JP3388019B2 - 低圧鋳造における加圧制御方法および加圧制御装置 - Google Patents

低圧鋳造における加圧制御方法および加圧制御装置

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JP3388019B2
JP3388019B2 JP09947494A JP9947494A JP3388019B2 JP 3388019 B2 JP3388019 B2 JP 3388019B2 JP 09947494 A JP09947494 A JP 09947494A JP 9947494 A JP9947494 A JP 9947494A JP 3388019 B2 JP3388019 B2 JP 3388019B2
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D18/00Pressure casting; Vacuum casting
    • B22D18/08Controlling, supervising, e.g. for safety reasons

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯面に加えられる圧力
によって溶湯を鋳型に押し上げて鋳造する低圧鋳造にお
ける加圧制御方法および加圧制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用エンジンのアルミニ
ウム製シリンダーヘッド等を鋳造する場合には、加圧手
段により、るつぼ内の溶湯の湯面を加圧して溶湯を押し
上げ、押し上げられた溶湯をストークを介して鋳型のキ
ャビティ内へ供給して鋳造する低圧鋳造装置が用いられ
ている。
【0003】一般に、低圧鋳造装置では、溶湯がストー
ク内を上昇し鋳型の湯口に達するまでは、溶湯の温度低
下を防止するため急速に溶湯の湯面を加圧することが望
まれ、溶湯がキャビティ内に供給され始めてから充填さ
れるまでの間は、製品の形状等によって定まる適正な圧
力で湯面を加圧することが望まれ、さらに、溶湯がキャ
ビティ内に充填された後は、溶湯を良好な状態で凝固さ
せるため湯面を高い圧力で加圧することが望まれる。こ
のため、低圧鋳造装置では、予め設定された加圧パター
ンに沿って溶湯の湯面に加える圧力を制御するようにな
っている。
【0004】ところが、特に巣のない緻密な鋳造物を得
るには、鋳型のキャビティ内に溶湯が充填された状態で
の圧力を常に適正なものとする必要がある。このよう
に、鋳型のキャビティ内に溶湯が充填された状態での圧
力を常に適正なものとするものとして、例えば特開平2
−251355号公報に開示されている「低圧鋳造装
置」がある。
【0005】この低圧鋳造装置は、鋳型に形成されたキ
ャビティ内に溶湯が充填されたことを検知して充填信号
を出力する充填検知センサと、キャビティ内への溶湯の
供給開始後、所定時間が経過したときに経過信号を出力
するタイマとを備え、所定時間内に充填検知センサから
充填信号が出力されたときには、この充填信号に基づい
て、また、所定時間内に充填検知センサから充填信号が
出力されないときには、タイマから出力される経過信号
に基づいて加圧パターンを変化させるようになってい
る。
【0006】したがって、常に、鋳型のキャビティ内に
溶湯が充填された状態での溶湯の湯面に加える圧力制御
を適正にすることができ、この結果、鋳造物を巣のない
緻密な構造にすることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
低圧鋳造装置では、キャビティ内に溶湯が充填された後
の溶湯の湯面に加えられる圧力は適正に加圧制御されて
いるが、キャビティ内への溶湯の充填前では、予め設定
された一定の加圧パターンにより溶湯の湯面を加圧する
ようになっている。
【0008】このため、キャビティ内への溶湯の充填前
では、るつぼ内の溶湯が減少し湯面が低下した場合にお
いても所定の圧力しか加えられず、溶湯を一定速度で鋳
型のキャビティ内に供給することが困難となり、溶湯の
キャビティ内への供給速度が低下する。
【0009】したがって、上記公報のように所定時間が
経過した後、タイマにより経過信号が出力されれば、キ
ャビティ内に溶湯が完全に充填されなくても加圧制御さ
れるので、鋳造欠陥が発生し、所望する形状の鋳造物を
得ることができないという問題が生じる。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であって、その目的は、キャビティ内への溶湯の充填前
