JP3434681B2 - 精密成形用ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents

精密成形用ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形時のバリの発
生が無いか極端に少なく、寸法精度に優れ、特に射出成
形などの成形加工性及び剛性が改良されたポリフェニレ
ンサルファイド樹脂組成物よりなる精密成形用材料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学系部品、電子・電気部
品、自動車部品等に代表される精密部品の用途において
はアルミダイキャスト、亜鉛ダイキャスト等の金属が使
われてきた。しかしながら所定の形状に高い寸法精度で
加工するための費用が製品のコストアップにつながり、
近年においてはエンプラを中心とする熱可塑性樹脂への
代替が進んでいる。つまり複雑な形状でも射出成形によ
り大量に連続生産できるため部品生産コストが削減され
るうえに、複数部品の一体化により部品点数も少なくで
きるためである。熱可塑性樹脂のなかでもポリフェニレ
ンサルファイド樹脂(以下PPSと略す)は、耐熱性、
寸法安定性、耐薬品性、難燃性、成形性に優れ、剛性、
寸法安定性の要求が厳しい当用途においては、繊維状、
板状、粒状等の無機充填材を高濃度で充填したPPSが
用いられている。
【0003】しかし、PPSの持つ短所として成形時に
バリが発生しやすいという点が挙げられる。これはPP
Sの溶融粘度のせん断速度依存性が小さく、キャビティ
の末端や金型の微小クリアランス部などのように樹脂の
せん断速度が小さくなる箇所においても溶融粘度が比較
的低いことが原因として挙げられる。PPSを用いた成
形品については、微粒のナイロンビーズを高速で噴射す
る等のブラスト処理でバリを除去しているのが現状あ
り、これにかかる工数は無視できない状況にある。また
最近の傾向として、更なる部品コスト低減の目的で他の
金属箔等との一体成形方式への切換が積極的に進められ
ており、金属箔へのダメージを考慮するとこれまでのブ
ラスト処理が必然的に出来ない状況にあるため、当用途
に用いられるPPSのノンバリ化が強く求められてい
る。
【0004】PPSのバリの低減についてはこれまで色
々な方法が検討されている。例えば、PPSの流動特性
を改質する目的でPPSにポリアミドや液晶ポリマー、
その他特定のポリエステル化合物やシラン化合物を添加
する方法があるが、決定的なバリ低減には至っておら
ず、その際材料の剛性低下も著しく、特にポリアミド系
を添加する場合は材料の吸水性が増しPPSの寸法安定
性が損なわれる等の致命的な問題を抱えている。一方、
PPSにポリフェニレンエーテル(以下PPEと略す)
を添加する組成物(例えば 特開平 7−53865)が
提案されている。PPEを添加することによりバリを低
減させることは可能であるが極端にバリの発生を抑え
る、あるいはバリが発生しないようにするためにはPP
Eの配合量を多くする必要があり、材料の成形加工性、
剛性が著しく低下してしまうという問題点を抱えてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】寸法精度が良好で特に
成形加工性及び剛性に優れ、且つ成形時にバリが発生し
ないか極めて少ないPPS樹脂組成物を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は(a)300
℃、せん断速度500sec-1にて300〜3000ポイ
ズの溶融粘度を有するポリフェニレンサルファイド樹脂
60〜95重量%に対し、300℃、せん断速度500
sec-1にて5000〜50000ポイズの溶融粘度を有
するポリフェニレンエーテル樹脂を5〜40重量%配合
してなる樹脂組成物、(b)アタパルジャイト及びタル
クよりなる無機充填材、(c)球状シリカ、(d)繊維
状充填材、その他の無機充填材又はその混合物よりなる
精密成形用ポリフェニレンサルファイド樹脂組成物であ
り、(a)成分100重量部に対し、(b)成分を50
〜200重量部、(c)成分を10〜60重量部、
(d)成分を10〜300重量部(但し(b)と(c)
と(d)の合計が400重量部以下)配合してなり、
(b)の無機充填材がアタパルジャイト80〜20重量
%に対し、タルクを20〜80重量%配合してなり、該
アタパルジャイトの平均粒子径が0.02μm以上0.
