JPS61120854A - 導電性樹脂組成物 - Google Patents
導電性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS61120854A JPS61120854A JP24224684A JP24224684A JPS61120854A JP S61120854 A JPS61120854 A JP S61120854A JP 24224684 A JP24224684 A JP 24224684A JP 24224684 A JP24224684 A JP 24224684A JP S61120854 A JPS61120854 A JP S61120854A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- electrically conductive
- conductive resin
- mica
- butadiene
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子機器の内部4品、あるいはシャーシ用に
用いられる導電性樹脂組成物、並びに電磁シールド材料
に関するものである。
用いられる導電性樹脂組成物、並びに電磁シールド材料
に関するものである。
従来の技術
近年、各種電子機器のインテグレーテッド・サーキット
、 (I Cと略記する。)化に伴い、機器内に生じる
静電気の放電による機器の誤動作、又は1. C自体か
ら発生する高周波ノイズによる障害の問題がクローズア
ップされるようになってきた。このため、機器内に静電
、気除去を目的として、導電性樹脂組成物の利用や、放
射ノイズを遮断する電磁シールド材の利用が検討されて
いる。
、 (I Cと略記する。)化に伴い、機器内に生じる
静電気の放電による機器の誤動作、又は1. C自体か
ら発生する高周波ノイズによる障害の問題がクローズア
ップされるようになってきた。このため、機器内に静電
、気除去を目的として、導電性樹脂組成物の利用や、放
射ノイズを遮断する電磁シールド材の利用が検討されて
いる。
この場合、上記の障害を回避する方法として、内部4品
やシャーシなどへ導電性樹脂組成物や電磁シールド材を
局部的に利用することがとりあえず検討されている。
やシャーシなどへ導電性樹脂組成物や電磁シールド材を
局部的に利用することがとりあえず検討されている。
ところで、これらの用途向けに使用される材料は、機械
的な強度物性において、高い剛性と、成形の自由度の高
いものが要求される。
的な強度物性において、高い剛性と、成形の自由度の高
いものが要求される。
一般の樹脂の場合、これ、らの要求を満足するためには
、曲げ弾性率において60,000kg/Cm’以上の
ものが必要とされる。そのため、ガラス繊維を混合した
、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル(AB、S
と略記する。)樹脂、ナイロンやエンジニアリングプラ
スチックと言われるポリアセタール、PBTボリカーポ
ネー)・が用いられている。
、曲げ弾性率において60,000kg/Cm’以上の
ものが必要とされる。そのため、ガラス繊維を混合した
、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル(AB、S
と略記する。)樹脂、ナイロンやエンジニアリングプラ
スチックと言われるポリアセタール、PBTボリカーポ
ネー)・が用いられている。
の、あるいは電磁波のシールド性が伺与されたものは、
−・般に−1−記物質よりも剛性が低く、また剛性の高
い、ものは、成形時の流動性が著しく悪く、実用的でな
いものが多かった。
−・般に−1−記物質よりも剛性が低く、また剛性の高
い、ものは、成形時の流動性が著しく悪く、実用的でな
いものが多かった。
発明が解決しようとする問題点
そこで本発明名は、−1−記の現状に立脚して、電−r
機器の内部4品又はシャーシ用として剛性が高く、成形
性にすぐれた、静電気防止用ならひに電磁波障害防11
−用組成物を得るべく鋭意研究の結果、本発明に到達し
た。
機器の内部4品又はシャーシ用として剛性が高く、成形
性にすぐれた、静電気防止用ならひに電磁波障害防11
−用組成物を得るべく鋭意研究の結果、本発明に到達し
た。
問題点を解決するための手段
本発明は、ポリフェニレンオキサイド
(PPOと略記する。)樹脂に導電性充てん材として金
属繊維光てん材を混合してなる導電性樹脂に、ABS樹
脂を単独、もしくはABS樹脂とマイカを併用して添加
することによって得られる導電性樹脂組成物である。
属繊維光てん材を混合してなる導電性樹脂に、ABS樹
脂を単独、もしくはABS樹脂とマイカを併用して添加
することによって得られる導電性樹脂組成物である。
本発明の構成要素について、以下に詳説する。
(PPOs1脂)
本発明において使用するPPO樹脂としては、PPO単
体、変性PPO、グラフト化ポリフェニレンエーテル樹
脂のいずれでもよいが、成形時の流動性の関係上、充て
ん材で強化されていないもの、並びに流動性の良いもの
が好ましい。
体、変性PPO、グラフト化ポリフェニレンエーテル樹
脂のいずれでもよいが、成形時の流動性の関係上、充て
ん材で強化されていないもの、並びに流動性の良いもの
が好ましい。
(金属繊維光てん材)
本発明において導電性充てん材として使用する金属繊維
光てん材としては、太さが8ミクロン〜120ミクロン
のアルミニウム、ステンレス鋼、鋳鉄、黄銅等の金属の
繊維であれば結束タイプ、非結束タイプのいずれでも良
く、導電性を得るために6重量%〜60重量%の間で任
意に添加することが可能であるが、好ましくは強度物性
の均衡上、太さ50ミクロン以下の金属#1i#を6〜
50重量%の範囲内で添加することが好適である。