においても溶湯の湯面に加える圧力を、湯面の状態に応
じて補正することで、キャビティ内に溶湯を一定時間内
に供給し、これによって、湯面の状況により生じる鋳造
欠陥を無くし、鋳造物からなる製品の品質を向上させる
ことが可能な低圧鋳造における加圧制御方法と加圧制御
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の低圧鋳造にお
ける加圧制御方法は、溶湯の湯面に圧力を加えて溶湯を
鋳型のキャビティ内に供給し、この溶湯を鋳造する鋳造
工程において、予め設定された基準加圧パターンに沿っ
て溶湯の湯面に加える圧力を制御する低圧鋳造における
加圧制御方法であって、上記鋳型のキャビティ内に溶湯
が充填されたことが検知されたとき、該検知後の上記基
準加圧パターンを補正し、この補正後の基準加圧パター
ンに沿って溶湯の湯面に加える圧力を制御して鋳造工程
を行った後上記補正後の基準加圧パターンの設定圧力
値と補正前の基準加圧パターンの設定圧力値との差を算
出し、この算出された圧力差に基づいて次回の鋳造工程
における基準加圧パターンの鋳型のキャビティ内に溶湯
が充填されるまでの期間の設定圧力値を補正することを
特徴としている。
【0012】また、請求項2の低圧鋳造における加圧制
御方法は、請求項1記載の低圧鋳造における加圧制御方
法において、補正後の基準加圧パターンの設定圧力値と
補正前の基準加圧パターンの設定圧力値との差を、それ
ぞれの設定圧力値の最大値の差として算出し、この算出
された圧力差に基づいて次回の鋳造工程における基準加
圧パターンの鋳型のキャビティ内に溶湯が充填されるま
での期間の設定圧力値を補正することを特徴としてい
る。
【0013】また、請求項3の低圧鋳造における加圧制
御方法は、請求項1記載の低圧鋳造において、補正後の
基準加圧パターンの設定圧力値と補正前の基準加圧パタ
ーンの設定圧力値との差を、上記鋳型のキャビティ内に
溶湯が充填されたことが検知されたときに検出される検
出圧力値と、このときの基準加圧パターンにおける設定
圧力値との差とすることを特徴としている。
【0014】また、請求項4の低圧鋳造における加圧制
御方法は、請求項2または3記載の低圧鋳造における加
圧制御方法において、前回の鋳造工程における補正後の
基準加圧パターンを次回の鋳造工程における基準加圧パ
ターンとすることを特徴としている。
【0015】また、請求項5の低圧鋳造における加圧制
御装置は、溶湯を鋳型のキャビティ内に供給して鋳造す
るために、溶湯の湯面を加圧する加圧手段を制御する低
圧鋳造における加圧制御装置において、溶湯の湯面に加
える設定圧力値を記憶する設定圧力記憶手段と、鋳型の
キャビティ内に溶湯が充填されたことが検知されたとき
の圧力値と、上記設定圧力記憶手段に記憶された設定圧
力値とから溶湯の湯面への加圧量を算出する加圧量算出
手段と、この加圧量算出手段により算出された加圧量に
基づいて上記加圧手段を制御する加圧制御手段と、鋳造
工程が終了後、加圧量算出手段により算出された加圧量
に基づいて検出圧力値と設定圧力値との 圧力差を算出す
る圧力差算出手段と、上記圧力差算出手段により算出さ
れた圧力差に基づいて、上記設定圧力記憶手段に記憶さ
れた設定圧力を補正する設定圧力補正手段と、上記設定
圧力補正手段により補正された設定圧力を次回の鋳造工
程での設定圧力に変換し、変換された設定圧力を上記設
定圧力記憶手段に記憶させる設定圧力変換手段とが備え
られていることを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、溶湯のキャビティ内
への充填完了までの期間を適正な加圧量とすることがで
きるので、予め設定された加圧パターンを実際の溶湯の
湯面状態、即ち湯面の量に応じて加圧量を変更すること
ができる。これにより、鋳造の繰り返しで溶湯が減少
し、あるいは溶湯の酸化により堆積する酸化物等により
変化する湯面状態を考慮して最適な加圧制御を行うこと
ができる。したがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳
造欠陥を無くし、高品位の製品を提供することができ
る。
【0017】また、請求項2の構成によれば、補正後の
基準加圧パターンの設定圧力値と補正前の基準加圧パタ
ーンの設定圧力値との差を、それぞれの設定圧力値の最
大値の差とすることで、圧力差を明確な値で算出するこ
とができる。これにより、基準加圧パターンの補正を精
度良く行うことが可能となり、溶湯のキャビティ内への