2μm以下、該タルクの平均粒子径が0.3μm以上3
μm以下、該球状シリカの平均粒子径が0.06μm以
上0.6μm以下である精密成形用ポリフェニレンサル
ファイド樹脂組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される(a)成分であるPPS樹脂は
【化1】 で示される構成単位を70モル%以上含むものが好まし
く、その量が70モル%未満では優れた特性をもつ組成
物は得難い。PPS樹脂の重合方法としては、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒
やスルホラン等のスルホン系溶媒中で硫化ナトリウムと
p−ジクロロベンゼンを反応させる方法が適当である。
この際、重合度を調節するためにカルボン酸やスルホン
酸のアルカリ金属塩を添加したり、水酸化アルカリ、ア
ルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属酸化物を添加す
る。共重合成分として30モル%未満であれば、メタ結
合、オルト結合、エーテル結合、スルホン結合、ビフェ
ニル結合、置換フェニレンスルフィド結合(ここで置換
基としては、アルキル基、ニトロ基、フェニル基、アル
コキシ基、カルボン酸基、カルボン酸の金属塩基)、3
官能結合などを含有していてもポリマーの結晶性に大き
く影響しない範囲でかまわないが、好ましくは共重合成
分は10モル%以下がよい。
【0008】PPS樹脂は通常、酸素の存在下200〜
250℃の温度で熱架橋し溶融粘度を調整した後使用さ
れる。本発明において使用するPPSの望ましい溶融粘
度は300℃、せん断速度500sec-1にて300〜3
000ポイズ、更に好ましくは600〜2500ポイズ
の範囲である。溶融粘度が300ポイズ未満の場合はバ
リが発生しやすくなり、3000ポイズを超えると成形
加工性が低下する。充填材を高濃度で配合する場合は押
出加工性、成形性を考慮し上記範囲内で比較的低粘度の
ものを使用することが望ましい。
【0009】同じく(a)成分で使用されるPPE樹脂
【化2】 (式中のR1 及びR2 の少なくとも一方は直鎖状または
第一級もしくは第二級分枝鎖状の炭素数1〜4のアルキ
ル基、アリール基、ハロゲン原子残りは水素原子であっ
て、これらは同一であってもよいし、たがいに異なって
いてもよい)で示される繰り返し単位からなる単独重合
体、前記一般式(1)で示される繰り返し単位と一般式
【化3】 (式中のR3,R4,R5,R6は、それぞれ直鎖状または
第一級もしくは第二級分枝鎖状の炭素数1〜4のアルキ
ル基、アリール基、ハロゲン原子、水素原子などであっ
て、これらは同一であってもよいし、たがいに異なって
いてもよいが、R3及びR4は同時に水素原子になること
はない)で示される繰り返し単位とからなる共重合体、
これらの単独重合体や共重合体にスチレンをグラフト重
合させたグラフト共重合体などである。
【0010】PPEの単独重合体の代表例としては、ポ
リ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテ
ル、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニレ
ン)エーテル、ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェ
ニレン)エーテル、ポリ(2−エチル−6−n−プロピ
ル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジ
−n−プロピル−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ
(2−メチル−6−n−ブチル−1,4−フェニレン)
エーテル、ポリ(2−エチル−6−イソプロピル−1,
4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ク
ロロ−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メチ
ル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェニレン)エー
テル、ポリ(2−メチル−6−クロロエチル−1,4−
フェニレン)エーテルなどのホモポリマーが挙げられ
る。PPE共重合体は、o−クレゾール又は一般式
【化4】 (式中のR3,R4,R5,R6,は前記と同じ意味をもつ)で
表される2,3,6−トリメチルフェノールなどのアル
キル置換フェノールと共重合して得られるポリフェニレ
ンエーテル構造を主体とするポリフェニレンエーテル共
重合体を包含する。本発明において使用するPPEの望
ましい溶融粘度は300℃、せん断速度500sec-1
て5000〜50000ポイズ、更に好ましくは100
00〜30000ポイズの範囲である。5000ポイズ
未満の場合はバリ低減の効果が小さく、50000ポイ
ズを超えると成形加工性が低下する。PPSとPPEの
