を複
写する際に押されるスイツチ33とである。34
は片面―両面切替スイツチである。 第3図bは制御装置の基本構成図である。最終
プリント釦33、プリント釦35、リピートダイ
アル36、及びその他の入力装置30からの指令
が信号処理装置40に送られる。入力装置30
は、綴方向スイツチ31、頁分類スイツチ32、
片面・両面切替スイツチ34、サイズ(A4、
A5、B4、B5)切替スイツチその他の包括的に示
したものである。信号処理装置40は、増幅、計
数、減衰等の動作を行ない、プリント釦35又は
最終プリント釦33の指令と同時に、第1出力制
御装置41を介して、帯電、露光、現像等の一連
の複写プロセスを行なわしめる。42は記憶装置
であり、第2図で説明した主給紙装置10及び中
間給紙装置22の給紙タイミング、切替ガイド板
21の切替方向、最終プリント工程その他の内容
を記憶しており、プリント釦35が押されたと
き、その都度、実行すべきプログラムA〜Fの1
つが照合装置43から取り出され、第2出力制御
装置44に送られる。その都度選び出されるプロ
グラムの内容は下記の表の如くである。
【表】
さて、第3図に示すような押釦操作で、綴り方
向、頁分類等を指令し、後はブツク原稿をめくる
だけで、順次、頁の順番の揃つた両面コピー束を
得る制御方法を具体的に、第4図〜第8図を参照
しながら説明する。 まず第4図に例示した左綴の場合について説明
しよう。奇数頁から奇数頁の場合 第4図のaは本の1頁から5頁迄を2部得る例
である。まず第3図の「本左綴」「奇奇」「両面」
の釦31a,32a,34aを押し、リピートダ
イアル36を“2”にセツトする。一方、本は最
終頁を含む第4頁及び第5頁を見開きにして、第
2図の複写機の原稿載置ガラス1上に天地を正常
にして置く。複写機は、信号処理装置40におい
てこれら綴方向指令、頁分類指令、リピート枚数
指令を受け、プリント釦35の押されるのを期待
する(第8図のステツプ〜)。 プリント釦を押すと、信号処理装置40が照合
装置43に設定条件に応じた信号を送る。予じめ
記憶装置42に記憶されている制御プログラムA
+Bが照合装置43においてまず選び出され、第
1出力制御装置41及び44に送られる。制御装
置41により、複写機は通常の帯電、露光、現像
の諸工程を行なう。この場合露光走査方向は、第
2図の原稿の右側(第4頁)から左側(第5頁)
へと行なわれる。第4図中、EXP、−1、EXP、
−2……等は本の各頁の露光すべき順番を示した
ものである。 第8図のプログラムAにおいて、第4頁を越え
て第5頁が露光され現像される。この第4頁分の
露光時間に対応する長さだけ給紙タイミングが遅
らされ、給紙ローラ11が作動せしめられる(ス
テツプイ)。給紙トレイ(主給紙装置)10より
送られた紙は、転写され定着される。これに前後
して切替ガイド板21は予じめ下側(第2図の実
線位置)へ切替えられている(ステツプロ)。従
つて定着後の紙はコピートレイ20へ排紙される
(ステツプニ)。これがリピートカウンタの内容が
ゼロになる迄、即ち2回繰返えされ(ステツプハ
〜ホ)、コピートレイ20上へ第5頁のコピーが
2枚そのコピー面を上側にして積載される。 続いて、プログラムBにおいて、原稿の第4頁
が露光、現像される。第4頁は露光スキヤナーの
ホームポジシヨン側に在るため、給紙タイミング
は早められる(ステツプヘ)。紙はトナー像と同
期的に給紙トレー10より送られて転写され、定
着後中間トレー(中間給紙装置)22へ入る(ス
テツプリ)。このとき切替ガイド板21は上側
(第2図の破線位置)に切替えられている(ステ
ツプト)。これがカウンタがゼロになる迄、即ち
2回繰返えされ(ステツプチ〜ヌ)、中間トレー
22に第4頁のコピーが2枚、第4頁を上向きに
して積載される。このプログラムBにおける露光
終了時に原稿交換表示がなされる。 ここで作業者は本の頁をめくり、第2頁と第3
頁を見開きにして前と同様に置く。 プリント釦を押すと、制御プログラムC+Bが
選び出される。プログラムCにおいて、第3頁が
露光され、現像される。中間トレー22から上記
の第4頁のコピーされている紙が送り出される
が、原稿の第3頁はスキヤナーのホームポジシヨ
