JPS61126009A - 化粧料の充填固化方法および充填固化装置 - Google Patents

化粧料の充填固化方法および充填固化装置

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JPS61126009A
JPS61126009A JP59244525A JP24452584A JPS61126009A JP S61126009 A JPS61126009 A JP S61126009A JP 59244525 A JP59244525 A JP 59244525A JP 24452584 A JP24452584 A JP 24452584A JP S61126009 A JPS61126009 A JP S61126009A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、コンパクトの中皿などに化粧料を充填して
固化する方法および装置の改良に関する。
(従来の技術) この発明に類似した化粧料の充填固化方法および充填装
置としては、特公昭57−60004号公報に開示され
た技術がある。
これは、溶剤で溶かして粘性化した化粧料を圧力注入充
填すると同時に、吸収体によって溶剤を吸収して化粧料
を固化させるものである。これによれば、溶剤を用いず
に粉末状態の化粧料を容器に充填する方法や、溶剤で溶
かした化粧料を容器に流し込んで自然乾燥により溶剤を
蒸発させて固化する方法に比べ、作業性および充填後の
外観が向上するなどの利点が(qられる。
上記の特公昭57−60004号の方法および装置は具
体的に次のようになっている。化粧料を・ 充填しよう
とする皿状の容器を受け治具上に位置決め載置する。こ
の容りの側壁または底部に化粧料の注入孔が開いていて
、容器を受は治具にセットすると、受は治具側の射出ノ
ズル部が容器の注入孔と合致する。また、容器の上面開
口を多孔質な吸収体で塞ぐ。その状態で射出ノズルから
容器内に化粧料(溶剤で溶かして粘性化したもの)を圧
力注入充填する。加圧注入直後から、化粧料中の溶剤は
上記多孔質吸収体に吸収される。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来技術においては、容器のl1III壁ある
   □いは底面に設けた注入孔と上記受け治具のノズ
ル部分を合致させ、このノズルから化粧料を高圧で容器
内に注入している。このとき、容器の注入孔と受け治具
のノズル部との位置合せが不完全であったり、容器側の
注入孔の位置誤差や変種により、ノズルから高圧で射出
される化粧料が注入孔の外側に漏れ出し、容器の外面お
よび受は治具側を著しく汚してしまう。漏れ出した化粧
料は拭きとらねばならず、そのため作業性が低下する。
また従来技術では、充填固化後の化粧料内に含まれる溶
剤の残量を少くするために化粧料の射出圧力を非常に高
くしている。そのため、ノズルから射出された化粧料は
容器内に一気に高速流入する。そのときの化粧料の流動
挙動によってジェティング現象が生じ、固化後の化粧料
表面の色調ムラ、光沢ムラが発生しやすかった。
この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、溶剤で溶かした化粧料を容器内に収
容し、その直後に溶剤を吸収して固化・成形する方法お
よび装置において、作業性を低下させる前述したような
化粧料の漏れ出しをなくするとともに、ジエティング現
象による化粧料表面の色調ムラや光沢ムラが生じないよ
うにすることにある。
(問題点を解決するため゛の手段) この発明においては、上面が開口し底面にフィルタが配
設された皿状の容器を使用する。溶剤で溶かして粘性化
した化粧料を上記容器の上面側から適宜量滴下させるよ
うにして収納する(高圧で射出充填するのではない)、
化粧料を収納した容器の上面側に吸水性膜材と介在させ
、その上から、容器の上面開口に嵌合する加圧ブロック
を当てがって内部の化粧料金圧縮する。そのとき同時に
、容器底面のフィルタを通して化粧料中の溶剤を吸収す
る。
また第2発明の方法では、上記に加えて、上記加圧ブロ
ックを多孔質体とし、化粧料中の溶剤をこの多孔質加圧
ブロックを通しても吸収する。
上記の方法を実施するための装置は、受け治具と押え治
具とで構成される。受は治具は、上述の容器を位置決め
