JPS61118636A - 座金型圧力センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、圧力センサに係わり、特に座金型の圧力セン
サに関する。

（従来技術とその問題点） 第１０図には従来の座金型圧力センサの一例が示されて
いる（実開昭５９−１０８２４４号）。

同図において電極板１２は平型・リング状に形成されて
おり、その外周縁の一部に信号取出用の出力端子１４が
外方へ向けて突設されている。

電極板１２の両面には同心円の平型リング状に形成され
た圧電素子８，１０および受圧板４．６が順次密着積層
されており、第１１図に示されるように、内周面および
外周面が合成樹脂製の絶縁性固着材１６．１８でモール
ドされることによって、第１２図、第１３図に示される
ように、その全体が座金状に一体成形されている。

また、前記圧電素子８．１０は両者の電極方向が互いに
対向するように配置されており、このため受圧板４，６
と電極板１２とは互いに異極となっている。

さらに、上記絶縁性固着材１６．１８により上記受圧板
４，６と電極板１２間が絶縁されている。

このような座金型圧力センサ２は、例えば第１４図に示
されるように、自動車エンジンのシリンダヘッド２０に
設けられた点火プラグ挿入孔２２上に＠Ｉ肴される。そ
して、点火プラグ２４の段部２６とシリンダヘッド２０
との間に介在挾持されることにより、点火プラグ２４の
締付は圧力変化を検出して、燃焼室２８内の圧力を測定
するノッキングセンサとして利用される。

しかしながら第１４図からも理解されるように、従来例
の座金型圧力ヒンザ２においては、絶縁性固着材１８が
充分な剛性を持つような寸法に形成されておらず、この
ため”出力端子１４に接続されるケーブル（図示せず）
からの振動や応力が前記固＠材１８を介して圧電素子８
．１０に伝達し、これらの振動や応力が検出圧力に重畳
され、その結果、圧力の誤検出が生ずるという問題点が
あった。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は振動や応力がケーブルを介して圧電素子に重畳され
ることを効果的に防止することが可能な座金型圧力セン
サを提供することにある。

（発明の構成） 」：記目的を達成するために本発明は、リング状の電極
板と圧電素子とを積層し筒状のモールド材で一体的に形
成するとともに、信号取出用導体を筒状モールド材の筒
壁内を通して前記電極板に接続したことを特徴とＪる構
成とした。

（実施例の説明） 以下図面に基づいて本発明に係る座金型圧力センサの好
適な実施例を説明する。

第１図〜第４図には本発明の第１実施例が示されており
、本実施例の座金型圧力センサはエンジンのノッキング
センザとして使用されている。

第２図において、この座金型圧力センサ３０においては
、従来例と同様にリング状に形成された゛金属製の受圧
板４と受圧板６とが互いに同心で対向配置されている。

これら受圧板４．６間には２枚のリング状圧電素子８，
１０が電極板１２の両面より密着積層されている。

そして、受圧板４，６と圧電素子８．１０および電極板
１２により座金型圧力センサ３０の圧力検出部３２が形
成されており、この圧力検出部３２の内周および外周は
絶縁性固着材（以下モールド材と称す）１６．１８によ
りモールドされている。

ここで、本実施例の座金型圧力センサ３０は第１図およ
び第３図に示されるように、圧力検出部３２の外周側モ
ールド材１８が第１図中上方（すなわち軸方向Ｘ）に延
出されており、これにより筒状に形成されている。

また、上記モールド材１８の筒壁３４の図における上方
（延出側）外側面には、斜め上方へ向けて端子支持部３
６が突出形成されている。

更に、信号電圧取出用の端子３８は電極板１２の側面か
ら伸張され筒壁３４内に埋設され、前記端子支持部３６
上端より引き出されている。

従って、この端子支持部３６により端子３８の屈曲部４
０周辺が充分な剛性をもって支持固定されている。

そして、この端子３８には図示されない圧力検出装置か
らのケーブルが接続されており、これにより電圧信号が
取り出されている。

第４図には圧力センサ３０の実装状態が示されており、
この圧力センサ３０はシリンダヘッド２０のプラグ挿入
口２２に固着されており、この点火プラグ挿入口２２に
は点火プラグ２４が螺入されている。