ンから離れた位置に在るので、その給紙タイミン
グは遅らされる(ステツプイ′)。裏面に転写、定
着された紙は、下側(実線位置)に予じめ切替え
られている(ステツプロ′)ところの切替ガイド
板21を経てコピートレイ20上へ排出される
(ステツプハ′,ニ′)。これがカウンタがゼロにな
る迄繰返えされ(ステツプハ′〜ホ′)、両面コピ
ーされた紙が2枚、その第3頁のコピー面を上向
きにして、既に存在している2枚の第5頁のコピ
ー紙上に積載される。続いて前述したのと同じプ
ログラムBが実行され、第2頁の2枚のコピー紙
が中間トレイ22に積載され、プログラムBの露
光終了と同時に原稿交換表示がなされる。 ここで頁をめくり、第1頁とゼロ頁を見開きに
して原稿をガラス上に置き、第3図の最終プリン
ト釦を押す。この最終プリント釦33が押された
ときは、プログラムC+Bのうちの前半、即ちプ
ログラムCのみが行なわれて、コピー終了表示が
なされる。従つ第2頁のコピーされていた紙の裏
面に第1頁がコピーされ、排出される。 この最終のプログラムを終つたコピートレイ2
0上の最終コピーの状態を、第4図aに示す。従
つてこれをソータ又はコレータ等で仕分けすれ
ば、2部の第1頁から第5頁まで頁順の揃つた両
面コピー束が得られる。奇数頁から偶数頁の場合 第4図のbは第1頁から第4頁迄のコピーを1
部得る例である。この場合は頁分類選択スイツチ
32の「奇・偶」の釦を押すことにより、第8図
のステツプに移る。 プリント釦を押すことにより、まずプログラム
Bが実行される。第4頁がコピーされ中間トレー
22に入る。本の頁をめくつて、第2頁及び第3
頁を見開きにしてガラス上に置き、プリント釦を
押すと、プログラムC+Bが実行される。即ち第
3頁が露光され、中間トレイより給紙された紙の
裏面に転写されて排出され、第2頁のコピーが中
間トレイに入る。本の頁をめくつて第1頁とゼロ
頁を見開きにしてガラス上に置き、最終プリント
釦を押す。プログラムCのみが実行され、最終的
に第4図bに示すような頁順の揃つた両面コピー
が1部得られる。偶数頁から奇数頁の場合 第4図Cに第2頁から第7頁迄のコピーを1部
得る例を示す。「偶・奇」の釦を押すことによ
り、第8図のステツプに移る。 プリント釦を押すことにより、プログラムD+
Eが実行される。プログラムDはステツプヘ′に
おいて給紙タイミングが第6頁分だけ遅らされる
点が異なるだけで、他はプログラムBと同じであ
る。プログラムEはステツプイ″において給紙タ
イミングが早められる点を除き、プログラムCと
同じである。プログラムD+Eの実行により第7
頁、第6頁が両面コピーされて排紙される。次に
頁をめくつてプリント釦を押せばプログラムD+
Eが実行され、第5頁と第4頁の両面コピーが得
られる。次いで頁をめくり、最終釦を押すとプロ
グラムD+Eが実行され、第3頁と第2頁の両面
コピーが得られ、コピー終了表示がなされる。得
られるコピー束は、ブツク原稿と全く同じ裏表で
はないが、頁順が完全に揃つていることに注目さ
れたい。偶数頁から偶数頁の場合 第4図のdに第2頁から第6頁のコピーを1部
得る場合を示す。「偶・偶」の釦を押すことによ
り、第8図のステツプに移る。 プリント釦を押すことによりプログラムFが実
行される。プログラムFはステツプイにおいて
給紙タイミングが早められる点を除き、プログラ
ムAと同じである。従つてまず第6頁の片面コピ
ーが排紙される。頁をめくつてプリント釦を押す
と、プログラムD+Eが実行され、第5頁及び第
4頁の両面コピーが得られる。頁をめくつて最終
プリント釦を押すと、プログラムD+Eが実行さ
れ、コピー終了表示がなされ、第3頁と第2頁の
両面コピーが得られる。 上記の如くして得られた最終コピー束の状態を
第4図の各図の下に示す。 最終プリント釦を設けたのは、不必要な頁のコ
ピー動作をさせないためである。コピーを必要と
する頁の存する見開きの2面のうち、その一方が
コピーを必要としない頁であるときには、余分な
複写動作を禁止するように、記憶装置に予じめ記
憶させてある。しかし綴方向選択スイツチ31及
び頁分類選択スイツチ32の閉成条件等と最終プ
リント釦33の閉成条件との組合せ条件により、