充填完了までの期間を適正な加圧量で制御することがで
きる。したがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠
陥を無くし、高品位の製品を提供することができる。
【0018】また、請求項3の構成によれば、補正後の
基準加圧パターンの設定圧力値と補正前の基準加圧パタ
ーンの設定圧力値との差を、上記鋳型のキャビティ内に
溶湯が充填されたことが検知されたときに検出される検
出圧力値と、このときの基準加圧パターンにおける設定
圧力値との差とすることで、全ての基準加圧パターンに
おける設定圧力値を補正することなく、迅速に加圧量を
算出することができる。これによって、溶湯のキャビテ
ィ内への充填完了までの期間を適正な加圧量とすること
ができる。したがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳
造欠陥を無くし、高品位の製品を提供することができ
る。
【0019】また、請求項4の構成によれば、前回の鋳
造工程における補正後の基準加圧パターンを次回の鋳造
工程における基準加圧パターンとすることで、溶湯の湯
面の状況に応じて適正に加圧制御することができる。こ
れにより、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠陥を無く
し、高品位の製品を提供することができる。
【0020】また、請求項5の構成によれば、鋳型のキ
ャビティ内に溶湯が充填されたことが検知されたときの
溶湯の湯面に加えられる圧力値と、上記設定圧力記憶手
段に記憶された設定圧力値とから算出される溶湯の湯面
への加圧量に基づいて上記加圧手段を制御する加圧制御
手段を備えることで、溶湯の湯面に加える圧力を適正に
制御することができる。これにより、溶湯の湯面状態に
より生じる鋳造欠陥を無くし、高品位の製品を提供する
ことができる。
【0021】さらに、前回の鋳造工程における補正後の
基準加圧パターンを次回の鋳造工程における基準加圧パ
ターンとすることができる。これにより、溶湯の湯面の
状況に応じて適正に加圧制御することができ、この結
果、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠陥を無くし、高
品位の製品を提供することができる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図7に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0023】本実施例に係る低圧鋳造における加圧制御
方法を適用する低圧鋳造装置は、図2に示すように、溶
湯(金属溶湯)を収納する溶湯収納部1と、この溶湯収
納部1から供給される溶湯を鋳造する鋳造部2とで構成
されている。
【0024】上記溶湯収納部1は、上部が開放された筐
体からなる保温炉3を備えている。この保温炉3内部に
は、溶湯を収納するるつぼ4が担台5に載置され収納さ
れ、保温炉3の内壁面には、上記るつぼ4内の溶湯を加
熱するヒータ6が配設されている。また、保温炉3の上
部開放口は、着脱可能な炉蓋7によって気密状に閉塞さ
れており、これによって、保温炉3の内部には、るつぼ
4を覆う気密状の加圧室8が形成される。
【0025】上記炉蓋7の中央部には、貫通孔7aが形
成され、この貫通孔7aにはストーク9が、その上部の
フランジ9aが炉蓋7に当接するように、また、下部が
るつぼ4内の溶湯に浸漬するように嵌装されている。さ
らに、この炉蓋7には、加圧室8内の圧力を検出する炉
内圧力検出器10が設けられている。この炉内圧力検出
器10は、後述の加圧制御装置23に接続されている。
【0026】また、上記鋳造部2は、上型11、下型1
2およびサイド型13よりなる鋳型14からなり、この
鋳型14と炉蓋7とでストーク9のフランジ9aを挟圧
するようになっている。これにより、ストーク9は、保
温炉3内で溶湯収納部1の気密状態を保持するように固
定される。
【0027】上記鋳型14の上型11、下型12および
サイド型13の各内面により形成されるキャビティ15
の内部には、上から順にオイルジャケット中子16、ウ
ォータージャケット中子17およびポート中子18が配
設されており、これによって、キャビティ15内に供給
された溶湯を所望する形状に鋳造するようになってい
る。また、このキャビティ15は、下型12に形成され
た湯口19を介してストーク9の上端開口部に連通さ
れ、るつぼ4内に収納された溶湯がストーク9を通って
キャビティ15内に供給されるようになっている。
