JP4003632B2 - 可変情報印刷物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セキュリティ性の高い可変情報データが印字されている可変情報印刷物に関するものであり、特に抽選券等における当選番号や当選絵柄等の改ざんを防止する偽造防止策が施された可変情報印刷物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば当選番号あるいは「当たり」、「外れ」、それに相当する絵柄などの可変情報データを、隠蔽性とスクラッチオフ性(引っ掻き落とし易さ)のインキで隠蔽したスクラッチ籤が知られ、インスタント抽選券や抽選付ゲームカードあるいは印刷物などに広く採用されている。
【0003】
しかし、上記スクラッチ籤に限らず、当選番号やそれに相当するパターン等となる可変情報データが印字されている抽選券等印刷物において、例えば図8(a)に示すように、3個の印字枠(10)内に可変情報データ(12)としてそれぞれ「1」、「2」、「3」が順番に並ぶと当選する抽選付印刷物(2)の場合、図8(b)に示すような可変情報データ(12)が「1」、「2」、「2」の順番に並ぶ外れ券である抽選付印刷物(2)の右端の印字枠(10)内の「2」を含めて切り取り、これに図8(c)に示すような可変情報データ(12)が「3」、「2」、「2」の順番に並ぶ外れ券である抽選付印刷物(2)の左端の印字枠(10)内の「3」を含めて切り取って、図1(b)に示す外れ券である抽選付印刷物(2)の右端の印字枠(10)内に貼り合せ、図8(a)に示すような可変情報データ(12)が「1」、「2」、「3」が順番に並ぶ当選券である抽選付印刷物(2)に改ざんするという問題が多く発生するものであった。
【0004】
このような改ざんによる偽造防止策として、例えば図9(a)に示すように、可変情報データ(12)としてそれぞれ「1」、「2」、「3」が印字されている3個の印字枠(10)内で、その可変情報データ(12)の下にランダムパターンでなる細紋パターン(14)が印刷されている偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)としたもので、この場合の偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)を改ざんしようとすると、例えば図9(a)に示すように、3個の印字枠(10)内に可変情報データ(12)としてそれぞれ「1」、「2」、「3」が順番に並ぶと当選する偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)の場合、図9(b)に示すような可変情報データ(12)が「1」、「2」、「2」の順番に並ぶ外れ券である偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)の右端の印字枠(10)内の「2」とその周囲の細紋パターン(14)を含めて切り取り、これに図9(c)に示すような可変情報データ(12)が「3」、「2」、「2」の順番に並ぶ外れ券である偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)の左端の印字枠(10)内の「3」とその周囲の細紋パターン(14)を含めて切り取って、図9(b)に示す外れ券である偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)の右端の印字枠(10)内に貼り合せ、図9(a)に示すような可変情報データ(12)が「1」、「2」、「3」が順番に並ぶ当選券である偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)となるが、図9(a)に示す当選券であるはずの偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)をよく観察すると、右端の印字枠(10)内にある図9(c)の左端から切り取られ、貼り合わせた「3」でなる可変情報データ(12)の周囲の細紋パターン(14)とその外側の貼り合わされた細紋パターン(14)に連続性がなく途切れているものであり、このような不連続性の細紋パターン(14)により偽造と判定される偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)となるものである。
【0005】
