JPS61120284A - 検査対象物の画像処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、画像処理装置を用いた製品検査に係り、検査
対象物に目印を付与することにより、特に検査対象物の
位置、向きに制限されることなく良否判定を行なえる画
像処理方式に関する。

〔発明の背景〕

従来、検査対象物の位置決めを確定する方法として、情
報処理ＶＯＬ、　２２　（１９８１）　Ｎａ４．頁２８
９．２９０において論じられているが、この方式では、
最適な目印を、検査対象内で決定しなければならず１位
置決めに適する目印を選択できない可能性が大きい、又
、回転に対し、ある程度の許容があるものの、許容範囲
を超えた場合１位置、向きを確定できない問題があった
。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、検査対象物の目印を付加することによ
り、検査対象物の正確な位置、向きを、画像処理装置側
で決定し、検査対象画像の範囲及び向き゛を確定する画
像処理方式を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は１画像処理を用いた製品検査において搬送系に
委ねられていた検査対象物の位置決めを。

検査対象物自身に目印を付加することにより、画像処理
装置でのこの目印をサーチし、検査対象物の待置、向き
を確定するようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第１
図は、実施例の構成図である。検査対象物供給装置ｌｌ
は、検査対象物２を搬送装置４上の皿３へ供給する。検
査対象物２の画像は、撮像装置５から取込まれ、アナロ
グ／ディジタル変換器６を介し、画像メモリ７内の検査
対象物画像取込みページへ格納される。また、画像メモ
リ７内には、予め第２図に示す検査対象物２のマスクパ
ターン１５をマスクパターン格納ページ１８へ格納して
おく、ここで、マスタパターン１５の２つの目印１６．
１７は、各々右上位置、左下位置を体定する目印であり
、検査対象物２には、同じ位置に目印が、付加されてい
る。また、画像メモリ７内には、第３図に示す目印サー
チ用のテンプレート１９．２０も格納しておく。

検査対象物取込みページ上に取込まれた画像データに対
し、画像処理プロセッサ８は、平滑化。

ノイズ除去、２値化等の画像前処理を実施し、この前処
理後の画像に対し、目印サーチプロセッサ９で、上記テ
ンプレート１９．２０を用い目印をサーチする。この目
印から得られる情報により、アフィン変換プロセッサ１
ｏにより、マスタパター＝’＜１：５に対して、平行移
動及び回転を加えたマツチング用マスタパターンを作成
する。このマツチング用マスタパターンと画像前処理後
の画像の照合処理を画像処理プロセッサ８で実施する。

アドレスプロセッサ１１は、上記各プロセッサ処理にお
ける処理対象画像メモリのアドレスを制御し。

また、上記の一連の処理を制御するのは、処理装置１２
である。記号６〜１２までの構成を成すものが画像処理
装置１３である。マツチング用マスタパターンと画像前
処理後の画像の照合処理結果を処理装置１２で判定し、
良否信号を良否分別装置１４へ送信する。良否分別装置
１４は、この信号により検査対象物を合格品と不合格品
に分別する。

次に検査対象物画像の位置の確定方法について述へる。

第２図のマスクパターンに示すように、目印１６．１７
を結ぶ線分は、Ｘ方向とθ。の角度を成しており、また
、目印１７の座標は、（Ｘ＋＋　ｔ　７ａ　）と決めて
おくものとする。この角度、座標は、後のアフィン変換
時の回転平行移動の基準となるも、のである、今１画像
メモリ内に取込まれた検査対象物の画像が第４図のよう
であったとする。目印サーチプロセッサ９は、テンプレ
ート１９．２０を用い各々に対応する目印２１゜２２を
サーチする。目印２１の座標が（ｘｌ。

ｙ□）、目印２２の座標が（Ｘｓ　＋　’／ｚ　）であ
ったとする、マツチング用マスタパターンを作成するた
めのＸ方向の変位Ｘ、、　ｙ方向の変位ｙ、は、次式に
より求まる。

Ｘｌ　＝Ｘｓ　−ｙａ　　　　　　　　　　　・・・０
１ｍ　＝’／ｚ　−ｙｏ　　　　　　　　　　　・・・
■また、目印２１．２２を結ぶ線分の傾きは、ｘｌ　−
Ｘ。

Ｘｉ　−ｘ。

により求まる。従って、マスクパターンからの検査対象
物の画像の回転角θ、は、次式により求まる。

ｘ、−ｙ。

上記■■■より、マツチング用マスクパターンＣｘ’　
ｔ　ｙ’　）は、マスクパターンＣｘ、ｙ）から次のア
フィン変換により求めることができる。

第５図は、上記変換を図で示したものであり、上が、マ
スタパターン、下が、マツチング用マスタパターンであ
る。このマツチング用マスタパターンと１画像前処理後
の検査対象物画像との画像間の差または排他的論理和を
とることにより照合が行なえる１以上の処理の画像処理
装置！１３内での内部処理フローを第６図に示す。