【0028】また、鋳型14の上型11には、リング状
の絶縁体20が挿着され、この絶縁体20の両側におけ
る上型11の各々の上部には、キャビティ15内に溶湯
が充填されたとき導通する2本の配線21・21が接続
されている。この配線21の端部には、これら配線21
・21が導通したときに充填信号を送出する充填検知回
路22が接続されている。これら絶縁体20、配線2
1、充填検知回路22により充填検知センサを構成して
いる。
【0029】上記充填検知回路22は、溶湯収納部1内
の加圧室8の加圧パターンを制御する加圧制御手段とし
ての加圧制御装置23に接続され、充填信号をこの加圧
制御装置23に出力するようになっている。
【0030】上記溶湯収納部1の保温炉3の側部には、
エア供給路24が連通されており、このエア供給路24
の保温炉3の連通側とは反対側に、加圧エアを供給する
エア供給源としてのエアポンプ(加圧手段)25が接続
されている。即ち、上記エアポンプ25により供給され
る加圧エアは、エア供給路24を通り、加圧室8内に供
給される。そして、この加圧エアの圧力により、るつぼ
4内のストーク9の回りの溶湯が押圧され、溶湯がスト
ーク9内に押し上げられる。この押し上げられた溶湯
は、ストーク9を介して鋳型14のキャビティ15内に
供給、充填され、鋳物が製造される。
【0031】また、エア供給路24には、エアポンプ2
5から供給される加圧エアの流量を調整する流量調整弁
26が設けられている。つまり、この流量調整弁26に
よって加圧エアの流量を調整することにより、加圧室8
内の圧力、即ち溶湯に加えられる圧力が調整される。
【0032】また、流量調整弁26は、上記加圧制御装
置23に接続されており、この加圧制御装置23によ
り、調整弁の開度が制御されている。つまり、加圧制御
装置23は、図3に示すように、時間経過に伴い、加圧
室8内が所定の加圧パターンで変化するように流量調整
弁26の調整弁の開度を制御している。
【0033】加圧制御装置23は、予め設定された所定
時間が経過したときに経過信号を送出するタイマおよび
CPUを内蔵しており、図1に示すように、設定圧力記
憶部(設定圧力記憶手段)27、加圧量算出部(加圧力
算出手段)28、流量調整弁制御部(加圧制御手段)2
9、圧力差演算部(圧力差算出手段)30、設定圧力補
正部(設定圧力補正手段)31、設定圧力変換部(設定
圧力変換手段)32を備えている。
【0034】上記設定圧力記憶部27は、予め設定され
た加圧パターンの各時点での圧力の初期値および変更後
の値を記憶するものであり、加圧量算出部28は、この
設定圧力記憶部27の設定圧力値と炉内圧力検出器10
あるいは充填検知回路22からの信号とに基づいて加圧
量を算出するものである。
【0035】上記流量調整弁制御部29は、上記加圧量
算出部28により算出された加圧量に基づいて、流量調
整弁26の調整弁の開度を制御するものである。
【0036】上記圧力差演算部30は、加圧量算出部2
8により算出された加圧量に基づいて、算出された最大
加圧値と、設定圧力記憶部27に記憶された最大加圧値
との差を演算するものである。
【0037】上記設定圧力補正部31は、圧力差演算部
30により算出された圧力差に基づいて、設定圧力記憶
部27に予め設定された圧力パターンの各時点での設定
圧力値を補正するものである。
【0038】上記設定圧力変換部32は、設定圧力補正
部31により補正された設定圧力値を設定圧力記憶部2
7に記憶させる値に変換するものである。
【0039】上記構成の低圧鋳造装置では、溶湯がスト
ーク内を上昇し鋳型の湯口に達するまでは、溶湯の温度
低下を防止するため急速に溶湯の湯面を加圧することが
望まれ、溶湯がキャビティ内に供給され始めてから充填
されるまでの間は、製品の形状等によって定まる適正な
圧力で湯面を加圧することが望まれ、さらに、溶湯がキ
ャビティ内に充填された後は、溶湯を良好な状態で凝固
させるため湯面を高い圧力で加圧することが望まれる。
【0040】ここで、上記加圧制御装置23による溶湯
の湯面への加圧制御方法について、図3および図4に基
づいて説明する。
【0041】加圧制御装置23は、経過時間により設定
圧力を変化させて、溶湯の湯面への加圧量を制御するよ
うになっている。即ち、加圧制御装置23は、図3に示
すように、鋳造開始から時間T1 までの期間を溶湯が鋳
型14のキャビティ15内に供給するまでの期間(予圧
期間)、時間T1 から時間T2 までの期間を溶湯がキャ
ビティ15内に充填されるまでの期間(充填期間)、時
間T2 から時間T3 までの期間をキャビティ15内に充
