JPS6112606B2 - - Google Patents
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- JPS6112606B2 JPS6112606B2 JP9704879A JP9704879A JPS6112606B2 JP S6112606 B2 JPS6112606 B2 JP S6112606B2 JP 9704879 A JP9704879 A JP 9704879A JP 9704879 A JP9704879 A JP 9704879A JP S6112606 B2 JPS6112606 B2 JP S6112606B2
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- plastic
- coaxial cable
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- foaming
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Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、発泡プラスチツク同軸ケーブルの製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
周知の如く、同軸ケーブルは、中心導体上に絶
縁体を被覆し、そしてこの絶縁体上に外部導体を
外挿した構成となつていて、通信回線等に使用さ
れている。
縁体を被覆し、そしてこの絶縁体上に外部導体を
外挿した構成となつていて、通信回線等に使用さ
れている。
上記絶縁体は、電界強度の強い部分に使用され
るので、電気的損失の少ないものでなければなら
ず、このため、普通のケーブルの絶縁体の場合と
同様に、空気の占める部分を多くした絶縁体、す
なわち、発泡プラスチツクが使用されている。
るので、電気的損失の少ないものでなければなら
ず、このため、普通のケーブルの絶縁体の場合と
同様に、空気の占める部分を多くした絶縁体、す
なわち、発泡プラスチツクが使用されている。
しかるに、発泡プラスチツクとして、例えば、
ポリエチレンにアゾジルカルボンアミド等の発泡
剤を加えて発泡させたものを使用した場合には、
発泡剤の未分解物や分解残渣等の影響により、発
泡プラスチツクの誘電正接(tan δ)が2×
10-4〜3×10-4、場合によつては5×10-4〜6×
10-4となつて、発泡させる以前のポリエチレン本
来の誘電正接2×10-4よりもかえつて高くなつて
しまい、電気的特性が落ち、高周波損失が多くな
る問題があつた。
ポリエチレンにアゾジルカルボンアミド等の発泡
剤を加えて発泡させたものを使用した場合には、
発泡剤の未分解物や分解残渣等の影響により、発
泡プラスチツクの誘電正接(tan δ)が2×
10-4〜3×10-4、場合によつては5×10-4〜6×
10-4となつて、発泡させる以前のポリエチレン本
来の誘電正接2×10-4よりもかえつて高くなつて
しまい、電気的特性が落ち、高周波損失が多くな
る問題があつた。
本発明者等は上記問題を解決すべく鋭意研究を
行なつた結果、発泡剤に二酸化ケイ素の超微粉末
を入れることにより、発泡剤の未分解物や分解残
渣が直接発泡プラスチツクの誘電正接に悪影響を
及ぼすようなことがなく、低誘電正接のものが得
られることを知見した。
行なつた結果、発泡剤に二酸化ケイ素の超微粉末
を入れることにより、発泡剤の未分解物や分解残
渣が直接発泡プラスチツクの誘電正接に悪影響を
及ぼすようなことがなく、低誘電正接のものが得
られることを知見した。
本発明は上記知見に基づいてなされたもので、
その特徴とするところは、プラスチツクに発泡剤
と二酸化ケイ素の超微粉末とを加えて発泡させ、
これを同軸ケーブルの中心導体上に被覆する点に
ある。
その特徴とするところは、プラスチツクに発泡剤
と二酸化ケイ素の超微粉末とを加えて発泡させ、
これを同軸ケーブルの中心導体上に被覆する点に
ある。
以下本発明を説明する。
本発明では、プラスチツクのペレツトと発泡剤
と二酸化ケイ素の超微粉末とを押出機において溶
融混練し、プラスチツクを発泡度20〜65%程度発
泡させる。
と二酸化ケイ素の超微粉末とを押出機において溶
融混練し、プラスチツクを発泡度20〜65%程度発
泡させる。
上記プラスチツクとしては、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等があ
り、そしてこれらプラスチツクのうちでも特に低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンを使用す