しかしながら、上記印字枠(10)内に細紋パターン(14)が施された偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)においても、単純な細紋パターンの場合では、同一または極類似の細紋パターン(14)が施された可変情報データ(12)を切取り貼り替えることによって、細紋パターン(14)の連続性のあるものとすることが可能であり、完全な改ざんによる偽造防止策とはならないという問題があった。
【0006】
さらに上記問題は、印刷版を用いて細紋パターンを施すことにあり、即ち細紋パターンは数十パターンしかできないことと、例えば縦4×横5面の計20面が面付けされる印刷版を用いて、20面が面付けされた1000枚を印刷した場合、同一細紋パターンを持つ面が2万面中1000面発生することになる。即ち20枚に1枚の割合で同一細紋パターンを持つ1面の印刷物ができることになり、極類似の細紋パターンを合わせるとさらに多く発生することになり、貼り替えによる改ざん(贋造)も可なり多く発生する危惧があるという問題があった。
【0007】
また、図示しないが、上記印字枠内に細紋パターンが施された偽造防止策が施された可変情報印刷物において、細紋パターンが施された印字枠毎に切り取り貼り替えすると、細紋パターンに連続性のあるものとすることができ、改ざんによる偽造防止策とはならないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、複数の印字枠を有し、該印字枠内にセキュリティ性の高い情報手段(抽選番号等)となる可変情報データが印字されている可変情報印刷物において、前記可変情報データの背景にあるパターンが貼り替えによる改ざん(贋造)を印字枠内でも印字枠毎でも困難にする可変情報印刷物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、基材シートの片面に、複数の印字枠を有し、該各印字枠内に可変情報データが印字されている可変情報印刷物において、前記可変情報データの下に、かつ各印字枠を横切るようにホログラムパターンを有する帯状のホログラムが施されていることを特徴とする可変情報印刷物としたものである。
【0010】
上記請求項1の発明によれば、上記可変情報印刷物の複数の印字枠内の可変情報データの下に、かつ該印字枠を横切るようにホログラムパターンを有する帯状のホログラムが施されているので、印字枠内のあるいは印字枠毎にその可変情報データを切取り・貼合わせ(貼り替え)て改ざん(贋造)しようとすると、可変情報データの下で、かつ印字枠を横切っている帯状のホログラムに傷が着き、改ざん行為が容易に判明される可変情報印刷物とすることができる。
さらに上記帯状のホログラムは、可変情報データの下に施されているため、この帯状のホログラムを剥離して他の連続性のあるホログラムパターンとすることも困難で、かつホログラム自体の偽造が困難なため、改ざんをしようとする気を起こさせないという効果のある可変情報印刷物を提供できる。
【0011】
また、請求項2の発明では、上記ホログラムパターンは、帯状のホログラムの長手方向に連続性を有していることを特徴とする請求項1記載の可変情報印刷物としたものである。
【0012】
上記請求項2の発明によれば、上記帯状のホログラムのパターンを、長手方向に
連続性を有しているようにすることによって、印字枠内のあるいは印字枠毎にその可変情報データを切取り・貼合わせ(貼り替え)て改ざん(贋造)しようとすると、帯状のホログラムのパターンに連続性が無くなり、改ざん行為がより容易に判明される可変情報印刷物とすることができる。
【0013】
また、請求項3の発明では、上記可変情報データと帯状のホログラムの間もしくは帯状のホログラムと基材シートの間に、かつ上記各印字枠内に細紋パターンが施されていることを特徴とする請求項1または2記載の可変情報印刷物としたものである。
【0014】
上記請求項3の発明によれば、可変情報データと帯状のホログラムの間もしくは帯状のホログラムと基材シートの間で、かつ各印字枠内に細紋パターンが施されているので、上記帯状のホログラムを施した改ざん(切取り・貼り合わせ)防止効果に加え、その改ざん防止効果をより向上させる可変情報印刷物とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0016】
