JPS6112505B2 - - Google Patents

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JPS6112505B2
JPS6112505B2 JP12176977A JP12176977A JPS6112505B2 JP S6112505 B2 JPS6112505 B2 JP S6112505B2 JP 12176977 A JP12176977 A JP 12176977A JP 12176977 A JP12176977 A JP 12176977A JP S6112505 B2 JPS6112505 B2 JP S6112505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
parts
paint
chloride resin
coating
Prior art date
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Expired
Application number
JP12176977A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5455034A (en
Inventor
Shigeru Taniguchi
Kenzo Enoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クラツク模様仕上法に関するもので
二酸化珪素および(または)含水無定形二酸化珪
素を含有する塩化ビニル樹脂系塗料をウエツトオ
ンウエツトで塗装することにより、その塗装法
(刷毛塗り、ローラー塗装、吹付け塗装)でそれ
ぞれ特徴あるクラツク模様を呈出することができ
る模様仕上法である。 従来、クラツク模様の塗装面を得るために樹脂
分を少なくしてアルミニウムステアレートのよう
な金属粉を多量に配合したクラツキングラツカー
が提供されている。しかし、クラツキングラツカ
ーは、その配合組成からくる制約として塗膜の強
度及び素地に対する密着性が著しく劣るため長期
の塗膜性能が劣り模様塗装として建造物の内外装
仕上げとして利用することができなかつた。ま
た、クラツク模様自体も比較的小さな割れが多く
装飾的効果に乏しいものであつた。 本発明者等は、上述の現況に鑑み建造物の内外
装仕上げとして装飾的効果があり、かつ長期の塗
膜性能にすぐれているクラツク模様塗装を検討し
たところ、塩化ビニル樹脂塗料に吸油量(ml/
100g、以下同じ)が100以上である二酸化珪素お
よび(または)含水無定形二酸化珪素を特定配合
量含有せしめたものを塩化ビニル樹脂塗料塗膜上
にウエツトオンウエツトで塗装することにより特
徴あるクラツク模様を得られることを見い出し
た。即ち、本発明は、被塗物の素地調整を行なつ
た後、プライマーを塗装してから塩化ビニル樹脂
系塗料を塗装し、次いでウエツトオンウエツトで
もつて色調の異なつた塩化ビニル樹脂系塗料を塗
装するクラツク模様仕上法において、色調の異な
つた塩化ビニル樹脂系塗料として吸油量(ml/
100g)が100以上である二酸化珪素および(また
は)含水無定形二酸化珪素を樹脂分100重量部に
対し15〜50重量部含有する塗料を塗装することを
特徴とするクラツク模様仕上法に関するものであ
る。 本発明は被塗物は、コンクリート、モルタル、
スレート、PC板、木部あるいは一般鉄部からな
る建造物を対象物とする。被塗物の素地調整はコ
ンクリート等の場合は表面に付着している土砂、
油分、汚れ等を完全に除去し、表面のPHが10以下
になるようにする。また、鉄部の場合は、表面の
錆落しを完全に行なう。このようにして、素地調
整を行なつた被塗物に必要があればプライマーを
塗装する。 上述の被塗物に塩化ビニル樹脂系塗料をローラ
−塗装、吹付け塗装あるいは刷毛塗り等の公知の
塗装法により塗装する。そして塗膜が未乾燥状態
(指触乾燥程度以内)の内に、いわゆるウエツト
オンウエツトでもつて色調の異なつた塩化ビニル
樹脂系塗料を塗装する。 塩化ビニル樹脂系塗料は、従来から公知の溶液
型の塗料で、樹脂成分を塩化ビニルと酢酸ビニ
ル、塩化ビニリデン、アクリル酸エステル、プロ
ピオン酸ビニルとの共重合体とするものである。
樹脂成分に顔料、体質顔料および塗料用添加剤を
配合して得られる。そして本発明の特徴は色調の
異なつた塩化ビニル樹脂系塗料として、塗料中に
吸油量が100以上である二酸化珪素および(また