上記のような最終プログラムを行なうようにする
こともできる。 第5図a〜dは右綴の場合の露光順序と最終コ
ピー状態をそれぞれ例示したもので、左綴の第4
頁のa〜dにそれぞれ対応する。「本右綴」の釦
を押すこと以外、第4図のa〜dで説明したこと
と全く同じである。但し選択される制御プログラ
ムは、左綴と右綴とでは頁順、従つて露光の順序
が左右逆になるので第5図のa,b,c,dでは
それぞれ第4図のd,c,b,aのプログラムが
採択され実行される。即ち、第5図のaではプロ
グラムF,D+E,D+Eが、bではD+E,D
+Eが、CではB+C,B+C,B+Cがそして
dではA,B+C,B+Cが実行される。所定の
時期に“原稿交換表示”,“最終プリント釦ON”,
“コピー終了表示”がなされることは先の例の場
合と同様である。 上記のような関係にたつため、この具体例では
「本右綴」「本左綴」の釦の切替で、上記の第4図
a〜dと第5図d〜aのプログラムの切替えを行
なつている。 必要頁の露光が開始されるまでの時間もしくは
スキヤナーの移動距離は、本の大きさいかんによ
り変つてくる。例えばA4サイズとB5サイズでは
28mmの差が生ずる。これを補償するためには、例
えば複写紙のサイズ選択スイツチ(図示せず)と
連動させて、給紙タイミングを変更すればよい。 上述のように、複写機を制御すれば、ブツク原
稿を常に見開きにして天地一定に置くという単純
な取扱いで、頁順の端つた両面コピー束が得られ
る。しかし第4図のc,d及び第5図のc,dに
みられるように、複写を必要とする頁が(奇―
偶)又は(偶―奇)の場合には、見開きにした原
稿の両面の頁がそれぞれ同じ1枚のコピーシート
の表裏にコピーされる。即ち実際の本とその表裏
が異なつてくる。従つて両面コピーすることの利
益は大きいが、原稿の忠実な再現であるという複
写の本来の意味からは少しずれており、事情によ
つては不都合を生ずる。例えば本の見開きの2面
にまたがつて或いは関連して図面とその説明等が
存在する場合である。このような不都合が生じな
いようにするには、第4図c,dのプログラムを
第6図a,bのように、また第5図c,dのプロ
グラムを第7図a,bのように変更するのがよ
い。即ち(偶―奇)の場合で左綴のときは、プロ
グラムを第6図aのように、A,B+C,B+
C,Fとし、右綴のときは第7図aのようにF,
D+E,D+E,Aとし、また(偶―偶)場合で
左綴のときは第6図bのようにB+C,B+C,
Fとし、右綴のときは第7図bのようにD+E,
D+E,Aとするのである。このようなプログラ
ムは第4図c,d及び第5図c,dの代りに記憶
装置に記憶させておいてもよいし、又は選択的に
活用できるようにしておいてもよい。 上記の如くすれば、最終的に得られるコピー束
の頁順は最後の複写紙で不連続となるが、完全に
本と同じ表裏関係のコピー束が得られる。例えば
第6図aでは第2頁と第7頁とが片面コピーとな
り、又最終コピー束の状態をみると、第7頁〜第
3頁までは正しい頁順で奇数頁が上向きとなる
が、第2頁だけは偶数頁なのに上向きとなり、こ
こで頁順は不連続となる。しかし、これでも実用
上は支障なく、全体的にみれば頁順となつている
ものとみなし得る。また適当な反転装置例えばコ
レータ、ソータ等の内部で、第2頁のコピーシー
トの反転を行なえば、完全に頁順の揃つた本と同
じ表裏関係のコピー束が得られる。 いずれのプログラムをもつ複写機とするかは予
じめ決めておいてもよいし、又いずれもできるよ
うに選択釦を増しておいて、使用者にこれを選択
させてもよい。 以上のように、本発明の両面複写機によれば、
綴方向選択スイツチ、頁分類選択スイツチを選択
し、必要に応じて最終プリント釦を押すだけで、
ブツク原稿と頁順、綴方向及びとじしろの揃つた
両面コピー束が得られることになる。ブツク原稿
の取扱いは、順次、所望頁を見開きにして常に天
地一定に置けばよく、たとえその片側だけのコピ
ーを必換とする場合でも両頁の複写のときと全く
同じ操作でよく、従つて従来に較べその取扱いは
極めて簡単であり、操作の誤りがない。複写作業
を行なうとき、片側頁のみ必要であるからという
理由で、本を左右へずらせ、その頁だけのコピー
