JP2549303Y2 - 内燃機関のノックセンサ - Google Patents

内燃機関のノックセンサ

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JP2549303Y2
JP2549303Y2 JP1991034461U JP3446191U JP2549303Y2 JP 2549303 Y2 JP2549303 Y2 JP 2549303Y2 JP 1991034461 U JP1991034461 U JP 1991034461U JP 3446191 U JP3446191 U JP 3446191U JP 2549303 Y2 JP2549303 Y2 JP 2549303Y2
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JP
Japan
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connector
piezoelectric member
knock sensor
piezoelectric
piezoelectric element
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JP1991034461U
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JPH04127528U (ja
Inventor
邦彦 佐藤
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関の燃焼室での
ノッキングを検出するため、機関本体(シリンダブロッ
ク等)に取付けられてその振動を検出するノックセンサ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のノックセンサとしては、中央部
に取付け用の孔が形成されたセンターホール型のものが
ある(実開平2−113133号公報参照)。即ち、図
3に示すように、円筒部1aとその基端の鍔部1bとか
らなる金属製ハウジング1の円筒部1aの外周に、樹脂
製の絶縁スリーブ2を介して、円筒部1aの基端側から
先端側にかけて、アース側リードプレート3,圧電素子
4(図4参照),出力側リードプレート5,絶縁シート
6,振動加速度により圧電素子4にストレスを与えるた
めの金属製のウエイト7のそれぞれ環状のものを順に嵌
挿し、皿バネ8を介して、円筒部1aの外周のねじ部1
dに螺合したナット9で共に締め付け固定してなる。
【0003】そして、これら圧電素子4,ウエイト7,
ナット9等の周囲をモールド樹脂10によって被覆してケ
ースとしてある。尚、アース側リードプレート3及び出
力側リードプレート5は、円筒部の横方向(半径方向)
に配置されたコネクタ11に、ターミナル12,13を介して
導出されている。
【0004】かかるノックセンサは、円筒部1aの中空
部1cに図示しないボルトを挿通させて、ボルトにより
シリンダブロック等に取付けられる。そして、ノックセ
ンサは、シリンダブロック等の振動を受けると、圧電素
子4に振動加速度に対応した電気信号を発生し、この信
号を外部のコントロールユニットに出力することによ
り、コントロールユニットでノッキング振動を検出する
ものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のノックセンサにあっては、コネクタ11が円筒
部1aのほぼ半径方向に突出させて設けられているた
め、図5に示すように、ノックセンサの非対称性に起因
する周波数特性のうねりが生じるという問題点があっ
た。
【0006】そこで、圧電素子のコネクタ側に、或いは
反コネクタ側にも、非分極部を形成して、非対称性の影
響を回避するようにしたものがある(特開平2−154
119号公報,特開平2−218927号公報,特開平
2−221820号公報、特開平2−221819号公
報)が、これらは製作性が劣るという不都合があり、ま
た、圧電素子のコネクタ側を切り欠いたものがある(実
開平2−41129号公報)が、コネクタ側を切り欠い
たのみでは、まだ周波数特性のフラット化には不十分で
あるという不都合があった。
【0007】本考案は、上記の従来の問題点に鑑み、製
作性良く、しかも周波数特性が乱れることのない安定し
た周波数特性を有するノックセンサを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案は、機関本体への取付け用のボルトを嵌入す
る円筒部とその基端に形成された鍔部とからなるハウジ
ングの円筒部外周に、一対の環状のリードプレートによ
り挟んで、圧電素子を嵌挿し、環状のウエイトと共に締
め付け固定し、前記リードプレートに繋がる出力取り出
し用のターミナルを前記円筒部のほぼ半径方向に突出さ
せて設けたコネクタに導出してなる内燃機関のノックセ
ンサにおいて、前記圧電素子を放射状に4分割し、相対
する位置にある2個の分割片をPZTからなる圧電性部
材により構成し、他の2個の分割片を前記圧電性部材と
弾性係数がほぼ等しいアルミナからなる非圧電性部材に
より構成すると共に、前記圧電性部材により構成された
分割片を、コネクタの突出方向とほぼ直角な方向に配置
し、前記非圧電性部材により構成された分割片を、コネ
クタ側と反コネクタ側とに配置する構成とする。
【0009】