は)含水無定形二酸化珪素を樹脂100重量部に対
し15〜50重量部含有せしめたものを使用するとこ
ろにある。配合量が15重量部より少ないと所望の
クラツク模様を得ることができない。逆に50重量
部を超えると粘度が上昇し塗装が困難なことと、
塗膜性能が劣り実用性がない。また、二酸化珪素
含水無定形二酸化珪素の吸油量が100より低いも
のでは、特定配合量の範囲で塗膜性能を維持しか
つ本発明の如き特徴あるクラツク模様を得ること
ができない。このように、本発明では使用する二
酸化珪素、含水無定形二酸化珪素は、吸油量およ
び塗料中への配合量が特定範囲に限定されるが、
市販されている商品名で適合するものの一例を挙
げると二酸化珪素としては、アエロジル200(日
本アエロジル(株)製吸油量約140〜180)、アエロジ
ルTT−600(日本アエロジル(株)製吸油量約100〜
115)、含水無定形二酸化珪素としてはサイロイド
244(富士デヴイソン(株)製、吸油量約270〜330)、
サイロイド978(富士デヴイソン(株)製、吸油量約
180〜230)、サイロイド161(富士デヴイソン(株)
製、吸油量約125〜135)、ミズカシルP−526(水
沢化学工業(株)製、吸油量約240〜280)、カープレ
ツクス67(塩野義製薬(株)製、商品名、吸油量約
145〜185)、トクシール60−N(徳山ソーダー(株)
製、吸油量約230〜280)等が挙げられる。 色調の異なつた塩化ビニル樹脂系塗料は、ウエ
ツトオンウエツトで塗装するが、その塗装法はロ
ーラー塗装、吹付け塗装、刷毛塗りいづれもが適
用でき、塗装膜厚は通常20〜200μの範囲で塗装
する。膜厚が厚い程クラツクの形状は大きく、特
にローラー塗装、吹付け塗装では膜厚を100μ前
後以上塗装すると模様の大きさがはつきりし、凹
凸感にすぐれた模様となる。 本発明では、塗装法によりクラツク模様を異に
しいろいろな模様を選択できる特徴を有してい
る。刷毛塗りでは、刷毛目に沿つて糸状のクラツ
ク模様ができ、例えば刷毛を円状に描くと木の年
輪状のクラツク模様ができる。また、ローラー塗
装あるいは吹付け塗装では、建築物の複層模様吹
付材の仕上げとしてアルミニウムダイキセスト状
の仕上げがあるがこのような凹凸感のあるクラツ
ク模様を得ることができる。このような、クラツ
ク模様から目的に応じ塗装法を選定することがで
きる。 本発明に用いる塩化ビニル樹脂系塗料は、現在
も建築用塗料として使用されているものでその塗
膜性能を損なわない範囲で吸油量が100以上であ
る二酸化珪素、含水無定形二酸化珪素を特定配合
量含有せしめたもので、得られたクラツク模様の
塗膜性能も何等問題を生じない。また、本発明
は、ウエツトオンウエツトで塗装しなければクラ
ツク模様を得ることができない。 本発明のクラツク模様仕上法は、建造物の内装
の模様仕上げとして殊に推奨できる。 以下、本発明を実施例及び比較例により説明す
る。部は重量部を意味する。 実施例 1 コンクリート面の土砂、油のシミ・汚れを布で
拭き取り表面を清浄にしてから塩化ビニル樹脂系
プライマーを市販のローラーブラシで塗付量110
g/m2の割合で塗装する。塗装後5時間を経過し
てから塩化ビニル樹脂塗装(白)※1をローラー
塗装で乾燥膜厚30μになる様に塗装し、塗装後塗
膜表面が完全に硬化しないウエツトの状態(塗装
後1時間)でもつて次いで塩化ビニル樹脂塗料
(黄)※2を乾燥膜厚100μになる様に塗装し、24
時間常温で放置した。得られたクラツク模様は凹
凸感のある模様の大きなクラツクが得られた。こ
のものの塗膜性能を調べた。試験結果は表1に示
す。 ※1 配合組成 部 45%塩化ビニル−プロピオン酸 ビニル共重合体溶液 (塩化ビニル/プロピオン酸 ビニル=70/30) 55 チタン白 22 沈降防止剤 1.5 分散安定剤 0.5 可塑剤 2 光安定剤 4 トルエン 11 メチルイソブチルケトン 98 上述の配合組成のものを塗装時粘度50Ku値に
調整してからローラー塗装した。 ※2 配合組成 部 45%塩化ビニルプロピオン酸 ビニル共重合体溶液 (塩化ビニル/プロピオン酸 ビニル=70/30) 65 オキサイドエロー 8 ミズカシールP−526 10 可塑剤 2.5 沈降防止剤 2 分散安定剤 0.5 光安定剤 2.5 トルエン 10 メチルイソブチルケトン 102.5 上述の配合組成のものを塗装時粘度50Ku値に
調整してからローラー塗装した。 実施例 2 実施例1において塩化ビニル樹脂塗料(黄)中
