JPS61118241A - 偽造防止用シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ｌ貝！」１（九１ 本発明は、偽造防止用シートに関し、さらに詳しくは、
偽造防止対象物上に貼（５された場合に優れた偽造防止
効果を示しうる偽造防止用シートに関する。

発明の技術的背景ならびにその問題点 近年に至って商取引などをキャシュレスで行なうことが
多くなるに伴って、顔写真、印鑑、サインなどの偽造あ
るいは変造を防止する必要性が急速に高まりつつある。

たとえば銀行通帳などにおける印鑑は、偽造あるいは変
造が容易に行なわれれば、大きな社会問題となる。また
、たとえばパスポートなどの顔写真が容易に改京されれ
ば大きな社会問題となる。

従来このような顔写真、印鑑、１１インなどの偽造ある
いは変造を防止するためには、これらの顔写真などの偽
造防止対象物上にエンボス印を捺印したり、あるいはこ
れらの上に剥離しにくい模様つきのシートを貼着したり
していた。ところが偽造防止対象物上にエンボス印を捺
印する方法では、偽造防止対象物を基紙などから剥し取
った後に、偽造物を基紙に貼りつけてエンボスしてエン
ボス印を捺印したかのように見せかけることが可能であ
るという問題点があった。また、偽造防止対象物上に模
様が印劉された偽造防止用シートを貼着する方法では、
偽造防止対象物からシートを完全に剥し取りさえすれば
、偽造防止対象物を基紙などから剥し、次いで、偽造物
を基紙などに貼り付け、そして偽造防止用シートをｇＡ
造物上に貼り付けることにより、偽造が可能であるとい
う問題点があった。

発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴なう問題点を解決
しようとり”るものであって、偽造防１対象物上に貼着
された場合に、偽造防止対象物を偽ン　　　　　造、変
造あるいは改東することが著しく困難となるような偽造
防止用シートを提供することを目的としている。

及ｍｏｗ皿 本発明においては、上記の目的を剥離層を右づる模様付
ｇＡ迄防止用シートにより）構成しようとりるものであ
る。

本発明に係る第１の態様の偽造防１用シートは、偽造防
止対象物上に貼着されるシートであって、透明なベース
フィルムと、このベースフィルムの一部上に設けられた
剥離層と、ベースフィルムおよび剥離層上に設けられた
模様と、剥１ＪＩＷＡおよび模様を含めてベースフィル
ムの全面上に設けられた接着層とからなり、前記剥離層
は偽造防止対象物の少なくとも一部を覆うような形状と
されていることを特徴としている。

また本発明に係る第２の態様の偽造防止用シートは、偽
造防止対象物上に貼着されるシートであって、透明なベ
ースフィルムと、このベースフィルムの一部上に設けら
れた剥離層と、ベースフィルムおよび剥離層上に設けら
れた模様とからなり、前記剥離層は偽造防止対象物の少
なくとも一部を覆うような形状とされていることを特徴
としている。この態様の偽造防止用シートを、偽造防止
対象物上に貼着するには、前述の剥離層および模様を含
めてベースフィルムの全面上に接着剤を設ければよい。

＆ＪＪし１漣」氾え里 以下本発明を図面に示す実施例により説明する。

本発明に係る第１の態様の偽造防止用シート１は、たと
えば基紙６上に設けられた顔写真、印鑑、サインなどの
偽造防止対象物７上に貼着されるシートであって、透明
なベースフィルム２と、このベースフィルム２の一部上
に設けられた剥離層３と、ベースフィルム２および剥離
層３上に設けられた模様４と、剥離層３および模様４を
含めてベースフィルム２の全面上に設けられた接着層５
とからなり、前記剥ｌ１１１Ｆｊ３は偽造防止対象物７
の少なくとも一部を覆うような形状とされている。

また本発明に係る第２の態様の偽造防止用シートは、特
に図示しないが、上記第１の態様の偽造防止用シートか
ら接着層５を除いた構成となっている。

以上本発明に係る偽造防止用シート１の各層について詳
細に説明する。

ベースフィルム２は、透明であって偽造防止対象物７を
透かしてよく見えるものであることが好ましく、具体的
には２０〜２５μｍの膜厚を有するポリエチレンテレフ
タレート（Ｐ　Ｅ　’ｒ　）フィルム、塩化ビニルフィ
ルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
、セルロースアセテートフィルム、ポリカーボネートフ
ィルムなどが用いられる。

このベースフィルム２は、本発明に係るｇＡ造防止用シ
ート１が偽造防止対象物７と組合せて用いられた場合に
、偽造防止対象物７の保護フィルムとしての役割をも果
たしている。