るのが好ましい。これら低密度ポリエチレン等
は、電気的特性がすぐれ、高周波損失が少ない。
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等があ
り、そしてこれらプラスチツクのうちでも特に低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンを使用す
るのが好ましい。これら低密度ポリエチレン等
は、電気的特性がすぐれ、高周波損失が少ない。
また上記プラスチツクを発泡させる発泡剤とし
ては、アゾジカルボンアミド、ベンゼンスルフオ
ニルヒドラジド、P−トルエンスルフオニルヒド
ラジド、P−P′オキシビスベンゼンスルフオニル
ヒドラジド等が使用される。これら発泡剤は、押
出機において分解温度まで加熱されて溶融した低
密度ポリエチレン等のプラスチツクに混練されつ
つ分解してガスを発生し、該プラスチツクを発泡
させる。発泡剤の添加量は、プラスチツク100重
量部に対し、0.5〜3.0重量部、望ましくは1〜1.5
重量部にする。
ては、アゾジカルボンアミド、ベンゼンスルフオ
ニルヒドラジド、P−トルエンスルフオニルヒド
ラジド、P−P′オキシビスベンゼンスルフオニル
ヒドラジド等が使用される。これら発泡剤は、押
出機において分解温度まで加熱されて溶融した低
密度ポリエチレン等のプラスチツクに混練されつ
つ分解してガスを発生し、該プラスチツクを発泡
させる。発泡剤の添加量は、プラスチツク100重
量部に対し、0.5〜3.0重量部、望ましくは1〜1.5
重量部にする。
また、上記二酸化ケイ素としては、10〜30mμ
程度の超微粉末を使用し、その添加量はプラスチ
ツク100重量部に対し、0.05〜2.0重量部、望まし
くは0.5〜1.0重量部にする。この二酸化ケイ素の
超微粉末は、上記発泡剤が分解するとき、極性基
をもつ分解残渣が発生するのを阻止するように作
用する。
程度の超微粉末を使用し、その添加量はプラスチ
ツク100重量部に対し、0.05〜2.0重量部、望まし
くは0.5〜1.0重量部にする。この二酸化ケイ素の
超微粉末は、上記発泡剤が分解するとき、極性基
をもつ分解残渣が発生するのを阻止するように作
用する。
このようにして、発泡度20〜65%程度発泡され
た発泡プラスチツク1を押出機から押し出して、
同軸ケーブルの中心導体2上に被覆する。
た発泡プラスチツク1を押出機から押し出して、
同軸ケーブルの中心導体2上に被覆する。
その後、中心導体2上に被覆された発泡プラス
チツク1上に円筒状の外部導体3を外挿し、さら
に該外部導体3上に低密度ポリエチレン等からな
る外皮4を被覆して同軸ケーブルを製造する。
チツク1上に円筒状の外部導体3を外挿し、さら
に該外部導体3上に低密度ポリエチレン等からな
る外皮4を被覆して同軸ケーブルを製造する。
以上のようにして製造された同軸ケーブルの絶
縁体としての発泡プラスチツク1は、その誘電正
接が1.5×10-4〜1.7×10-4程度になり、発泡させ
る以前のプラスチツクのもつ誘電正接よりも下が
つている。
縁体としての発泡プラスチツク1は、その誘電正
接が1.5×10-4〜1.7×10-4程度になり、発泡させ
る以前のプラスチツクのもつ誘電正接よりも下が
つている。
以上説明したように本発明によれば、プラスチ
ツクに発泡剤と二酸化ケイ素の超微粉末とを加え
て発泡させ、これを同軸ケーブルの中心導体上に
被覆する。したがつて、発泡剤の未分解物や分解
残渣が直接発泡プラスチツクの誘電正接に悪影響
を及ぼすようなことがなく、発泡プラスチツクの
誘電正接が低くなり、このため、高周波損失が少
なく、高周波特性がすぐれた発泡プラスチツク同
軸ケーブルが得られる。
ツクに発泡剤と二酸化ケイ素の超微粉末とを加え
て発泡させ、これを同軸ケーブルの中心導体上に
被覆する。したがつて、発泡剤の未分解物や分解
残渣が直接発泡プラスチツクの誘電正接に悪影響
を及ぼすようなことがなく、発泡プラスチツクの
誘電正接が低くなり、このため、高周波損失が少
なく、高周波特性がすぐれた発泡プラスチツク同
軸ケーブルが得られる。
次に実施例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
プラスチツクとしてポリエチレン(三井ポリケ
ミカル(株)製のミラリン3530)を使用した。そして
このポリエチレンのペレツト100重量部に対し、
発泡剤としてアゾジカルボンアミドを1.5重量部
及び20mμの二酸化ケイ素0.5重量部とを混合し
て、押出機において発泡度65%程度発泡させた。
そしてこの発泡ポリエチレンを押出機より押出し