載置するための凹部と、この凹部の底に連続して形成さ
れた真空吸引用流通路とを有する。押え治具は、受は治
具上の容器の上面開口に吹入して該容器内の化粧料を圧
縮するための加圧ブロックと、この加圧ブロックの周囲
に存在していて容器の開口端縁部を押えて化粧料のはみ
出しを防止するための周辺押えブロックと、加圧ブロッ
クおよび周辺押えブロックをそれぞれ上下動させるため
の駆動機構とを有する。
(作 用) 容器内に収容された粘性化粧料は加圧ブロックで圧縮さ
れて成形され、化粧料中の溶剤は容器底面のフィルタを
通して、また第2方法発明ではさらに加圧ブロックをも
通して吸収され、化粧料は成形・固化される。
(実 施 例) 以下では、この発明に係る化粧料の充填固化方法を装置
の構成および動作とともに説明する。
第1図は容器に粘性化粧料を適宜量収納する工程を示し
ている。同図において、10は定量吐出装置、20は皿
状の容器、30は受け治具である。
定量吐出装置1oの撹拌槽12には溶剤で溶かして粘性
化した化粧料11が蓄えられている。エアーシリンダー
13のピストンロッド13aを伸ばすと撹拌槽12の出
口が塞がれる。その状態で吐出口のバルブ14を開き、
エアーシリンダ15のピストンロッド15aを伸長する
。すると、配管16内の化粧料11が吐出口から一定量
だけ吐出・滴下される。エアーシリンダ13と15を連
動させることにより、撹拌槽12内の化粧料11を一定
量ずつ吐出させることができる。なお、バルブ14を閉
じ、バルブ17を開くと、撹拌槽12の化粧料11は配
管16.18を通って循環する。
これで化粧料11の粘性を均一化することができる。
第1図における容器20の詳細を第5図(A>に示して
いる。この容器20は上面が開口した正方形の浅い皿状
容器で、底面には多数のリブ22が設けられ、そのリブ
22の上側にフィルタ23が配設されている。フィルタ
23は吸水紙、織布。
不織布2編布などからなる。容器20の枠体とリブ22
はプラスチック製で、これの一体成形時にフィルタ23
もモールドされている。勿論、各リブ22間は開口して
いる。
受け治具30は、容器20の外形に対応した正方形の凹
部31を有し、この凹部31に容器20を嵌合装着する
ようになっている。凹部31の底は漏斗状に形成されて
いて、真空吸引用の流通路32につながっている。この
流通路32は図示しない真空装置の吸引口に結合される
。なお、凹部31の底の周囲にはパツキン33が装着さ
れていて、容器2oとの当接部分の気密性を保つ。
受は治具30はコンベアなどで移動されるようになって
おり、まず凹部31に容器20をセットし、これを定量
吐出装置10の吐出口の直下に位置させる。そして前述
のように、一定量の化粧料11を吐出口から吐出・滴下
する。この化粧料は容器20内に上方から静かに収容さ
れる。なお、容器20に収容された化粧料を符号21で
示す。
次に受は治具30は容器20をセットしたままで成形固
化工程へ移動され、第2図に示す押え治具4oと組合わ
されるとともに、上記流通路32が真空装置に結合され
る。
押え治具40は、受は治具30上の容器20の上面開口
に嵌入して化粧料21を圧縮するための加圧ブロック4
1と、加圧ブロック41の周囲に存在していて、容器2
0の開口端縁部を押えて化粧料21のはみ出しを防止す
るための周辺押えブロック42と、加圧ブロック41と
周辺押えブロック42をそれぞれ上下動させるためのエ
アーシリンダ43.44とを備λる。
エアーシリンダ44は周辺押えブロック42内に構成さ
れていて、そのピストンロッド44aが加圧ブロック4
1に連結されている。つまり、エアーシリンダ44によ
って加圧ブロック41を周辺押えブロック42に対して
相対的に上下動させることができる。また、エアーシリ
ンダ43は図示しない固定部材と周辺押えブロック42
を結合しており、ピストンロッド43aの伸縮により周
辺押えブロック42が加圧ブロック41を伴って上下移
動するようになっている。
また、周辺押えブロック42の両側には吸水性膜材45
の供給ローラー46と巻取ローラー47が取付けられて
いる。吸水性膜材45は紙または布製の帯状のもので、
供給ローラー46に巻かれていて、ここから引き出され
て両ブロック41゜42の下面を通り、巻取ローラー4
7に巻取られる。
化粧F121の成形・固化工程を説明する。まず両ブロ