填された溶湯にさらに圧力を加える期間(昇圧期間)、
時間T3 から時間T4 までの期間を昇圧により達成され
た圧力を保持する期間(圧力保持期間)、時間T4 から
時間T5 までの期間を保持された圧力を解除する期間
(排圧期間)として、それぞれの期間毎に設定圧力を変
化させて、溶湯の湯面への加圧量を制御するようになっ
ている。
【0042】つまり、加圧制御装置23は、上記予圧期
間では設定圧力P1 を目標圧力として加圧制御し、上記
充填期間では設定圧力P2 を目標圧力として加圧制御
し、上記昇圧期間では設定圧力P3 を目標圧力として加
圧制御するようになっている。
【0043】尚、上記の設定圧力P1 、P2 、P3 は、
設定圧力記憶部27に予め記憶されているものとする。
【0044】また、加圧制御装置23は、充填期間中に
充填検知回路22によりキャビティ15内に溶湯が充填
されたことが検知されれば、このときの溶湯の湯面への
圧力を炉内圧力検出器10により検出し、加圧量算出部
28にて検出圧力を上記設定圧力P2 を設定圧力P2 ’
に補正し、この補正後の設定圧力P2 ’に基づいて昇圧
期間での設定圧力P3 を設定圧力P3 ’に補正し、図3
に示す破線のパターンで溶湯の湯面を加圧制御するよう
になっている。
【0045】そして、加圧制御装置23は、補正された
設定圧力P3 ’と設定圧力記憶部27に予め記憶された
設定圧力P3 との差ΔPを圧力差演算部30で求め、さ
らに、この圧力差ΔPに基づいて設定圧力記憶部27に
記憶された設定圧力P1 、P2 、P3 を設定圧力補正部
31にて補正し、各補正値を設定圧力変換部32にて新
たな設定圧力として変換し、設定圧力記憶部27に記憶
させる。
【0046】したがって、加圧制御装置23によれば、
図4に示すように、前回の加圧パターンAを加圧パター
ンBに変換するようになり、次回の鋳造は、この加圧パ
ターンBに基づいて行われる。
【0047】さらに、上記加圧制御方法について、図5
ないし図7に示すフローチャートに基づいて以下に説明
する。
【0048】図5に示すように、鋳造が開始される(S
1)と、基準加圧パターン(目標圧力P1 、P2 、P3
)が設定される(S2)。次に、予圧が開始される
(S3)。このとき、目標圧力P1 へF/B(Feed
Back)制御が行われる(S4)。そして、検出圧
力Pが目標圧力P1 に達しているか否かが判定される
(S5)。ここで、検出圧力Pが目標圧力P1 に達して
いなければS4に移行し、達していれば、図6に示すS
6に移行する(S5)。
【0049】図6に示すように、S6にて溶湯のキャビ
ティ15への充填が開始されると、目標圧力P2 へF/
B制御が開始される(S7)。この充填期間中、充填セ
ンサがONされたか否かが判定される(S8)。ここ
で、充填検知センサがONされなければ検出圧力Pが目
標圧力P2 に達しているか否かが判定される(S9)。
ここで、検出圧力Pが目標圧力P2 に達していなければ
S7に移行し、検出圧力Pが目標圧力P2 に達していれ
ば、昇圧が開始される(S10)。
【0050】そして、昇圧が開始されると、目標圧力P
3 へF/B制御が開始され(S11)、検出圧力Pが目
標圧力P3 に達しているか否かが判定される(S1
2)。ここで、検出圧力Pが目標圧力P3 に達していな
ければS11に移行し、達していれば、図7に示すS1
8に移行する。
【0051】一方、S8にて充填センサがONされれ
ば、検出圧力Pを目標圧力P2 ’とし(S13)、この
目標圧力P2 ’に補正量αを加えて昇圧期間での目標圧
力P3’が算出され(S14)、昇圧が開始される(S
15)。そして、昇圧が開始されると、目標圧力P3 ’
へF/B制御が開始され(S16)、検出圧力Pが目標
圧力P3 ’に達しているか否かが判定される(S1
7)。ここで、検出圧力Pが目標圧力P3 ’に達してい
なければS16に移行し、達していれば図7に示すS1
8に移行する。
【0052】図7に示すように、S12で達成された目
標圧力P3 あるいはS17で達成された目標圧力P3 ’
を保持する(S18)。そして、この状態で所定時間経
過したか否かが判定される(S19)。S19で所定時
間経過すれば、排圧を行い(S20)、鋳造終了か否か
が判定される(S21)。
【0053】S21で鋳造終了であると判定されれば、
補正前の設定圧力P3 と補正後の設定圧力P3 ’との圧
力差ΔPを算出する(S22)。そして、この圧力差Δ
Pに基づいて、上記の設定圧力を次に鋳造工程における
設定圧力に補正する(S23)。即ち、補正圧力P1 =