配合比率はPPS60〜95重量%に対してPPE5〜
40重量%、更に好ましくはPPS70〜90重量%に
対してPPE10〜30重量%である。PPEが5重量
%未満の場合はバリ低減の効果が小さく、40重量%を
超えると成形加工性が低下する。
【0011】本発明の(b)成分で使用されるアタパル
ジャイトは極微細な針状充填材で、一般に組成式Si8
20Mg5(OH2)(OH2)4H2Oで表される平均
粒子径が0.02μm以上0.2μm以下、更に好まし
くは0.05μm以上0.1μm以下のものである。ア
タパルジャイトの平均粒子径が0.02μm未満だと成
形性が悪く、0.2μmを越えるとバリ低減の効果が少
なくなる。タルクは板状充填材で一般に組成式3MgO
・4SiO2・H2O で表される平均粒子径0.3μm
以上3μm以下、更に好ましくは0.5μm以上2.7
μm以下のものである。タルクの平均粒子径が0.3μ
m未満だと材料の剛性を向上させる効果が少なく、3μ
mを越えるとバリ低減の効果が少なくなる。
【0012】アタパルジャイトとタルクの配合比率はア
タパルジャイト80〜20重量%に対してタルク20〜
80重量%、更に好ましくはアタパルジャイト70〜3
0重量%に対してタルク30〜70重量%である。タル
クが20重量%未満の場合は剛性向上の効果が少なく、
80重量%を超えるとバリ低減の効果が小さい。(b)
成分の配合量は(a)成分100重量部に対し50〜2
00重量部、更に好ましくは60〜180重量部であ
る。50重量部未満の場合はバリ低減の効果が少なく、
200重量部を超えると成形性及び強度が低下する。
【0013】本発明の(c)成分で使用される球状シリ
カは、成形時の成形性を向上させるために添加される。
球状シリカは金属ケイ素粉末を酸素気流中で着火させ連
続的に自己燃焼炎を形成させ、4000℃の高温で気相
反応により得られる高純度の球状合成シリカ(Si
2)で、平均粒子径が0.06μm以上0.6μm以
下、更に好ましくは0.1μm以上0.5μm以下のも
のである。シリカの平均粒子径が0.06μm未満だと
成形性を向上させる効果が少なく、0.6μmを越える
とバリが発生しやすくなる。(c)成分の配合量は
(a)成分100重量部に対し10〜60重量部、更に
好ましくは20〜50重量部である。10重量部未満の
場合は成形加工性向上の効果が少なく、60重量部を超
えると強度が低下する。
【0014】本発明の(d)成分である繊維状充填材/
その他の無機充填材は、材料の機械強度、耐熱性、寸法
安定性、電気特性等の諸物性を向上させるために(b)
成分及び(c)成分と併用することが望ましい。繊維状
の充填材としては、例えばガラス繊維、カーボン繊維、
アスベスト繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、
アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化ホウ素繊維、窒化
ケイ素繊維、ホウ素繊維、チタン酸カリウム繊維、更に
ステンレス、アルミニウム、チタン、銅、真鍮等の金属
の繊維状物などの無機質繊維状物質があげられる。
【0015】またその他の無機充填材としては、例えば
カーボンブラック、ガラスビーズ、ガラス粉、ガラスフ
レーク、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、クレ
ー、マイカ、ケイ藻土、ワラストナイト等のケイ酸塩、
酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ等の金属酸化
物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の金属の炭酸
塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の金属の硫酸塩、
その他、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化ホウ素、各種金
属粉末等が挙げられる。これらの充填材は二種以上併用
することができる。また使用するにあたっては表面処理
剤により粒子表面を改質することが望ましい。表面処理
剤の例としてはエポキシ系化合物、イソシアネート系化
合物、シラン系化合物、チタネート系化合物等の官能性
化合物があげられる。これらの化合物で充填材をあらか
じめ表面処理して用いるか、または材料混合時に同時に
添加してもさしつかえない。
【0016】これらの充填材の配合量は(a)成分10
0重量部に対して10〜300重量部、更に好ましくは
50〜250重量部である。10重量部未満の場合は諸
特性向上の効果が小さく、300重量部を超えると成形
加工性が著しく低下する。特に繊維状充填材の場合はこ
の傾向が強く、更には成形物の収縮に際して異方性が発
現しやすくなるため、先記配合量の範囲内にとどめてお
くことが望ましい。更にこれらの充填材と(b)及び
(c)成分との合計量は、(a)成分100重量部に対
して400重量部以下であり、400重量部を越えると
