JPS61132258A - 低圧鋳造機における鋳込圧力制御方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は溶湯の推進に電磁ポンプを用いる低圧鋳造機に
おいて溶湯を金型に常に所定圧力で鋳込むための制御方
法およびその装置に関する。

（従来の技術） 近年、電磁ポンプを用いて溶湯を推進させる低圧鋳造機
が開発されｆこが、この電磁ポンプ式低圧鋳造機は保持
炉の溶湯レベルが変化すると溶湯の推進力も変化する。

ところで、いわゆる低圧鋳造においては製品を所望の品
質に維持するために溶湯を金型に常に所定圧力で、すな
わち溶湯に所定の推進力を与えて鋳込む必要がある。そ
のため、電磁ポンプ式低圧鋳造機では保持炉内に溶湯を
ひんばんに補給して溶湯レベルを一定に維持するように
しており、したがって、非常に厄介で生産性が悪いなど
の問題があった。

（発明の目的） 本発明は上記の問題を解消するためになされ１こもので
ある。

（発明の構成） 以下、本発明の構成について実施例の図面に基づき詳細
に説明する。（１）は溶湯保持炉であり、該保持炉（１
）には門型フレーム（２）を介して電磁ポンプ（３）が
装備されている。（４）は保持炉（１）と隣接する架台
（５）の上面に取り付けられた金型で、電磁ポンプ（３
）より上位に配置されている。

そして、金型（４）の下面に形成された鋳込口（６）は
、架台（５）に形成された湯通孔（７）および屈曲給湯
管（８）ヲ介して電磁ポンプ（３）の吐出口に連通接続
されている。なお、給湯管（８）には電気ヒータ（図示
せず）が巻装されていて、給湯管（８）内の推進する溶
湯を保温するようになっており、その保温温度は保持炉
（１）内の溶湯温度より低くなっている。また、保持炉
（１）の底部、給湯管（８）の屈曲部、給湯管（８）の
上端部および湯通孔（７）の中間部には、温度センサー
（９）　、　（１０）、（ＩＬＬ　（１２）がそれぞれ
取り付けられており、該温度センサー（９）、（ｌＯ）
、（１１）、（１２）は溶湯レベル演算手段（１３）に
電気的に接続されている。（１４）は溶湯レベル演算手
段（１３）からの入力信号に基づいて電磁ポンプ（３）
の所要出力を演算する電磁ポンプ出力制御演算手段であ
り、該電磁ポンプ出力制御手段（１４）は電磁ポンプ電
圧制御手段（１５）を介して電磁ポンプ（３）に電気的
に接続されている。

（発明の作用） 次にこのように構成された装置の作用について説明する
。保持炉（１）内に溶湯を供給したのち装置を稼動する
と、温度センサー（９）、（１０）からの信号が溶湯レ
ベル演算手段（１３）に入力されて溶湯温度と給湯管（
８）内温塵との差の温度（以後差温という）が演算され
、この演算された差温信号が電磁ポンプ出力制御演算手
段（１４）に入力されてその差温に対応する電磁ポンプ
の印加電圧が演算され、この印加電圧が電磁ポンプ電圧
制御手段（１５）を介して電磁ポンプ（３）に加えられ
ろ。これに伴い電磁ポンプ（３）から溶湯が吐出されて
給湯管（８）内を推進し、次第に温度センサー（１０）
に近ずく。溶湯が温度センサー（１０）に近ずくと、温
度センサー（１０）におげろ差温か次第に減少するが、
この差温減少中、絶えず温度センサー（９）　（１０）
から信号が溶湯レベル演算手段（１３）に入力され、溶
湯レベル演算手段（１３）により電磁ポンプ（３）への
印加電圧が演算されて電磁ポンプ（３）に印加される。

