JPS61132204A - 大形形鋼の二重ブレ−クダウン圧延方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は開式孔型だける掘込んだ二重ブレークダウン
ロールによる超大形影鋼の圧延方法に関する。

〔従来の技術〕

一般に形鋼の孔型圧延は、例えば特開昭５２−１４５３
６０号公報でみるように、圧延材全体を包み込むように
構成した開式孔型（第８図）及び閉式孔型（第９図）数
個或は拾数個からなる孔型系列を掘込んだ二重ロール又
は三重ロール数ｍを使って行われてきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

こＤ方法に、孔型で圧延材を包み込むので安定した圧延
ができる反面、超大形形調圧延の場合には孔型の掘込み
が深くなるので孔底部ロール径が小さくなり、ロール強
度から圧延可能サイズに自から限界がある。通常、最小
孔底部組ＲＫはロールピッチ径ＲＰの２／３が限度とさ
れてきた。

他方、形鋼に対する市場ニーズは超高層ビル、深海向性
上基地建築材等、超大形化の方向へ向っている。このよ
うな超大形影鋼には溶接形鋼で対処しているのが現状で
あるが、一体物としてより高品質に、より廉価に製造す
る圧延方法の開発がいそがれている。

例えば第２図は本発明が圧延の対象とする成品例の断面
図であり、コードと呼ばれる胴部１とその両側に張り出
したラックと呼ばれるフランジ部２とよりなる一体圧延
成品である。該成品は実用止金＠Ｉ　Ｏ２３ｍ、コード
痺５６７ｍｍの超大形形鋼であり、素材サイズも幅岬成
品幅、厚＝　２　ｘコード厚相当の超大形鋼片を使用し
ており、このような成品金第８図、第９図で示すような
孔型で圧延することは困難である。

本発明は、かかる中心に胴部をもち、その側部に張り出
しフランジを有する大形形鋼を、開式孔型のみを掘り込
んだ二重ブレークタウンロールによってロール径及びロ
ール胴長を最大限に活用して圧延する方法を提供せんと
するものである。

〔間甥点を解決するための手段、作用〕本発明の要旨は
、前段の粗二重ブレークダウン圧延機Ｄロール胴部の平
胴部の一部に張り出しフランジ部を上下面とし張り出し
フランジ部と上下面突出部側面とを掘込んだ芯出し孔型
により張り出しフランジ部のエツジングと上下突出部の
偏芯の修正とを行う芯出し工程と、その後、圧延材胴部
の上下面突出部が通過するロール胴部に成品上下面突出
部の熱間形状より広い孔形溝を掘込んだ開式延伸孔型を
用いて孔型溝幅より広い圧延素材から圧延材胴部と胴部
からの張り出しフランジ部とを延伸し、同ロールの平胴
部で張り出しフランジ部をエツジングする往復圧延工程
とからなる大形形鋼の二重ブレークダウン圧延方法であ
る。

以下、本発明を図面に示す実施例を用いて具体的に説明
する。

第１図に本発明で使用する仕上ロール形状例を示す。３
は仕上上ロール、４は仕上下ロール、５に延伸孔型、６
に平胴部、７−１．７−２はエツジ孔型である。このロ
ールには第２図の成品寸法を圧延するための孔型の各寸
法例を肥大している。

該ロールによる圧延方法は、仕上上ロール３をスクリュ
ーダウンしながら延伸パスと平胴部でのエツジパスを繰
返し、張り出しフランジに相当するラック厚が２２５ｍ
Ｋなったところでエツジ孔型７による最終エツジパスを
行って完了する。

延伸孔型５は圧延材胴部に相当するコードの突起に合わ
せて押込んでいるのみであるので、孔幅ば４９３ｍｍ、
孔深さに１７１＋ｍｍに過ぎず、極めて小さい。このた
め、孔底径ハ９５８１１ＩＩＩ＋と十分な大きさであり
、平温部幅も７８０ｍｍ残すことができる。エツジ孔型
も掘込深さは１７１前に揃えており、孔底幅を２２５咽
にしている。

ところで、このような２重圧延様による大形形鋼の圧延
では、前述の圧延機に導入される素材に充分に芯出し調
整を行なうことが重要であり、本発明では前述の圧延機
を仕上圧延機としてさらに前段にもう一台の準備孔型を
もつ２重粗圧延機を配電し、これに対処する。

２重粗圧延機のロール形状例は第３図に示しており、８
は組上ロール、９は机下ロール、１０に準備孔型、Ｊｉ
ｔグ平胴部、１２は芯出孔型である。

このロールによる圧延方法に素材厚９００＋ｎｍ’７’
）鋼片を使う。初期圧延に準備孔型１０で、仕上圧延で
説明したのと同じように延伸パスと平胴部でのエツジパ
スを繰返し、ラック厚か５００ｗＫなるところで芯出孔
型１２で芯出パスを行い、仕上ロールへ送る。