本実施例によれば１次の効果がある。

１、搬送装置は検査対象物が撮像範囲内に入る位置に搬
送するだけで、その位置、向きを考慮しなくても良い。

２．２個の目印を検査対象物に付加するだけで、検査対
象物の正確な位置、向きは、画像処理装置内で自動的に
決定可能となり、比較、照合処理が容易に行なえる。

以上が、本、開明の一実施例の説明で、この例では、１
種類の゛検査対象物を検査するためマスタパターンは１
つであったが、位置、向き及び検査対象物の種別を識別
可能な目印を検査対象物に付加し、これらに対応した複
数のマスクパターン及びテンプレートを画像処理装置内
に持つことにより複数種類の検査対象物の検査が実施可
能となる。

前述の一実施例では、目印として第３図に示したテンプ
レートによるパターンを用いたが、検査対象物の撮像画
像濃度ヒストグラムが、例えば、第７図に示したＴ２か
らｆ□の範囲内にあれば。

Ｑ（くｆｌ）又はｍ　（＞　ｆ　ｘ　）の濃度値を持つ
２種類の目印を付加することにより１位置及び向きを確
定できる。今、ｆｉ　＜ｎｔ　＜ｎｉ　＜ｆ−ａｍなる
濃度値ｎ、、’Ｊ　を持つ目印を付加するとする。

ここでｆｌ、５は、画像メモリで処理可能な最大濃度値
を表わす、検査対象物取込み画像を第８図（１）とする
と、画像前処理の２値化において。

次の処理を行なう。　　　　　゛ ア、右上目印抽出処理 ｆ、＜Ｔ、＜ＮｓなるＴ１に対し“１”を出力。

上記以外“０″を出力。

イ、左下目印抽出処理 ｎ、　＜Ｔ、　＜ＦｏａｍなるＴ２に対し“１″を出力
、上記以外１′０７１を出力 に示す、この抽出された２つの目印の重心位置を算出す
ることにより１位置、向きを決める２点が確定できる。

また１、マスタパターンが、第９図（１）に示す様に、
目印間の長さがｂであり、検査物対象画像の百−間の長
さが第８図（１）の様にａで−ある場合、マスタパター
ンを第９図（２）の様に縮、小（または拡大）し目印間
の長さがａとなる画像を作成し、この画像から、先程求
めた目印位置の情報を基に、第９図（３）の様に平行移
動２回転を行ない、マツチング用マスクパターンを作成
することができる。

この実施例では、さらにマスクパターンを縮小（または
拡大）した画像パターンとなる。大きさの異なる検査対
象物の製品検査が可能となる。

以上の本発明の実施例及び他の実施例においては、マス
クパターンに回転等の画像処理を施し。

検査対象物画像の位置、向きｉ適合させたが、検査対象
物画像に画像処理を施し、マスクパターンに適合させる
様にしそも、同−等の処理が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、検査対象物の画像から、その処理範囲
及び方向を確定できるので、ランダムな位置、向きで搬
送される検査対象物に対しても、的確な画像処理を実現
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一構成例実施例のブロック図、第２
図は、同じくマスク２４ターン図、第３図は、同じく目
印テンプレートの構成図、第４図は、同じく検査対象物
取込画像の説明図、第５図は。 同じくマツチング用マスクバタン作成説明図、第６図は
、同じく処理フロー図、第７図は、他の実施例の検査対
象物取込み画像の濃度ヒストグラム図、第８図は、他の
実施例の目印抽出説明図、第９図は、他の実施例のマツ
チング用マスタパタン作成説明図である。 ２・ｊ・検査対象物、３・・・皿、４・・・搬送装置、
訃・・撮像装置、７・・・画、−メモリ、１２・・・処
理装置、１３・・・画像処理装置、１４・・・良否分別
装置、１５・・・マスタパターン、１６，１７，２１，
２２・・・目印、１９’、２０・・・テンプレート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、検査対象物と検査対象物を搬送する搬送装置、搬送
   装置上の検査対象物を撮像する撮像装置とこの撮像装置
   により撮像された画像を入力し製品検査処理を行なう画
   像処理装置及び製品検査処理の良否判定結果により、検
   査対象物を分別する良否分別装置からなる画像処理を用
   いた製品検査において、検査対象物に画像処理時の位置
   決めに使用する目印を付加することを特徴とする検査対
   象物の画像処理方式。