而して、電磁ポンプ（３）には、連続的に変化する差温
に対応する所定の変化勾配を有する電圧が時々刻々に加
えられて、溶湯は推進する。このようにして溶湯が推進
して温度センサ（１０）地点を通過すると、電磁ポンプ
（３）への印加電圧の変化勾配は、溶湯の推進が温度セ
ンサー（１１）地点で一時止まる大きさに変更され、こ
れに伴い、溶湯は温度センサー（１１）地点で一旦停止
する。また、溶湯が温度センサー（１１）地点に達して
、温度センサー（１１）地点からの信号が溶湯レベル演
算手段（１３）　８介して電磁ポンプ出力制御演算手段
（１４）に入力されると、電磁ポンプ（３）への印加電
圧の変化勾配は、所望の品質を得るのに必要な圧力で溶
湯を金型（４）に鋳込むことができる大きさに変更され
、この結果、金型（４）には、所望品質の製品を得るの
に必要な圧力で溶湯が鋳込まれろ。なお、上記の工程に
おいて溶湯が温度センサー（１１）地点で一旦停止せず
、そのまま推進して温度センサー（１２）地点まで来た
場合には、温度センサー（１２）からの信号が上記の通
常の場合と同様に溶湯レベル演算手段（１３）に入力さ
れ電磁ポンプ出力制御演算手段（１４）および電磁ポン
プ電圧制御手段（１５）が適宜作動されて、電磁ポンプ
（３）の印加電圧は溶湯の推進オーバーを補正するため
の変化勾配を有する印加電圧に修正される。

（発明の効果） 以上の説明からも明らかなように本発明は、温度センサ
ーを介して保持炉内の溶湯温度と給湯管内温度との差温
を連続的に検出して電磁ポンプから吐出された溶湯を一
部レベルまで推進させ、その後、電磁ポンプへの印加電
圧の変化勾配を所定鋳込圧力を得るのに必要な変化勾配
に変更して電磁ポンプに電圧を加えるようにしたから、
保持炉内の溶湯レベルが変化しても溶湯を常に所定の圧
力で金型に鋳込むことが可能になり保持炉への給湯回数
を大巾に減少させることができるとともに所望の品質を
有する製品をコンスタントに製造できるなどの優れた効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す一部断面正面である。 （１）：保持炉　　　　　（３）：電磁ポンプ（４）：
金型　　　　　　（６）：鋳込口（８）：給湯管

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、溶湯保持炉（１）に装備された電磁ポンプ（３）の
   吐出ロウ給湯管（８）を介し金型（４）の鋳込口（６）
   に連通接続して電磁ポンプ（３）への印加電圧により保
   持炉（１）内の溶湯を金型（４）に鋳込むようにした低
   圧鋳造機における鋳込圧力制御方法であって、前記保持
   炉（１）内の溶湯の温度と前記給湯管（８）の先端部内
   の温度との差温に応じて前記電磁ポンプ（３）への印加
   電圧を変化させながら、溶湯を給湯管（８）の一定レベ
   ルまで推進させた後一時溶湯の推進を止め、電磁ポンプ
   （３）への印加電圧の変化勾配を所定鋳込圧力を得るの
   に必要な変化勾配に変更して溶湯を再び推進させ前記金
   型（４）に鋳込むようにしたことを特徴とする低圧鋳造
   機における鋳込圧力制御方法。 ２、溶湯保持炉（１）に装備された電磁ポンプ（３）の
   吐出口を給湯管（８）を介して金型（４）の鋳込口（６
   ）に連通接続し、前記保持炉（１）および給湯管（８）
   の金型（４）寄り位置に温度センサー（９）（１０）（
   １１）（１２）を順次適当な間隔をおいて取付け、該温
   度センサー（９）（１０）（１１）（１２）は該温度セ
   ンサー（９）（１０）（１１）（１２）からの温度入力
   信号に基づき給湯管（８）内の溶湯レベルを演算する溶
   湯レベル演算手段（１３）に電気的に接続し、該溶湯レ
   ベル演算手段（１３）は溶湯レベル演算手段（１３）か
   らの入力信号に基づき電磁ポンプ（３）の所要出力を演
   算する電磁ポンプ出力制御演算手段（１４）に電気的に
   接続し、該電磁ポンプ出力制御演算手段（１４）は電磁
   ポンプ電圧制御手段（１５）を介して前記電磁ポンプ（
   ３）に電気的に接続したことを特徴とする低圧鋳造機に
   おける鋳込圧力制御装置。