JPS61123583A - 熱転写記録シ−ト及びその製造方法 - Google Patents

熱転写記録シ−ト及びその製造方法

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JPS61123583A
JPS61123583A JP59246650A JP24665084A JPS61123583A JP S61123583 A JPS61123583 A JP S61123583A JP 59246650 A JP59246650 A JP 59246650A JP 24665084 A JP24665084 A JP 24665084A JP S61123583 A JPS61123583 A JP S61123583A
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thermal transfer
microcapsules
solvent
layer
ink
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小橋 忠雄
Hiroshi Ezaki
江崎 弘
Hiroshi Onishi
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38271Contact thermal transfer or sublimation processes using microcapsules

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーマル記録ヘッド等を利用して単色階調画
像やフルカラー画像等を連続階調で記録媒体に熱転写記
録するに有用な熱転写記録シート及びその製造方法に関
するものである。
従来の技術 従来の熱転写記録シートとしては、厚さが7μm程度の
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムやコン
デンサ紙等のシート状の耐熱性基体表面に、バインダ材
料としてカルナウノくワックス20重量%、エステルワ
ックス40重量%、鉱物油10重量%、その他の補助剤
10重量%から成るホットメルト材料を用い、このホ、
ントメルトパインダ材料に顔料色材を20重量%を混合
したインク材料層から成る厚さが4μm程度の熱転写層
を、ホットメルトコーティング法で形成し、溶融転写温
度が60℃程度の熱転写記録シートが公知である(例え
ばY、 Tokunaga and K、Sugiya
ma。
Thermal Ink−Tranfer Imagi
ng”、IEEETrans、 on Electro
n Devices 、 vol 、 ED −27゜
PP、218〜222,1980.) この種の熱転写記録シートを用いての熱転写は、一般に
、記録紙などの記録媒体(受像体)と転写記録シートと
を圧接した状態で、基体シート裏面に公知のサーマル記
録ヘッドを圧接し、熱転写層を基体シートを介してサー
マル記録ヘッドで選択的に昇温記録制御し、インク材料
を記録媒体に溶融転写させる。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の熱転写記録シートでは、インク材料層
は基体シート側からインク材料層表面に迄、バインダ材
料の溶融が完了した状態で初めて記録媒体にインク材料
が粘着、転写される。この場合、インク材料層の厚み方
向に溶融したインク材料が一度に記録媒体に付着、転写
されるため、文字や図形等の如き二値濃度記録には有用
であるが、中間調を有する画像等、連続階調性を要求さ
れる用途には使用し得す、ディザ法、濃度パターン法等
、ディジタル階調法が検討されている。
然し乍らこの種のディジタル階調法によると、複雑な記
録信号処理を必要とするため装置が高価となるのみなら
ず、高画質は期待し得す、加えて綜合解像度がサーマル
記録ヘッドの記録密度よりも大幅に低下することは避は
得なかった。
本発明はか5る点に鑑みてなされたもので、昇温記録制
御に対応して転写記録濃度を連続性をもって制御し得る
熱転写記録シートと、その製造方法を提供することを目
的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題を解決するため、熱転写記録シートを
、有機樹脂乃至はワックスの少くとも何れかを含むバイ
ンダ材料と、色材とを含むインク材料層にこのバインダ
材料乃至は色材の少くとも何れに対する溶解度が昇温と
