JPS61126007A - 歯科用修復組成物 - Google Patents

歯科用修復組成物

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JPS61126007A
JPS61126007A JP59247795A JP24779584A JPS61126007A JP S61126007 A JPS61126007 A JP S61126007A JP 59247795 A JP59247795 A JP 59247795A JP 24779584 A JP24779584 A JP 24779584A JP S61126007 A JPS61126007 A JP S61126007A
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dental restorative
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は床用レジン、歯科用セメント、接着材、コンポ
ジット等に使用し得る常温硬化型歯科用修復組成物に関
ずろ。
従来技術 常温便化型歯科用修復組成物としては古くからラジカル
重合性モノマーに過酸化ベンゾイルと第3アミンとを組
合わせたものが知られている。この組成物は発生する過
酸化物のラジカルと第3アミンのために、経時的に変色
し易く、また機械的強度か不十分であると云う欠点を有
する。
この欠点を改良するため、第3アミンに代えて、芳香族
スルフィン酸を用いる提案や、過酸化物および第3アミ
ンに加えて芳香族スルフィン酸および/またはその塩を
併用する提案がされている。
この方法では過酸化物によって生ずる変色成分の生成は
防止し得るが、水分や酸素の影響で硬化が悪くなり、口
腔内において吸水劣化する傾向がある。これを防止する
ため1962年に変色原因である過酸化物に代えて、バ
ルビッール酸と重金属およびハロゲンを用いる提案がな
されている。この組成物は、変色がなく、機械的強度に
優れていると言イつれているか、より高い機械的強度と
、歯質と歯科用金属とのより高い接着性が求められてい
る。
発明か解決しようとする問題点 変色のない、より強度の高い、歯科用金属、歯質および
歯科用陶材とのより高い接着性を有する歯科用修復組成
物を提供する。
問題点を解決するための手段 本発明者は、有機過酸化物と第3アミンをバルビッール
酸および/またはその誘導体を併用する場合と、有機過
酸化物、第3アミン、バルビッール酸および/またはそ
の誘導体および酸無水物を併用する場合、バルビッール
酸と重金属塩および/またはハロゲンを用いる場合に比
べ、より機械的強度か向上し、かつ歯科用金属、歯質お
よび歯科用陶材への接着性が高くなることを究明した。
即ち、本発明は、 A、ラジカル重合性単量体 B 以下の硬化剤 (イ)有機過酸化物 (ロ)芳香族第2アミンおよび/まノこは第3アミン (ハ)バルビッール酸またはバルビッール酸誘導体およ
び (ニ)所望により酸無−水物またはりん酸エステル類 を含む歯科用修復組成物に関する。
本発明において歯科用修復組成物とは、床用レジン、歯
科用コンボノット、歯科用接着材、歯科用セメント等を
総称する。床用レジンとは、室温重合型床用レジン、同
床用レジンの補修用樹脂および金属床と接着可能な床用
レジンを示し、歯科コンポジットとは、その組成物中に
無機質充填材らしくは打機複合充填材を含有させた歯科
用コンポジットレジンを示し、さらに歯科用接着材とは
、歯科矯正用液着付、つ食予防のための小窩裂溝封鎖材
、コンポジットレジン修復時併用され得ろ歯科用ホンデ
ィング材、陶材補修材、金属ポストと接着しうる接着性
支台築造材、光重合らしくは加熱重合法による前装冠に
おける金属接着性レジン、および歯科用セメントとはク
ラウン、インレー、オンレー、ブリッジ、動揺歯固定等
に適用されるレジンセメント等を示す。
本発明においてラジカル重合性単単体とは、従来、歯科
用接着材、セメント、床用レジン、コンボノットに用い
られている単量体を適宜使用し得る。代表的な単量体と
しては、例えばメチル(メタ)アクリレート、ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロ
キシエチルホスホリック酸、ビス(2−(メタ)アクリ
ロキシエチル)ホスホリック酸、(2−(メタ)アクリ
ロキシエチル)フェニルホスホリック酸、ビスフェノー
ル−A−ジ(メタ)アクリレート、2.2°−ビス((
メタ)アクリロキン−エトキシフェニル)プロパン、2
゜2°−ビス(γ−(メタ)アクリロキシ−β−ヒドロ
キンプロポキンフェニル)プロパン、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、モノ、ジ、トリおよび
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ
(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサメチレンジ
ウレタン等を挙げることができろ。
本発明に用いる有機過酸化物としては、ベンゾイルパー
オキシド、4.4′−ジクロロヘンシイルバーオキノド
、2.4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、ンラウリ
ルパーオキンド等が例示される。これらの過酸化物は、
第3アミンと併用すると接着性のないものとして認識さ