ック41.42を上昇させた状態で、受は治具30と押
え冶具40とを位置決めする。次にエアーシリンダ43
を伸ばして周辺押えブロック42を下降させる。すると
、吸水性膜材45が押え治具40の上面側に当てがわれ
、その上から周辺押えブロック42が下降してきて、容
器20の開口端縁部を押えて固定する。
次にエアーシリンダ44を伸ばして加圧ブロック41を
下降させる。すると、吸水性膜材45を介在した状態で
、加圧ブロック41の下面部分が容器20の内部に嵌入
し、化粧料21を加圧する。
これで化粧料21が圧縮され、容器20と加圧ブロック
41の下面形状に合った形状に成形される。
上記のように化粧料21が加圧されると、化粧料中の溶
剤はフィルタ23で絞り出されるように底面側に排出さ
れ、リプ22間の開口を通って受は治具30の凹部31
の底の空間に達する。この凹部31は流通路32を介し
て真空装置に結合されていて、この部分が真空吸引され
ている。
従って、絞り出された溶剤は真空吸引され、速やかに外
部へ排出される。また化MP421中の溶剤の一部は吸
水性膜材t5にも吸収される。その結果、容器20内の
化粧料21は急速に乾燥固化する。
これで本発明による化粧料の充填固化工程の終了であり
、押え冶具40を上昇させ、容器20を受け治具30か
ら取り出す。その後、巻取ローラー47で吸水性膜材4
5を適宜最巻取り、新たな部分を使用して次の加圧成形
を行なう。
第3図には本発明の他の実施態様を示している。
第3図において、第2図と異なるのは、受は治具30の
凹部31の底に容器20の底面を支持する多孔質支持体
34を配設した点である。この支持体34は、好ましく
は焼結金属、セラミック等の粉粒体を焼結することによ
って製造した吸水性多孔質板などよりなり、十分な機械
的強度を備える。
加圧ブロック41で化粧料21を加圧するとき、その加
圧力を容器20のリブ22およびフィルタ23で支える
のではな(て、この多孔質支持体34によって支える。
勿論、化粧料21中の溶剤は多孔質支持体34を通って
流通路32側に真空吸引される。
第3図の実施例においては、十分な強度をもった多孔質
支持体34で容器20の底面側を支えるので、加圧ブロ
ック41による化粧料21の圧縮力を大きくすることが
でき、成形性を向上させることができる。また、容器2
0のリブ22.フィルタ23の機械的な強度を考慮する
必要がなく、リブ22を極く薄くしたり、あるいはリブ
22を完全に廃止することも可能である。
なお、第3図の容器20は第5図(B)に示す容器であ
る。(B)の容器20は、リブ22の下側にフィルタ2
3が配設されている。この場合、容器20内の化粧料2
1がリブ22にくい込むので、成形固化した化粧料21
の保持力が増大する。
また第5図(C)の容器2oは、リブ22を廃止し、フ
ィルタ23のみで容器20の底を構成している。この構
造では、容器2oの容量を減らさずに薄型化することが
できる。
次に第4図の実施例について説明する。これは第2の方
法発明の実施例に相当する。この実施例の特徴は、第2
図およ仄第3図の実施例における加圧ブロック41に相
当する加圧ブロック410が多孔質体からなり、この多
孔質加圧ブロック410の上面側に空間48が形成され
、この空間48が流通路49を介して真空装置の吸引口
に結合されるようになっている点である。
多孔質加圧ブロック410は前述の多孔質支持体34と
同様な素材で構成されている。この加圧ブロック410
で化粧料21を加圧すると、溶剤が吸水性膜材45およ
び加圧ブロック410側にも海み出して吸収され、加圧
ブロック410の上、面側から真空吸引される。従って
、加圧成形される化粧料21の上下両面から溶剤が吸収
、排出されるので、先の実施例のものより短時間で化粧
料21を固化させることができる。なお、第4図の実施
例では第5図(C)の容器20を用い、受け治具30側
には前述の多孔質支持体34が配設されている。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、この発明によ絡ば、溶剤で
溶かして粘性化した化粧料を容器に滴下する如く収容す
るので、粉末状の化粧料を飛散して環境を悪化させるこ
ともなく、また粘性化粧料が容器外にはみ出して容器お
よび装置を汚すこともない。また、加圧ブロックで十分
に加圧して化粧料を圧縮成形し、同時に溶剤を速やかに
