JPH0679433A - 射出成形装置の昇圧時間自動制御装置 - Google Patents

射出成形装置の昇圧時間自動制御装置

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Publication number
JPH0679433A
JPH0679433A JP23733992A JP23733992A JPH0679433A JP H0679433 A JPH0679433 A JP H0679433A JP 23733992 A JP23733992 A JP 23733992A JP 23733992 A JP23733992 A JP 23733992A JP H0679433 A JPH0679433 A JP H0679433A
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JP
Japan
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time
injection
deviation
pressure raising
boosting time
Prior art date
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Pending
Application number
JP23733992A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tamura
克弥 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0679433A publication Critical patent/JPH0679433A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出成形装置における鋳造条件の変動に応じ
て変動する昇圧時間に対応して,速やかに,かつ,自動
的に昇圧時間設定値を補正して常に安定した製品品質を
確保できる昇圧時間自動制御装置を付与した射出成形装
置を提供する。 【構成】 昇圧時間制御バルブ26を備えた射出成形装
置において,射出特性計測装置21と記憶装置22と演
算装置23とデータ設定装置24と昇圧時間制御バルブ
25とバルブ開度計測装置27とからなる昇圧時間自動
制御装置を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ダイカストマシンや射
出成形機等の射出成形装置において,成形材料に負荷さ
れる圧力の昇圧時間を自動制御する装置に係り,特に昇
圧時間のフィードバック制御を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はダイカストマシンの射出機構を示
したもので,射出シリンダ1のピストン2にはカップリ
ング4を介してプランジャ3が連結されており,圧力供
給源16からの圧液量を流量制御弁7により調節するこ
とによって作動され,鋳込スリーブ11内の溶融状態に
ある成形材料15を金型12,13にて形成されるキャ
ビティ部14へ充填し,成形する。ここで,ピストン2
およびプランジャチップ17の作動は,カップリング4
に固設されたサポート5および磁気スケール6,位置検
出器8によって,ストローク位置が監視され,所定の位
置に到達した時,設定器10に予め格納されている弁開
度まで制御器9によって流量制御弁7を開閉し,ピスト
ン2の移動速度(射出速度)が制御されている。
【0003】図4は,射出速度vと,プランジャ3が成
形材料15に負荷する加圧力Pの,時間tを横軸とした
変化の状態を示している。成形条件の一つである成形材
料への加圧力Pの加圧状態,すなわち,昇圧時間Δtは
重要な管理項目となっており,一般には,加圧力Pの始
点圧力P1 ,終点圧力P2 を設定しておき,その間の変
化時間Δtを昇圧時間と定義し,随時監視している。そ
して,良好な射出が行なえるようにし,良品質の鋳込製
品が得られるようにしている。v1 ,v2 は各々低速射
出速度,高速射出速度を示す。
【0004】昇圧時間を増減する方法としては,従来は
射出成形装置に昇圧時間制御バルブを設け,これを手動
操作によりバルブ開度を調整する方法や,予め計測され
た昇圧時間とバルブ開度との相関曲線に基づいてバルブ
開度を設定し,昇圧時間制御バルブを自動設定する方法
が採られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】昇圧時間制御バルブを
手動で調整する方法では,設定毎のバルブ開度のバラツ
キが避けられず,結果として,昇圧時間も一定せず,鋳
造品質の不安定を招いていた。また,バルブ開度をリモ
ート設定する方法では,バルブ開度のバラツキによる昇
圧時間のバラツキは生じないが,射出速度等の鋳造条件
が変化するために生じる昇圧時間の変動を補正すること
は不可能であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに,本発明の射出成形装置の昇圧時間自動制御装置に
おいては,成形材料に負荷される圧力軌跡における所定
の始点圧力と終点圧力の2点間の変化に要する昇圧時間
を制御する昇圧時間制御バルブを備えた射出成形装置に
おいて,射出成形装置の射出工程毎に射出データを入力
する射出特性計測装置と,該各々の射出データから各々
の昇圧時間ならびに昇圧時間平均値を算出し,かつ,デ
ータ設定装置に入力された昇圧時間設定値と昇圧時間平
均値との昇圧時間偏差を算出する演算装置と,演算結果
を記憶する記憶装置と,データ設定装置とを備えるとと
もに,予めデータ設定装置に入力した昇圧時間の許容偏
差を前記昇圧時間偏差が超過したとき昇圧時間制御バル
ブの開度を変更する昇圧時間制御バルブ駆動装置とバル
ブ開度計測装置を備えた構成とした。
【0007】
【作用】本発明の射出成形装置の昇圧時間自動制御装置
は,下記の手順により昇圧時間をコントロールする。 昇圧時間を所定回数計測し,その平均値を算出す
る。 上記平均値と昇圧時間設定値の偏差を算出する。 上記偏差に補正係数を乗じ,バルブ開度補正量を演
算する。 上記バルブ開度補正量に現在のバルブ開度を加えた
ものを新たなバルブ開度とし,昇圧時間制御バルブを自
動調整し,昇圧時間のフィードバック制御を行なう。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
詳細に説明する。図1〜図2は本発明に係る実施例を示
し,図1は制御ブロック線図であり,図2は制御系統図
である。図において,21は射出特性計測装置,22は
記憶装置,23は演算装置,24はデータ設定装置,2
5は昇圧時間制御バルブ駆動装置,26は昇圧時間制御
バルブ,27はバルブ開度計測装置である。
【0009】このように構成された射出成形装置の昇圧
時間自動制御装置の作動について説明する。射出特性計
測装置21には射出成形装置の射出工程毎に射出データ
が入力される。演算装置23はこの射出データから昇圧
時間計測値IMn(n=1〜N,N:所定計測回数)を
演算し,記憶装置22に所定計測回数N回分ストアされ
ると,その平均値IMa(IMa=ΣIMn/N)が演
算されるとともに,予めデータ設定装置24に入力され
た昇圧時間設定値ISとIMaの偏差(これを昇圧時間
偏差と称する)IDを算出する。
【0010】さらに,演算装置23は昇圧時間偏差ID
と予めデータ設定装置24に入力された許容偏差IDA
を比較し,ID>IDAの場合のみ演算装置23は,同
じく予めデータ設定装置24に入力した補正係数Kを昇
圧時間偏差IDに乗算して昇圧時間補正量IAを演算
し,現在設定されている昇圧時間設定値ISに加え,新
たな昇圧時間設定値IS´を算出する。そして,昇圧時
間制御バルブ駆動装置25に指令を発信して昇圧時間制
御バルブ26のバルブ開度を新たな昇圧時間設定値IS
´に相当するバルブ開度とする。
【0011】図2は,以上述べた一連の操作手順を説明
する制御系統図を示す。このようにして,射出回数がN
回に達する度毎に昇圧時間の平均値IMaと昇圧時間偏
差IDが演算され,昇圧時間偏差IDが許容偏差IDA
を超過したときには昇圧時間補正量IAと新たな昇圧時
間設定値IS´を算出してバルブ開度を変更し昇圧時間
を自動制御するようになっている。
【0012】以上説明したように,本発明の昇圧時間自
動制御装置は,実際の射出データから得られた昇圧時間
の平均値と予め設定した昇圧時間設定値との偏差を求
め,昇圧時間制御バルブの開度を実際値に適合するよう
に自動制御で補正していくので,最適な運転が実施され
る。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように,本発明の射出成形装
置の昇圧時間自動制御装置は,射出速度等鋳造条件の変
化に伴う昇圧時間の変動に即応して昇圧時間設定値を速
やかに,かつ,自動的に補正するので,安定した品質の
鋳造品を継続して生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る昇圧時間自動制御装置の
制御ブロック線図である。
【図2】本発明の実施例に係る昇圧時間自動制御装置の
制御系統図である。
【図3】従来の射出成形装置の概略縦断面図である。
【図4】従来の射出成形装置の射出圧力特性曲線図であ
る。
【符号の説明】
1 射出シリンダ 2 ピストン 3 プランジャ 4 カップリング 5 サポート 6 磁気スケール 7 流量制御弁 8 位置検出器 9 制御器 10 設定器 11 鋳込スリーブ 12 金型 13 金型 14 キャビティ 15 成形材料 16 圧力供給源 17 プランジャチップ 21 射出特性計測装置 22 記憶装置 23 演算装置 24 データ設定装置 25 昇圧時間制御バルブ駆動装置 26 昇圧時間制御バルブ 27 バルブ開度計測装置 IMn 昇圧時間計測値 IMa 昇圧時間平均値 ID 昇圧時間偏差 IDA 許容偏差 IA 昇圧時間補正量 IS 昇圧時間設定値 IS´ 昇圧時間設定値 K 補正係数 N 所定計測回数