れていた成分であるが、これをバルビッール酸類と併用
すると、第3アミン共存下で歯科用金属、歯質および歯
科用陶材に対して強力な接着力を発揮するという新たな
知見を得た。
過酸化物の使用量は、単量体100重量部に対し0.0
5〜5重量部、より好ましくは0.2〜3重量部である
。0.05重量部より少量の場合は、単量体の常温重合
が不十分となる。また、5重量部を越えると重合反応が
迅速になる。
本発明では硬化剤成分としてさらに第3アミンを用いる
。アミンは芳香族第2アミン、芳香族第3アミンいずれ
でらよいが、所望時間後硬化を急速に進める点で芳香族
第3アミンか好ましい。芳香族第2アミンおよび/また
は第3アミンは窒素原子に少なくとも一つの芳香族基を
有するしのであり、芳香族基は置換基を有していてもよ
い。具体的には例えば、N−ジメチルアニリン、N−ジ
メチル−p−トルイジン、N−メチル−N−β−ヒドロ
キシエチル−アニリン、N−ジ(β−ヒドロキシエチル
)−アニリン、N−ン(β−ヒドロキンエチル)−p−
トルイジン、N−メチル−アニリン、N−メチル−p−
トルイジン等が特に好ましい。これらのアミンの使用量
は単量体100重量部に対し0.05〜5重量部、より
好ましくは0゜2〜3重量部である。0.05重量部よ
り少ないと硬化が不十分であり、5型缶部を越えると変
色の原因となり、しかも硬化が急速に進行するため、適
当な作業時間が得られない。
本発明に用いるバルビッール酸および/またはバルビッ
ール酸誘導体としては、バルビッール酸、5−ブチルバ
ルビッール酸、1,3.5−トリメチルバルビッール酸
、5−フェニル−1−ベンジルバルビッール酸、5−ク
ロルバルビッール酸、5−ニトロバルビッール酸、2−
チオバルビッール酸およびそれらの塩、特にアルカリ金
属またはアルカリ土類金属の塩等が例示される。特に好
ましいバルビッール酸またはバルビッール酸誘導体は、
5−ブチルバルビッール酸および5−フェニル−1−ベ
ンジルバルビッール酸ある。
これらのバルビッール酸類は単量体100重量部に対し
0.01〜15重量部、特に0.1〜5゜0重量部が好
ましい。0.01重量部より少ないと重合活性が低く、
15重量部より多いと、重合反応が迅速になる。
本発明においては、所望によりさらに酸無水物を加えて
もよい。酸無水物は金属および歯質接着性向上の効果が
あるという点で有用である。好適な酸無水物としては4
−メタクリロキンエチルトリメリット酸無水物、4−ア
クリロキノエチルトリメリット酸および二無水ピロメリ
ット酸等が例示される。酸無水物の使用量は単量体10
0重量部に対し30重量部以下が適当である。30重量
部より多いと、機械的性能の低下の原因となる。
りん酸エステル化合物は歯質接着性向上の点て有用であ
る。好適なりん酸エステル化合物は、ビス(2−メタク
リロキシエチル)ホスホリック酸、(2−メタクリロキ
ンエチル)ホスホリック酸である。
本発明歯科用修復組成物は所望により、光重合開始剤お
よび光重合促進剤を配合してもよい。光重合開始剤およ
び光重合促進剤はバルビッール酸もしくはその誘導体を
用いた当該歯科用修復組成物を光重合型にして用いろ場
合に有用である。
光重合開始剤としては、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエー
テル、ベンゾイン、ベンゾフェノン、2−クロルチオキ
サントン、9.10−アントラキノン、カンフ7−キノ
ン、ベンジル−4゜4−ノクロルベンジル、ジアセチル
等の、いわゆる紫外線増感剤もしくは可視光線増感剤が
例示される。
光重合促進剤としては、ツメチル−11−トルイノノ、
トリエチルアミン、トリヘキシルアミン、2−ツメチル
アミノエタノール、N−メチルジェタノールアミン、N
、N−ツメチルアミノエチルメタクリレート等が例示さ
れる。
光重合開始剤および光重合促進剤は重合性モノマー10
0重量部に対し、各O〜51爪部程度使用するのが好ま
しい。
本発明歯科用修復組成物は接着材、セメント、コンポジ
ット、床用レジン等種々の用途に用いられるか、その使
用目的に応じてフィラーやポリマー粒子と組み合わせる
例えば、セメントの場合はフィラ〜(セメント粉末)と
モノマー液の2包装形態で用いる。
セメント用フィラーとしては、α−石英末、ストロンチ
ウムガラス、硫酸バリウム、窒化珪素、無定形シリカ、
珪石、ガラス粉末、バリウムガラス、ポリメチルメタク
リレート、ボ、リエチルメタ゛クリレート等が例示され
る。これらのフィラーのうち、無機質フィラーにおいて
は、バインダーレジンとの結合力を向上させるため、予
めシラン化合物等により表面処理をして用いることか好
ましい。このシラン化合物としては、γ−メタクリロキ
ンプロビルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラ
ン等であり、無機質フィラーに対し0゜1〜20重量%
の量で被覆される。また、これらの無機質フィラーを予
め単量体モノマーと混練重合後、粉砕した育機質複合フ
ィラーら有用である。
これらは粒径200μ以下、より好ましくは05〜60
μ、さらに好ましくは0.5〜30μが適当である。使
用量はモノマー1重量部当り0゜3〜4.2重量部であ
り、好ましくはモノマー1重量部当たり2.0〜4.0
重量部が適当である。
これらのフィラーは、過酸化物およびバルビッール酸類
と混合してl包装単位とし、別に、単量体と第3アミン
とを配合して、液成分とし、両者をIセットとして保存