吸収するので、固化後の化粧料にひび割れを生じたり、
表面に陥没を生じたりすることがなく、美しい外観が得
られる。特に、粘性化粧料を一気に容器内に高速流入さ
せるわけではないので、従来のようなジエティング現象
などによる化粧料表面の色調ムラ、光沢ムラなどが発生
しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における化粧料収納工程を示
す図、第2跡は同じく成形固化工程を示す図、第3図は
受は治具30側の他の実施例を示す図、第4図は押え冶
具40側の他の実施例を示す図、第5図(A)(B)(
C)は本発明に使用する容器の3つの例を示す一部切欠
き斜視図である。 10・・・・・・定量吐出装置 11・・・・・・化粧
料20・・・・・・容 器    21・・・・・・化
粧料22・・・・・・リ ブ    23・・・・・・
フィルタ30・・・・・・受け治具   31・・・・
・・凹 部32・・・・・・流通路    34・・・
・・・多孔質支持体40・・・・・・押え治具   4
1・・・・・・加圧ブロック42・・・・・・周辺押え
ブロック 43.44・・・・・・エアーシリンダ45・・・・・
・吸水性膜材  47・・・・−・巻取ローラー410
・・・多孔質加圧ブロック 48・・・・・・空 間    49・・・・・・流通
路第2図 第3図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)上面が開口し底面にフィルタが配設された皿状の
    容器内に、溶剤で溶かして粘性化した化粧料を上面側か
    ら適宜量収納する工程と、上記容器の上面側に吸水性膜
    材を介在させ、その上から、上記容器の上面開口に嵌合
    する加圧ブロックを当てがつて内部の上記化粧料を圧縮
    する工程と、上記の圧縮する工程と平行し、上記容器底
    面のフィルタを通して上記化粧料中の溶剤を吸収する工
    程とを包含してなる化粧料の充填固化方法。
  2. (2)上面が開口し底面にフィルタが配設された皿状の
    容器内に、溶剤で溶かして粘性化した化粧料を上面側か
    ら適宜量収納する工程と、上記容器の上面側に吸水性膜
    材を介在させ、その上から、上記容器の上面開口に嵌合
    する多孔質な加圧ブロックを当てがって内部の上記化粧
    料を圧縮する工程と、上記の圧縮する工程と平行し、上
    記容器底面のフィルタを通して上記化粧料中の溶剤を吸
    収する工程と、上記の圧縮する工程と溶剤を吸収する工
    程と平行し、上記膜材および上記多孔質加圧ブロックを
    通して上記化粧料中の溶剤を吸収する工程とを包含して
    なる化粧料の充填固化方法。
  3. (3)上面が開口し底面にフィルタが配設された皿状の
    容器を位置決め載置するための凹部と、この凹部の底に
    連続して形成された真空吸引用流通路とを有する受け治
    具と、上記受け治具上の上記容器の上面開口に嵌入して
    該容器内の化粧料を圧縮するための加圧ブロックと、こ
    の加圧ブロックの周囲に存在していて上記容器の開口端
    縁部を押えて上記化粧料のはみ出しを防止するための周
    辺押えブロックと、上記加圧ブロックおよび上記周辺押
    えブロックをそれぞれ上下動させるための駆動機構とを
    有する押え治具との組合せよりなる化粧料の充填固化装
    置。
  4. (4)上記受け治具における上記凹部の底に上記容器の
    フィルタ面を支持する多孔質支持体が配設されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の充填固化装
    置。
  5. (5)上記受け治具と上記押え治具との間に巻取装置に
    よって送給される帯状の吸水性膜材が介在されることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の充填固化装置。
  6. (6)上記加圧ブロックが多孔質体からなり、その上面
    側が真空吸引用流通路につながっていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の充填固化装置。
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