共に増加する関係にある溶媒を窓材料とするマイクロカ
プセルを混合。
分散せしめ熱転写層をシート状の耐熱性基体の一方の面
側に設置して構成する0 また、上記熱転写記録シートは、前記バインダ材料を溶
解するが、前記マイクロカプセルの壁材を溶解しない溶
剤と、前記のバインダ材料2色材。
及びマイクロカプセルとを含む混合材料を、前記耐熱性
基体の一方の表面側に所定の厚さに塗布成層した後で、
前記溶剤を蒸発、除去せしめ、前記マイクロカプセルの
内の少くとも一部のカプセルを、前記インク材料層表面
に突出させ、凹凸表面の熱転写層を形成させるいわゆる
ソルベントコーティング法により製造する。
色材としては通常の印刷インクや塗料等に用いられる染
料や顔料、乃至はこれらの混合体が使用できる。またバ
インダ材料は、単一材料に限定されず複数種の材料で構
成することができ、必要に応じて可塑剤、柔軟剤9表面
活性剤、チキントロピ剤、その他の助剤も混入できるも
のとする。
作  用 本発明にか\る熱転写記録シートにおいては、熱或いは
熱と圧力の併用に破壊されるマイクロカプセル内の溶媒
によってバインダ材料乃至は色材の何れか一方式いは両
方が熱溶解され、安定した階調記録或いはフルカラー記
−ができる。
また、ソルベントコーティング法の採用によって、その
溶剤の蒸発、除去に基き、マイクロカプセルが表面に突
出して凹凸表面を有する熱転写層が構成され、圧力更に
は熱の作用により容易にマイクロカプセルが破壊される
高感度の熱転写記録シートが製造できる。
実施例 第1図に本発明にかかる熱転写記録シートの一実施例の
断面構造を示す。
第1図において、110けコンデンサ紙、ポリエチレン
テレフタレート(PET)フィルム等から成る厚さ4〜
15μmlj度のシート状の耐熱性基体である。基体表
面110aには、顔料或いは染料乃至はこれらの両方か
ら成る色材122と、有機樹脂乃至はワックスの少くと
も何れかを含むバインダ材料121とを混合含有せしめ
インク材料から成る層120に、更に、前記のバインダ
材料、乃至は染料の何れか一方乃至は両方に対する溶解
度が昇温と共に増加する溶媒125を芯材とし、これを
壁材124で包み込み、圧力破壊、熱破壊、熱圧力破壊
の何かが可能なマイクロカプセル123を混合1分散せ
しめて熱転写層130が形成される。
このように、基体110Iバインダ材料121゜色材1
22.マイクロカプセル123を構成要素として含んで
熱転写記録シート1oOが形成されている。
フィルム等の記録媒体200を、基体110側にサーマ
ル記録ヘッドを配し、ゴムローラ等による記録プラテン
500により圧力500が加えられて圧接されると共に
、その回転eooにより、シー)100及び媒体200
は矢印601.602の如く紙送りされて熱転写記録さ
れる。
次に、この熱転写記録シートによる記録は次のようにし
て行なわれる。図においてサーマル記録ヘッド300の
発熱抵抗体350を、端子3311341間に記録信号
700を加え電極33o。
340を介して通電発熱させると、基体11o。
更にはインク材料120を通してマイクロカプセル12
3が加熱される。
この加熱量、更には圧力SOOに応じてマイクロカプセ
ルは破壊され、溶媒126がインク材料層120中、更
には記録媒体表面200 aに125′の如くしみ出し
、図中Aで例示した如く、このしみ出した溶媒125′
によりバインダ材料121゜染料色材122の少くとも
何れかが、1の加熱量に応じて熱溶解されて溶解インク
120′を生じる。
そしてこの溶解インク120′は媒体表面200aに付
着し、媒体200とシート1ooを剥離すると図中Bで
例示した如く媒体表面200 aに加熱量に応じた光学
濃度の転写記録140が得られる。
従って加熱量、すなわち記録信号700のパルス幅Pw
に対応して転写記録140の濃度が連続的に制御される
ため、記録信号Tooをパルス幅変調することにより中
間調画像の階調記録が行える。
また発熱抵抗体360への印加電力、或いは発熱回数等
を変えても連続−階調記録が行える。
図では、マイクロカプセル123が同一粒径の場合が例
示されているが、その粒径に分布をもたせることにより
、圧力SOOとの併用による熱破壊に分布をもたせるこ
とができ、更に連続階調性の改良に有効である0この場
合、小なる分布粒径のマイクロカプセル123はインク
材料層120中に完全に埋設させることができる。
第1図の例示を含め、マイクロカプセル123は、その
分布粒径の内の少くとも一部の粒径をインク材料層12
0の厚さよりも大に選び、インク材料層表面120aよ