、販売する。使用に際し、両者を混合すればよい。第3
アミンと過酸化物を1包装型位中で混合すると、ゲル化
するため、両者は別々の包装中に保存し、使用直面に混
合するようにする。これらのフィラーとしては宵機質複
合フィラーも有用である。
本発明組成物をコンポジットとして用いるときら2包装
セツトとする。例えば一つの包装は単量体、フィラーお
よび第3アミンの混合物とし、他はモノマー、フィラー
、過酸化物、バルビッール酸類とする。もちろん、これ
に限定されるものではないがセメントで述べたと同様、
第3アミンと過酸化物とは一つの包装中で混合すべきで
はない。
本発明の実施の態様としては、例えば、一方のコンポジ
ット中にフィラー、単量体および第3アミンおよび/ま
たは芳香族スルフィン酸塩を配合し、他方のコンポジッ
ト中にフィラー、単量体、過酸化物を配合し、さらに接
着材中に単量体とバルビッール酸誘導体および/または
過酸化物を配合しておく。この態様では、接着材自体て
は硬化しないが、歯の窩詞部に予め接着材を塗布し、次
いてコンポジットを充填すると、接着材中の過酸化物と
バルビッール酸がコンポジット中の第3アミンと接触し
、コンポジットおよび接着材を硬化させる。もちろん、
コンポジット側に過酸化物、接着材側に第3アミンを配
合してもよい。 コンポノットのバインダーレジン粘度
は500〜100.000cps、特に2000〜80
00cpsが好ましい。使用するフィラーはセメントの
場合と同様のものが用いられる。
床用レジンには、ポリマー粒子を含む粉組成と単量体を
含む液組成からなる二包装形態とするのが好ましい。
ポリマー粒子としては、ポリメチルメタクリレート、ポ
リエチルメタクリレート、メチルメタクリレートとエチ
ルメタクリレートのコポリマー等が例示される。
ポリマー粒子の粒度は1〜500μ、好ましくは30〜
300μである。
ポリマー粒子とは、例えば第3アミンとバルビッール酸
類を配合し、単量体とは過酸化物を配合してもよく、あ
るいはポリマー粒子と過酸化物、バルビッール酸類を配
合し、単量体と第3アミンを配合してもよい。
本発明歯科用組成物を接着材として用いるときは、単量
体、過酸化物およびバルビッール酸および/またはバル
ビッール酸誘導体を配合した液成分と、単量体および第
3アミンを含む液成分からなるセット、単量体と第3ア
ミンを含む液成分と、過酸化物とバルビッール酸および
/またはバルビッール酸誘導体および/またはそれらの
塩をアルコール類に溶解した液成分とからなるセット等
種々の形態で用いることかできる。このセットは使用直
面に両者を所望量混合して使用する。これらの2種の形
態の2液酸分中に光重合開始剤および光重合促進剤を混
合した液成分の形態も可能である。光重合開始剤として
は、ベンゾインメチルエーテルやヘンシル、カンファー
キノン等であり、光重合促進剤としては、N−メチルジ
エタノールアミン、N、N−ジメチルアミンエチルメタ
クリレート等である。これらの光重合開始剤および光重
合促進剤の使用量はモノマー100重量部当たり5重量
部以下が好ましい。
本発明において、所望により酸無水物を配合してもよい
。酸無水物は硬化物の強度および接着性を一層向上させ
るのに有用である。好ましい酸無水物の例は、4−アク
リロキンエチルトリメリット酸無水物等である。
酸無水物の使用量は単量体100重量部当たり30重量
部以下、より好まし′くは20重量部以下である。酸無
水物を使用するときはセット中の第3アミンを含まない
方の包装中に配合するのが好ましい。
本発明において、所望により、りん酸エステル化合物を
配合してもよい。りん酸エステル化合物は迅速すぎる重
合反応の調節効果と接着性を一層向上させるのに有用で
ある。りん酸エステル化合物の使用量は単量体100重
量部当たり30重量部以下、より好ましくは10重量部
以下である。
りん酸エステル化合物を使用するときは、セット中の第
3アミンを含まない方の包装に配合するのが好ましい。
発明の効果 本発明歯科用修復組成物は、経時的変色がなく、従来の
BPO−第3アミンの硬化剤の場合、およびバルビッー
ル酸および/またはバルビッール酸誘導体と重金属およ
び/またはハロゲンを併用する場合に比べ、より機械的
強度に優れ、歯科用金属、歯質等に強力な接着力を有す
る特性を得ることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
実施例1〜3および比較例1〜5 粉剤として、シラン処理した珪石および硫酸バリウムを
主成分とし、ベンゾイルパーオキサイド、5−フェニル
−I−ベンジルバルビッール酸、5−プチルバルヒツー
ル、パラトルエンスルフィン酸ナトリウム塩および4−
アクリロキンエチルトリメリット酸無水物等を表−1に
示した配合にて調製した。
液剤として、2.2′−ビス(4−メタクリロキノエト
キシフェニル)プロパン、トリエチレングリコールジメ
タクリレートを主成分とし、N。
N−ノ(β−ヒドロキシエチル)−p−トルイノン、ジ
ラウリルジエチルアンモニウムクロライド、ブチル化ヒ
ドロキントルエン等を表−1に示した配合にて調製した
なお、ノラン処理は、γ−メタクリロキ/プロピルトリ
メトキンノランを珪石らしくは随酸バリウムに対し通常
の酢酸法にて処理した。即ち、γ〜メタクリロキンプロ
ピルトリメトキノノランを0.1%酢酸水溶液に濃度2
.0重量%になるように溶解した溶液100重量部に対
し、珪石らしくは硫酸バリウムを各々100重量部を加
えて混合したスラリーを風乾後、80℃にて2時間およ