を撮ることは、実際上非常に誤り易く、頁の順番
を狂わせて両面コピーの利益を無に帰らさしめる
原因となるものである。 具体例では、通常の露光1回につき1枚のコピ
ーを得る複写プロセスで説明しているが、多数枚
プロセス(見開きにした原稿2面の1回の露光に
よる静電潜像の記憶性を利用し、一度使用した静
電潜像を消さないで、現像、転写のみの工程によ
り隣りの頁のコピーを得るプロセス)を採用する
こともできる。この多数枚プロセスによれば、リ
ピートの際も、1回の露光だけで済み、以降は複
写機内部で現像、転写等の工程を行なつているだ
けであるから、次の露光までに作業者に時間的余
裕ができることとなる。従つて本の頁めくり作業
に好都合であると共に、露光される回数が減るの
で、複写機の寿命、電力消費等の見地並びに本を
傷めない等の上から有利である。 第3図の操作釦でテンキー入力装置(プツシユ
ホン、電卓等の数字釦)を設けてもよく、必要と
する本の最初と最終頁数を上記テンキーで入力す
ることにより奇―奇,奇―偶……等の判別を自動
的に行なわせて、釦32を省略することができ
る。またこれを利用してプログラムを一部修正す
れば最終頁の複写動作を自動的に切替ることもで
き、最終プリント釦33も省略でき、通常のプリ
ント釦35のみで最終プリントを指示し得るの
で、操作が一層容易となる。 以上のように本発明によれば、ブツク原稿より
所望の部分の頁順の揃つた両面コピー束が得られ
しかも必要に応じてリピートにより複数部のコピ
ー束を得ることが可能であると同時に、その操作
性が極めて簡単化されるため、複写時間が短縮さ
れることとなる。
向、頁分類等を指令し、後はブツク原稿をめくる
だけで、順次、頁の順番の揃つた両面コピー束を
得る制御方法を具体的に、第4図〜第8図を参照
しながら説明する。 まず第4図に例示した左綴の場合について説明
しよう。奇数頁から奇数頁の場合 第4図のaは本の1頁から5頁迄を2部得る例
である。まず第3図の「本左綴」「奇奇」「両面」
の釦31a,32a,34aを押し、リピートダ
イアル36を“2”にセツトする。一方、本は最
終頁を含む第4頁及び第5頁を見開きにして、第
2図の複写機の原稿載置ガラス1上に天地を正常
にして置く。複写機は、信号処理装置40におい
てこれら綴方向指令、頁分類指令、リピート枚数
指令を受け、プリント釦35の押されるのを期待
する(第8図のステツプ〜)。 プリント釦を押すと、信号処理装置40が照合
装置43に設定条件に応じた信号を送る。予じめ
記憶装置42に記憶されている制御プログラムA
+Bが照合装置43においてまず選び出され、第
1出力制御装置41及び44に送られる。制御装
置41により、複写機は通常の帯電、露光、現像
の諸工程を行なう。この場合露光走査方向は、第
2図の原稿の右側(第4頁)から左側(第5頁)
へと行なわれる。第4図中、EXP、−1、EXP、
−2……等は本の各頁の露光すべき順番を示した
ものである。 第8図のプログラムAにおいて、第4頁を越え
て第5頁が露光され現像される。この第4頁分の
露光時間に対応する長さだけ給紙タイミングが遅
らされ、給紙ローラ11が作動せしめられる(ス
テツプイ)。給紙トレイ(主給紙装置)10より
送られた紙は、転写され定着される。これに前後
して切替ガイド板21は予じめ下側(第2図の実
線位置)へ切替えられている(ステツプロ)。従
つて定着後の紙はコピートレイ20へ排紙される
(ステツプニ)。これがリピートカウンタの内容が
ゼロになる迄、即ち2回繰返えされ(ステツプハ
〜ホ)、コピートレイ20上へ第5頁のコピーが
2枚そのコピー面を上側にして積載される。 続いて、プログラムBにおいて、原稿の第4頁
が露光、現像される。第4頁は露光スキヤナーの
ホームポジシヨン側に在るため、給紙タイミング
は早められる(ステツプヘ)。紙はトナー像と同
期的に給紙トレー10より送られて転写され、定
着後中間トレー(中間給紙装置)22へ入る(ス
テツプリ)。このとき切替ガイド板21は上側
(第2図の破線位置)に切替えられている(ステ
ツプト)。これがカウンタがゼロになる迄、即ち
2回繰返えされ(ステツプチ〜ヌ)、中間トレー
22に第4頁のコピーが2枚、第4頁を上向きに