りも突出させると、圧力SOOによる破壊が容易に行え
、良好な熱溶解転写記録が行える利点がある。
なお、マイクロカプセル1230粒径がインク材料層1
2oの厚みよりも小で、マイクロカプセル123がイン
ク材料層12o内に埋設される場合も含め、しみ出し溶
媒125′によるインク材料120の熱溶解及び媒体2
ooへの熱溶解インク120′の転写を更に効果的に行
なうため、インク材料層120を多孔性に構成すること
ができる。
この多孔性化は、熱転写層130を前記の如くソルベン
トコーティング法により製造するー、溶剤の蒸発を制御
したり、或いは溶剤中にバインダ材料121に対する真
溶媒と共に、真溶媒よりも高沸点の非溶媒を少量混合し
た溶剤を用いることにより、インク材料層120にいわ
ゆる多数のピンホールを発生させ容易に形成できる。
色材122として染料を用い、溶媒125として染料溶
解性材料を用いる場合には、バインダ材料121は必ず
しも溶媒125に対して熱溶解性に選ぶ必要はなく、こ
の場合にはインク材料層120は多孔性に選ぶことが望
ましい。
然し、高感度の熱溶解転写記録には、バインダ材料12
1も溶、媒126に対して熱溶解性に選ぶことが望まし
い。染料色材は水溶性にも選べるが耐候性の観点からは
油溶性が推奨される。
色材122として有機乃至無機顔料を用いる耐候性に優
れた転写記録が得られる利点がある。この場合、バイン
ダ材料121は溶媒125に対して熱溶解性に選ばれる
バインダ材料121は、非熱転写性にも熱転写性にも選
べるが、高感度熱転写には、例えば融点(軟化点)乃至
は流動点が50°〜170°C9好しくは600〜15
0°Cの有機樹脂、ワックスの何れか乃至は両方を含む
ホットメルト材の選択が推奨される。融点(軟化点)乃
至は流動点が50’C以下では転写記録140の裏移り
等が起こり易く、170’Cを越えるとサーマル記録ヘ
ッド300による熱転写が熱的に困難となる。ホットメ
ルトバインダ材料121としては、芳香族石油樹脂、脂
肪族石油樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂等の有機樹脂
、キャンデリラワックス、固形パラフィン。
マイクロクリスタリンワックス等のワックス類が使用で
きる。これらの有機樹脂、ワックス類は、溶媒126と
して例えばキシレン、メスチレン等の芳香族炭化水素溶
剤、ヘプタン、イソオクタン。
デカン等の脂肪族炭化水素溶剤に対して昇温と共に溶解
度が増加する。壁材124としては熱可塑性のものが好
しくゼラチン等も用いられるが、マイクロカプセル12
3の長期安定保存性からメチルメタアクリレートとアク
リロニトリルの共重合物や、塩化ビニリデンとアクリロ
ニトリルの共重合物が推奨される。壁材124の融点(
軟化点)は、例えば500〜170′Cの範囲内で適当
に選択出来るが、好しくけバインダ材料121の融点(
軟化点)よシも低く選ばれる。溶媒125としては単一
材料に限定されず、バインダ材料121゜染料色材12
2に対して熱溶解度の異なる複数種を混合して用いるこ
とができる。溶媒126の沸点はカプセル123の保存
性から好しくは50°C以上が良い。また、溶媒125
として熱溶解度の異なる複数種のマイクロカプセル12
3を混合シて用い連続階調転写記録特性を調節すること
もできる。また、本発明の変形として溶媒125を色材
122と同色乃至は異なる色彩の染料を溶解、着色させ
たものも使用できる。また、第1図の如く壁材124も
熱溶解インク材料120′と一緒に記録媒体200に転
写される場合、その転写記録146の光学濃度の改良に
、壁材124を色材122と同色に染料着色しておくこ
ともできる。
転写記録140の色彩は、色材122の色彩を選択する
ことにより自由に変えられる。
前述の芳香族乃至は脂肪族炭化水素系の溶媒125に対
して良き熱溶解性を示す油溶性染料を例示すると、黒色
染料としてはCI 5olventBlack3.シア
ン色染料としてはCI 5olventBlue 25
 、 マゼンタ色染料としてはCI SolventR
ed 49 、イエロー色染料としてはCI Solv
entYellow 16等がある。
顔料としては、例えばカーボンフリック、CIPigm
ent Qlue 15. CI Pigment R
ed 57゜CI P、igment Ye l lo
w 12等の無機乃至は有機顔料が使用できる。
これら3原色乃至は黒色を含む4原色の熱転写記録シー
ト100を用い、記録信号700をパルス幅変調し、リ