び120℃にて30分間熱処理することにより表面処理
を行った。
又、実施例1〜3及び比較例1〜5の扮液比は全て35
・lで行い、表−1記載の試験項目について試験した。
接着試験及び強度試験は試験体硬化後、37℃の水中に
て24時間浸漬後、測定した。なお接着試験に用いた生
歯は新しく抜去した後、生理食塩水中、冷蔵庫保存した
しのを用いた。
表用から明らかなように、比較例1および3である従来
のヘンジイルパーオキサイドと第3アミンおよび5−置
換バルビッール酸とアンモニウムクロライドのいずれの
系においてら硬化時間か比較的遅く、金属−金属、エナ
メル質−金属、および象牙質−金属の接着強度ら著しく
低く、機械的強度ら低い結果であった。また、比較例5
の従、米のヘンジイルパーオキサイド、第3アミンおよ
びバラトルエンスルフィン酸ナトリウム塩を用いた系で
は、硬化時間が4.2分と遅延効果は見られないものの
、金属や歯質に対する接着性は低く、特に象牙質に対し
て接着力は0であった。
これに対し、ベンゾイルパーオキサイド−第3アミン系
に5−置換バルビッール酸を添加した三元系硬化剤を用
いた場合や、この三元系硬化剤に酸無水物として4−ア
クリロキシエチルトリメリット酸無水物を配合した系で
は、いずれも比較例に対し優れた結果が得られた。
まず、硬化時間では、比較例1〜4h月2分〜120分
と著しく遅延されているのに対し、実施例1〜3では4
〜4.5分であり、当該三元系硬化剤の重合促進効果は
3〜30倍を示し、著しい触媒活性があることは明らか
である。特に比較例4の4−アクリロキシエチルトリメ
リット酸無水物の配合により、この酸無水物と第3アミ
ンとの塩形成反応が起こり、ベンゾイルパーオキサイド
と第3アミンによるレドックス重合が著しく遅延するの
に比べ、実施例2および3においては、4〜45分と安
定した硬化時間か得られた。また比較例1〜4では、硬
化物の表面が著しく硬化阻害を受けていたのに対し、実
施例1〜3では軽微であった。比較例1.2および4の
硬化物が淡褐色を呈したのに対し、実施例1〜3におい
ては変色は無かった。
金属接着性は、実施例1〜3が比較例1〜5のいずれよ
りも優れており、特に実施例2の結果は比較例1に対し
230 kgf/c712、オヨヒ比較例4に対してl
 40 kgf/ctx2の向上が見られた。酸エツチ
ング処理無しの生歯エナメル質への接着性においてら、
実施例1〜3の結果は比較例1〜5に対し侵れたもので
あった。特に実施例3の結果は比較例1に対し12倍、
比較例2および3に対し約5倍、比較例4に対し! 7
倍、比較例5に対し26佼の培若硬イヒを9渾した。、
また、酸二1チング無しの生歯象牙質に対する接着性に
おいてら、実施例1〜3は、比較例1〜5に対し極めて
優れたしのであった。即し、比較例1〜5の結果がO〜
2.1に9Vcx”を示したのに対し、実施例1〜3の
結果は25 、3〜50 、7に9f/cz”を示し、
象牙質に対する接着性にも優れていることが明らかとな
った。特に、比較例1(従来のベンゾイルパーオキサイ
ド−第3アミン系)が0 、5 kciVctrt”、
比較例3(従来の5−置換バルビツール酸−アンモニウ
ムクロライド系)がOkgf/cR”、および比較例5
(従来のヘンシイルバーオキサイド−第3アミン−p−
トルエンスルフィン酸ナトリウム塩系)か0kg17c
m”を示したのに対し、実施例1、即ち、ヘンシイルバ
ーオキサイド−第37ミンーバルビツール酸誘導体系の
当該三元系硬化剤においては、50 、7 kgVcx
”を示し、上記比較例1.3および5に対し100倍以
上の象牙質接着効果が発揮された。
また、機械的強度ら毀れていることが明らかとなり、圧
縮強度では、比較例1〜5が1368〜2168 kg
「/cx2を示したのに対し、実施例1〜3は2472
’−252!5に9r/cm2を示し、引張強度テハ、
比較例1〜5が300〜415 kgr/cx”を示し
たのに対し、実施例1〜3は442〜486に9f/a
x2をそれぞれ示した。これらの強度特性は、実施例1
〜3の重合特性が優れていることに起因するものであり
、このことは、実施例1〜3のベンゾイルパーオキサイ
ド−第3アミン−バルビッール酸誘導体の当該三元系硬
化剤、もしくはこの三元系硬化剤−酸無水物系の触媒活
性に起因するものと思われ、従来技術による触媒系のい
ずれよりも優れたものであることが明らかとなった。
なお、実施例t〜3の多くの優れた特性は、歯科修復用
複合材および歯科用接着材としての要件を満足するもの
であり、例えば、歯科用接着性コンポジットレジン、接
着性支台築造材、前装冠用光重合、もしくは加熱重合レ
ジンの金属接着性オペツクレジン、歯科矯正用接着材、
およびブリツジ、クラウン、インレー、オンレー等用の
接着性レジンセメントとしての用途が挙げられる。
実施例4 粉剤 重量部 シラン処理−珪石粉末       750ノラン処理
−硫酸バリウム     24,2N、N−ノ(β−ヒ
ト七キンエチル)−0,2p−トルイジン 5−フェニル−1−ベンジル        06バル
ビツール酸 液剤 重量部 1.1.3−トリメチルへキサメヂレン  60ノイソ
ンアネートおよび2−ヒドロ キンエチルメタクリレートの1:2 (mol)の反応生成物 トリエチレングリコールジ     34,6メタクリ
レート ベンゾイルパーオキサイド      0,34−アク
リロキシエチルトリメリット  50酸無水物 ブチル化ヒドロキシトルエン     Olを油処理剤 重量部 メチルメタクリレート       84.4ヘンシイ