して積載される。このプログラムBにおける露光
終了時に原稿交換表示がなされる。 ここで作業者は本の頁をめくり、第2頁と第3
頁を見開きにして前と同様に置く。 プリント釦を押すと、制御プログラムC+Bが
選び出される。プログラムCにおいて、第3頁が
露光され、現像される。中間トレー22から上記
の第4頁のコピーされている紙が送り出される
が、原稿の第3頁はスキヤナーのホームポジシヨ
ンから離れた位置に在るので、その給紙タイミン
グは遅らされる(ステツプイ′)。裏面に転写、定
着された紙は、下側(実線位置)に予じめ切替え
られている(ステツプロ′)ところの切替ガイド
板21を経てコピートレイ20上へ排出される
(ステツプハ′,ニ′)。これがカウンタがゼロにな
る迄繰返えされ(ステツプハ′〜ホ′)、両面コピ
ーされた紙が2枚、その第3頁のコピー面を上向
きにして、既に存在している2枚の第5頁のコピ
ー紙上に積載される。続いて前述したのと同じプ
ログラムBが実行され、第2頁の2枚のコピー紙
が中間トレイ22に積載され、プログラムBの露
光終了と同時に原稿交換表示がなされる。 ここで頁をめくり、第1頁とゼロ頁を見開きに
して原稿をガラス上に置き、第3図の最終プリン
ト釦を押す。この最終プリント釦33が押された
ときは、プログラムC+Bのうちの前半、即ちプ
ログラムCのみが行なわれて、コピー終了表示が
なされる。従つ第2頁のコピーされていた紙の裏
面に第1頁がコピーされ、排出される。 この最終のプログラムを終つたコピートレイ2
0上の最終コピーの状態を、第4図aに示す。従
つてこれをソータ又はコレータ等で仕分けすれ
ば、2部の第1頁から第5頁まで頁順の揃つた両
面コピー束が得られる。奇数頁から偶数頁の場合 第4図のbは第1頁から第4頁迄のコピーを1
部得る例である。この場合は頁分類選択スイツチ
32の「奇・偶」の釦を押すことにより、第8図
のステツプに移る。 プリント釦を押すことにより、まずプログラム
Bが実行される。第4頁がコピーされ中間トレー
22に入る。本の頁をめくつて、第2頁及び第3
頁を見開きにしてガラス上に置き、プリント釦を
押すと、プログラムC+Bが実行される。即ち第
3頁が露光され、中間トレイより給紙された紙の
裏面に転写されて排出され、第2頁のコピーが中
間トレイに入る。本の頁をめくつて第1頁とゼロ
頁を見開きにしてガラス上に置き、最終プリント
釦を押す。プログラムCのみが実行され、最終的
に第4図bに示すような頁順の揃つた両面コピー
が1部得られる。偶数頁から奇数頁の場合 第4図Cに第2頁から第7頁迄のコピーを1部
得る例を示す。「偶・奇」の釦を押すことによ
り、第8図のステツプに移る。 プリント釦を押すことにより、プログラムD+
Eが実行される。プログラムDはステツプヘ′に
おいて給紙タイミングが第6頁分だけ遅らされる
点が異なるだけで、他はプログラムBと同じであ
る。プログラムEはステツプイ″において給紙タ
イミングが早められる点を除き、プログラムCと
同じである。プログラムD+Eの実行により第7
頁、第6頁が両面コピーされて排紙される。次に
頁をめくつてプリント釦を押せばプログラムD+
Eが実行され、第5頁と第4頁の両面コピーが得
られる。次いで頁をめくり、最終釦を押すとプロ
グラムD+Eが実行され、第3頁と第2頁の両面
コピーが得られ、コピー終了表示がなされる。得
られるコピー束は、ブツク原稿と全く同じ裏表で
はないが、頁順が完全に揃つていることに注目さ
れたい。偶数頁から偶数頁の場合 第4図のdに第2頁から第6頁のコピーを1部
得る場合を示す。「偶・偶」の釦を押すことによ
り、第8図のステツプに移る。 プリント釦を押すことによりプログラムFが実
行される。プログラムFはステツプイにおいて
給紙タイミングが早められる点を除き、プログラ
ムAと同じである。従つてまず第6頁の片面コピ
ーが排紙される。頁をめくつてプリント釦を押す
と、プログラムD+Eが実行され、第5頁及び第
4頁の両面コピーが得られる。頁をめくつて最終
プリント釦を押すと、プログラムD+Eが実行さ
れ、コピー終了表示がなされ、第3頁と第2頁の
両面コピーが得られる。 上記の如くして得られた最終コピー束の状態を