て、1.7mmφの中心導体上に被覆し、絶縁体外径
を7.3mmφにした。その後外部導体を外挿し、外
皮を被覆して同軸ケーブルを製造した。
ミカル(株)製のミラリン3530)を使用した。そして
このポリエチレンのペレツト100重量部に対し、
発泡剤としてアゾジカルボンアミドを1.5重量部
及び20mμの二酸化ケイ素0.5重量部とを混合し
て、押出機において発泡度65%程度発泡させた。
そしてこの発泡ポリエチレンを押出機より押出し
て、1.7mmφの中心導体上に被覆し、絶縁体外径
を7.3mmφにした。その後外部導体を外挿し、外
皮を被覆して同軸ケーブルを製造した。
この同軸ケーブルは、絶縁体の誘電正接が1.7
×10-4と低く、高周波特性がすぐれていた。
×10-4と低く、高周波特性がすぐれていた。
なお比較例として、二酸化ケイ素を使用しない
で実施例1と同様にして同軸ケーブルを製造し
た。しかし絶縁体の誘電正接は3〜4×10-4と高
くなり、実施例1の場合よりも高周波特性が劣つ
ていた。
で実施例1と同様にして同軸ケーブルを製造し
た。しかし絶縁体の誘電正接は3〜4×10-4と高
くなり、実施例1の場合よりも高周波特性が劣つ
ていた。
実施例 2
発泡剤を1.5重量部、二酸化ケイ素を1.0重量部
混合する以外は実施例1と同様にして行なつた。
この同軸ケーブルは絶縁体の誘電正接が1.5×
10-4と低く、実施例1の場合よりもさらに高周波
特性がすぐれていた。
混合する以外は実施例1と同様にして行なつた。
この同軸ケーブルは絶縁体の誘電正接が1.5×
10-4と低く、実施例1の場合よりもさらに高周波
特性がすぐれていた。
図面は本発明の方法で製造された発泡プラスチ
ツク同軸ケーブルの断面図である。 図中、1……発泡プラスチツク、2……中心導
体。
ツク同軸ケーブルの断面図である。 図中、1……発泡プラスチツク、2……中心導
体。
Claims (1)
- 1 プラスチツクに発泡剤と二酸化ケイ素の超微
粉末とを加えて発泡させ、これを同軸ケーブルの
中心導体上に被覆することを特徴とする発泡プラ
スチツク同軸ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9704879A JPS5622009A (en) | 1979-07-30 | 1979-07-30 | Method of manufacturing foamed plastic coaxial cable |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9704879A JPS5622009A (en) | 1979-07-30 | 1979-07-30 | Method of manufacturing foamed plastic coaxial cable |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5622009A JPS5622009A (en) | 1981-03-02 |
JPS6112606B2 true JPS6112606B2 (ja) | 1986-04-09 |
Family
ID=14181769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9704879A Granted JPS5622009A (en) | 1979-07-30 | 1979-07-30 | Method of manufacturing foamed plastic coaxial cable |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5622009A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19737759A1 (de) * | 1997-08-29 | 1999-03-04 | Alsthom Cge Alcatel | Koaxiales Hochfrequenz-Kabel |
CN104575718A (zh) * | 2013-10-13 | 2015-04-29 | 宁夏海洋线缆有限公司 | 一种二氧化硅电缆 |
-
1979
- 1979-07-30 JP JP9704879A patent/JPS5622009A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5622009A (en) | 1981-03-02 |
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