ルバーオキサイド      0.54−アクリロキシ
エチルトリメリット 15酸無水物 ブチル化ヒドロキシトルエン     0.1なお、シ
ラン処理は、実施例1〜3の酢酸法により同条件にて行
なわれた。上記組成物を用いて、以下、(1)〜(4)
の項目の試験をするに当たり、粉剤と液剤の粉液比は、
(1)、(2)および(4)が3.5/1、(3)が3
.8/Iにて試験した。35/lの粉液比にて、硬化時
間は約6分であった。サーマルサイクル試験条件は4℃
の冷水と60℃の温水に各々1分間&漬を1サイクルと
し、サイクル無しと、30回、300回、1000回サ
イクルにて接着力の耐久性を評価した。
(1)金属−金回接着強度(&tf/cz”):金属は
Ni−Cr系合金(松風スマロイニッケル)を用い、酸
化アルミニウムサンドブラスト処理後、5分間、超音波
洗浄したらのを用いた。
表−2 (注)0内の数字は標準偏差。
サーマルサイクル回数O回は、37℃の蒸留水中、24
時間後の測定結果を示す。
(2)歯質接着性: 上記粉剤/液剤(3,5/I)を用いた歯質−金属接着
強度(kgf/cI’)を表−3に示す。
表−3 (注)■)生歯エナメル質および象牙質はいずれら酸エ
ツチング処理なしで用いた。
2)金属は酸化アルミニウムサンドブラスト処理したN
i−Cr系合金(松風スマロイニッケル)の丸棒(4,
7iiφ)を用いた。
なお、上記表の結果は全て37℃の蒸留水中、24時間
後の測定結果である。
(3)辺縁封鎖性: 析鮮抜去牛前歯の唇面に直径3 、5 l1tn、深さ
2本の円形ボックス型窩洞を形成し、次いてエナメル質
を30%りん酸水溶液にて60分間エゾチングし、水洗
、乾燥後、油処理剤を塗布するか、らしくは塗布せずに
粉剤と液剤を38:!の比で1分間練和し、窩洞に充填
硬化さ仕た。その後、余剰分を除去した歯牙漏洩試験体
を1000回サーマルサイクルした後、37℃のフクン
ン色素液中に24時間浸漬した後、切開し、色素漏洩度
合を観察した所、上記前処理剤を用いた場合と、用いな
い場合のいずれにおいても、色素漏洩が全く見られず、
辺縁封鎖性が完壁であることが判明した。
また、生歯エナメル質を30%りん酸水溶液にて60秒
間エツチング処理した後、酸化アルミニウムにてサンド
ブラスト処理済みのNi−Cr合金(スマロイニッケル
:(株)松風製)を用いて辺縁漏洩試験を行った所、前
処理剤を塗布した場合と、塗布しない場合に有意差はな
く、いずれの場合も色素の侵入は殆ど見られなかった。
(4)陶材−金属接着性: 松風ユニボンド−松風ユニメタル(Ni−Cr系合金)
の接着性を上記粉剤と液剤、および前処理剤を用いて検
討した結果を表−4に示す。
表−4 (注)■、陶材の表面はエメリペ−1く一研摩面、金属
はサンドブラストにて表面処理した。
2、両者の接着試験体を37℃の蒸留水中、24時間放
置後、測定した。
3:扮/1剤−3,5/lで行った。
試験項目(1)〜(4)の結果が示す通り、ヘンシイル
バーオキサイド−第3アミンーノくルビツール酸誘導体
−酸無水物系は、金属、歯質および陶材に対する殴れた
接着性を発揮することか明らかとなり、この実施例にお
ける組成物は、歯科用コンポジットレジン、支台築造材
、矯正用接着材、接着性レジンセメントに加えて、陶材
補修材等の用途においてら優れた性能を発揮すること力
呵能となつ実施例5 粉剤 重量部 ンラン処理α−石英粉末      75.0シラン処
理硫酸バリウム      24.2N、N−ジ(β−
ヒドロキシエチル)0.2−p−トルイジン 5−ブチルバルビッール酸       0.6東−肌 重量部 ビスフェノールAジグリシジル   60メタクリレー
ト トリエチレングリコール      37.6ジメタク
リレート ヘンジイルパーオキサイド      0.3ビス[(
2−ヒドロキソエチル)メタクリ  3.0レート]ア
シツドフオスフエート ブチル化ヒドロキシトルエン      O1lンラン
処理は、実施例1〜4と同条件下にて行った。粉剤/液
剤=3.5:1にてよく練和したところ、約30分で硬
化した。また、酸エツチング処理なしの生歯に対する接
着性は良好であった。37℃、水中24時間後の接着強
度の測定結果を表=5に示°4゛。
表−5 (注)金属(松風スマロイニッケル)をサンドブラスト
処理して用いた。
この実施例が示す通り、BPO−第3アミン−バルビッ
ール酸誘導体−りん酸化合物の系においても、歯質接着
性が効果的であることが明らかである。
実施例6 A剤 重量部 ビスフェノールAジグリンノル   18.4メタクリ
レート クリレート ソラン処理α−石英粉末       75.5アエロ
ジルR−9721,5 (日本アエロジル社製) 5−ブチルバルビッール酸        0.2ベン
ゾイルパーオキサイド      0.2ブチル化ヒド
ロキシトルエン     0.1影一般 重量部 ビスフェノールAジグリシジル   18.4メタクリ
レート ジエチレングリコールジメタ     43クリレート ンラン処理α−石英         755アエロノ
ルR−9721,5 N、N−ノ(β−ヒドロキシエチル)0.1−p−トル
イジン ブチル化ヒトaキシトルエン     0.1なお、ン
ラン処理は実施例1〜5と同様に行った。
A剤とB剤を等量とり、よく練和すると、約35分で硬
化した。AjFlとB剤の等量練和した硬化物の機械的
強度の測定結果は以下の通りてあった: 圧縮強度 : 3200 kgr/cz”引張強度 :
