JPS61117253A - 熱間加工性に優れる溶接構造用マルテンサイト系ステンレス鋼 - Google Patents

熱間加工性に優れる溶接構造用マルテンサイト系ステンレス鋼

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JPS61117253A
JPS61117253A JP23847384A JP23847384A JPS61117253A JP S61117253 A JPS61117253 A JP S61117253A JP 23847384 A JP23847384 A JP 23847384A JP 23847384 A JP23847384 A JP 23847384A JP S61117253 A JPS61117253 A JP S61117253A
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JP
Japan
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hot workability
stainless steel
martensitic stainless
less
toughness
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JP23847384A
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Kazuo Ebato
江波戸 和男
Joichi Ito
伊藤 譲一
Nobuyoshi Okato
岡登 信義
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Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Yakin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱間加工性に優れる溶接構造用マルテンサイ
ト系ステンレス鋼に関するものである。
(従来の技術) マルテンサイト系ステンレス鋼としては、JISに規定
されている5US410.5US420J□、  5U
S420J2などが一般に知られているが、これらの鋼
は溶接性が悪く、溶接熱影響部の靭性が劣るため溶接構
造用としてはほとんど使用されていない。
その理由は侵入型元素であるCおよびNが高いため溶接
割れ感受性が高く、溶接の際200〜400Cの予熱を
必要とするばかりでなく、さらに溶接熱影響部が硬く、
かつ脆くなるので、靭性回復のため700〜760Cの
後熱処理を必要とするからである。
一方最近、精錬技術の著しい進歩によりステンレス鋼中
のC,Nを比較的容易かつ安価に低減させることができ
るようになり、この種の技術を用いて溶接割れ感受性が
低く、シかも溶接熱影響部の靭性に優れた溶接構造用マ
ルテンサイト系ステンレス鋼が特公昭51−13463
号および特公昭57−28738号によって知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような溶接構造用マルテンサイト系ス
テンレス鋼はCおよびNを著しく低下させているため、
製造工程中において鋼塊あるいはスラブを高温加熱した
際にオーステナイト地に熱間加工性を悪化させるフェラ
イトが生成し易くなるという欠点がある。従って圧延条
件の苛酷な圧延機により熱間圧延を行うと、著しい耳割
れや面割れが発生し歩留低下によるコストアップが避け
られなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、従来の溶接構造用マルテンサイト系ステンレ
ス鋼の有する欠点を除去、改善した溶接構造用マルテン
サイト系ステンレス鋼を提供することを目的とするもの
であり1%許請求の範囲記゛)載のステンレス鋼を提供
することによって前記目′的を達成することができる。
すなわち本発明は、c o、osチ以下、N0.03以
下、  ((、’+N) 0.06%以下+  8t 
0.5%以下、 Mn 1.0超え5チ以下。
Ni 0.1〜3.0%、 Cr 10〜15%、At
0802〜0.3%を含有し、かつ下記の式を満足し、
残部実質的にFeよりなる熱間加工性に優れる溶接構造
用マルテンサイト系ステンレス鋼: 420(%C)+470(1N)+23(e%Ni)+
 6 (4Mn) −H,5(%0r)−11,5(l
i)−52(%AZ)+ 189≧95 に関する。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明者らは、従来の溶接構造用マルテンサイト系ステ
ンレス鋼にあっては溶接割れ感受性の低下ならびに溶接
熱影響部の靭性向上を確保するためにCを0.03−以
下、Nを0.01%以下にすることが必須条件となって
おり、かかる条件は逆に熱間加工性の劣化を招いていた
ことから、上記3つの特性を兼備する溶接構造用マルテ
ンサイト系ステンレス鋼の開発研究を重ねて、本発明合
金を新規に知見するに至った。
本発明は下記の知見に基づくものである。