光てん材としては、太さが8ミクロン〜120ミクロン
のアルミニウム、ステンレス鋼、鋳鉄、黄銅等の金属の
繊維であれば結束タイプ、非結束タイプのいずれでも良
く、導電性を得るために6重量%〜60重量%の間で任
意に添加することが可能であるが、好ましくは強度物性
の均衡上、太さ50ミクロン以下の金属#1i#を6〜
50重量%の範囲内で添加することが好適である。
(ABS樹脂)
本発明で使用するABS樹脂としては、ブタジエンーア
クリロニトリルゴ1、(NBRと略記する。)とスチレ
ン−アクリロニトリル(ASと略記する。)樹脂とのブ
レンド型、またはポリブタジェンにスチレンモノマーと
アクリロニトリルモノマーをグラフト重合させたグラフ
ト型のものであれば、パウダー状、ペレット状のいずれ
でも良い。ABS樹脂は、組成物の中に5〜60重量%
添加することができるが、好ましくは基本樹脂の特性を
損うことがないよう5〜40重量%の範囲で添加する。
クリロニトリルゴ1、(NBRと略記する。)とスチレ
ン−アクリロニトリル(ASと略記する。)樹脂とのブ
レンド型、またはポリブタジェンにスチレンモノマーと
アクリロニトリルモノマーをグラフト重合させたグラフ
ト型のものであれば、パウダー状、ペレット状のいずれ
でも良い。ABS樹脂は、組成物の中に5〜60重量%
添加することができるが、好ましくは基本樹脂の特性を
損うことがないよう5〜40重量%の範囲で添加する。
(マイカ)
本発明で使用するマイカとは、シリカ、アルミナ、酸化
カリウム等を主成分とする天然ウンモであり、粒径が6
00〜15ミクロンで、かつ平均アスペクト比が10〜
80のものである。このものは、本発明の組成物中に任
意の割合で添加することができる。マイカを添加しない
場合でも本発明の目的は達成できるが、補強効果、流動
性、強度物性の均衡の点からみて、好ましくは15〜2
00ミクロンの粒径のものを、5〜30重量%添加する
。
カリウム等を主成分とする天然ウンモであり、粒径が6
00〜15ミクロンで、かつ平均アスペクト比が10〜
80のものである。このものは、本発明の組成物中に任
意の割合で添加することができる。マイカを添加しない
場合でも本発明の目的は達成できるが、補強効果、流動
性、強度物性の均衡の点からみて、好ましくは15〜2
00ミクロンの粒径のものを、5〜30重量%添加する
。
(添加剤)
本発明の基本組成は、Pro樹脂、金属繊維光てん材、
ABS樹脂、マイカの4成分からなるが、他の添加物例
えば、酸化防11−剤、滑剤、炭酸カルシウム等の無機
充てん材を添加することは、本発明の組成物の特性をそ
こなうことがないため、いずれも任意の割合で添加する
ことができる。
ABS樹脂、マイカの4成分からなるが、他の添加物例
えば、酸化防11−剤、滑剤、炭酸カルシウム等の無機
充てん材を添加することは、本発明の組成物の特性をそ
こなうことがないため、いずれも任意の割合で添加する
ことができる。
実施例
次に実施例及び比較例をあげて、本発明を具体的に説明
するが、下記の実施例は本発明を制限するものではない
。
するが、下記の実施例は本発明を制限するものではない
。
実施例及び比較例において使用した配合組成物並びに強
度試験用テストピースは、次の方法によって得られたも
のである。
度試験用テストピースは、次の方法によって得られたも
のである。
(試料の調製)
金属光てん材用バンバリーミキサ−で、各種配合成分を
約5分間ブレンドした後、このものを30 m / m
金属光てん材専用押出機に装入して、温度210〜23
0℃のもとで溶融、混練、造粒を行い、丸ペレットとじ
て試料を得る。
約5分間ブレンドした後、このものを30 m / m
金属光てん材専用押出機に装入して、温度210〜23
0℃のもとで溶融、混練、造粒を行い、丸ペレットとじ
て試料を得る。
実施例および比較例の配合組成は第1表のとおりである
。
。
第1表 配合組成(その1)
第1表 配合組成(その2)
第1表 配合組成(その3)
(注)第1表に記載した材料の詳細は、次のとおりであ
る。
る。
変性PPO: TBIJ エンジニアプラスチ
ック社製、比重 1.06 Pro樹脂: PRO534J エンジニアプ
ラスチック社製、比重 1.06 ABS−1: ダイヤペットABSHF−5、
三菱レイヨン社製、比 重1.06 マイカ: ガナタマイカ、S−325レブコ礼
製、粒径20角m ゛ポリスチレン:1・−ポレックス 855−51 E井東圧化 学社製 黄銅縁a: 神戸鋳鉄社製、30角m×2mm、
比重7.8 アルミニウム繊H:神戸鋳鉄社製、70 pmX3mm
、比重2.7 次いで前記丸ペレットを、射出成形機に装入し、下記の
条件下で強度物性試験用のテストピース3点を、同時に
成形した。
ック社製、比重 1.06 Pro樹脂: PRO534J エンジニアプ
ラスチック社製、比重 1.06 ABS−1: ダイヤペットABSHF−5、
三菱レイヨン社製、比 重1.06 マイカ: ガナタマイカ、S−325レブコ礼
製、粒径20角m ゛ポリスチレン:1・−ポレックス 855−51 E井東圧化 学社製 黄銅縁a: 神戸鋳鉄社製、30角m×2mm、
比重7.8 アルミニウム繊H:神戸鋳鉄社製、70 pmX3mm
、比重2.7 次いで前記丸ペレットを、射出成形機に装入し、下記の
条件下で強度物性試験用のテストピース3点を、同時に
成形した。
(射出成形条件)
シリング一温度 250℃
射出圧 70 k g / c rn’金型温
度 50°C 冷却時間 30seC。
度 50°C 冷却時間 30seC。
(試験方法)
察し、また成形性の確認をした。
11jられたテストピースについて強度試験を行い、組
成物の物性r1定を行った。
成物の物性r1定を行った。
実施例および比吸例の評価結果は第2表のとおりである
。
。