  525 kgf/cm’曲げ強度 :  l 20
0kgf/cz”ヌープ硬さ;70 A剤とB剤の練和物の生歯象牙質に対する接着強度は、
37℃の蒸留水中、24時間後の測定において、60 
kN/cttt”を示した。
また、ヒトの新鮮抜去歯の唇面に直径3 m+v、深さ
2M11の窩洞を形成し、次いで、エナメル質を30%
りん酸水溶液にてエツチングし、水洗、乾燥後、A剤と
B剤とを等量棟和したペーストを窩洞に充填した。ペー
ストの硬化後、余剰分を除去した歯牙漏洩試験体を、4
℃と60℃の水中に各々1分間ずつ浸漬する操作100
0回繰り返した後、37℃の7クシン色素液中に3日間
浸漬した後、切開し、色素の漏洩度合を観察した所、色
素の侵入は見られず、辺縁封鎖にすぐれていることか判
明した。
比較例6 実施例6のA剤の成分である5−ブチルバルビッール酸
を除去したもの(A’剤)と実施例6のB剤とを等量練
和すると、硬化時間は約15分となった。この硬化物の
機械的強度は実施例6に比べ2〜3割低い結果となり、
硬化物表面は著しい重合阻害を受けた。A′剤とB剤の
等量線和物の生歯象牙質に対する接着強度を測定したと
ころ、37°C,蒸留水中、24時間静置後テ0 、6
 kgf/cm’と、はなはだ低い結果であった。
また、ヒトの新鮮抜去歯を用いた色素漏洩試験を実施例
6と同様に行ったところ、色素侵入がかなり深部まで見
られ、辺縁封鎖性が欠落していることか判明した。
実施例7 比較例6のA′剤とB剤を用いて、歯質接着性および色
素漏洩試験を行うにあたり、ビスフェノールバッグリン
ジルメタクリレート40重量部、置部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート30重量部、メチルメタクリレ−
810重量部の単量体混合物を2分し、一方に5−フェ
ニル−I−ベンジルバルビッール酸 1重量部、ヘンシ
イルバーオキサイド 1.2重量部およびハイドロキノ
ンモノメチルエーテル0.1重量部、他方にN、N−ジ
(β−ヒドロキシエチル)−p−トルイジン 0゜6重
量部およびハイドロキノンモノメチルエーテル0.1 
重量部を加えた2液の組成物をつくり、この等量混和液
を歯面に塗布し、上記2種の試験を行った。
生歯象牙質に対する接着強度は37℃、蒸留水中、24
時間静置後、55 、3 kgr/cm2を示し、比較
例6に比べ著しい向上が見られた。
また、ヒトの新鮮抜去歯に3R肩φ X2mmdの窩洞
形成後、酸エツチング処理した後、水洗、乾燥後、上記
二液の等量混和液を塗布して、比較例A′剤とB剤の等
量練和ペーストを充填硬化後、色素漏洩試験を行い、窩
洞および窩壁辺縁を観察実施例8 粉剤 重量部 ポリメチルメタクリレート     480ポリエチル
メタクリレート      50.25−フェニル−1
−ベンジル        1.0バルビツール酸 ベンゾイルパーオキサイド      0,8L′rl
IP1 重量部 メチルメタクリレート       85.02−ヒド
ロキシエチルメタクリレート 10.1エチレングリコ
ールジメタクリレート 4.0ツメチル−p−トルイジ
ン       0.5紫外線吸収剤        
   0.34ブチル化ヒドロキソトルエン     
0.06上記粉剤と液剤を重量比で1.6/lにて混和
しfこところ、約5分で硬化した。この混和液をGo−
Cr系合金(スマロイコバルト:(昧)松風製)のパフ
研摩仕上げ面に塗布し、直径811Mのアクリル棒を圧
接して硬化させた接着試験体を作成し、37℃、蒸留水
中、24時間後に測定したところ、380 ky[7c
m2の接着強度が得られた。また、Co−Cr系金属の
プレートに上記粉剤と液剤を混和し、圧接硬化後、37
℃、ツクノン色素液中24時間静置した後、色素侵入度
合を観察したところ、色素の侵入は殆ど見られなかった
この実施例により、ベンゾイルパーオキサイド−第3ア
ミン−バルビッール酸誘導体の当該三元系硬化剤を用い
た床用レジンは、この配合を調節することによって、硬
化時間を約20分まで延長することにより、金属床への
接着性床用レジン、もしくは補修材、および歯科矯正用
接着材としての有用性を認めるに至った。
実施例9 松風スーパーラックスデーライト((昧)松風製)をそ
の使用説明書に従って使用して、歯質接着試験、および
色素漏洩試験をずろにあたり、ノ(メタクリロキンエチ
ル)トリメチルへキサメチレンノウレタン40重量部、
2.2’ −ビス(γ−メタクリロキシ−β−ヒドロキ
ソプロポキンフェニル)プロパン 10重量部、トリエ
チレングリコールノメタクリレート 30重量部、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート 18 、4 重量部
、N 、 N−ジメチル−1)−トルイジン0.5重量
部、N−メチルンエタノールアミン 1.0重量部、お
よびブチル化ヒドロキントルエン 01重量部から成る
液成分と、エチルアルコール980重量部、5−ブチル
バルビッール酸0.5重量部、ベンゾイルパーオキサイ
ド 1重量部、ベンジル05重量部から成る液成分の2
液の形態から成る液組成物を調製し、ヒトの新鮮抜去歯
に直径3zz、深さ2Hの窩洞形成後、酸エツチング処
理した後、水洗、乾燥後、上記2液の等量練和液を塗布
し、エアーで揮発成分を燕故させた後、スーパーラック
スデーライトを充填したのち、松風デーライトランプに
て30秒間、可視光線照射により、光硬化させた後、色