1)溶接割れ感受性の低下および溶接熱影響部の靭性改
善に対してはAA添加が極めて効果がある。
1)  LかもAt添加によってCおよびNの許容量が
拡大し、この結果鋼塊又は連続鋳造スラブの熱間加工性
を害する高温加熱時のフェライト生成が防止できる。
II)  鋼塊または連続鋳造スラブの高温加熱時に生
成するフェライト量に対し、上記CおよびN以外の元素
も影響があるが、優れた熱間加工性を維持するためには
次式により規定されるインデックスkを95以上にする
必要がある。
k = 4zo(Se) + 470(%N) + 2
3(*Ni) +6 (%Mn) −11,5(tsC
r) −11,5(18i) −52(チ入t) + 
189 次に本発明において成分組成を限定する理由を説明する
Cは溶接割れ感受性を低減させ、かつ溶接熱影響部の靭
性を付与させるため、Cを0.05%以下に限定する必
要がある。
NはCと同様の理由により0.03 %以下に限定する
必要がある。
また、CおよびNの単独作用以外に両者が複合したとき
に、上記の性質に悪影響を及ぼさないようにC+Nを0
.06%に限定する必要がある。
Slは高温においてフェライト生成量を増加させて熱間
加工性を害するので、できるだけ低くすることが好まし
いが、脱酸のため5tt−使用するので若干の混入は避
けられないがStは0.5%以下にする必要がある。
嵐は溶接熱影響部の靭性および熱間加工性の改善に寄与
する元素であるので、馳は1.0%より多くする必要が
あり、一方5第より多いと逆に熱間加工性の劣化を招く
ので5%以下にする必要がある。
Ntは庵と同様に溶接熱影響部の靭性および熱間加工性
の改善に寄与する元素であるが、0.1%よゆ少ないと
上記特性が得られず、一方3.0≦よりi〈ても上記特
性の向上はみられず、しかもコストの上昇を招くので、
N1は0.1〜3.0−の範囲内にする必要がある。
Crは溶接熱影響部の靭性および熱間加工性を害するの
で、これらの点からは低いことが好ましいが、−万両食
性を維持する九めにはCrの添加が必要であるのでCr
は10%以上添加する必要があリ、一方15%より多い
と高温下(おいて生成するフェライトを抑制するため高
価なNtおよび/lたはMnt−多量に添加することが
必要となるばかりでなく、間接的に熱間加工性が劣化す
る要因となるので、Crは10〜15%の範囲内にする
必要があるO 紅は溶接割れ感受性の低下および溶接熱影響部の靭性改
善に極めて効果のある元素であり、紅は0.02%より
少ないと上記効果は得られず、一方0.3%より多いと
逆に溶接熱影響部にフェライトが生成して脆くなるので
、紅は0.02〜0.3%の範囲内にする必要がある。
前記インデックスにの価が95より少ないとフェライト
量が増加して熱間加工性が劣化するのでkの価は95以
上にする必要がある。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例 第1表に成分組成を示す本発明鋼A1〜4、比較鋼A5
〜9をそれぞれ20Kg高周波溶解炉で溶製し、熱間圧
延(4H熱間圧延機)により8.〇−厚の熱帯を製作し
た。上記熱間圧延の際の加熱温度は1250 Cと一定
にし、熱間圧延後の耳割れの有無により上記それぞれの
鋼の熱間加工性を評価した。また上記熱帯[700C,
16hrの焼鈍を施した後酸洗により脱スケールして以
下の諸試験用の試料とした。なお溶接はSUS30gの
1.2111の芯線を用いてMIG溶接法により行った
第2表にそれぞれの試験の結果を示す。
第2表 畳) 21111Vノツチ試片を使用 第2表によれば、本発明鋼は熱延後に耳割れの発生がな
く、Y型拘束溶接割れ試験によってもルート割れがなく
、かつ熱影響部の延性−脆性遷移温度が低いことから、
本発明鋼は比較鋼に比べ熱間加工性に優れ、溶接割れ感
受性が低く、かつ優れた溶接熱影響部の靭性を兼備して
いることが判る。
(発明の効果) 以上本発明鋼は従来の溶接構造用マルテンサイト系ステ
ンレス鋼に比べ熱間加工性に優れ、溶接割れ感受性が低
く、かつ溶接熱影響部の靭性に優れているので溶接構造
用材料として極めて経済的かつ広範に使用することがで
きる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、C0.05%以下、N0.03%以下、(C+N)
    0.06%以下、Si0.5%以下、Mn1.0%超え
    5%以下、Ni0.1〜3.0%、Cr10〜15%、
    Al0.02〜0.3%を含有し、かつ下記の式を満足
    し、残部実質的にFeよりなる熱間加工性に優れる溶接
    構造用マルテンサイト系ステンレス鋼:420(%C)
    +470(%N)+23(%Ni)+6(%Mn)−1
    1.5(%Cr)−11.5(%Si)−52(%Al
    )+189≧95
JP23847384A 1984-11-14 1984-11-14 熱間加工性に優れる溶接構造用マルテンサイト系ステンレス鋼 Granted JPS61117253A (ja)

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