第4図の各図の下に示す。 最終プリント釦を設けたのは、不必要な頁のコ
ピー動作をさせないためである。コピーを必要と
する頁の存する見開きの2面のうち、その一方が
コピーを必要としない頁であるときには、余分な
複写動作を禁止するように、記憶装置に予じめ記
憶させてある。しかし綴方向選択スイツチ31及
び頁分類選択スイツチ32の閉成条件等と最終プ
リント釦33の閉成条件との組合せ条件により、
上記のような最終プログラムを行なうようにする
こともできる。 第5図a〜dは右綴の場合の露光順序と最終コ
ピー状態をそれぞれ例示したもので、左綴の第4
頁のa〜dにそれぞれ対応する。「本右綴」の釦
を押すこと以外、第4図のa〜dで説明したこと
と全く同じである。但し選択される制御プログラ
ムは、左綴と右綴とでは頁順、従つて露光の順序
が左右逆になるので第5図のa,b,c,dでは
それぞれ第4図のd,c,b,aのプログラムが
採択され実行される。即ち、第5図のaではプロ
グラムF,D+E,D+Eが、bではD+E,D
+Eが、CではB+C,B+C,B+Cがそして
dではA,B+C,B+Cが実行される。所定の
時期に“原稿交換表示”,“最終プリント釦ON”,
“コピー終了表示”がなされることは先の例の場
合と同様である。 上記のような関係にたつため、この具体例では
「本右綴」「本左綴」の釦の切替で、上記の第4図
a〜dと第5図d〜aのプログラムの切替えを行
なつている。 必要頁の露光が開始されるまでの時間もしくは
スキヤナーの移動距離は、本の大きさいかんによ
り変つてくる。例えばA4サイズとB5サイズでは
28mmの差が生ずる。これを補償するためには、例
えば複写紙のサイズ選択スイツチ(図示せず)と
連動させて、給紙タイミングを変更すればよい。 上述のように、複写機を制御すれば、ブツク原
稿を常に見開きにして天地一定に置くという単純
な取扱いで、頁順の端つた両面コピー束が得られ
る。しかし第4図のc,d及び第5図のc,dに
みられるように、複写を必要とする頁が(奇―
偶)又は(偶―奇)の場合には、見開きにした原
稿の両面の頁がそれぞれ同じ1枚のコピーシート
の表裏にコピーされる。即ち実際の本とその表裏
が異なつてくる。従つて両面コピーすることの利
益は大きいが、原稿の忠実な再現であるという複
写の本来の意味からは少しずれており、事情によ
つては不都合を生ずる。例えば本の見開きの2面
にまたがつて或いは関連して図面とその説明等が
存在する場合である。このような不都合が生じな
いようにするには、第4図c,dのプログラムを
第6図a,bのように、また第5図c,dのプロ
グラムを第7図a,bのように変更するのがよ
い。即ち(偶―奇)の場合で左綴のときは、プロ
グラムを第6図aのように、A,B+C,B+
C,Fとし、右綴のときは第7図aのようにF,
D+E,D+E,Aとし、また(偶―偶)場合で
左綴のときは第6図bのようにB+C,B+C,
Fとし、右綴のときは第7図bのようにD+E,
D+E,Aとするのである。このようなプログラ
ムは第4図c,d及び第5図c,dの代りに記憶
装置に記憶させておいてもよいし、又は選択的に
活用できるようにしておいてもよい。 上記の如くすれば、最終的に得られるコピー束
の頁順は最後の複写紙で不連続となるが、完全に
本と同じ表裏関係のコピー束が得られる。例えば
第6図aでは第2頁と第7頁とが片面コピーとな
り、又最終コピー束の状態をみると、第7頁〜第
3頁までは正しい頁順で奇数頁が上向きとなる
が、第2頁だけは偶数頁なのに上向きとなり、こ
こで頁順は不連続となる。しかし、これでも実用
上は支障なく、全体的にみれば頁順となつている
ものとみなし得る。また適当な反転装置例えばコ
レータ、ソータ等の内部で、第2頁のコピーシー
トの反転を行なえば、完全に頁順の揃つた本と同
じ表裏関係のコピー束が得られる。 いずれのプログラムをもつ複写機とするかは予
じめ決めておいてもよいし、又いずれもできるよ
うに選択釦を増しておいて、使用者にこれを選択
させてもよい。 以上のように、本発明の両面複写機によれば、
綴方向選択スイツチ、頁分類選択スイツチを選択
し、必要に応じて最終プリント釦を押すだけで、
ブツク原稿と頁順、綴方向及びとじしろの揃つた