上記請求項1に係る発明の可変情報印刷物は、例えば図1の正面図に示すように、基材(5)の表面に3個の印字枠(10)を有し、この印字枠(10)内に、セキュリティ性の高い情報手段、例えば「1」、「2」、「2」の如く抽選番号となる可変情報データ(12)が印字されていて、この可変情報データ(12)の下に、かつこの3個の可変情報データ(12)と印字枠(10)の略中央を横切るように1本のストライプホログラム(20)が施されている可変情報印刷物(1)である。
【0017】
上記ストライプホログラム(20)の他の形態として、例えば図2の正面図に示すように、基材(5)の表面に3個の印字枠(10)を有し、この印字枠(10)内に、セキュリティ性の高い情報手段、例えば「1」、「2」、「2」の如く抽選番号となる可変情報データ(12)が印字されていて、この可変情報データ(12)の下に、かつこの3個の可変情報データ(12)と印字枠(10)のそれぞれの略中央を縦に横切るようにストライプホログラム(20)が施されている可変情報印刷物(1)とすることもでき、さらには、例えば図3の正面図に示すように、基材(5)の表面に3個の印字枠(10)を有し、この印字枠(10)内に、セキュリティ性の高い情報手段、例えば「1」、「2」、「2」の如く抽選番号となる可変情報データ(12)が印字されていて、この可変情報データ(12)の下に、かつこの3個の可変情報データ(12)と印字枠(10)のそれぞれの略中央を左斜め下に横切るようにストライプホログラム(20)が施されている可変情報印刷物(1)とすることもできる。
【0018】
上記ストライプホログラム(20)に限らず、図示しないが例えばスレッド(糸状)ホログラムあるいは曲線の帯状ホログラムとすることもできる。
【0019】
また、上記請求項2に係る発明の可変情報印刷物は、図示しないが上記ストライプホログラム(20)等には連続性を有するホログラムパターンとするもので、この連続性を有するホログラムパターンとしては、例えば「宝くじ」あるいは「セキュリティ」というマイクロ文字や細紋様のパターンが連続して帯状の長手方向に並んでいるものなどが挙げられる。
【0020】
そこで、上記請求項1および請求項2に係る発明のストライプホログラム(20)が施された可変情報印刷物(1)においては、例えば図4(a)に示すように、3個の印字枠(10)内の可変情報データ(12)としてそれぞれ「1」、「2」、「3」の順番で並ぶと当選する可変情報印刷物1)の場合、この場合の改ざん行為は、図4(b)に示すような可変情報データ(12)が「1」、「2」、「2」の順番に並ぶ外れ券である可変情報印刷物(1)の右端の印字枠(10)内の可変情報データ(12)である「2」を、その下にあるストライプホログラム(20)とともに切り取り、一方で、図4(c)に示すような可変情報データ(12)が「3」、「2」、「2」の順番に並ぶ外れ券である可変情報印刷物(1)の左端の印字枠(10)内の可変情報データ(12)である「3」を、その下にあるストライプホログラム(20)とともに切り取って、上記で切り取られた図4(b)に示す外れ券である可変情報印刷物(1)の右端の印字枠(10)内に貼り合せて、図4(a)に示すような可変情報データ(12)が「1」、「2」、「3」が順番に並ぶ当選券である可変情報印刷物(1)とするものであるが、図4(a)に示す当選券であるはずの可変情報印刷物(1)をよく観察すると、右端の印字枠(10)内にある図4(c)の左端から切り取り、貼り合わせた「3」でなる可変情報データ(12)の下のストライプホログラム(20)に、切り取りでカットされた傷が着いていて、かつストライプホログラム(20)のパターンに連続性がなく途切れているものであり、このような傷があったり、かつ不連続性のホログラムパターンによって、偽造(改ざん)されたものと判定される可変情報印刷物(1)である。
【0021】
また、上記請求項3に係る発明は、例えば図5(a)の正面図およびそのB−B断面を表す図5(b)の側断面積層図に示すように、可変情報データ(12)と帯状のストライプホログラム(20)の間に、かつ上記各印字枠(10)内に細紋パターン(14)が施されている可変情報印刷物(1)である。また、例えば図5(c)の側断面積層図に示すように、細紋パターン(14)を帯状のストライプホログラム(20)と基材シート(5)の間に、かつ上記各印字枠内に設けた可変情報印刷物(1)とすることもできる。
【0022】
このように、例えば図5(a)および図5(b)に示す可変情報データ(12)と帯状のストライプホログラム(20)の間で、かつ印字枠(10)内に細紋パターン(14)を施すことによって、例えば印字枠(10)内の可変情報データを切取り・貼合わせ(貼り替え)て改ざん(贋造)しようとすると、帯状のストライプホログラム(20)に対する改ざん(偽造)防止効果に加え、この細紋パターン(14)に連続性が無くなり、改ざん行為がより容易に判明される可変情報印刷物(1)とすることができる。