準備孔型ｌＯは孔底を平面にしてエツジパス時のマニプ
レータ−による保持を安定し、孔側面傾斜をゆるやかに
してコードの形成を容易にしている。

芯出孔型の作用についてｆｌｙ、４図で説明する。

同図は入口柱形状の上部ラック長が下部ラック長より長
い場合も例にとり、芯出孔型の作用を説明している。点
線は入口柱形状、実線は孔型形状、斜線部に圧下部を示
す。

この例では、上ロール側はラック端だけが圧下を受け、
下ロール側にラック端とコード側面が圧下を受ける。そ
の結果、芯出孔型通過材形状の上下ラック長が揃うこと
になる。

第５図に芯出孔型パス後の形状（点線）と成品形状（実
線）の重ね図を示す。この図から、幅方向に殆んど均一
圧下を受けることが解る。

第６図は噛込位置でのロール（笑線）と材料（点線）の
接触始め位置（１８、１９）を示している。コード側面
、コード上面の成形が完了する型１２パス材は仕上孔型
圧延により容易にコード部形状が形成されるから、素材
厚の薄い銅片を使用することができる。

かかる芯出孔型１２は偏りや偏芯を修正する作用を持つ
有効な孔型であるが、押込深さが深くなる欠点を持って
いる。この例でも、掘込深さは３３０ｍ、孔底径は６４
０ｔｒｒｔｘと平胴部径の約半分になっている。然しな
から平胴部と芯出孔型でのエツジパス圧下量は小さく、
大圧下の準備孔型は芯出孔型から離れた位置にあるので
、準備孔型の圧下量をそれ程軽減する必要にない。

第７図に本発明を適用した圧延パスの一例を示した。矩
形断面の素材Ａを準備孔型と平担部で往復パスを行なっ
たのち芯出孔型で芯出し工程を行なうか、或いはＢのよ
うな断面素材を芯出し工程全行なったのち、Ｃの如き断
面形状とし、延伸孔型へ導入する。そして、仕上孔型５
による往復圧延工程ののちエツジ孔型７−１へパスされ
、再び仕上孔型５による往復圧延ののち今度はエツジ孔
型７−２に導かれ、最終パスとして仕上孔型５によるエ
ツジングパスを行なって成品形状りとなる。

〔発明の効果〕

以上説明した本発明法に従えば、比較的浅い孔型を有す
る２重圧延機により、大きな断面素材から胴部の側部張
り出しフランジを有する超大形の形鋼を現有の分塊工場
設備で製作することができる。

又、本発明によれば、中心部に胴部をもち、その側部に
張り出しフランジを有する大形型鋼を開式孔型をもつ二
重ブレークダウンロールによってロール径、ロール胴長
を最大限に活用した経済的且つ効率的圧延法によって製
造することができる。

なお、本発明を適用する際には、スタンド数、ロール径
、ロール胴長等、設備諸元に応じて最適な圧延方法の組
合せを決めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による往復圧延工程に用いる開式−Ｔｌ
ｌ延延ためのロール形状例を示す図、第２図は本発明が
圧延の対象とする成品断面の一例を示す図、 第３図は本発明による芯出し工程に用いる準備孔型とし
ての開式孔型圧延ロール形状例を示す同第４図、第５図
、第６図は第３図のロールによる圧延の状況を示す図、 第７図は本発明による全圧延パスの一例を示す図、 第８図は従来の開式孔型の例を示す図、第９図は従来の
開式孔型の例を示す図である。 １・・・胴部、２・・・フランジ部、３・・・仕上上ロ
ール、４・・・仕上下ロール、５・・・延伸孔型、６・
・・平胴部、７−１，７−２・・・エツジ孔型、８・・
・組上ロール、９・・・組下ロール、１０・・・準備孔
型、１１・・・平胴部、１２・・・芯出孔型、１８．１
９・・・接触始め位置。 代理人　弁理士　　秋　沢　政　光 信２名 オＩｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）前段の粗二重ブレークダウン圧延機のロール胴部
   の平胴部の一部に張り出しフランジ部を上下面とし張り
   出しフランジ部と上下面突出部側面とを掘込んだ芯出し
   孔型により張り出しフランジ部のエッジングと上下突出
   部の偏芯の修正とを行う芯出し工程と、その後、圧延材
   胴部の上下面突出部が通過するロール胴部に成品上下面
   突出部の熱間形状より広い孔形溝を掘込んだ開式延伸孔
   型を用いて孔型溝幅より広い圧延素材から圧延材胴部と
   胴部からの張り出しフランジ部とを延伸し、同ロールの
   平胴部で張り出しフランジ部をエッジングする往復圧延
   工程とからなる大形形鋼の二重ブレークダウン圧延方法
   。