第2表 性能(その1)
第2表 性能(その2)
第2表 性能(その3)
試 験 番 号 比較例 比較例引張強度(k
g/ 1 cm’) 353 .3.68
引張伸度(%) 5.0 7.5Iす・ハ
A創i1設^社「〔4 *1.成形性:○良好、△フローマーク発生1、×ショ
ートショット *26表面外観:○m維露田なし、Δm維若干露出、×
繊m露出 前記実施例と比較例の結果により、金属繊維を導電性充
てん材とする導電性樹脂組成物において、本発明によれ
ばPPOもしくはABS樹脂単独ではイ艷Iられない剛
性、表面外観、成形性を有する組成物がilIられるこ
とを確認した。
g/ 1 cm’) 353 .3.68
引張伸度(%) 5.0 7.5Iす・ハ
A創i1設^社「〔4 *1.成形性:○良好、△フローマーク発生1、×ショ
ートショット *26表面外観:○m維露田なし、Δm維若干露出、×
繊m露出 前記実施例と比較例の結果により、金属繊維を導電性充
てん材とする導電性樹脂組成物において、本発明によれ
ばPPOもしくはABS樹脂単独ではイ艷Iられない剛
性、表面外観、成形性を有する組成物がilIられるこ
とを確認した。
発明の効果
−1−記のように、本発明の導電性樹脂組成物は、PP
O樹脂と金属謙符充てん材が、ABS樹脂を介して、良
好な状態のもとで混合されたことにより、成形品の剛性
と表面外観において良好であり、かつ成形性においてす
ぐれている。
O樹脂と金属謙符充てん材が、ABS樹脂を介して、良
好な状態のもとで混合されたことにより、成形品の剛性
と表面外観において良好であり、かつ成形性においてす
ぐれている。
Claims (1)
- ポリフェニレンオキサイド樹脂に、金属繊維充てん材を
混合してなる導電性樹脂に、スチレン−ブタジエン−ア
クリロニトリル樹脂を単独、あるいはスチレン−ブタジ
エン−アクリロニトリル樹脂とマイカを併用して添加し
たことを特徴とする導電性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24224684A JPS61120854A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | 導電性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24224684A JPS61120854A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | 導電性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61120854A true JPS61120854A (ja) | 1986-06-07 |
Family
ID=17086417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24224684A Pending JPS61120854A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | 導電性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61120854A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4897672B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2012-03-14 | 株式会社パイオラックス | スプリング組立体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59109537A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-25 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 電磁遮へい用材料の製造方法 |
JPS59193928A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-02 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ポリフエニレンエ−テル組成物の製造方法 |
-
1984
- 1984-11-19 JP JP24224684A patent/JPS61120854A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59109537A (ja) * | 1982-12-15 | 1984-06-25 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 電磁遮へい用材料の製造方法 |
JPS59193928A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-02 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ポリフエニレンエ−テル組成物の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4897672B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2012-03-14 | 株式会社パイオラックス | スプリング組立体 |
US8181947B2 (en) | 2005-03-31 | 2012-05-22 | Piolax Inc. | Spring assembly |
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