【0023】
上記帯状のストライプホログラム(20)は、例えば図7の積層断面図に示すように、厚さ25μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィルム(50)とし、その上にアクリル樹脂を主成分とする剥離性保護層(36)が形成され、その剥離性保護層(36)上に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹脂等熱可塑性樹脂膜にレリーフ型ホログラムの微細な凹凸パターンのレリーフを形成したホログラム形成層(52)が形成され、そのホログラム形成層(52)の凹凸レリーフ面にアルミニウム蒸着膜でなる反射性薄膜層(54)が形成され、さらにその上に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂でなる接着層(58)が形成されているホログラム転写箔(8)を、例えば幅3〜20mm程度にスリットし、所望の基材シートに接着層(58)面を下にして、熱圧により転写し、基材フィルム(50)を剥離性保護層(36)面から剥離して得られるものである。
【0024】
また、スレッドホログラム(図示せず)としては、例えば厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ウレタン樹脂等熱可塑性樹脂膜にレリーフ型ホログラムの微細な凹凸パターンのレリーフを形成したホログラム形成層が形成され、そのホログラム形成層の凹凸レリーフ面にアルミニウム蒸着膜でなる反射性薄膜層が形成され、さらにその上にアクリル系樹脂による保護層を設けたフィルムを幅1〜2mm程度のスレッドホログラムとする。このスレッドホログムを、抄き合わせ法により長網式抄紙機を用いて、その一部が(破線状に)表面に出るように漉き込み、スレッドホログム入りの用紙として適用することもできる。
【0025】
また、上記細紋パターン(14)は、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷あるいはフレキソ印刷法のいずれでも得ることができ、その上に施される可変情報データ(12)の色(黒色が多い)に対し、影響の少ない色(例えば緑、橙、赤、青等)とすることが好ましい。
【0026】
また、可変情報データ(12)の印字方式は、例えば数字や記号をサーマルヘッドによる感熱転写方式、あるいはレーザー照射によるトナー転写方式、インキジェット方式、ドットインパクト方式などが挙げられ、例えばインキジェット方式の場合は、図6の積層断面図に示すように、基材シート(5)上の細紋パターン(14)の上に透明なインキ受理層(30)を設けて、このインキ受理層(30)の上にインキジェット方式による可変情報データ(12)を印字するのが一般的である。
【0027】
以上のような偽造防止策が施された可変情報印刷物(1)は、例えばインスタント抽選券や抽選付ゲームカード、印刷物等に利用できるもので、具体的には、図6に示すように、基材シート(5)として坪量150〜200g/m2 の上質紙の上にオフセット印刷方式で橙色の細紋パターン(14)を印刷し、さらにその上に、上記で得られたホログラム転写箔から熱圧でストライプホログラム(20)を転写し、さらにその上にポリアセタール樹脂を主体とした透明なインキ受像層(30)をグラビア方式で塗布し、その上にインキジェット方式で黒色の可変情報データ(12)を印字し、その上からポリウレタンアクリル樹脂にシリコンを5%程度添加した剥離ニスをグラビア方式で塗布して易剥離層(32)を形成し、さらにその上に、SBR樹脂にアルミニウム粉末を添加したスクラッチインキをスクリーン印刷方式でスクラッチ隠蔽層(34)を形成してスクラッチ籤(7)とすることができ、このスクラッチ籤(7)を購入した顧客は、コイン等でスクラッチ隠蔽層(34)を易剥離層(32)面からスクラッチオフすると、可変情報データ(12)が視認され、「当たり」「外れ」等が確認されるものとすることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1に係る発明においては、基材シートの片面に、複数の印字枠を有し、該各印字枠内にセキュリティ性の高い可変情報データが印字されている可変情報印刷物において、この複数の印字枠内の可変情報データの下に、かつ該印字枠を横切るようにホログラムパターンを有する帯状のホログラムが施されているので、印字枠内のあるいは印字枠毎にその可変情報データを切取り・貼合わせ(貼り替え)て改ざん(贋造)しようとすると、可変情報データの下で、かつ印字枠を横切っている帯状のホログラムに傷が着き、改ざん行為が容易に判明される可変情報印刷物を提供できる効果がある。