両面コピー束が得られることになる。ブツク原稿
の取扱いは、順次、所望頁を見開きにして常に天
地一定に置けばよく、たとえその片側だけのコピ
ーを必換とする場合でも両頁の複写のときと全く
同じ操作でよく、従つて従来に較べその取扱いは
極めて簡単であり、操作の誤りがない。複写作業
を行なうとき、片側頁のみ必要であるからという
理由で、本を左右へずらせ、その頁だけのコピー
を撮ることは、実際上非常に誤り易く、頁の順番
を狂わせて両面コピーの利益を無に帰らさしめる
原因となるものである。 具体例では、通常の露光1回につき1枚のコピ
ーを得る複写プロセスで説明しているが、多数枚
プロセス(見開きにした原稿2面の1回の露光に
よる静電潜像の記憶性を利用し、一度使用した静
電潜像を消さないで、現像、転写のみの工程によ
り隣りの頁のコピーを得るプロセス)を採用する
こともできる。この多数枚プロセスによれば、リ
ピートの際も、1回の露光だけで済み、以降は複
写機内部で現像、転写等の工程を行なつているだ
けであるから、次の露光までに作業者に時間的余
裕ができることとなる。従つて本の頁めくり作業
に好都合であると共に、露光される回数が減るの
で、複写機の寿命、電力消費等の見地並びに本を
傷めない等の上から有利である。 第3図の操作釦でテンキー入力装置(プツシユ
ホン、電卓等の数字釦)を設けてもよく、必要と
する本の最初と最終頁数を上記テンキーで入力す
ることにより奇―奇,奇―偶……等の判別を自動
的に行なわせて、釦32を省略することができ
る。またこれを利用してプログラムを一部修正す
れば最終頁の複写動作を自動的に切替ることもで
き、最終プリント釦33も省略でき、通常のプリ
ント釦35のみで最終プリントを指示し得るの
で、操作が一層容易となる。 以上のように本発明によれば、ブツク原稿より
所望の部分の頁順の揃つた両面コピー束が得られ
しかも必要に応じてリピートにより複数部のコピ
ー束を得ることが可能であると同時に、その操作
性が極めて簡単化されるため、複写時間が短縮さ
れることとなる。
第1図は左綴及び右綴の書物とそれを見開き状
態にした場合の説明図、第2図は本発明により制
御される複写機の説明略図、第3図のaはその操
作釦の例示、bは制御装置の基本構成のブロツク
図、第4図のa〜dは左綴の場合の本発明による
複写の仕方を示す説明図、第5図のa〜dは右綴
の場合の第4図と同様の図面、第6図a及びbは
第4図のc,dの複写の仕方の変形例、第7図a
及びbは第5図のc,dの複写の仕方の変形例、
そして第8図a,bは第4図a〜dの場合の制御
の仕方を示すブロツクチヤートである。 1…原稿載置ガラス、10…主給紙装置(給紙
トレ)、20…コピートレイ、21…切替ガイド
板(搬送方向切替手段)、22…中間給紙装置
(中間トレー)、31…綴方向選択スイツチ、32
…頁分類選択スイツチ、33…最終プリントスイ
ツチ、35…プリント釦、A,B,C,D,E,
F…プログラム。
態にした場合の説明図、第2図は本発明により制
御される複写機の説明略図、第3図のaはその操
作釦の例示、bは制御装置の基本構成のブロツク
図、第4図のa〜dは左綴の場合の本発明による
複写の仕方を示す説明図、第5図のa〜dは右綴
の場合の第4図と同様の図面、第6図a及びbは
第4図のc,dの複写の仕方の変形例、第7図a
及びbは第5図のc,dの複写の仕方の変形例、
そして第8図a,bは第4図a〜dの場合の制御
の仕方を示すブロツクチヤートである。 1…原稿載置ガラス、10…主給紙装置(給紙
トレ)、20…コピートレイ、21…切替ガイド
板(搬送方向切替手段)、22…中間給紙装置
(中間トレー)、31…綴方向選択スイツチ、32
…頁分類選択スイツチ、33…最終プリントスイ
ツチ、35…プリント釦、A,B,C,D,E,
F…プログラム。
Claims (1)
- 1 A面、B面の2頁分の原稿載置スペースを有
する原稿載置台と、光学的走査手段と、主給紙装
置と、中間給紙装置と、転写後の複写紙を排紙ト
レイ又は中間給紙装置へ選択的に案内する切換ガ
イドとよりなる両面複写機において、主給紙装置
から給送された複写紙が、上記原稿載置台のA面
又はB面の画像を選択的に転写する為の給紙タイ