ニヤ型のサーマル記録ヘッド300を用いて重ね転写記
録すると、フルカラー転写画像が得られる。
マイクロカプセル123としては、例えば平均粒径が3
〜15μm程度のものが用いられる。粒径が3μm以下
だと溶媒125の含有量が不足し、16μmを越えると
熱容量が大きくなり、また保存中に壊れ易い。
熱転写記録シート1ooは、前述のソルベントコーティ
ング法により容易に製造される。
サーマル記録ヘッド300としては、アルミナ基板等の
平板表面に発熱抵抗体を4ドツト/ao〜16ドツト/
mの密度で配列したいわゆる平面型ヘッドも使用できる
が、その平面性なる故に記録プラテン400の曲率半径
が大きい場合等においては、熱転写シート10oと記録
媒体200の剥離が、昇温記録制御後において直ちに行
なえ得す、そのため圧力破壊等によるしみ出し溶媒12
6′により、昇温記録制御とは無関係にインク材料12
0を溶解し、媒体表面200 aにこの溶解インクが付
着、転写していわゆるかぶり転写を起こし、記録画像品
質を著しく低下させるのみならず、このため、溶媒12
6の溶解力も適当に小なるよう選択せざるを得す、高速
、高感度の転写記録が困難となる。
この難点は、第1図に例示せる如く、従来のようにアル
ミナ磁器等の基板310の表面平面301上ではなく、
その縁端面302上に、発熱抵抗体360を図示紙面の
法線方向に互に分離して4ドツト/B〜12ドツト/l
1aI程度に配列したいわゆるエッヂ型ヘッドの採用に
より解決される。このヘッドによると、記録ヘッド30
0による圧接幅ば、基板310の厚さに対応して紙送り
601゜602方向に例えば2〜4111m程度に極め
て狭くできる。従って昇温記録制御後のシート1ooと
媒体200の剥離が図示の如く速やかに行えるのみなら
ず、圧接幅の減少により、単位面積当りの圧接圧力強度
も大にでき、効果的にマイクロカプセル123の圧力破
壊が行える利点がある。
なお、第1図において、320はガラスグレーズ層、3
60はSiC等の耐摩耗層である。発熱抵抗体350は
例えばSi −Ta @合金等が用いられるO 第2図は、本発明にか\る熱転写記録シートの他の実施
例の断面構造図である。
この実施例では耐熱性基体表面11o&上に耐熱性の薄
い中間層126を設け、インク材料層120の接着強度
を改善する。中間層126としてハ、例工ばエチルセル
ローズ、ポリビニルブチラールやポリエステル樹脂層等
をソルベントコーティング法で例えば厚さ1μ程度に成
層する。その後で熱転写層130をソルベントコーティ
ング法で成層して熱転写記録シート1ooを形成する。
なお、この場合、第2図に例示した如くマイクロカプセ
ル123を中間層126へ一部分、進入固着せしめて、
第1図の如き、破壊された壁材124が記録媒体200
への付着、転写を防止することもできる。
この場合は、中間層126用材料として壁材124を溶
解しない溶剤を用いた樹脂材料、例えば水で稀釈された
水溶性ポリエステル樹脂エマルジョンを用い、これにメ
チルメタアクリレート−アクリロニトリル共重合物を壁
材124としたマイクロカプセル123を混合分散した
懸濁液を基体表面11oaにソルベントコーティング法
で成層した後、溶剤たる水分を蒸発せしめてマイクロカ
プセル123を露出させる。その後でこの露出表面に壁
材124及び中間層126を溶解しない例えばキシレン
溶剤を用いたバインダ材料121゜顔料乃至は染料色材
122の混合溶液をンルベントコーティングし、キシレ
ン溶剤を蒸発せしめて図示の如くインク材料層120を
形成する。
第3図は、本発明にか\る熱転写記録シートの更に他の
実施例の断面構造図である。
この実施例では、インク材料層120に、マイクロカプ
セル123の他に、バインダ材料121よりも高い融点
(軟化点)乃至は流動点を有する補助粒子127を粒子
状に分散、混入せしめられるO 図では、補助粒子127は球形状に例示されているが、
必ずしも球形状に限定されず、他の粒形、例えば多角形
状であっても良い。またその粒径も粒径分布をもってい
ても良い。その粒径分布の少くとも一部はインク材料層
120の厚さよりも大なる粒径に選ばれ、その小なる分
布粒径の粒子127はインク材料層120中に埋没して
いても良い。
斯くすることにより、インク材料層120より突出して
凹凸表面を熱転写層131に与える補助粒子127は、
第1図において、インク材料層表面120aと記録媒体
表面200aとの密着を防゛・止するスペーサーの役割
をする。斯くすることにより、バインダ材料121とし
てホットメルト材を使用するような場合、インク材料1