剥１１［１層３は、ベースフィルム２の一部」に設（ブ
られ、本発明に係る偽造防止用シート１が偽造防止対象
物７上に貼着された場合に、偽造防止対象物７の少なく
とも一部好ましくは全面を覆うような形状とされている
。

この剥離層３は、透明であることが好ましく、具体的に
は、アクリル系樹脂剥離剤（たとえば昭和インキ（株）
製　Ｓ−４５−３など）、ブチラール系樹脂剥離剤、塩
酢ビ系樹脂剥離剤、セルロースアセテート系樹脂剥離剤
などが用いられる。

この剥離層３の膜厚は、０．５〜５μｍ、好ましくは１
〜３μｍであることが望ましい。

模様４は、ベースフィルム２および剥離層３上に描かれ
ており、通常オフセット印刷、グラビア印刷などの公知
の印刷手段によって形成される。

この際用いられるインキは、透明着色インキであっても
、不透明インキであってもよく、具体的には一般Ｕｖイ
ンキ、オフセットインキ、グラビアインキなどが用いら
れる。

この模様４は、ベースフィルム２上に全面的に設けられ
てもよいが、通常絵柄模様のように一定の規則的な繰返
し模様であることが好ましい。

接着層５は、剥離層３および模様４を含めてベースフィ
ルム２の全面上に設けられていることが好ましい。この
接着層５は、本発明に係る偽造防止用シート１と、たと
えば基紙６上に設けられた偽造防止対象物７とを接着し
て一体化する役割を果たす。

この接着層５は、感熱接着剤で形成されていＣもよく、
また感圧接着剤で形成されていてらよく、既知の接着剤
が広く用いられうる。具体的には、感熱接着剤である低
融点線状ポリニスデル樹脂系接着剤、アクリル系ソープ
レスエマルジョン（日本純薬製　ＳＥＫ−７４５ＭＦ）
　、あるいは感圧接着剤である１液または２波型アクリ
ル系接着剤などが用いられうる。

次に本発明に係る偽造防止用シート１の作用について説
明する。

本発明に係る偽造防止用シート１は、たとえば基紙２上
に設けられた偽造防止対象物３上に貼着され、この際、
偽造防止用シート１の剥離層３が偽造防止対象物７と重
なるように両者は接＠層５を介して接着される。

このようにして偽造防止用シート１と偽造防止対象物７
とが接着されて一体化された後に、もしベースフィルム
２を剥そうとすると、剥離層３が偽造防止対象物７上に
設けられているため、ベースフィルム２は模様４を偽造
防止対象物７に残して剥れてしまう。したがってベース
フィルム２を剥がした後に、偽造防止対象物７を切り取
って偽造物を偽造防止対象物７が切り取られた跡地に嵌
め込んだとしても、模様４は真正の偽造防止対象物７と
ともに取り去られているため、偽造物上には模様８がな
く、直ちに偽せ物であることを見破ることができる。

発明の効果 本発明に係る偽造防止用シート１は、偽造防止対象物７
の少なくとも一部を覆うような剥離層３を有しているの
で、偽造防止用シート１と偽造防止対象物７とを一体化
した後に偽造防止対象物７を取り除いて偽造物を嵌め込
んでも、偽造物上には模様４が形成されていないので、
直ちに為せ物ぐあることを見破ることができ、また偽造
物上に模様４を形成することは容易でないため、偽造防
止対象物７の偽造、変造あるいは改奈は著しく困難であ
る。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の係る偽造防止用シートおよびこの偽造防
止用シートと一体化される偽造防止対象物の断面図を示
している。 １・・・偽造防止用シート、２・・・ベースフィルム、
３・・・剥離層、４・・・模様、５・・・接着剤層、７
・・・偽造防止対象物

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、偽造防止対象物上に貼着されるシートであって、透
   明なベースフィルムと、このベースフィルムの一部上に
   設けられた剥離層と、ベースフィルムおよび剥離層上に
   設けられた模様と、剥離層および模様を含めてベースフ
   ィルムの全面上に設けられた接着層とからなり、前記剥
   離層は偽造防止対象物の少なくとも一部を覆うような形
   状とされていることを特徴とする偽造防止用シート。 ２、偽造防止対象物上に貼着されるシートであって、透
   明なベースフィルムと、このベースフィルムの一部上に
   設けられた剥離層と、ベースフィルムおよび剥離層上に
   設けられた模様とからなり、前記剥離層は偽造防止対象
   物の少なくとも一部を覆うような形状とされていること
   を特徴とする偽造防止用シート。