設定圧力P1 +ΔP、補正圧力P2 =設定圧力P2 +Δ
P、補正圧力P3 =設定圧力P3 +ΔPと補正する。そ
して、これら各補正圧力P1 、P2 、P3 を新たな設定
圧力P1 、P2 、P3 として変換する(S24)。そし
て、この新しい設定圧力P1 、P2 、P3 を次の鋳造工
程の加圧パターンとして使用するために設定圧力記憶部
27に記憶させる(S25)。
【0054】以上のように、本発明の低圧鋳造における
加圧制御方法によれば、予め設定された加圧パターンを
実際の溶湯の湯面状態、即ち湯面の量に応じて変更する
ことができるので、加圧パターンの初期段階、即ち溶湯
のキャビティ内への充填完了までの期間での湯面への加
圧量を適正なものとすることができる。
【0055】これにより、鋳造の繰り返しで溶湯が減少
し、あるいは溶湯の酸化により堆積する酸化物等により
変化する湯面状態を考慮して最適な加圧制御を行うこと
ができる。したがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳
造欠陥を無くし、高品位の製品を提供することができ
る。
【0056】また、補正後の基準加圧パターンの設定圧
力値と補正前の基準加圧パターンの設定圧力値との差
を、それぞれの設定圧力値の最大値、即ち本実施例では
補正前の設定圧力P3 と補正後の設定圧力P3 ’の差と
することで、圧力差を明確な値で算出することができ
る。
【0057】これにより、基準加圧パターンの補正を精
度良く行うことが可能となり、溶湯のキャビティ15内
への充填完了までの期間を適正な加圧量とすることがで
きる。したがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠
陥を無くし、高品位の製品を提供することができる。
【0058】また、前回の鋳造工程における補正後の基
準加圧パターンを次回の鋳造工程における基準加圧パタ
ーンとすることで、溶湯の湯面の状況に応じて適正に加
圧制御することができる。これにより、溶湯の湯面状態
により生じる鋳造欠陥を無くし、高品位の製品を提供す
ることができる。
【0059】また、鋳型のキャビティ内に溶湯が充填さ
れたことが検知されたときの溶湯の湯面に加えられる圧
力値と、上記設定圧力記憶部27に記憶された設定圧力
値とから算出される溶湯の湯面への加圧量に基づいて上
記エアポンプ25の流量調整弁26を制御する流量調整
弁制御部29を備えることで、溶湯の湯面に加える圧力
を適正に制御することができる。これにより、溶湯の湯
面状態により生じる鋳造欠陥を無くし、高品位の製品を
提供することができる。
【0060】さらに、前回の鋳造工程における補正後の
基準加圧パターンを次回の鋳造工程における基準加圧パ
ターンとしているので、溶湯の湯面が変化しても、湯面
の状況に応じて適正に加圧制御することができ、この結
果、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠陥を無くし、高
品位の製品を提供することができる。
【0061】尚、本実施例では、補正後の基準加圧パタ
ーンの設定圧力値と補正前の基準加圧パターンの設定圧
力値との差を、それぞれの設定圧力値の最大値、即ち本
実施例では補正前の設定圧力P3 と補正後の設定圧力P
3 ’との差としているが、これに限定されるものではな
く、例えば補正後の基準加圧パターンの設定圧力値と補
正前の基準加圧パターンの設定圧力値との差を、上記鋳
型のキャビティ内に溶湯が充填されたことが検知された
ときに検出される検出圧力値、即ち補正後の設定圧力P
2 ’と、このときの基準加圧パターンにおける設定圧力
P2 との差としても良い。
【0062】この場合、全ての基準加圧パターンにおけ
る設定圧力値を補正することなく、迅速に溶湯の湯面へ
の加圧量を算出することができる。これによって、溶湯
のキャビティ15内への充填完了までの期間を適正な加
圧量とすることができる。したがって、この場合におい
ても、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠陥を無くし、
高品位の製品を提供することができる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明の低圧鋳造における加圧
制御方法は、以上のように、溶湯の湯面に圧力を加えて
溶湯を鋳型のキャビティ内に供給し、この溶湯を鋳造す
る鋳造工程において、予め設定された基準加圧パターン
に沿って溶湯の湯面に加える圧力を制御する低圧鋳造に