ミング制御手段を有する給送手段と、中間給紙装
置から給送された複写紙が、上記原稿載置台上の
B面又はA面を選的に転写する為の給紙タイミン
グ制御手段を有する給送手段と、上記主給紙装置
及び中間給紙装置から交互に給紙させる制御手段
とよりなり、原稿としての見開本が奇―奇、奇―
隅、隅―奇、隅―隅及び左・右綴である8種類の
場合に応じて、上記切換ガイドの選択、及び前記
給送手段の給紙タイミング制御手段を制御し、原
稿と同様な複写を得ることを特徴とする両面複写
機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9464677A JPS5429648A (en) | 1977-08-09 | 1977-08-09 | Control method of double-side copying machine |
US05/931,398 US4218130A (en) | 1977-08-09 | 1978-08-04 | Method for controlling a copying apparatus adapted to print images on opposite surfaces of a copy sheet |
GB7832290A GB2002291B (en) | 1977-08-09 | 1978-08-04 | Copying apparatus and methods of controlling copying apparatus |
DE2834883A DE2834883C2 (de) | 1977-08-09 | 1978-08-09 | Kopiergerät zum beidseitigen Kopieren von Buchvorlagen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9464677A JPS5429648A (en) | 1977-08-09 | 1977-08-09 | Control method of double-side copying machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5429648A JPS5429648A (en) | 1979-03-05 |
JPS6113226B2 true JPS6113226B2 (ja) | 1986-04-12 |
Family
ID=14116011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9464677A Granted JPS5429648A (en) | 1977-08-09 | 1977-08-09 | Control method of double-side copying machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5429648A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63174356U (ja) * | 1987-02-13 | 1988-11-11 | ||
US5239971A (en) * | 1991-08-03 | 1993-08-31 | Mitsubishi Denki K.K. | Trouble diagnosis device for exhaust gas recirculation system |
JPH0779418B2 (ja) * | 1993-05-10 | 1995-08-23 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置 |
-
1977
- 1977-08-09 JP JP9464677A patent/JPS5429648A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5429648A (en) | 1979-03-05 |
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