さらに上記帯状のホログラムは、可変情報データの下に施されているため、この帯状のホログラムを剥離して他のホログラムパターンとすることも困難で、かつホログラム自体の偽造が困難なため、改ざんをしようとする気を起こさせないという効果のある可変情報印刷物を提供できる。
【0029】
また、上記請求項2に係る発明において、上記帯状のホログラムのパターンを、
長手方向に連続性を有しているようにすることによって、印字枠内のあるいは印字枠毎にその可変情報データを切取り・貼合わせ(貼り替え)て改ざん(贋造)しようとすると、帯状のホログラムのパターンに連続性が無くなり、改ざん行為がより容易に判明される可変情報印刷物とすることができる。
【0030】
さらにまた、上記請求項3に係る発明において、可変情報データと帯状のホログラムの間もしくは帯状のホログラムと基材シートの間で、かつ各印字枠内に細紋パターンが施されているので、上記帯状のホログラムを施した改ざん(切取り・貼り合わせ)防止効果に加え、その改ざん防止効果をより向上させる可変情報印刷物とすることができる。
【0031】
従って本発明は、インスタント抽選券や抽選付ゲームカード、各種印刷物等における当選番号やそれに属する当選絵柄等の改ざん行為を防止する可変情報印刷物として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変情報印刷物の一実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の可変情報印刷物の他の一実施の形態を示す正面図である。
【図3】本発明の可変情報印刷物のさらに他の一実施の形態を示す正面図である。
【図4】本発明の可変情報印刷物の一実施の形態を示すもので、
(a)は、改ざんされた可変情報印刷物の正面図であり、
(b)は、改ざんされる可変情報印刷物の正面図であり、
(c)は、改ざんに使用する可変情報印刷物の正面図である。
【図5】本発明の可変情報印刷物の他の一実施の形態を示すもので、
(a)は、細紋パターンが付加された可変情報印刷物の正面図であり、
(b)は、(a)のB−B面断面図であり、
(c)は、他の可変情報印刷物の断面図である。
【図6】本発明の可変情報印刷物の一事例を示す側断面積層図である。
【図7】本発明の可変情報印刷物に使用するホログラム転写箔の一事例を示す側断面積層図である。
【図8】従来の抽選付印刷物の一実施の形態を説明するもので、
(a)は、改ざんされた印刷物の正面図であり、
(b)は、改ざんされる印刷物の正面図であり、
(c)は、改ざんに使用する印刷物の正面図である。
【図9】従来の可変情報印刷物の一実施の形態を説明するもので、
(a)は、改ざんされた印刷物の正面図であり、
(b)は、改ざんされる印刷物の正面図であり、
(c)は、改ざんに使用する印刷物の正面図である。
【符号の説明】
1‥‥可変情報印刷物
2‥‥抽選付印刷物
5‥‥基材シート
7‥‥スクラッチ籤
8‥‥ホログラム転写箔
10‥‥印字枠
12‥‥可変情報データ
14‥‥細紋パターン
20‥‥ストライプホログラム
30‥‥インキ受理層
32‥‥易剥離層
34‥‥スクラッチ隠蔽層
36‥‥剥離層
50‥‥基材フィルム
52‥‥ホログラム形成層
54‥‥反射性薄膜層
56‥‥接着層

Claims (3)

  1. 基材シートの片面に、複数の印字枠を有し、該各印字枠内に可変情報データが印字されている可変情報印刷物において、前記可変情報データの下に、かつ各印字枠を横切るようにホログラムパターンを有する帯状のホログラムが施されていることを特徴とする可変情報印刷物。
  2. 上記ホログラムパターンは、帯状のホログラムの長手方向に連続性を有していることを特徴とする請求項1記載の可変情報印刷物。
  3. 上記可変情報データと帯状のホログラムの間もしくは帯状のホログラムと基材シートの間に、かつ上記各印字枠内に細紋パターンが施されていることを特徴とする請求項1または2記載の可変情報印刷物。
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