おける加圧制御方法であって、上記鋳型のキャビティ内
に溶湯が充填されたことが検知されたとき、該検知後の
上記基準加圧パターンを補正し、この補正後の基準加圧
パターンに沿って溶湯の湯面に加える圧力を制御して鋳
造工程を行った後上記補正後の基準加圧パターンの設
定圧力値と補正前の基準加圧パターンの設定圧力値との
差を算出し、この算出された圧力差に基づいて次回の鋳
造工程における基準加圧パターンの鋳型のキャビティ内
に溶湯が充填されるまでの期間の設定圧力値を補正する
構成である。
【0064】これにより、鋳造の繰り返しで溶湯が減少
し、あるいは溶湯の酸化により堆積する酸化物等により
変化する湯面状態を考慮して最適な加圧制御を行うこと
ができる。したがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳
造欠陥を無くし、高品位の製品を提供することができる
という効果を奏する。
【0065】また、請求項2の発明の低圧鋳造における
加圧制御方法は、以上のように、補正後の基準加圧パタ
ーンの設定圧力値と補正前の基準加圧パターンの設定圧
力値との差を、それぞれの設定圧力値の最大値の差と
て算出し、この算出された圧力差に基づいて次回の鋳造
工程における基準加圧パターンの鋳型のキャビティ内に
溶湯が充填されるまでの期間の設定圧力値を補正する構
成である。
【0066】これにより、基準加圧パターンの補正を精
度良く行うことが可能となり、溶湯のキャビティ内への
充填完了までの期間を適正な加圧量とすることができ
る。したがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠陥
を無くし、高品位の製品を提供することができるという
効果を奏する。
【0067】また、請求項3の発明の低圧鋳造における
加圧制御方法は、以上のように、補正後の基準加圧パタ
ーンの設定圧力値と補正前の基準加圧パターンの設定圧
力値との差を、上記鋳型のキャビティ内に溶湯が充填さ
れたことが検知されたときに検出される検出圧力値と、
このときの基準加圧パターンにおける設定圧力値との差
とする構成である。
【0068】これにより、溶湯のキャビティ内への充填
完了までの期間を適正な加圧量とすることができる。し
たがって、溶湯の湯面状態により生じる鋳造欠陥を無く
し、高品位の製品を提供することができるという効果を
奏する。
【0069】また、請求項4の発明の低圧鋳造における
加圧制御方法は、以上のように、前回の鋳造工程におけ
る補正後の基準加圧パターンを次回の鋳造工程における
基準加圧パターンとする構成である。
【0070】これにより、溶湯の湯面状態により生じる
鋳造欠陥を無くし、高品位の製品を提供することができ
るという効果を奏する。
【0071】また、請求項5の発明の低圧鋳造における
加圧制御装置は、以上のように、溶湯を鋳型のキャビテ
ィ内に供給して鋳造するために、溶湯の湯面を加圧する
加圧手段を制御する低圧鋳造における加圧制御装置にお
いて、溶湯の湯面に加える設定圧力値を記憶する設定圧
力記憶手段と、鋳型のキャビティ内に溶湯が充填された
ことが検知されたときの圧力値と、上記設定圧力記憶手
段に記憶された設定圧力値とから溶湯の湯面への加圧量
を算出する加圧量算出手段と、この加圧量算出手段によ
り算出された加圧量に基づいて上記加圧手段を制御する
加圧制御手段と、鋳造工程が終了後、加圧量算出手段に
より算出された加圧量に基づいて検出圧力値と設定圧力
値との圧力差を算出する圧力差算出手段と、上記圧力差
算出手段により算出された圧力差に基づいて、上記設定
圧力記憶手段に記憶された設定圧力を補正する設定圧力
補正手段と、上記設定圧力補正手段により補正された設
定圧力を次回の鋳造工程での設定圧力に変換し、変換さ
れた設定圧力を上記設定圧力記憶手段に記憶させる設定
圧力変換手段とを備えた構成である。
【0072】これにより、溶湯の湯面の状況に応じて適
正に加圧制御することができ、この結果、溶湯の湯面状
態により生じる鋳造欠陥を無くし、高品位の製品を提供
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低圧鋳造における加圧制御方法を適用
した加圧制御装置のブロック構成図である。
【図2】図1に示す加圧制御装置を備えた低圧鋳造装置
の概略構成図である。
【図3】図1に示す加圧制御装置における加圧パターン
を示すグラフである。
【図4】図1に示す加圧制御装置において補正前の加圧
パターンと補正後の加圧パターンとを比較したグラフで
ある。
【図5】図1に示す加圧制御装置における加圧制御方法