成形加工性が著しく低下する。更に本発明の組成物に
は、一般に熱可塑性樹脂、および熱硬化性樹脂に添加さ
れる公知の物質、すなわち、酸化防止剤や紫外線吸収剤
等の安定剤、帯電防止剤、難燃剤、染料や顔料等の着色
剤、潤滑剤等も必要に応じて適宜添加することができ
る。
【0017】本発明における組成物の製造方法としては
限定するものではないが、例えば各成分を計量後、ブレ
ンダー、ミキサー等で混合し、押出機にて溶融混練して
ペレット化を行ってもよいし、ガラス繊維をサイドフィ
ーダーにより定量供給して混練、ペレット化してもよ
い。このようにして得られたペレット状の成形材料は、
通常広く用いられている熱可塑性樹脂の成形機、射出成
形機、射出圧縮成形機等によって所望の形状に成形され
使用される。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳し
く説明するが本発明はこれらに限定されるものではな
い。実施例1〜10および比較例1〜13に使用した各
成分については下記に示す通りである。 PPS樹脂 : トープレン株式会社製 商品名 K-4 PPE樹脂 : 溶融粘度 18000 ホ゜イス゛(at 300℃、500sec-1) アタハ゜ルシ゛ャイト : ENGELHARD(米)社製 商品名 ATTAGEL#50 タルク : 林化成株式会社製 商品名 UPN HS-T0.5 シリカ : 株式会社アドマテックス製 商品名 アト゛マファイン SO-25R ガラス繊維 : 日本板硝子株式会社製 商品名 RES03-TP29 炭酸カルシウム: 白石カルシウム株式会社製 商品名 ホワイトンP-30
【0019】上記成分を表1〜4に示した組成で配合
し、二軸混練機にて溶融混練しペレット化を行った。ま
た得られた成形材料を140℃で5時間除湿乾燥した
後、射出成形機(東芝機械製IS80EPN )を用いてシ
リンダー温度300℃、射出圧力1200kg/cm2、射
出速度中速、金型温度140℃の条件で成形を行い、各
種試験片を作製した。各々の試験片を用い、曲げ強度、
曲げ弾性率、成形収縮率をASTM試験法に準じて測定
した。また、バリ特性については、それぞれ充填最小射
出速度で成形した時にキャビティ周囲に設けたクリアラ
ンス部(幅5mm、深さ20μm)に発生するバリの長
さを実測することで評価した。更に、材料の溶融粘度を
キャピログラフ(東洋精機製)により測定した(310
℃、剪断速度20〜6000sec-1)。これらの結果を表1〜
4に示した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【発明の効果】本発明によると、寸法精度が良好で特に
成形加工性及び剛性に優れ、且つ成形時にバリが発生し
いか極めて少ないPPS樹脂組成物を提供することがで
きる。この様な樹脂組成物は光ピックアップの光学部品
などに代表される精密部品用途に利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 71:12)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)300℃、せん断速度500sec-1
    にて300〜3000ポイズの溶融粘度を有するポリフ
    ェニレンサルファイド樹脂60〜95重量%に対し、3
    00℃、せん断速度500sec-1にて5000〜500
    00ポイズの溶融粘度を有するポリフェニレンエーテル
    樹脂を5〜40重量%配合してなる樹脂組成物 (b)アタパルジャイト、タルクよりなる無機充填材 (c)球状シリカ (d)繊維状充填材、その他の無機充填材又はその混合
    物 よりなることを特徴とする精密成形用ポリフェニレンサ
    ルファイド樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(a)成分100重量部に対し、(b)成
    分を50〜200重量部、(c)成分を10〜60重量
    部、(d)成分を10〜300重量部(但し(b)と
    (c)と(d)の合計が400重量部以下)配合してな
    る請求項1記載の精密成形用ポリフェニレンサルファイ
    ド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(b)の無機充填材がアタパルジャイト8
    0〜20重量%に対し、タルクを20〜80重量%配合
    してなる請求項1又は2記載の精密成形用ポリフェニレ
    ンサルファイド樹脂組成物 。
  4. 【請求項4】該アタパルジャイトの平均粒子径が0.0
    2μm以上0.2μm以下、該タルクの平均粒子径が
    0.3μm以上3μm以下、該球状シリカの平均粒子径
    が0.06μm以上0.6μm以下であることを特徴と
    する請求項1記載の精密成形用ポリフェニレンサルファ
    イド樹脂組成物
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