【作用】上記の構成によると、圧電素子の、ノックセン
サの非対称性による影響が大きいコネクタ側と反コネク
タ側は、アルミナからなる非圧電性部材で構成し、これ
らの箇所からは、ノック信号を取り出さないようにし
て、非対称性の影響が小さい、コネクタの突出方向とほ
ぼ直角な方向に配置したPZTからなる圧電性部材から
信号を取り出す。
【0010】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図1及び2に基づ
いて説明する。尚、従来例と同一箇所には、同一符号を
付して、その箇所の説明を省略する。図1に示すよう
に、環状の圧電素子4を放射状に4分割し、相対する位
置にある2個の分割片4aをPZTからなる圧電性部材
により構成し、他の2個の分割片4bを前記圧電性部材
と弾性係数がほぼ等しいアルミナからなる非圧電性部材
により構成する。そして、圧電性部材により構成された
分割片4aを、コネクタ11の突出方向とほぼ直角な方向
に配置し、非圧電性部材により構成された分割片4b
を、コネクタ側と反コネクタ側とに配置する。
【0011】尚、分割片4a,4bとも円弧状のものを
焼成した後、接着して環状にすることで容易に得られ
る。また、圧電素子4が環状なので、組立(配置)が容
易である。このような圧電素子4を用いたノックセンサ
の周波数特性は、図2に示すようにフラット化され、良
好なものとなる。
【0012】以上説明したように、本実施例によると、
ノックセンサの非対称性の影響が大きいコネクタ側と反
コネクタ側には、非圧電性部材よりなる分割片4bを配
置して、ノック信号を検出しないようにし、非対称性の
影響の小さい、コネクタの突出方向とほぼ直角な方向に
配置した圧電性部材よりなる分割片4aから信号を取り
出すようにしたので、フラット化した、うねりのない周
波数特性を得ることができる。
【0013】また、非圧電性部材の分割片4bを、PZ
Tからなる圧電性部材と弾性係数がほぼ等しい材料であ
るアルミナにて形成したので、環状のウエイト7にて均
一に加圧でき、周波数特性のフラット化に、更に、効果
的である。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
円筒部の半径方向に突出したコネクタの非対称性の影響
の大きいコネクタ側と反コネクタ側には、非圧電性部材
よりなる分割片を配置して、ノック信号を取り出さない
ようにしたので、製作性良く、周波数特性がフラット化
した、良好な周波数特性のノックセンサを得ることが可
能となる。
【0015】また、PZTからなる圧電性部材に対し、
非圧電性部材をアルミナとして、環状の圧電素子の全周
にわたって、弾性係数がほぼ等しくなるように構成され
ているので、一層、周波数特性のフラット化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すノックセンサの圧電
素子の部分断面図
【図2】 本実施例のノックセンサの周波数特性を示す
【図3】 従来のノックセンサの断面図
【図4】 従来の圧電素子の斜視図
【図5】 従来のノックセンサの周波数特性を示す図
【符号の説明】
1a 円筒部 1b 鍔部 4 圧電素子 4a 圧電性部材よりなる分割片 4b 非圧電性部材よりなる分割片 7 ウエイト 11 コネクタ 12 ターミナル 13 ターミナル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関本体への取付け用のボルトを嵌入する
    円筒部とその基端に形成された鍔部とからなるハウジン
    グの円筒部外周に、一対の環状のリードプレートにより
    挟んで、圧電素子を嵌挿し、環状のウエイトと共に締め
    付け固定し、前記リードプレートに繋がる出力取り出し
    用のターミナルを前記円筒部のほぼ半径方向に突出させ
    て設けたコネクタに導出してなる内燃機関のノックセン
    サにおいて、 前記圧電素子を放射状に4分割し、相対する位置にある
    2個の分割片をPZTからなる圧電性部材により構成
    し、他の2個の分割片を前記圧電性部材と弾性係数がほ
    ぼ等しいアルミナからなる非圧電性部材により構成する
    と共に、 前記圧電性部材により構成された分割片を、コネクタの
    突出方向とほぼ直角な方向に配置し、前記非圧電性部材
    により構成された分割片を、コネクタ側と反コネクタ側
    とに配置することを特徴とする内燃機関のノックセン
    サ。
JP1991034461U 1991-05-16 1991-05-16 内燃機関のノックセンサ Expired - Lifetime JP2549303Y2 (ja)

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JPH04127528U JPH04127528U (ja) 1992-11-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2724401B2 (ja) * 1989-02-18 1998-03-09 日本特殊陶業株式会社 非共振型ノックセンサ

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JPH04127528U (ja) 1992-11-20

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