20が記録媒体表面200に直接、溶融付着、転写され
て階調性を低下させることを防止できるのみならず、し
み出し溶媒126′がこのスペーサー間隙に収容され、
その過度の拡散が防止されてインク材料120の熱溶解
が効果的に行え、階調性の良い熱転写記録が行える利点
がある。
補助粒子127の平均粒径も、マイクロカプセル123
と同程度に選ぶことが望ましく、同様に3〜15μm程
度が好しく、アルミナ、酸化チタン、ガラス、石英粉末
などの無機粒子や、フェノール樹脂やポリイミド樹脂粉
末などの高融点有機樹脂粒子が、或いは前記の融点(軟
化点)乃至は流動点が使用バインダ材料121よりも高
く、且つ常温においてバインダ材料121と完全相溶し
ない限りにおいては、常温においては通常の溶媒には完
全溶解しない例えばカルナバワックスやサゾールワック
ス等の材料も補助粒子127として用いられる。
第3図の熱転写記録シート100は、マイクロカプセル
123の壁材124を溶解せず、且つ常温において補助
粒子127を少くとも完全溶解しない溶剤と、バインダ
材料1219色材122゜マイクロカプセル123.補
助粒子127とを含む混合材料を、基体表面110a側
に所定の厚さに塗布、成層した後で、前記の溶剤を蒸発
、除去せしめ、インク材料層120の厚さを補助粒子1
°27の内の少くとも一部の粒子の粒径以下に構成して
製造できる。第2図、第3図においてもインク材料層1
20を多孔性に構成することができる0゛ 以下に熱転写記録シートの製造実施例を述べる。
〔実施例1〕 バインダ材料122として軟化点が120°Cの芳香族
石油樹脂(日本石油化学社 8石ネオポリマー NP−
12o)sog、色材122としてカーボンブラック2
0g、溶剤としてキシレン400gとを混合し、ボール
ミルで良く分散、錬した混合液に、壁材124がメチル
メタアクリレート−アクリロニトリル共重合物、溶媒1
25がキシレンである平均孔径5μmのマイクロカプセ
ル127を309加え、カプセル127が破砕されない
範囲で前記混合液に混合攪拌し、分散させた懸濁液を作
る。
この懸濁液を、基体11oとして厚さ9μmのPETフ
ィルム面に#6のバーコーターで常温で塗布成層し、キ
シレン溶剤を蒸発、除去せしめる。
得られた熱転写記録シート10oは、マイクロカプセル
123の一部がインク材料層表面120aから突出し、
熱転写層130は凹凸表面を形成する。
〔実施例2〕 実施例1の芳香族石油樹脂80g、色材122としテC
I Pigment Blue 209 、補助粒子1
27として平均粒径5μmのアルミナ粉末粒子so、9
キシレン400gを加え、ボールミルで分散、錬した混
合液に、壁材124がメチルメタアクリレート−アクリ
ロニトリル共重合物、溶媒125がインオクタンの平均
孔径5μmのマイクロカプセル123を30gを混合、
攪拌して懸濁液を作る0 この懸濁液を、基体110として厚さ9μmのPETフ
ィルム面に#5のパーコーターで常温で塗布成層し、常
温でキシレン溶剤を蒸発、除去せしめる。
得られた熱転写記録シート1ooは、マイクロカプセル
123の一部及び補助粒子127の一部が、インク材料
層表面120aから突出し、熱転写層131は凹凸面を
形成する。
発明の効果 以上、述べたように本発明は、芯材を溶媒とするマイク
ロカプセルを配した熱転写記録シート及、びその製造方
法であって、容易に所期の熱転写記録シートが製造でき
ると共に、この熱転写記録シートを用いることにより、
従来の熱転写記録シートでは困難であった、特に顔料色
材による連続階調の転写記録を可能とし、OA、MA、
  二、−メディア、ファクシミリ分野等のモノクロ乃
至はフルカラープリンタとして、その効果は極めて犬で
ある0
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にか\る熱転写記録シートの一実施例の
構成を示す図、第2図は本発明にか\る熱転写記録シー
トの他の実施例の断面構造図、第3図は本発明にか\る
熱転写記録シートの更に他の実施例の断面構造図である
。 10o・・パ・・・熱転写記録シート、110・・・・
・・耐熱性基体、120・・・・・・インク材料層、1
21・・・・・・バインダ材料、122・・・・・・色
材、123・・・・・・マイクロカプセル、124・・
・・・・壁材、126・・・・・・溶媒、130・・・
・・・熱転写層、140・・・・・・転写記録、2oO
・・・・・・記録媒体、300・・・・・・サーマル記