素漏洩試験を行い、窩洞および窩壁辺禄部を観察したと
ころ、色素の浸入が殆ど認記2液成分を用い、30%り
ん酸にて、酸エツチング処理した生歯エナメル質に対す
る松風スーパーラックスデーライトを填人圧接後、光硬
化させた後、37℃、蒸留水中、24時1ijJ後の接
着強度は240 kgf/am”を示した。これらの色
素漏洩試験および接着試験は、4℃と60℃の水中に浸
漬する300回サーマルサイクル後の結果ら劣化はなく
、歯質接着性および辺縁封鎖性の殴れfこ耐久性を示し
た。なお、上記2液底分より、5−ブチルバルビッール
のみを除去した別の2液底分を調製し、松風スーパーラ
ックスデーライトを用いて上記と同様の試験をした。結
果は色素漏洩が象牙質まで至り、酸エツチングした生歯
エナメル質に対する接着強度がl l Okgf/cm
”を示した。
以−にの結果が示す通り、従来光重合型コンポジツトに
おけろ低い歯質接着性や悪い辺縁封鎖性は、このバルビ
ッール酸誘導体を含む三元系硬化剤系1こより改迎され
l二。
特許出願人 法式会社 松  風 代 理 人 弁理士 青山傑ほか2名 手続補正書(□ア) 昭和59年12月26日 昭和59年特許願第 247795    号2、発明
の名称 歯科用修復組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所京都府京都市東山区福稲上高松町11番地名称 株
式会社 松   風 代表者 松 風  嘉 定 4代理人 詳細な説明」の欄 7 補正の内容 (1)明細書の「特許請求の範囲」の欄を別紙の通り訂
正する。
(2)明細書第4真下から第5行、r1962年」とあ
るをr1964年」に訂正する。
(3)同第5頁第3行、「解決しよう」とあるを「解決
しよう」に訂正する。
(4)同第5頁末行、「第2アミン」とあるを「第3ア
ミン」に訂正する。
(5)同第6頁第1行、「第3アミン」とあるを「第2
アミン」に訂正する。
(6)同第6頁第!1行、「歯科」とあるを「歯科用」
に訂正する。
(7)同第8頁末行、「第2アミン・・・・・第3アミ
ンは」とあるを「第3アミンおよび/または第2アミン
は」に訂正する。
(8)同第1O頁第5行、「酸ある。」とあるを「酸で
ある。」に訂正する。
(9)同第12頁第4行、「各0〜5重量部置部」とあ
るを「各5重量部以下」に訂正する。
(10)明細書第13頁第6行、「200μ」とあろを
「001〜200μ」に訂正する。
([1)同第13頁下から第6行、「すればよい。」の
後に「もちろん第3アミンと過酸化物を置換してもよい
が1.]を挿入する。
(12)同第14頁第12行、「および/または過酸化
物」の記載を削除する。
(13)同第16頁第5行、「溶解」とあるを「配合」
に訂正する。
(■4)同第16頁下から第8行、[ンメチルアミンJ
とあるを1ツメチルアミノ」に訂正する。
(15)同第21頁末行、「便化」とあるを「効果」に
訂正する。
(16)同第23頁下から第4〜3行、「オペツクレジ
ン」とあるを「オペークレジン」に訂正する。
(17)同第32頁下から第5行〜第33頁第7行の1
A剤の配合処方」を以下の通り訂正する・[A剤 重量部 :i  11 1−’i+I  ILK  r’  −
Q  RPI  F+(信越化学社製) アエロジル0X−5035 (日本アエロノル社製) 5−ブチルバルビッール酸        5ヘンシイ
ルバーオキサイド       5゜(18)同第33
頁下から第7行、[アエロノルR−972Jとあるを[
アエロジルR−972(日本アエロジル社製)」に訂正
する (19)同第33頁末行、「等量」とあるを「1.25
の比で低線板上に」に訂正する。
(20)同第34頁第1行、「A剤とB剤の等量練和し
た」とあるを「A剤とB剤とを練和した」に訂正する。
(21)同第34頁下から第7行、「等量」を削除する
(22)同第35頁第5行、「等量」とあるを「l:2
5の比で」に訂正する。
(23)同第35頁第8行、1等量」を削除する。
(24)同第36頁第2〜下から第7行、「単量体混合
物を・・・・・・・・・・・向上が見られた。」の記載
を以下の通り訂正する。
「単量体混合物にN、N−ツメチルアミノ(β−ヒドロ
キンエチル)−p−トルイジノ 04重量部およびハイ
ドロキノンモノメチルエーテル 0.1重量部を加えた
C液と、エチルアルコール中にベンゾイルパーオキサイ
ド0.6重量部および5−フェニル−1−ベンジルバル
ビッール酸0.8重量部とを溶解らしくは分散させたD
tLの2つの液組成物を調製し、これの等社屋合液を歯
面に塗布し、エアーにて揮発成分を蒸発させfこ後、上
記2種の試験を行なったところ、生歯象牙質に対する接
着強度は37℃、蒸留水中、24時間静置後、55 、
3 kgr/cm”を示し、比較例6に比へ著しい向上
か見られた。」 以上 [別   紙] 特許請求の範囲 I A ラジカル重合性単量体 B、′以下の硬化剤 (イ)有機過酸化物 (σ)芳香族第1および/または 第2アミン (ハ)バルビッール酸および/または バルビッール酸誘導体および (ニ)所望により酸無水物またはりん 酸エステル類 を含む歯科用修復組成物。
2 ラジカル重合性単量体がメチルメタクリレート、2
.2′−ビス(メタクリロキソエトキノフェニル)プロ
パン、2.2′−ビス(γ−メタクリロキシ−β−ヒド
ロキノプロポキノフェニル)プロパンまたはジ(メタク
リロキシエチル)トリメチルヘキサメチレンジウレタン
である第1項記戦の歯科用修復組成物。
3、有機過酸化物がベンゾイルパーオキシドまたは4.