に含有せしめるミズカシールP−526の配合量を
3部、5部、13部、15部として塗装粘度は50Ku
値に調整してから塗装した。配合量が3部のもの
では、クラツク模様を生じなかつた。また15部の
ものは塗料調整時に粘度上昇が著しく製造困難で
あつた。しかも、このものを塗装しても塗膜性能
が劣つていた。配合量が5部及び13部のものは実
施例1と同様に良好なクラツク模様を得ることが
できた。塗膜性能試験結果は表1に示す。 実施例 3 鉄板をサンドペーパーでさび落しした後、油分
よごれをシンナー拭きし表面を清浄にする。次い
でシヨツププライマーを5μの乾燥膜厚になる様
にスプレー塗装する。次に塩化ビニル樹脂塗料
(緑)※3を刷毛塗りで乾燥膜厚30μになる様に
塗装し、塗装後1時間を経過してから、塩化ビニ
ル樹脂塗料(黒)※4を乾燥膜厚60μになる様に
刷毛でもつて円状に塗装した。24時間常温で放置
した。得られたクラツク模様は年輪状の特徴ある
クラツク模様をしていた。このものの塗膜性能試
験結果は表1に示す。 ※3 配合組成 部 50%塩化ビニル−酢酸ビニル 共重合体溶液 (塩化ビニル/酢酸ビニル =75/25) 70 チタン白 1 シアニングリーン 5 沈降防止剤 3 分散安定剤 1 可塑剤 3 光安定化剤 3 トルエン 10 メチルイソブチルケトン 98 ※4 配合組成 部 50%塩化ビニル−酢酸ビニル 共重合体溶液 (塩化ビニル/酢酸ビニル =75/25) 60 カーボンブラツク 2.5 エロジル200 10 沈降防止剤 3 分散安定剤 1 可塑剤 2.5 光安定化剤 1 トルエン 10 メチルイソブチルケトン 82 比較例 1 実施例1において、塩化ビニル樹脂塗料(白)
及び塩化ビニル樹脂塗料(黄)の代りにビニペイ
ント(白)※5及びビニペイント(黄)※6を使
用し実施例1に準じ塗装したが目的とするクラツ
ク模様は得られなかつた。 ※5 ビニペイント(白)……関西ペイント(株)
製、酢ビ−塩ビ系エマルシヨン塗料、商品名 ※6 ビニペイント(黄)……(関西ペイント(株)
製、酢ビ−塩ビ系エマルシヨン塗料、商品
名)にミズカシールP−526を樹脂分100重量
部に対し20部、40部及び60部添加したものを
供した。60重量部添加したものは、粘度の上
昇が著しく塗装できなかつた。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被塗物の素地調整を行なつた後、プライマー
    を塗装してから塩化ビニル樹脂系塗料を塗装し次
    いでウエツトオンウエツトでもつて色調の異なつ
    た塩化ビニル樹脂系塗料を塗装するクラツク模様
    仕上法において、色調の異なつた塩化ビニル樹脂
    系塗料として吸油量(ml/100g)が100以上であ
    る二酸化珪素および(または)含水無定形二酸化
    珪素を樹脂分100重量部に対し15〜50重量部含有
    する塗装を塗装することを特徴とするクラツク模
    様仕上法。
JP12176977A 1977-10-11 1977-10-11 Crack pattern finish Granted JPS5455034A (en)

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JPS5455034A JPS5455034A (en) 1979-05-01
JPS6112505B2 true JPS6112505B2 (ja) 1986-04-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20090081511A1 (en) * 2005-03-18 2009-03-26 Kuninori Miyazaki Electrode Catalyst for Fuel Cell
JP2007035289A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Nippon Shokubai Co Ltd 燃料電池用電極触媒、電極組成物および燃料電池

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Publication number Publication date
JPS5455034A (en) 1979-05-01

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