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形材料に負荷される圧力軌跡における
    所定の始点圧力と終点圧力の2点間の変化に要する昇圧
    時間を制御する昇圧時間制御バルブを備えた射出成形装
    置において, 射出成形装置の射出工程毎に射出データを入力する射出
    特性計測装置と,該各々の射出データから各々の昇圧時
    間ならびに昇圧時間平均値を算出し,かつ,データ設定
    装置に入力された昇圧時間設定値と昇圧時間平均値との
    昇圧時間偏差を算出する演算装置と,演算結果を記憶す
    る記憶装置と,データ設定装置とを備えるとともに, 予めデータ設定装置に入力した昇圧時間の許容偏差を前
    記昇圧時間偏差が超過したとき昇圧時間制御バルブの開
    度を変更する昇圧時間制御バルブ駆動装置とバルブ開度
    計測装置を備えた射出成形装置の昇圧時間自動制御装
    置。
JP23733992A 1992-09-04 1992-09-04 射出成形装置の昇圧時間自動制御装置 Pending JPH0679433A (ja)

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Family

ID=17013922

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JP23733992A Pending JPH0679433A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 射出成形装置の昇圧時間自動制御装置

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JP (1) JPH0679433A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013075333A (ja) * 2013-01-17 2013-04-25 Ube Machinery Corporation Ltd ダイカストマシン及びダイカスト鋳造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013075333A (ja) * 2013-01-17 2013-04-25 Ube Machinery Corporation Ltd ダイカストマシン及びダイカスト鋳造方法

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