4′−ノクロロペンゾイルバーオキシドである第1項記
載の歯科用修復組成物。
4、芳香族」影アミンが、N−ノ(β−ヒドロキンエチ
ル)−p−トルイジン、ジメチル−p−トルイジンであ
る第1項記載の歯科用修復組成物。
5 芳香族第2アミンがN−メチル−p−トルイジノで
ある第1項記載の歯科用修復組成物。
6、バルビッール酸またはバルビッール酸誘導体がバル
ビッール酸、5−ブチルバルビッール酸、1.3゜5−
トリメチルバルビッール酸、5−フェニル−1−ベンジ
ルバルビッール酸、2−チオバルビッール酸またはこれ
らの塩である第1項記載の歯科用修復組成物。
7、ラジカル重合性単量体100重量部に対し;(イ)
、有機過酸化物     0.05〜5重量部、(ロ)
第3アミンおよび   0.05〜5重量部(ハ)バル
ビッール酸お上び 0101〜耗重回部/またはその誘
導体 を含む第1項記載の歯科用修復組成物。
8 フィラーまたはポリマー粒子をさらに含有する第1
項記載の歯科用修復組成物。
1第3アミンと過酸化物を別々の包装内に含むよう構成
された第1項から第五項いず並かに記載の歯科用修復組
成物。
10、歯科用修復組成物が接着材である第1項記載の歯
科用修復組成物。
11、歯科用修復組成物が床用レジンである第8項記載
の歯科用修復組成物。
12、歯科用修復組成物がセメントである第8項記載の
歯科用修復組成物。
13、歯科用修復組成物がコンポジットである第8項記
載の歯科用修復組成物。
14、歯科用修復組成物が接着材である第8項記載の歯
科用修復組成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、A、ラジカル重合性単量体 B、以下の硬化剤 (イ)有機過酸化物 (ロ)芳香族第2および/または 第3アミン (ハ)バルビツール酸および/または バルビツール酸誘導体および (ニ)所望により酸無水物またはりん 酸エステル類 を含む歯科用修復組成物。 2、ラジカル重合性単量体がメチルメタクリレート、2
    ,2′−ビス(メタクリロキシエトキシフェニル)プロ
    パン、2,2′−ビス(γ−メタクリロキシ−β−ヒド
    ロキシプロポキシフェニル)プロパンまたはジ(メタク
    リロキシエチル)トリメチルヘキサメチレンジウレタン
    である第1項記載の歯科用修復組成物。 3、有機過酸化物がベンゾイルパーオキシドまたは4,
    4′−ジシクロベンゾイルパーオキシドである第1項記
    載の歯科用修復組成物。 4、芳香族アミンが、N−ジ(β−ヒドロキシエチル)
    −p−トルイジン、ジメチル−p−トルイジンである第
    1項記載の歯科用修復組成物。 5、芳香族第2アミンがN−メチル−p−トルイジンで
    ある第1項記載の歯科用修復組成物。 6、バルビツール酸またはバルビツール酸誘導体がバル
    ビツール酸、5−ブチルバルビツール酸、1,3,5−
    トリメチルバルビツール酸、5−フェニル−1−ベンジ
    ルバルビツール酸、2−チオバルビツール酸またはこれ
    らの塩である第1項記載の歯科用修復組成物。 7、ラジカル重合性単量体100重量部に対し、(イ)
    有機過酸化物 0.05〜5重量部、(ロ)第3アミン
    および 0.05〜5重部(ハ)バルビツール酸および
     0.01〜10重部/またはその誘導体 を含む第1項記載の歯科用修復組成物。 8、フィラーまたはポリマー粒子をさらに含有する第1
    項記載の歯科用修復組成物。 9、第3アミンと過酸化物を別々の包装内に含むよう構
    成された第1項から第9項いずかに記載の歯科用修復組
    成物。 10、歯科用修復組成物が接着材である第1項記載の歯
    科用修復組成物。 11、歯科用修復組成物が床用レジンである第8項記載
    の歯科用修復組成物。 12、歯科用修復組成物がセメントである第8項記載の
    歯科用修復組成物。 13、歯科用修復組成物がコンポジットである第8項記
    載の歯科用修復組成物。 14、歯科用修復組成物が接着材である第8項記載の歯
    科用修復組成物。
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