燃焼室２８内の圧力変化は前記圧電素子８．１０により
電圧信号に変換されており、この検出信号は電極板１２
．端子３８およびケーブルを介して圧力検出装置（図示
せず）に供給されている。゛このとき、端子３８は筒壁
３４内に埋設され、また充分な剛性を有して端子支持部
３６により支持されているので、端子３８に接続された
ケーブルを介してエンジンの振動や応力が直接圧電素子
８．１０に伝達されることが防止される。

このため圧電素子８，１０の検出信号にこれらの振動や
応力による成分が重畳されることがなく、従って誤検出
が防止される。

第５図には本発明に係る装置の第２実施例が示されてお
り、同図において、プラグ挿入口２２には圧力センサ３
０が固着されている。

プラグ挿入口２２のプラグ挿入側内壁には溝４２が形成
されており、この満４２にはスナップリング４４が嵌入
されている。

そして、筒壁３４の上端はこのスナップリング６一 ４４に当接しており、従って、ケーブルおよび端子３８
を介して伝達する振動や応力の一部がこのスナップリン
グ４４に逃げ、このためＪ：り効果的な誤検出防止が可
能となる。

第６図〜第９図には本発明の係る座金型圧力センサの第
３．第４．第５実施例がそれぞれ示されている。

第６図の第３実施例において、この座金型圧力センサ３
０は電極板１２と電圧取出用の端子４８とが別体に形成
されている。すなわち電極板１２の側面から電極４６が
伸張され、この電極／Ｉ６はこれと別体に設けられた円
筒状の端子４８に接続されている。

また、端子４８側の筒壁３４外側部は延出側へ向けて拡
大形成されており、この筒壁３４内に上記電極４６およ
び端子４８の一部が埋設されている。

このように本実施例では電極４６と端子４８とが別体構
造にされているので、端子４８の外径寸法を大きくとる
ことができる。

このためこの端子４８を介して振動や応力が吸収され、
圧電素子８．１０に振動や応力が伝達されることによる
誤検出がＪ：り効果的に防止できる。

第７図の第４実施例では筒壁３４の上端面よりシールド
ケーブル５０の取付用クランプ５２が埋設されており、
このクランプ５２を介してシールドケーブル５０が挿入
されている。

そして、シールドケーブル５０の心線５４は電極板１２
より伸張された電極４６に接続されている。

そして、この心線接続部から延出側上端に向けて筒壁３
４はその肉厚が増加されて補強部５６とされており、従
って、この補強部５６によりケーブル５０からの振動や
応力が吸収される。

次に、第８図に縦断面図および第９図に底面図が各々示
される第５実施例において、座金型圧力センサ３０の筒
壁３４がさらに延出され筒壁３４上方外周にフランジ５
８が筒壁３４と一体に形成されている。

これにより筒壁３４上端の補強がされている。

なお、その他の構成部分は前記第４実施例と同一である
ため、その説明を省略する。

（発明の効果） 以上説明したように本発明に係る座金型圧力センサによ
れば、信号取出用導体に接続されるケーブルを介して圧
電素子に振動や応力が伝達されることはなく、このため
誤検出を防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る座金型圧力センサの第１実施例を
示す断面図、第２図は第１図Δ部拡大断面図、第３図は
同第１実施例の平面図、第４図は第１実施例の実装状態
を示す説明図、第５図は本発明に係る座金型圧力センサ
の第２実施例を示す断面図、第６図は本発明に係る座金
型圧力センサの第３実施例を示す断面図、第７図は本発
明に係る座金型圧力センサの第４実施例を示す断面図、
第８図および第９図は本発明に係る座金型圧力センサの
第５実施例を示す断面図および底面図、第１０図〜第１
４図は従来例における座金型圧力センサを示す説明図で
ある。 一〇−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）リング状の電極板と圧電素子とを積層し筒状のモ
   ールド材で一体的に形成するとともに、信号取出用導体
   を筒状モールド材の筒壁内を通して前記電極板に接続し
   たことを特徴とする座金型圧力センサ。