録ヘッド、400・・・・・・記録プラテン0 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名lθ
0・・]1鱈把録シ→ 725・・・毒 婦723 ・
・マイクO/J7”セル  3001.サーマル拒シタ
1八ソド724・・・4F    #     461
)・・3已4欲γうtン第2図 ft’6・・・ψ間1 第3図 手続補正書(方式) 昭和60年 4月25日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機樹脂乃至はワックスの少くとも何れかを含む
    バインダ材料と色材とを含むインク材料層に、このバイ
    ンダ材料乃至は色材の少くとも何れかに対する溶解度が
    昇温と共に増加する関係にある溶媒を芯材とするマイク
    ロカプセルを混合、分散せしめて熱転写層とし、この熱
    転写層をシート状の耐熱性基体の一方の面側に設置した
    ことを特徴とする熱転写記録シート。
  2. (2)インク材料層の厚みよりも大なる粒径を有し、し
    かもバインダ材料よりも高い融点(軟化点)乃至は流動
    点を有する補助粒子をインク材料層に粒子状に分散、混
    入したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱
    転写記録シート。
  3. (3)有機樹脂乃至はワックスの少くとも何れかを含む
    バインダ材料と、色材とを含むインク材料層に、このバ
    インダ材料乃至は色材の少くとも何れかに対する溶解度
    が昇温と共に増加する関係にある溶媒を芯材とするマイ
    クロカプセルを混合分散せしめた熱転写層をシート状の
    耐熱性基体の一方の面側に設置した熱転写記録シートを
    製造するに際し、前記バインダ材料を溶解するが、前記
    マイクロカプセルの壁材を溶解しない溶剤と、前記バイ
    ンダ材料、前記色材、前記マイクロカプセルとを含む混
    合材料を、前記耐熱性基体の一方の表面側に所定の厚さ
    に塗布、成層した後で、前記溶剤を蒸発、除去せしめ、
    前記マイクロカプセルの内の少くとも一部のカプセルを
    前記インク材料層表面に突出させ、凹凸表面の熱転写層
    を形成せることを特徴とする熱転写記録シートの製造方
    法。
  4. (4)有機樹脂乃至はワックスの少くとも何れかを含む
    バインダ材料と、色材とを含むインク材料層にこのバイ
    ンダ材料乃至は色材の少くとも何れかに対する溶解度が
    昇温と共に増加する関係にある溶媒を芯材とするマイク
    ロカプセルを混合、分散せしめると共に、前記インク材
    料層の厚みよりも大なる粒径を有し、且つ前記バインダ
    材料よりも高い融点(軟化点)乃至は流動点を有する補
    助粒子をインク材料層に粒子状に分散、混合した熱転写
    層をシート状の耐熱性基体の一方の面側に設置した熱転
    写記録シートを製造するに際し、前記バインダ材料を溶
    解するが、前記マイクロカプセルの壁材を溶解せず、且
    つ常温において前記補助粒子を少くとも完全溶解しない
    溶剤と、前記バインダ材料、前記色材、前記マイクロカ
    プセル、前記補助粒子とを含む混合材料を、前記耐熱基
    体の一方の表面側に所定の厚さに塗布、成層した後で、
    前記溶剤を蒸発、除去せしめ、前記インク材料層の厚さ
    を前記補助粒子の内の少くとも一部の粒子の粒径以下に
    構成することを特徴とする熱転写記録シートの製造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6270090A (ja) * 1985-09-25 1987-03-31 Toppan Printing Co Ltd 感熱転写シ−ト及び熱転写方法
JPS6367178A (ja) * 1986-09-10 1988-03-25 Canon Inc 転写記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6270090A (ja) * 1985-09-25 1987-03-31 Toppan Printing Co Ltd 感熱転写シ−ト及び熱転写方法
JPS6367178A (ja) * 1986-09-10 1988-03-25 Canon Inc 転写記録媒体

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