のフローチャートである。
【図6】図1に示す加圧制御装置における加圧制御方法
のフローチャートである。
【図7】図1に示す加圧制御装置における加圧制御方法
のフローチャートである。
【符号の説明】
10 炉内圧力検出器(圧力検出手段) 14 鋳型 15 キャビティ 22 充填検知回路(充填検知手段) 23 加圧制御装置 25 エアポンプ(加圧手段) 27 設定圧力記憶部(設定圧力記憶手段) 28 加圧量算出部(加圧量算出手段) 29 流量調整弁制御部(加圧制御手段) 30 圧力差演算部(圧力差算出手段) 31 設定圧力補正部(設定圧力補正手段) 32 設定圧力変換部(設定圧力変換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−248551(JP,A) 特開 平2−251355(JP,A) 特開 平5−96356(JP,A) 特開 平5−228604(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 18/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶湯の湯面に圧力を加えて溶湯を鋳型のキ
    ャビティ内に供給し、この溶湯を鋳造する鋳造工程にお
    いて、予め設定された基準加圧パターンに沿って溶湯の
    湯面に加える圧力を制御する低圧鋳造における加圧制御
    方法であって、 上記鋳型のキャビティ内に溶湯が充填されたことが検知
    されたとき、該検知後の上記基準加圧パターンを補正
    し、この補正後の基準加圧パターンに沿って溶湯の湯面
    に加える圧力を制御して鋳造工程を行った後上記 補正後の基準加圧パターンの設定圧力値と補正前の
    基準加圧パターンの設定圧力値との差を算出し、この算
    出された圧力差に基づいて次回の鋳造工程における基準
    加圧パターンの鋳型のキャビティ内に溶湯が充填される
    までの期間の設定圧力値を補正することを特徴とする低
    圧鋳造における加圧制御方法。
  2. 【請求項2】上記補正後の基準加圧パターンの設定圧力
    値と補正前の基準加圧パターンの設定圧力値との差を、
    それぞれの設定圧力値の最大値の差として算出し、この
    算出された圧力差に基づいて次回の鋳造工程における基
    準加圧パターンの鋳型のキャビティ内に溶湯が充填され
    るまでの期間の設定圧力値を補正することを特徴とする
    請求項1記載の低圧鋳造における加圧制御方法。
  3. 【請求項3】上記補正後の基準加圧パターンの設定圧力
    値と補正前の基準加圧パターンの設定圧力値との差を、
    上記鋳型のキャビティ内に溶湯が充填されたことが検知
    されたときに検出される検出圧力値と、このときの基準
    加圧パターンにおける設定圧力値との差とすることを特
    徴とする請求項1記載の低圧鋳造における加圧制御方
    法。
  4. 【請求項4】前回の鋳造工程における補正後の基準加圧
    パターンを次回の鋳造工程における基準加圧パターンと
    することを特徴とする請求項2または3記載の低圧鋳造
    における加圧制御方法。
  5. 【請求項5】溶湯を鋳型のキャビティ内に供給して鋳造
    するために、溶湯の湯面を加圧する加圧手段を制御する
    低圧鋳造における加圧制御装置において、 溶湯の湯面に加える設定圧力値を記憶する設定圧力記憶
    手段と、 鋳型のキャビティ内に溶湯が充填されたことが検知され
    たときの圧力値と、上記設定圧力記憶手段に記憶された
    設定圧力値とから溶湯の湯面への加圧量を算出する加圧
    量算出手段と、 この加圧量算出手段により算出された加圧量に基づいて
    上記加圧手段を制御する加圧制御手段と 鋳造工程が終了後、上記加圧量算出手段により算出され
    た加圧量に基づいて検出圧力値と設定圧力値との圧力差
    を算出する圧力差算出手段と、 上記圧力差算出手段により算出された圧力差に基づい
    て、上記設定圧力記憶手段に記憶された設定圧力を補正
    する設定圧力補正手段と、 上記設定圧力補正手段により補正された設定圧力を次回
    の鋳造工程での設定圧力に変換し、変換された設定圧力
    を上記設定圧力記憶手段に記憶させる設定圧力変換手段
    が備えられていることを特徴とする低圧鋳造における
    加圧制御装置。
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